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2025年のBリーグ移籍市場、自分(愛球人)的な論点。【バスケ】【Bリーグ】



 今オフ、自分は「例年よりは動きが少ないオフになる」と読んでるが(なぜって?来オフが選手の大移動になるだろうから)、「富永啓生」「A千葉」等、いくつかの不確定要素が。
 数が少ない「守備型」は特に争奪戦になると読むし(フリッピン、鶴巻)、「大浦は地元の広島に行くのか、それとも残留か」も、今オフの要注目ポイントの感が。
 そして池田(青森)、行き先は読みづらいが、B1球団への個人昇格を見たいが本音。他のB2選手の希望になるためにも。





 今オフのBリーグの移籍市場。最大のキーフレーズは「B.革新」です。
 2026年秋(2026-2027)から、いわゆる「新B1」「Bプレミア」が開幕になります(全26球団。顔触れは既に確定済みである)。

 結論から述べると、自分の読みは

 少なくとも、いくつかの球団は、『B.革新』の1年目である『2026年オフ(来オフ)に、より多くの補強資金を投入するため』に、『今オフは、補強資金を必要最小限にとどめる』のではないか?と読む。それに、アリーナ改修などで物理的に補強資金を多く投入できないだろう球団の存在(大阪、北海道など)も、考慮の必要があるだろう。これは、『有力日本人選手が動くとすれば来オフであるから』も正直大きい。
 ただ一方で、『あまり動きたくはないけど、不確定要素の影響で、結局はある程度は動くことになる』の球団もいくつか出るだろう、とも読む。特に今オフでだと『富永』『A千葉』、この2つの不確定要素の存在は、無視できないだろう

 その一方で、いくつかの球団は、『否が応でも、動きを示したい』のオフになるのでは?とも読む。特に『軸となる日本人選手の不在』が浮き彫りになり、それで思ったよりも勝てなかった(志向するバスケスタイルは理に適っている、1年目から一定程度は機能できていたが、ある種当然だが『得点を取れなければ勝てない』)『横浜BC』は、有力日本人選手の補強を目指すことはマストだろう(というか、トゥオビHCは恐らく確実にそうリクエストしてるはずだろうし)。
 あるいは、再建3年目で『31勝ラインはクリアできたが、CSには届かなかった』の『京都』も、一定程度は動くと考えてよい。要補強ポイントがはっきりしている意味でも、なおさらといえるだろう(ただ京都の場合、『ジャクソンの帰化が叶うのか』という、特大の不確定要素を抱えている。故に、『プランA』『プランB』の2つを用意する必要になるのだが)。

 『B.革新による不確定要素』の1つが、『いまはB1だが、新B1が叶わなかった球団の所属選手』、つまり『越谷、FE名古屋の選手』だ。特に日本人選手でだと『松山(越谷。PG)』『佐土原(FE名古屋。SF)』だ
 そう、『松山』『佐土原』は、『ほぼ確実に今オフに動く』。特に松山の場合、『絶対的な正PGが欲しい球団』にとっては、ドンピシャの存在といえるので、複数球団が手を挙げるだろうと。

 『有力日本人選手は、今オフはあまり動かないのでは?』が自分の読みだが、球団側の目線にとって、『B.革新を見据えてこそ』の意味で、動きを示すだろうと読むのが『守備型の選手の移籍市場』
 これは理由はシンプルで、『守備型の選手自体が、数えるほどであるから』だ。で、『勝てる球団には、良質な守備型が1人はいる』、これもセオリーであるからと
 既に噂が出始めている『中山(秋田)』(個人的には、『今オフに動くメリットがあまりあるとは思わない』が、『関東圏の球団が動いている』の噂が既に出ている)もだし、『フリッピン(群馬)』『鶴巻(茨城)』は、要補強ポイントにドンピシャの球団が複数いるので、おのずと『人気する』になるだろうと読む(尤も、特に鶴巻は、『地元球団を離れるデメリット』と天秤にかけるのではとも読むが、今オフは『自分を最も高く売れる』であることは明らかだろう!と読むが)

 それともう1つ。ここ数日になり、『安藤誓(島根)』が今オフに動くのでは?との噂が出始めてるが、これについては自分は
 『今オフに動くメリットが、ほぼゼロ。動くとすれば来オフでは?現実論、安藤誓の立場は、いまや【島根の名誉生え抜き】になってる訳で、今オフに動くのはその意味でも【合理的とはいえない】。
 100歩譲って、安藤誓が今オフに動くとして、そのメリットが生まれるのは【事実上のキャリアの出発点である秋田への帰還】だが、【資金力の意味で、まずゼロに近い】。それに、秋田の球団側の目線でだと、【安藤誓に帰還して欲しいの心情面はあれども、中山を全力で慰留がより最優先】。その意味でも、【安藤誓は、少なくとも今オフは残留では】と読む。』

 有力日本人選手に動きがあまりないだろう(守備型が活況になるだろうを除けば)、と考えると、気に掛かるのが『B2球団からの個人昇格』。そう、『個人としてはB2卒業レベルだが、チームとしてはB2レベル』の選手だ。
 この意味で要注目が、『池田(青森。PG)』。28歳で全盛期に突入の感があり、少なくとも『ゲームメイクに優れる』『アップテンポでこそ、より輝ける』と、特徴がはっきりしていることは大きなプラスだ(裏を返せば、『The・ハーフコートの球団』は、明らかに不向きだろう。また、『3P成功率があまり高くない』に留意でもある)。
 池田の30分換算EFF、『12.47→15.26→15.30』。3年連続で結果を出している。より安価で良質なPGが欲しい球団には、確実にニーズがあるはず。勿論、最終的なボールは池田にあるが、『他のB2選手にとっての希望になるためにも』、居場所をイメージできるB1球団に出会って欲しいが本音だ。
 (というか、池田でB1球団に行けなければ、B2選手にとっては『事実上の片道切符になる』を意味する、これってかわいそうでしょ?と。)

 で、
それでも『有力日本人選手』に動きがあるとしたら?と。自分は、ほぼ即答で『大浦(三遠)』と読んでる。それも
 『
大浦がもし、今オフに移籍するとすれば、地元球団である広島。シンプルに【大浦、広島の両者にとってメリットであるから】だ』。
 そう考える『理由になる要素』は、『日本代表(所属球団でのレギュラーという意味で)』『選手タイプ的に、寺嶋との共存が可能』『三遠に入団して2年が経過、恐らく現行契約が切れる(昨オフの細川が、まさにそうだった)』『広島側の極端な外国人依存が、今季にばれてしまった』『広島は資金をドンと用意できる、一方で三遠は【アリーナ問題の暗雲】』。
 そう、残留する理由よりも、広島に移籍する方が、合理的理由がいくつもあるのだ、あとはボールは大浦にあると。」


 大枠としては、上述のイメージです。
 ほぼ確実に動くだろう選手が

 「富永(Gリーグ、ペイサーズ傘下。SG)」
 (→イメージ的には「馬場[長崎]」の、2023年オフ。
 馬場はBリーグ入りの前年の「2022年オフ」、「Gリーグ、マーベリックス傘下」でプレーしていた。
 尤も馬場はこの「2022-2023」では絶好調の時期があり、巡り合わせさえ向けば「悲願のNBAでの試合出場が叶う」が見えるところまできてた。一方で後半は失速で、シーズン終盤の時点では「2023年からのBリーグ帰還」の噂が既にあった。果たして富永はどうか。)

