見積もりを聞かれるたび、つい安く言ってしまう人へ。値段の「根拠」は一行で作れます
「これ、おいくらでできますか?」
そう聞かれた瞬間に、頭の中で電卓を叩きながら、なぜか自分で思っていたより安い数字を口にしてしまう。ひとり社長なら、一度は経験があるはずです。
理由ははっきりしています。その場に「根拠」がないからです。根拠がないから、断られるのが怖くなって、安全側=安い方に振ってしまう。
逆に言えば、根拠さえ手元にあれば、同じ金額でも堂々と言えます。今日はその根拠を、一行の指示でAIに作らせる方法を置いていきます。
こんな人向けです
- 見積もりを聞かれるたびに、その場で適当に答えている
- 「安く言いすぎた」と後から気づくことが年に何回もある
- 値上げしたいが、相手に説明できる材料がない
ChatGPTでもClaudeでも、無料プランで足ります。特別なツールは不要です。
そのまま使う一行
自分の商品・サービスの中身を短くメモして、その先頭にこの一行を置くだけです。
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■ 以下の仕事について、価格の根拠を整理して。①直接かかる費用 ②自分の作業時間×時間単価 ③相手が得る価値(金額換算) の3つを分けて出し、最後に松竹梅3プランの価格帯を根拠つきで提案して。数字が足りない項目は「要入力」と明記して、勝手に埋めないで。
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返ってくるのは、金額そのものより「なぜその金額なのか」の材料です。ポイントは最後の一文——足りない数字をAIに想像で埋めさせないこと。ここを許すと、それらしいけれど自分の実感と合わない金額が出てきて、結局使えません。
使い方は3ステップ
1. 仕事の中身を雑に書く
きれいな文章にする必要はありません。「何を、どこまで、何回やるか」が入っていれば十分です。作業時間の見込みだけは、ざっくりでいいので自分で書いてください。ここがすべての土台になります。
2. 一行プロンプト+メモを貼って送る
上の一行を先頭に、メモを続けて貼るだけ。「要入力」と返ってきた項目を埋めて、もう一度投げれば精度が上がります。
3. 松竹梅の「竹」を、自分の標準価格にする
3プラン出させるのは、値引き交渉のためではありません。竹を基準にすると、松があることで竹が安く見え、梅があることで竹の中身が良く見えるからです。ひとりで単価を決めていると、この比較の軸が自分の中にありません。
もう一歩:言い方まで作っておく
金額が決まっても、口に出す瞬間にまた縮こまるなら、言い方まで作っておきます。
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■ 上の竹プランについて、相手に伝える説明を3行で作って。1行目に金額、2行目に含まれるもの、3行目に含まれないものを書いて。値引きを求められた場合に、金額を下げずに範囲を減らす形の返し方も添えて。
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大事なのは最後の一文です。値引きを求められたときに下げるのは
金額ではなく範囲
——これを事前に文章にしておくだけで、その場の反射で安請け合いすることが減ります。
1つだけ注意
AIが出してくる金額は、あくまで「材料」です。そのまま採用する数字ではありません。特に相手が得る価値の金額換算は、根拠のない大きな数字が出てくることがあります。自分が実際に払われて納得できるか、最後は自分の感覚で確かめてください。AIに決めさせるのではなく、自分が決めるための材料を作らせる。これが安全な使い方です。
値段は、能力ではなく準備で決まります。次に「おいくらですか」と聞かれる前に、この一行を試しておいてください。
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