【AI動画】プロンプトの前に決めること:一行コンセプトの作り方(テンプレ付き)
どうも、Norihikoです。
AIで動画生成はできる!
でも、なぜか「プロっぽい動画にならない…」
この壁に当たってる人、かなり多いと思います。
画質は悪くない。動きもついてる。素材も揃ってる。
それなのに「作品として締まらない」「なんか素人っぽい」。
これ、ツールの性能不足というより、作る前の設計がないことが原因になりがちです。
以前のnoteでも全体設計のことは書いてるのでそちらもご覧ください!
結論から言うと、プロっぽさを作る最初の一手はこれです。
一行コンセプトを先に決める。
今日は、初めての人でもすぐ使えるように
一行コンセプトの作り方(テンプレ付き)でまとめます。
“プロっぽさ”って何が違うの?
僕が思うプロっぽさは、派手なテクニックというよりこの3つです。
1.何を言いたいかが一発で分かる(主張がブレない)
プロっぽい映像って、見終わった後に「結局何の話だった?」になりません。残るのは“情報”というより、一つの結論です。
2.統一感がある(色・質感・空間が揃っている)
AI動画って、ここで“AIっぽさ”が出やすいです。
1カット単体は綺麗でも、並べると「別の作品が混ざってる」みたいに見えることがある。
3.流れがある(導入→変化→余韻がある)
AI動画が素人っぽく見えるときは、
「綺麗な映像が続くだけ」で、変化が薄いことが多いです。
変化がないと、視聴者の頭の中で話が進まない。だから“締まらない”。
AI動画がプロっぽく見えないときは、だいたいこのどれかが欠けています。
改めて自分の作品も確認してみましょう!
なぜAI動画は“締まらない”のか
AIの生成は素材の候補がたくさん出せる分、制作の中心が「生成」から「選ぶ」に移ります。
どのカットを採用するか
何を削るか
どの順番で見せるか
どの世界観(色・質感・空間)に揃えるか
ここで判断基準がないと、「良さそう」を全部入れてしまい、結果として散ります。
だから最初に必要なのが、判断の基準になる一行コンセプトです。
「このカット、一行からズレてない?」
この質問ができるだけで、映像が締まりやすくなります。

一行コンセプトって何?
一行コンセプトは、映像の“羅針盤”みたいなものです。
作品がどこに向かっているかを、短い言葉で固定します。
大げさに聞こえるかもしれませんが、やることはシンプルで、
最低限、次の3つが入っていれば十分強いです。
一行コンセプトは「3要素」で作れる
誰に(ターゲット)
どう変わる(変化)
何が残る(感情 or ベネフィット)
この3つって、言い換えると
「誰の、どんな問題が、どう良くなる話?」 を一行にするための部品です。
AI動画が“プロっぽくならない”ときは、だいたいこのどれかが抜けています。それぞれ、もう少し具体的に説明します。
1)誰に(ターゲット)=「刺さる入口」を決める
ターゲットが曖昧だと、映像は広く薄くなります。
「みんなに向けた」瞬間に、誰にも刺さらなくなるやつです。
ターゲットは属性(20代女性) などより、まず 状況 を強くします。
どんな生活?(忙しい、朝に時間がない、外出が多い)
何に困ってる?(髪が広がる、引っかかる、まとまらない)
いつ困る?(朝のセット、風の日、湿気の日)
書き方のコツ
×「髪に悩む人」
○「朝、髪がまとまらなくて時間が溶ける人」
みたいに、“あるある”が浮かぶと一気に刺さります。
⭐️映像的なメリット
ターゲットが決まると、1カット目の「掴み」が決まります。
「悩みの瞬間」から入れるので、最初の2秒で“自分ごと化”が起きやすい。
2)どう変わる(変化)
これは映像の芯の部分です!
AI動画は特に、映像が綺麗でも“変化”が薄いと締まりません。
なので、芯の一文の中に 変化 を必ず入れます。
ここで大事なのは、変化を 映像で見える形 にすること。
手触りが変わる(指が通る、引っかからない)
見た目が変わる(ツヤ、まとまり、広がり)
行動が変わる(朝のセットが早い、迷わない)
表情が変わる(安心、自信)
書き方のコツ
「良くなる」「改善する」だと映像に落ちにくいので、
動きがある言葉にすると強いです。
「まとまる」「通る」「落ち着く」「整う」「戻る」
(この辺は短尺CMでめちゃくちゃ使えます)
3)何が残る(感情 or ベネフィット)
最後に残るものが決まってないと、映像は“いい感じ”で終わります。
逆に、残すものが決まっていると、ラストカットとコピーが迷いません。
ここは2種類あります。
感情:安心、前向き、自信、解放感、スッキリ
ベネフィット:朝がラク、扱いやすい、時短、清潔感、印象が変わる
書き方のコツ
シャンプーみたいな日用品は、
「気分が上がる」よりも 生活がラクになるが強いことが多いです。
(例:朝がラク、外出が怖くない、湿気でも崩れない)
迷ったらこれ。使える「5つの型」
一行を作るとき、僕がよく使う型です。
「◯◯な人が、◯◯できる未来」
「◯◯が、◯◯を変える」
「◯◯なのに、◯◯」(ギャップ)
「◯◯の悩みを、◯◯で解決する」
「◯◯の瞬間が、◯◯を証明する」
ポイントは、言い切れる形にすること。
「〜かも」「〜っぽい」が増えると、一行が弱くなって判断が揺れます。
具体例:ダメージ特化シャンプーCMの一行コンセプト
例として、ダメージヘア向けのシャンプーCMで作ってみます。
まず材料を3つだけ出す
ターゲット:髪が広がる/引っかかる/朝が大変な人
変化:指が通る/まとまる/扱いやすくなる
残す感情:安心/自信/朝がラクになる
型に当てはめるとこうなる
「引っかかる髪が、“通る髪”に変わる未来」
「傷みが、まとまりに変わる」
「忙しい朝でも、髪が言うことを聞く未来」
「ダメージに悩む人が、指通りを取り戻せる未来」
ここで大事なのは、一行で全部言わないこと。
成分や特徴は後乗せで大丈夫!
最初は「誰がどう変わるか」を固定すると、映像がブレにくいです。

一行が弱いときに効く「5つの質問」
一行がぼんやりするときは、この5つが効きます。
その一行、誰の悩みに刺さってる?
その変化、映像で見える?(手触り・動き・比較)
見終わった後、どんな気持ちにしたい?
主張が多すぎない?(結局、ひとつ?)
言い切れてる?(曖昧な言葉が多くない?)
※2つ目が意外と重要で、「映像で見えない変化」だと、どうしても説明っぽくなります。
コピペOK:一行コンセプト作成テンプレ
ここだけ埋めてから制作に入ると、迷いが減ります。
ターゲット:
いまの悩み:
理想の状態:
変化(映像で見せられる変化):
残したい感情:
一行コンセプト(型に当てはめて一行で):
最後に
AI時代は「作る」より「決める」
AIで映像は作れる。
でも、プロっぽい映像にするには、作る前に決めることがある。
一行コンセプトが決まると、制作の迷いが一気に減ります。
この一行で、生成も編集も判断が揃って、映像が締まっていきます。
まずはテンプレを埋めて、「5つの型」に合わせて、考えてみていください!