 「松山(越谷。PG)[10.07]」
 (→実は、今季の11月30日以降の「30分換算EFF」は「12.47」。
 今季序盤はB1のリズムに苦しんだが、慣れると一気に能力を証明。
 国立大学[富山大学]の出身であることもプラス要素になるか。
 特に「正PGがいますぐに欲しい」大阪は、まさしく合致の感が。)

 「佐土原(FE名古屋。SF)[10.67]」
 (→もともと、より評価されてたのは守備力であったが、
 今季は「TS%(56.4%)」「3P%(34.3%)」と、攻撃面が開花。
 192cmのサイズ、この10月で26歳の若さ、人気面も魅力。)

 「フリッピン(群馬。PG/SG)[10.64]」
 (→所属歴の3球団をすべてCSに導き、うち2球団では優勝の「優勝請負人」。「守備型PG」として、シンプルに大きな需要が。
 特に魅力がスティールで、30分換算では「2.49→1.77」。
 ただしネックは、3Pの苦手さ。短所に目を瞑り、長所を役割として求めるが、どれほどできるかがポイントになるか。)

 「鶴巻(茨城。SG/SF)[5.23]」
 (→プロ入りから7年間、茨城の一筋[地元球団でもある]。
 190cmというサイズにして、スピードを兼備であり、特に密着ディフェンスが最大の特徴。実はパスも意外と良質で、昨季のA/TOは「2.51」。
 「大型SFの守備型」を、選手編成の面で必要としてる球団はいくつもある、例えば「白濱の衰えが無視できなくなってる、島根」や、「守備面の指標が極端に低い京都」とか。むしろ不安は「本人側が地元を離れたくない可能性」か。)

 「池田(B2青森。PG)[15.30]」
 (→28歳と「いまが全盛期」であり、3年連続で「30分換算EFFが12点超え」。しかも、直近2年はB2のアシスト王。
 ゲームメイク力の高さは、「30分換算アシスト」が「9.07→9.18」であることが、顕著に示してる。
 現実的には、松山[及びフリッピン]の争奪戦に敗れた球団のターゲットになりそう。スピードに優れるピュアPGとしては計算できるので、少なくとも第2PGとしてならば貢献が見込めるはずだが。)

 この6人になります。

 それと、球団単位でだと「A千葉」。「B1仕様にする」意味で、何人かは確実に補強に動くでしょう(関東圏の球団に移籍を検討か、と噂されてる中山は、具体的な球団名こそ明かされていないが、A千葉は確かにドンピシャであてはまる)。今季のPOこそ、(苦手としてた福井と逆の山になったことをも含めて、)「さすがに、3回目の正直で、B1昇格を叶えるだろう」と読むことをも含めてです(というか、A千葉にはB1昇格を叶えて頂かないと、「B2のパワーバランスがもっと壊れてしまう」が嫌だからでもあります)。



 そして、「ボールは選手側にある」との注釈付きで、「でも、今オフの移籍は、結構あると思ってるんですよね…」が、「大浦(三遠)」。
 それも、「もし移籍するとすれば、99%で広島」と読んでいます(というか、大浦にとって、広島以外に移籍するメリットは、恐らくほぼないでしょう?)。そう考える理由は、なぜか。


 大浦(30分換算EFF[14.03→19.13])
 (→今季の三遠では6thマンだが、ほとんどの球団で正PGの数値。
 3Pが試投率、成功率が共に優れてる。SGに対応可能も証明済み。
 「この12月で28歳」、全盛期のうちに故郷で、の心理。)

 寺嶋(30分換算EFF[11.10→7.53])
 (→今季は大怪我からの復帰。EFFの下落は、FG試投数の下落が一因。
 本質的にはスラッシャー型。故に大浦とはむしろ好相性。
 しかも大浦とは「学年が一致」。つまりタイムラインに合う。)

 中村拓(30分換算EFF[7.43→7.98])
 (→昨季のCSで大活躍。今季は正PGを務めたが、「CSレベルに導くまでではない」を証明してしまった感が。
 「大浦を獲って、中村拓は第2PG扱い」[大浦と寺嶋を2ガードで]は、広島が「2回目の初優勝」を叶えるには、むしろ理に適ってる。)

 エバンス(30分換算EFF[24.15→26.52])
 ブラックシアー(30分換算EFF[25.98→26.23])
 (→エバンスは勿論、ブラックシアーも「Bリーグの超優良外国人」。確かに、ブラックシアーは「ゴリゴリのパワー型センターを、やや苦手にしている」であるかもだが、これを補って余りある多才さだ。
 ちなみに実は、ラスト2試合を残した時点ではあるが、「30分換算EFF」で「全体1位がエバンス、全体2位がブラックシアー」。
 ブラックシアーが「4.5番型」であることから、今オフの広島の要補強ターゲットの1つが「古典型センター」である[メイヨは帰化枠で想定。今季は帰化の認可が例年より遅れている感だが、さすがに今オフのうちには降りるはずだ]。
 「古典型センター」で、ある程度良質の外国人を獲れれば、あとは日本人選手となるのは当然。その意味で、日本人選手の最優先ターゲットは「大浦」で即答。大浦獲りが叶えば、広島にとって「一気に優勝トロフィーの奪還モード」にできるし、シンプルに「エバンス、ブラックシアーの全盛期を無駄にしてはいけない」でもある。)


 仮に、広島が大浦獲りが叶えば、来季の広島の理想布陣が、下記の感じになります。

 「寺嶋[7.53]-大浦[19.13]-エバンス[26.52]-メイヨ[15.93。恐らく帰化枠]-ブラックシアー[26.23]」


 そう、「全盛期のうちに故郷で」「レギュラーで輝いて、日本代表に」「故郷で優勝を現実圏で目指せる」。
 勿論、大浦が最終的にどう決断するのかは、大浦のみぞ知る、になります。でも、「今オフ、大浦が広島に移籍する可能性」は、(あくまでも「可能性の話の域を出ない」と強調させて頂いた上でではあるが、)全くの大袈裟な話ではない、現実論としてあり得ることであるが、伝わるかなです

 しかも、もし大浦が広島への移籍を決断になれば、エバンス、ブラックシアー(あるいは「強力な古典型センターの新外国人」)と共に、強烈な「ビッグ3」を結成になります。中村拓人、渡部、三谷とかも、控えとしてでならば良質の若手ですので、それをも含めて考えると、(勿論、今季のような負傷者リスクはある訳ですが、)全員が健康体ならば、「覇権奪還が、一気に現実圏の景色になる」を意味すると読みます。




 で、島根や琉球は、年齢構成に照らせば、「サイクルが緩やかに落ちていく」可能性が恐らく高いこと(琉球は、「クーリーがいる限りは大崩れはしない」ことを今季に改めて証明した感だが、岸本の年齢面をも考慮すると、サイクルが上向くことは正直想像しづらい)。
 京都は「要補強ポイントははっきりしていて、そこを埋めればCS出場ラインは現実圏だが、一方で『ジャクソンの帰化が叶うのか』の特大の不確定要素を持ってること」。その上、京都はそもそも論で「負け癖の球団体質を脱却できるのか」があります(今季にCS出場を逸した一因が、「負け方の酷さ」であったを含めて)。
 で、大阪は「橋本の大怪我で、スコアリング型が木下のみ。だが、今オフはアリーナ改修を抱えており、補強資金を恐らく多くかけられない。しかも安価な正PGを早急に必要としており、松山[または池田]獲りで、恐らく手一杯であろう」こと。

 そういったライバル球団がそれぞれに抱えるマイナス要素も、広島にとってはなおさらに、「大浦の補強に全力にできる」大きな背景要素です。



 それと、「フリッピン」「鶴巻」。この2人も、今オフに特に需要があるだろう、と述べました。
 で、守備型って、どちらかといえば「より有力球団向き」の選手タイプなんですよね。強力なスコアラー(あるいはゲームメイカー)を擁してる球団でこそ、より輝けると。

 そう考えると、(現時点での)いわゆる「ドアマット球団」(滋賀、仙台)は、除外にならざるを得ません。


         フリッピン     鶴巻
 北海道     適合◎、必要△   適合◎、必要△
 秋田      適合◎、必要◎   適合◎、必要○

 (2人共に秋田に合いそう、フリッピンは特に。
 尤も現実的には、まずは中山[とライスナー]の慰留だが。)
 茨城      適合◎、必要◎   (現所属球団)
 (※鶴巻の慰留に全力。ドアマットなので、フリッピンは実質×。)

 宇都宮     適合◎、必要○   適合◎、必要○
 (仮に獲るとすれば、ポジションバランス的には鶴巻か。
 ただ、鵤に見切りを付ける場合は、フリッピンになるかもと。)
 群馬      (現所属球団)   適合◎、必要○
 (鶴巻は、ミリングHCのスタイルには合いそうと読む。
 フリッピンが退団、鶴巻を補強は、全くゼロではない感が。)

 千葉J      適合○、必要△   適合○、必要▲
 A東京      適合○、必要◎   適合△、必要▲
 (第2PGが要補強ポイント。フリッピンがこれを呑めば、現実圏。)
 SR渋谷     適合?、必要△   適合?、必要△

 川崎      適合○、必要△   適合○、必要○
 横浜BC     適合◎、必要△   適合◎、必要○
 (フリッピンは、森井と完全に重複。横浜BCの最優先の要補強は
 「軸となる日本人選手」。)

 三遠      適合◎、必要△   適合◎、必要△
 三河      適合◎、必要▲   適合◎、必要▲
 名古屋D    適合◎、必要△   適合◎、必要△

 京都      適合◎、必要◎   適合◎、必要◎
 (後述で改めて言及だが、選手構成・指標の両面で、
 フリッピン・鶴巻、「2人共に最優先のターゲット」!)
 大阪      適合◎、必要◎   適合◎、必要◎
 (正PGが必要という意味で、フリッピンはドンピシャ。
 「攻撃的守備からの速攻」を志向の面でも、松山・池田より適合。
 鶴巻は、シンプルに「大型SFが不在」な意味で、是非欲しい。)

 島根      適合◎、必要○   適合◎、必要◎
 (フリッピンは、現在の第2PGの納見をどう考えるか次第だが、
 選手構成・年齢構成の両面で、最優先のドンピシャの感が。
 鶴巻は、「白濱の上位互換」のイメージで。)
 広島      適合◎、必要△   適合◎、必要△

 佐賀      適合◎、必要○   適合◎、必要○
 長崎      適合○、必要○   適合○、必要○
 琉球      適合○、必要△   適合○、必要△


 フリッピンの目線でだと「正PGを務め得る球団」がより望ましい。
 そうなると、「秋田、大阪」が特に浮上です。佐賀も、角田との2PG(2ガード)を構想でとなると、浮上してきます。
 ですけど、「第2PGでもいける」となると、「A東京、京都、島根」も浮上してきます。横浜BCが「森井の上位互換として評価」の判断になると、ここも有力候補になってくるでしょう。

 鶴巻の目線でだと「まとまった出場機会、エースキラーの役割を付与できる球団」がより望ましい。
 そうすると、
 京都(とにかく守備型が早急に必要。「守備型SF」は特にドンピシャ)
 大阪(「大型SF」自体が現有戦力で不在。攻撃的守備の軸になれる)
 島根(「ポスト白濱」として早急に必要。大型SFをより好む傾向)
 この3球団が特に浮上してきます。あるいは、秋田は「赤穂」を、横浜BCは「須藤、松崎」を、それぞれ擁してますけど、「SFにより強度を」志向する場合は、この2球団もワンチャンで候補に浮上してきます。


 ここで特に浮上してくるのが「京都」です。実は、今季の京都。


 実際順位(10位)、チームEFF(4位)、得失点差(11位)
 FG試投数(20位)、攻撃回数(14位)、チームTS%(2位)
 A/TO(11位)、速攻得点数(12位)
 ネットRT(11位)、攻撃RT(5位)、守備RT(18位)

 アシスト数(3位)、FT成功数(4位)、3P成功数(10位)
 3P成功率(7位)、3P試投率(10位)
 スティール数(19位)、ブロック数(4位)、OR数(13位)
 リバウンド数(15位)、ファウル数(1位)、被ファウル数(3位)


 今季の京都。いま「31勝27敗」で、ラスト2試合の相手は滋賀です。
 そう考えると、「32勝~33勝」でフィニッシュの可能性が高い。
 スタイル構築3年目で「31勝に到達」。これは本来、再建スピードの意味では「充分に成功」といえます。理想は「3年でCS出場」ですが、巡り合わせの面も多分に影響しますので、その意味でだと「まずは31勝(貯金でのフィニッシュ)」が、とても重要。その意味では、クリアできている。

 でも一方で、自分は最大の応援球団が京都ですが、「もっとやれたのでは」が、正直な感覚です。それはなぜか。

 EFFが「4位」。TS%が「2位」。アシスト数が「3位」。
 一般に京都は「個人能力により劣る球団」といわれてきました。
 で、個人能力に特に影響されるが、TS%。これ、得点効率を意味する指標ですが、これが今季の京都は、なんと「2位」。
 アシスト数も「3位」で、組織で崩し切った場面が多かったを意味する。
 (尤も、幾分かは「カロイアロのバスケIQ」でゴリ押し切った感もですが…。)

 で、攻撃RT(オフェンシブレーティング)が「5位」。わかりやすく、攻撃面が全体としては機能できた、を意味してます。


 ですけど、「実際順位」は「10位」、「得失点差」「ネットレーティング」は「11位」。これはなぜか。
 実は、攻撃面の指標でも、よくないのはあります。それが「FG試投数」で「20位」、実はリーグ平均を大きく下回ってる。
 そう、理想は「FG試投数」(得点機会の量)で「リーグ平均を上回る」で、「TS%」(得点機会の質)で「トップ5に入る」。そうすれば、「得点期待値をより最大化できる」になる訳です。

 ですけど、それ以上にです。そう、
 「スティール数」が「19位」。で、「守備RT(ディフェンシブレーティング)」が「18位」。実はビッグマンの守備はリーグ平均以上であるので、今季の京都の弱点は「ペリメーター(アウトサイド)の守備」であると、はっきりと出ています


 川嶋(7.91。数字以上に、実際に試合を観ると、衰えを感じる場面が。スピードでぶち抜かれる場面が目立つようになった。)
 水野(7.16。好不調の波が激しい。だめなときは「試合から消える」。申し訳ないが今季で「勝たせられる選手ではない」が、はっきりした感が。)
 小西(5.26。ただでさえ、水野と選手タイプが重複な上に、出場機会では水野の後塵になってた。得点面での期待値がほぼゼロなだけに…。)


 この中で、川嶋は「メンター(精神的支柱)を兼ねて、残留」が既定路線です(そもそも「脱ぐために来た」といわれている)。
 そう、問題は、水野と小西。岡田が攻撃全振り型ですので、岡田を支える「第2PG」は、できれば「守備型」「ピュアPG型」がより理想なのです(今季は澁田[10.35]。澁田自体は印象的な活躍をいくつもしてたが、岡田とタイプが重複という解釈もできる)。

 これが、フリッピンを獲れれば、場面に応じて「よりチェンジオブペースをしたい場面では、フリッピン」「より『この1本が欲しい場面』『流れを引き寄せたい場面』では、澁田」と使い分けられますし、勿論、岡田のベンチ時に「澁田、フリッピンの同時起用」もできる意味でも、「フリッピンは京都に、まさしくドンピシャである」といえるのです。
 そうなると、水野と小西、これは選手構成次第になりますが、「少なくとも1人は放出、場合によっては2人共に放出」になってきます。


 そして、鶴巻。今季の京都は、相手の「SFタイプ」「スウィングマンタイプ」への対応に手を焼いた印象が、正直あります。いわゆる狭義の弱点補強という意味では、「鶴巻の方がより必要」と正直映ってます。
 シンプルに「190cmのサイズ、スピード、守備能力、パス能力を兼備できる」、そのような存在自体がとても貴重であり、しかもそういった存在がいるだけで、選手編成に柔軟性と奥行きを生み出せます。
 フリッピンも鶴巻も、いまの京都には「2人共に必要である」と即答ですが、より緊急性が高い意味では「鶴巻」といえます。

 ですけど、今オフの京都が、フリッピンを獲るメリットは、「良質の第2PG」「攻撃的守備からの、得点機会の創出」もですけど、「勝者のメンタリティー」の面で、特に有意義といえることです。「勝利への執念」の人一倍の強さの意味でも、大きなメリットといえると映ってます。



 富永のGリーグ挑戦、出場機会を勝ち取れなかった、不本意だろうけど「Bリーグに帰還するしかない」。複数球団が手を挙げると読むが、有力球団が好む選手タイプではない。若手・中堅が切実に欲しい「島根」、日本人選手の得点源が欲しい選手構成の「横浜BC」が特に有力候補か。
 ただ、よくも悪くもいまは「数字・統計」で可視化されてる、それに照らせば「B1で通用しない」はさすがに言い過ぎかと。



 そして、です。今オフの移籍市場、最大の「不確定要素」にして「要注目選手」が、「富永啓生(Gリーグ、ペイサーズ傘下)」です。


 今季の富永、Gリーグでの出場。

 「出場試合数25、出場時間7分48秒、PER(RealGM版)7.11」。
 「3P成功率(34.8)、3P試投率(64.8)、TS%(57.4)」。
 「12分以上の出場試合(5試合)」。
 (→裏を返せば、25試合中の20試合は、12分未満。
 さらに述べれば、15試合は「7分未満の出場」であった。)
 (→2月13日に「22分38秒、17得点」の試合があったが、この試合を機に、出場機会は逆に減少傾向になった。)


 そう、とても申し訳ないですけど、富永の成績。
 この成績なら、「普通は途中で放出されている」です。
 そう、「最後まで完走できたことが、御の字」。いわば「数合わせ、マーケティング要員」の意味合いが、多分に大きかったのではと。

 ここで、今オフの富永の移籍市場での動向を読み解くのに、大きなヒントになると考えるのが、「2023年のオフ、馬場」です。
 (馬場は、Bリーグ帰還の直前の「2022-2023」を、「Gリーグ、マーベリックス傘下」でプレーしていた。尤も馬場はこのとき、絶好調の時期があって、巡り合わせさえ向けばNBAからのコールアップ[=NBAの試合での出場]が叶うかもの時期が、ワンチャンでだがあった。)


 馬場(現長崎。当時はGリーグ・マーベリックス傘下)。
 「22-23(PERで11.58)→23-24(18.12)→24-25(15.02)」

 イ・ヒョンジュン(元大阪。22-23にGリーグ・ウォリアーズ傘下)。
 「22-23(PERで11.49。12試合)→23-24(大阪時代。15.66)」

 富永(Gリーグ・ペイサーズ傘下)。
 「24-25(PERで7.11)→25-26(?)」



 そう、いまリンク添付をさせて頂きましたけど、自分は
 「富永は、イ・ヒョンジュンの下位互換であるのでは」
 と、ずっと綴ってきました。その意味では、悔しいですけど、「やはり、そうだったか」の感じです。
 で、馬場、イ・ヒョンジュンは、Bリーグでの「30分換算EFF」が「15点台程度」です。
 そう考えると、富永は、Bリーグでの「30分換算EFF」が「10点台~12点台程度)になるのでは?と、自分は読んでいます。





 で、富永がどれほど輝けそうかの「1つの大きな目安」が、「今季、2回目の大怪我をするまでの、橋本拓哉(大阪)」です。
 そう、橋本は、2021年にアキレス腱断裂の大怪我をしていて(厳密には2回の断裂を起こしている。そう実は、今回のアキレス腱断裂は、時間的にいえば2回目になるが、厳密には3回目の断裂なのです)、1年半ほどを棒に振っていました。で、2022-2023の開幕戦で復帰するのですが、このときは負傷前の輝きは、まるでどこへやらの状態。
 それが、昨季の中盤あたりから、「負傷前の輝きを取り戻していった」感じで、今季は、代名詞の3Pは勿論(尤も実は、橋本の3Pは「成功率は高いが、試投率は意外と高くない」傾向でもあるが)、「1on1を積極的に試みて、それを仕留められるようになっていってた」んですよね(どうも本人は、むしろ「1on1ができるようになってこそ、自分の完全復活」と思っていたと伺う)。

 「橋本拓哉、完全復活」、いや、守備意識が大きく向上したことをも踏まえると、負傷前よりもアップデートに成功を遂げた。
 そう感じた矢先に、今季の年明け。2回目(厳密には3回目)の、アキレス腱断裂。自分がBリーグを始めて生観戦したのが「大阪vs秋田」で、初めて心を揺さぶられた日本人選手が橋本でしたので(生観戦という意味でね)、なおさらにとても落胆でした。

 ですけど、そう、今季の橋本。わずか18試合ではありますけど、
 「30分換算EFF(11.32)」
 感覚的には、もっと数字がよさそうなほどに、それほどに得点感覚が絶頂期になっていた感じだったんですよね(年齢も30歳。大怪我の直前は、「このままならば、さあ日本代表への招集の準備は、整ったと考えてよいだろう」のレベルまで届いていたのに…と)。橋本自身が、どれほど悔しいだろう…と。

 ですけど、そう、今季の橋本の30分換算EFF、「11.32」。
 これが、いまの富永の「およその期待値」であると、自分は読んでます。
 そう、大怪我の直前の橋本と、いまの富永って、選手タイプがとても似ているんですよね(より厳密には、橋本から3P試投率をより高めて、守備力をより落とした感じが、いまの富永かなですが)。



 そう、富永は「Bリーグで、日本人選手の軸としては機能が見込める」。
 ですけど、富永は「得点面に全振り」の選手です。ハンドリング・守備は、正直に多くの期待はできない。そう考えると、CSレベルの有力球団にとって、富永は「むしろあまり好まない選手タイプ」であるんですよね。


 北海道(資金力もだし、地理的に×。婚約者が恐らく受け容れない)
 [婚約者は米国人。勿論、馬場の夫人や、ニック・ケイの夫人とかのケースもあるので一概には言えないが、いわゆる「都市部から離れた場所」は避けたいケースが多いイメージが。]
 秋田(資金力で×。カルチャー的にも真逆、地理的にも▲)
 仙台(ドアマットであり、資金力的にも×)

 茨城(ドアマット。軸として欲しいが、可能性はとても薄い)
 宇都宮(カルチャーと真逆。故に×)
 群馬(ゼロではないが、優先順位の緊急性は低い)
 千葉J(シンプルに選手構成的に、ほぼゼロ)

 A東京(カルチャーと真逆。故に×)
 SR渋谷(新HCの下での方向性次第。優先順位は恐らく高くない)
 川崎(優先順位的に、急いで獲る感じにはならない?と読む)
 横浜BC(最有力球団、その1。「軸となる日本人」に完全に合致)
 (→将来的な「河村との共闘」の可能性の意味でも、有力の1つ。ただ、トゥオビHCが「軸となる日本人として、正PGをより優先」をリクエストの場合も、少なからずあり得るが。)

 三遠(地元球団その1だが、シンプルに選手構成的に、ほぼゼロ)
 三河(地元球団その2だが、シンプルに選手構成的に、ほぼゼロ)
 名古屋D(地元球団その3。地元3球団の中で、あり得るならばこの球団。
 ただ「今村・中東は、現行契約が来季まである」。そう考えると、現実性はあまりない)

 滋賀(ドアマット。軸として欲しいが、可能性はほぼゼロ)

 京都(優勝のため、集客のためだと欲しいが、より優先順位が高いは「守備型」。現実的には、守備型を確保できた上で、余力・勝算があれば)
 [補強に動く場合、23-24の宇都宮のように、「パターンA〈最初の5分&クラッチタイム→岡田と富永の同時起用〉」「パターンB〈岡田を起用、富永をベンチ〉」「パターンC〈富永を起用、岡田をベンチ〉」の3パターンの使い分けで40分間を走り抜ける起用法のイメージ。つまり、「岡田・富永のどちらか1人以上を、40分間必ずコートに送り出す起用法」。言い換えれば、「起用法の工夫ができれば特大の効力だが、それができるかと。]
 [岡田と富永の同時起用は、機能できれば「特大の得点期待値」だが、2人共に「攻撃全振り型」であるので、失点リスクも大きいから。]

 大阪(橋本が大怪我で、もう「半ロールプレイヤー化」を覚悟になる。あとの現有戦力で、日本人でスコアリングが見込めるのは木下だけ。で、富永は橋本と似た選手タイプな意味で、本来はドンピシャである。
 でも現実的には、アリーナ改修問題を抱えてるので、その時点で補強資金を用意できずに、恐らく「×に近い▲」)
 [それに大阪は、「都市としてのマーケットサイズは大きいが、球団の資金力は意外と高くない〈いまやリーグ平均未満〉」。それに、正PG獲りが緊急性である事情も、富永獲りには逆風になってる。]

 島根(年齢構成で「ポスト安藤誓哉」の補強が急務であること[島根の年齢構成は、32歳~34歳に多くが集中している]。「婚約者が受容できれば、恐らくの最有力」になる)
 [都市のマーケットサイズが補強の障壁になってきたが〈2023年の前田、昨オフの細川がそう〉、球団の資金力は高い。松山・佐土原・フリッピンよりも、機能できたときの期待値が高いことも、富永獲りをより優先させるだろうと読む大きな理由。]

 広島(地元選手である大浦獲りにオールインと読む。故に×)

 佐賀(「得点源になる日本人選手」に合致だが、むしろ、角田と2PGを形成できる選手をより求めるのではと読む。故に「×に近い▲」)
 長崎(より必要性が高いのは正PG。その意味で「ほぼ×」。SG/SFは馬場と山口で実質的に埋まってる)
 琉球(地理的に×だし、カルチャー的にも真逆)


 上述のことを考えると、

 島根(年齢構成的に急務、その意味で最有力。資金力の面でも問題なし。不安は地理面。この障壁がクリアなら、最有力で即答の感が。)

 横浜BC(「結果を出せれば、NBA再挑戦の容認条項」を躊躇[ちゅうちょ]なく組み込めるであろうこと、とにかく「日本人選手の得点源」を必要としてる選手構成であること。)

 京都(守備型の補強ができて[それと、帰化枠のことがクリアできればの注釈付きにもなってくるが]、それで余力があればと。選手構成的にはプラスになるので。サマーリーグ待ちになることも、むしろプラスの感が。
 ただ問題は、「古川の上位互換」になる訳だが、古川を放出になるだろうことの「ファン感情の抵抗感」か。)

 大阪(選手構成的には、島根と同等以上にマスト。というか、富永を獲れて「ようやく勝負になる」選手構成だ[本気でCS出場、そこでの上位進出を考えるなら、ボンズやゲルンでは「よくて33勝程度」だろう、と自分は感じてるが…]。
 はっきり述べれば「親会社が財政出動を発動する勇気を持てるか」。富永を逃せば、「大阪が獲れる日本人選手で、富永以上のタレントは恐らくいないと思うけど?」と映るが。)

 名古屋D(地元球団でプレーできる可能性の意味では、唯一の選択肢。ただ現況では「中東、今村で埋まっている」。デニスHCが「中東を6thマンに回して、富永を正SGで起用」を決断できるか[中東は、デニスHCがずっと重用し続けてるが、年齢的には「この6月で33歳」で、6thマンに回す方がより合理的でもある]。
 裏を返せば、デニスHCが「決断」をできれば、一気に大きな有力球団になりそうでもある。尤も「出場機会のより確実な確保」の意味では、島根、横浜BCとかの方がより大きそうには映るが。
 ただ、今オフかどうかはともかく、「最後は名古屋Dで」と思っている可能性自体は、充分にありそうとも正直思ってる、あくまでも想像の域を出ないが。)


 恐らくは、上述の感じです。ただ、富永の場合、はっきりしていることがあって

 ・サマーリーグ待ち。サマーリーグは例年「7月の中旬~下旬頃」。
 アジアカップの日本代表の12人枠に招集されるかも、ポイント。
 (アジアカップの本大会は「8月5日~8月17日」。)
 仮にアジアカップの12人枠入りになれば「決着は、8月下旬頃」。
 そうでない場合は「8月上旬頃」の決着になるか。

 ・本人は「NBA志向」を全く諦めてない(成績的には「99%絶たれている」といわざるを得ないが)。そう考えると、「結果を出せば、海外再挑戦を容認する契約条項」がマスト。
 (2023年オフ、馬場が長崎を入団先に選んだ理由の1つが、この「海外再挑戦を容認する契約条項」の存在といわれてる。条件的には広島がより上であったといわれてるが[というか広島は、露骨なほどに馬場のポジションを開けて待っていた。これが、辻が広島→群馬への退団の一因にも]、広島は「海外再挑戦の容認条項を入れなかった」、故に長崎が獲れたとの説が。)

 ・婚約者(実質的には夫人と考えてよいが)が「住む場所にどれほどこだわりを示すのか」がポイント。実は有力選手の移籍の場合は「夫人・婚約者の意向」が大きなポイントになる。
 有名なケースとして、野球(NPB)のFAの話で申し訳ないが、
 ○浅村(東北楽天が夫人[当時は婚約者]を先に口説き落として外堀を埋めた、といわれている)
 ○丸(本人以上に、夫人が「在京球団、特に東京にできるだけ近い球団」を熱望していた[本人・夫人は共に故郷は千葉。高校の同級生])
 ○益田、増田(本人はぎりぎりまで残留か移籍かを熟考していたが、夫人が「あなたがほんとうに進みたい道に、私はずっとついていくから」の趣旨の言葉をかけた。それが残留の決断の大きな後押しになったといわれてる。実際、増田は「幸せな引退」を叶えられたし、益田は「250セーブの大記録まで、あと4セーブ」まできた。大怪我とかさえない限り、今季中の金字塔の到達は現実圏といえるだろう)
 そう、夫人が「あなたにずっとついていく」なのか、そうでないのか。例えば、馬場の場合は夫人が「あなたにずっとついていく」であった[馬場の夫人は、現役の女優。そのため、地方球団への移籍は「まずほとんどない」の声が根強くあったので、長崎行きはどよめきが起きてた]し、ニック・ケイの場合は、本人以上に家族が島根をとても気に入ってると伺う。
 つまり、球団側が、その地域に住むメリットのプレゼンができるかも、争奪戦の勝利のためのポイントになってくると思われる。


 そう、富永の争奪戦、結局は「どうなるか、観てみよう」ではあるのです。ですけど、複数球団の争奪戦はまず濃厚だけど、「争奪戦に参加できそうな球団は、意外と多くないのでは」とも読むんですよね。
 そう、これは岡田(京都)にもいえることですけど、富永って
 「よくも悪くも、極端なほどの『攻撃全振り型』」
 であるのです。これは特に、有力球団(とりわけ「旧実業団の球団」。ただ、名古屋Dは「どっぷり地元球団」という特殊事情を抱えてる)は、むしろ嫌がる選手タイプなんですよね。

 実は、三河→宇都宮に移籍の際の比江島も、当時は「攻撃全振り型」であったのです。そう、比江島は、いまのプレースタイルを手に入れるために(守備もだし、それに3Pが、成功率も試投率も、いまほどではなかった)、「かなりの、すさまじい努力。それこそ言葉通り『血の滲むような』」であったことが伺える。
 で、比江島、独身と伺いますが、噂の1つもないのです。そう、プラスの意味で「バスケ小僧」なんですよね。球団側も、「子どもの教育環境・医療環境が云々」を気にせずに済みますし。
 惜しむらくは、比江島、「自分の持っている技術を言語化できる能力」の乏しさですが…(引退後、比江島には「得点を決める極意」を教える大きな仕事が待っていると思うが、この「技術を言語化できる能力」を身に付けられないと、引退後とても苦労しそうだという不安がと。これは京都の岡田、大阪の橋本にもいえます)。



 来オフ、特に日本人選手の大移動が起こると読んでるけど、でも「有力選手で現実的に移籍しそう」は、実は意外といない。
 その中でもとりわけ、球団側の目線で「軸として特に欲しい」と読むのが「齋藤拓実(名古屋D)」。これは「選手としての稀有な資質能力」は勿論だが、「マーケティング面でのメリット」も。そう読むのはなぜか。


 で、そう、「有力日本人選手が動くとすれば、来オフでは」と述べました。ですけど、では現実に、「年齢的に全盛期レベルを見込める」で、かつ「移籍の可能性がゼロではない」選手。実は、意外といないのです


 安藤誓(島根。12.72)[2026年オフ:34歳]
 藤井(群馬。12.41)[2026年オフ:35歳]
 ベンドラメ(SR渋谷。9.84)[2026年オフ:11月で33歳]

 例えば、いま挙げた「安藤、藤井、ベンドラメ」。この3人は、来季のチームの結果次第とかでは、移籍を決断しても驚かない感じではあります。

 (ちなみに安藤誓は、今オフの移籍の説が急浮上しているが、自分は「安藤誓は、動くとすれば来オフ」。それに「自分がもはや、島根の名誉生え抜きであることは、安藤自身がよくわかってるはず」。それに安藤、いまの年俸が意外と高いといわれてるので、それも「移籍っていうけど、ほとんどないと思うよ?」の大きな理由の1つなんですよね。
 それでも今オフに移籍があり得る、ワンチャンの可能性があるならば「横浜BC」。資金力的には無問題ですし、安藤を獲れれば「正PG、得点源、勝者のメンタリティー」の問題を一気に解決できる、年齢的な衰えリスクも、他の日本人選手の成長MAX度合いをも考慮だと、あまり気にならない[現有戦力の日本人選手の質に、それほどに不安があるからともいえる訳だが…]ですし、vs島根の際にトゥオビHCが安藤誓を評価していたので、「あり得るとすれば、横浜BCだろう」と。
 安藤誓を、松山・フリッピンと天秤にかけた際に、特に松山は「能力は確かだが、有力球団で勝負できるパーソナリティーがありそうかは、やってみないとわからない」ではあるんですよね。で、フリッピンは「守備型としては間違いなく良質だが、ゲームチェンジャーといえるかは疑問符」だと。
 そうすると、トゥオビHCの目線でだと、「違いを生み出せる日本人選手」の意味で、確かに松山とかよりも合致し得るは、安藤誓ではあるのです。)


 ただ、安藤誓は「元の年俸面の高さ」(繰り返すが、現実的な移籍先は、とても限られている。例えばこの資金面は、「秋田への帰還」には明らかに障壁になるし、それだったら「中山の慰留」の優先順位がよほど高い)。
 ベンドラメは、仮に移籍を決断の場合でだと「優勝したいで、むしろ『バスに乗っかる方』」になるだろうと(で、SR渋谷が「上がり目的な不安」がはっきりしつつある現況でだと、恐らく「裏切り者」というよりも「もう充分にやったよ」の方がより強くなるのでは、という読みもあります。いわば「Bリーグ版のリラード[ブレイザーズ→バックス]」と)。それがどの球団かは、すぐにパッとは出てきませんけど。
 で、藤井は、移籍を決断の場合「最後は故郷に帰りたい」(故郷は島根。ちなみに藤井は、昨オフも島根行きの噂があった)に、ほぼ限られるのでは、と映るんですよね。あるいは、「藤井が故郷の島根に帰還して、玉突き的に安藤誓が横浜BCへ」で、「ベンドラメが、空いた群馬へ」、あり得るとすれば、このシナリオでしょうか。

 あるいは、ベンドラメ、「守備のマインドが強くて、勝者のメンタリティーがある球団」という意味で「宇都宮に行く」とか。個人的には、ベンドラメが移籍の場合、最も合いそうな球団は「秋田」と即答なんですよね。理由はシンプルに「カルチャー的に合致といえるから」。加齢により市場価値が落ちることで、2022年オフのときのように「資金面で折り合えなかった」にはもうならないであろう意味でもと。
 でも、ベンドラメが移籍するならば「優勝したい」の理由が基本になる。それ以外の理由で移籍するならば、秋田よりもむしろ、「より故郷に近い球団」(高校は宮崎だが、故郷は福岡)を選ぶのではないかと。
 で、いま、佐賀は「角田と2PGを形成できる日本人選手を探してる」といわれてる。長崎は「正PGに、はっきりと空きがある」。
 そう考えると、ベンドラメは、移籍するならば、「佐賀or長崎」の方が、より「すとんと落ちる」感じではあるのです。尤も移籍を決断するにせよ、より現実的には来オフでは、と自分は読んでいますが。

 ただ、「今オフの移籍」も、ゼロではないともいえるのです(もしそうなると、これも「不確定要素」として発生する訳だが)。あのSR渋谷の「偏りが強すぎる起用法」。しかもそれで「結果が出なかった」。
 自分がベンドラメの立場ならば「もう限界」と判断するかもなと。


 ですけど、いま、こうして綴っていると、「SR渋谷は、今オフ、大型補強に踏み切りたくても、恐らく選手を集められないだろうと。そう考えると、より現実的には、再建に踏み切らざるを得ない」(なおホーキンソン。現行契約は来季までといわれてる。これもSR渋谷が置かれてる状況を、より複雑にさせてるんですよね…)のではないかと。
 イメージ的には、昨オフの川崎です。「いつかは再建に踏み切らねばならない」(「これ以上は上がり目がない」に陥ってた意味で、あのときの川崎と、いまのSR渋谷は共通している)、それがこのタイミングだった意味で。
 そう考えると、ベンドラメは「今オフ、退団やむなし」、あり得なくはないよな…と。しかもベンドラメが、もし今オフに移籍市場に出ると、「待ってました」という球団がいます、そう、「A千葉」

 A千葉が「新B1仕様」で臨みたい場合、現時点での選手構成に照らせば、最も欲しいのは「絶対的な正PG」(勿論、杉本もいい選手ではあるが)である。そうなると、ベンドラメはまさに「ドンピシャ」である訳です。守備マインドの強さ、一瞬のスピードも、A千葉が求める資質能力に合致する。
 そう、「A千葉という不確定要素のパズル」が、「ベンドラメが移籍市場に出て、それをA千葉が仕留める」と、少なくとも「つじつまが合う」になるのです。勿論「机上の理屈」の域を出ませんけど、それほどに、この2年のSR渋谷は「とても心証が悪い」であったと。
 「観ていて楽しいとはいえないバスケをして、それで結果が出ない」、最もかっこ悪いといわざるを得ないのです(申し訳ないけど、SR渋谷のこの2年のバスケは、少なくとも自分のバスケ観とは明確に真逆であったので)。
 あとはもう、そう、「ボールはベンドラメにある」と。でも、もし移籍を決断しても「裏切り者、といういわれはない」と思います。仮に裏切り者が存在するならば「2023年オフ、HC人事で、『ファンタスティックなバスケと真逆のバスケを選んだ』あのような人事をした球団側だ」と。



 この2年のSR渋谷、いや、SR渋谷でのルカ・パヴィチェヴィッチHCの、特に「バスケスタイル」「選手の起用法」について。1人のバスケファンとして、自分はこう感じてます。そう、
 「あなた、変われませんでしたね」と。


 ちなみに、ホーキンソン。今オフに移籍したくてもできないだろう。「移籍するならば、来オフの事実上の一択」と読むのは、シンプルに「市場価値が、あまりに跳ね上がっているから」です。これは「ロシター(A東京)」にもいえます。
 実は、「帰化枠のSランク選手」は、推定市場価値が「少なくとも、年俸が2億円クラス」といわれています。ちなみにこれは、2023年オフ、自分が大阪のブースターミーティングに参加させて頂いた際、当時の大阪のGM、黒木雄太さんが



 「数人の帰化枠の選手は、ファンが想像している以上に、年俸・市場価値がとても高騰している」。
 で、いま、「帰化枠のSランク選手」といわれてるのが、「ロシター」と「ホーキンソン」です(琉球のクーリーも、もし今オフに帰化が叶えば、一気に「Sランクの帰化枠」になる。あるいは、京都のジャクソンも、今オフに帰化が叶う場合は、「Aランク以上Sランク以下」の感じになるかなと)。
 実はロシターは、2021年オフに「宇都宮→A東京」に移籍でした。いま思えば、ロシターは「市場価値が跳ね上がりすぎてしまい、宇都宮が抱えきれなくなった」んだろうなと。というか、「ロシターを抱えきれる球団が、恐らくA東京しかなかった」が、より正直な答えでしょう
 で、ロシター。試合前練習とか、配信越しとかで観たことがあるかもですけど、実は、ポール・ヘナレHC(島根)や、ロイ・ラナHC(京都)と、長く話し込んでる(しかもいずれも、ロシター側から声を掛けている)場面があったのです(しかも、特にヘナレHCとは複数回確認できてる)。
 これ、ロシター側が、島根や京都のバスケスタイルに、明らかに興味があるんですよね。でも、「島根も京都も、そりゃあ本音ではロシターは欲しい。でも資金的に、手が届かずに破談になる」と。

 そう、ロシターはもう、望む臨まざるを問わずに、「A東京が、事実上の『選手人生の、終の棲家』」である(「ついのすみか」と読みます)と。
 これはいわば、ホーキンソンにもいえるのです。いま、SR渋谷とは来季までの現行契約といわれてますが、移籍を試みようとも、ではホーキンソンの年俸を用意できそうな球団が、どれほどいるのかと。意外といないと。
 あるとすれば、比江島との長期大型契約が今オフで終わる「宇都宮」(尤も比江島は、「年俸はどうでもいいから、引退まで宇都宮にいたい」と真顔で思ってそうですが)、そう遠くないうちにパーカーが引退になりそうな「群馬」(いま、ティーマンと「4億円の超高額契約」にいるが、恐らく長くてもティーマンとの現行契約は来季までだろう。ちなみにティーマンは、ミリングHC曰く「JT」と呼ばれてるとのこと。理由は「Johannes Thiemann」の頭文字で「JT」であると)あたりではと。


 あるいは、ロシターって、2026年オフ(来オフ)の場合、「9月で37歳」になるのです。いまでもロシターは「とても支配力が高い選手」ですけど、スパッと身を引く可能性もゼロではないかもと(そう、「ライアン・ロシターとしてのプレーができなくなる前に去る」と)。
 それほどに、ホーキンソンは「市場価値が跳ね上がりすぎて、身動きがとりづらい」。SR渋谷にとっても「いて欲しいけど、いると他選手の選手構成が…」のジレンマであると。

 そうなると、最も収まりがいいのは、来オフに
 「ロシターが、年俸はもう充分だから、選手人生のラストで、宇都宮に帰還する」で、「空いたA東京に、ホーキンソンが移籍する」。
 これが最も現実的なシナリオだろう、と自分は読んでいます。勿論、あくまでも現時点でならば、ですけどね。
 いずれにせよ、今オフのSR渋谷は、「これ、どのように立ち回るのか、『ベリーハードモード』じゃない?」と、正直映るのです(「今オフは再構築の土台に専念して、来オフに全ブッパ(全集中)する」、これ以外にある?と思ってるほどです。特に「阿部、船生、小島を完全に干した」こと、そのような球団に、より高い優先順位で移籍したいですか?と)。



 では、話を戻して、現実に「年齢的に全盛期レベルを見込める」で、かつ「移籍の可能性がゼロではない」選手は、誰がいるのかです。


 中山(秋田。12.42)[2026年オフ:32歳]
 (既に今オフ、「関東圏の球団が興味」の噂が出ている。自分は半信半疑の解釈だが、移籍を望む場合は「優勝したい、レギュラークラスの起用法で」になる。これを満たし得る関東圏の球団だと、「宇都宮」「群馬」が浮上する。どちらも「まずは守備ありき」の球団カルチャーに完全に合致し得るから。
 あるいは、「中山+もう1人」の大型補強の資金を用意できるならばの注釈付きで「横浜BC」も魅力的といえる。
 ただ、移籍する場合、年齢構成もポイントになってくるし、中山は「守備型・万能型の最高峰」の選手タイプであることに照らせば、「スコアリング型の隣でこそ、より輝ける」は明らか。そうなると、宇都宮は比江島、群馬は辻[あるいは細川]を擁してるメリットが。特に群馬は、細川を擁してることで年齢構成の不安をある程度はクリアできるし、資金力もあるので、大きな有力候補といえるだろうと。
 一部でささやかれている「A東京」「SR渋谷」は、共に「秋田からわざわざ移籍するメリット自体がない」が自分の読み。A東京は「テーブス、小酒部でレギュラーが埋まっている」から。SR渋谷は、先述のように「半ば焼け野原状態である」から。
 現実に今オフに移籍するのかは、「中山のみぞ知る」である。「優勝したい」はともかく、「引退後に指導者の道を」であるならば、「移籍することは、むしろプラスになる」、なぜならば「異なるバスケスタイルを体感できるから」である。あとはファン側が「いままで充分に頑張ったよ、ありがとう」なのか、「裏切り者」とみなすのか、それ次第であるの感が。
 自分が中山の立場ならば、「少なくとももう1年は残留する、それで来オフに、じっくりと見極める」と判断するが、果たして。)

 テーブス(A東京。11.32)[2026年オフ:9月で28歳]
 (A東京で「絶対不動の正PG」。いまの起用法が揺るがない限り、来オフに移籍する合理的理由は事実上ゼロかと。)

 佐々木(三遠。18.00)[2026年オフ:30歳]
 (来オフの移籍があるとすれば「新アリーナ問題が暗礁になった場合。能力的には「バスケIQのピカイチさ」に照らせば、そりゃあ最も魅力的な存在といえるが、「新アリーナ問題が解決になる」になれば、恐らく三遠に残留で新B1を迎える可能性が高いかと。)

 西田優大(三河。12.02)[2026年オフ:27歳]
 (現行契約を結んでから、2年連続でCS出場。リッチマンHCの下で、数字以上に活き活きしている。そう考えると、「移籍する合理的な理由自体が、ほぼゼロ」。2023年オフに仙台行きの噂があったが、その際に「自分は本当は何がより望みであるのか」に向き合えた感じかなと想像。)

 齋藤(名古屋D。20.02)[2026年オフ:8月で31歳]
 (これは後述で改めて言及するが、「来オフに移籍するならば、齋藤」、こう即答レベルで感じている。キーフレーズは「観ていて楽しい」「集客能力」「日本代表でほぼガン無視の過小評価ぶり」。
 尤も、最大のキーファクターは「来季の名古屋Dのチーム成績」。現行契約は来オフまでといわれてるが、来季で在籍6年目。で、名古屋Dでの最高成績は「昨季の、CS準決勝」。
 その上、齋藤は実は名古屋Dで、ほぼ毎年、「不可解な途中出場」が年に数試合ある[今季は「負傷明け」と、理由がはっきりしているが、昨季の前半戦は「なぜか、6thマンでの開幕」であり、チーム成績もよくなかった。で、年明けに正PGに戻すと、チームが勝ち出した]。実際、昨季は「移籍の噂が4月上旬頃まではずっと燻り続けてた」。
 能力に見合った評価を勝ち取れるのは、来オフがラストチャンス。「自分の評価を知りたい」と移籍市場に出る可能性は「高い」と自分は読んでるし、なにより、他球団側の目線で、戦力面と共に「マーケティング面でのメリットが大きい」[佐々木ではなくて、なぜ齋藤なのかは、後述で]。)

 今村(名古屋D。11.33)[2026年オフ:30歳]
 (良質のSG/SFであり、「ハンドリング、パス、3P、ドライブ、守備」を高次元で併せ持つ、いわば「万能型」であること自体がメリットであるが、動向は来季の年明け以降になるまでは読みづらいが正直な感じ。
 なにより、昨オフの「琉球→名古屋D」の移籍劇の心証の悪さ[実は、古川の「秋田→京都」も同様であったが、ファンの反応は実に対照的]。そう、「移籍市場の期限ぎりぎりになって、移籍を決断」で、移籍元球団にとっては「いまさら、身動きが取れない」に陥ったこと[尤も、人生をかけた重大な決断である訳で、去就の決断を熟考というのも、当然ではある]。
 移籍市場に出れば、欲しい球団は複数あると想像。ただ、意外にも、TS%は高くはない[今季は51.2%。例年もそう]。これをどう考えるか。)

 岡田(京都。15.90)[2026年オフ:28歳]
 (結論から述べると、「来オフに移籍する合理的理由自体が、ほぼゼロ」。そもそも地元球団で、ボールを持つといつも大きな声援であるし、この2年で「日本代表レベル」へと成績を向上させてること。TOの多さは依然として課題ではあるが、今季は課題の1つであった3P能力で、特に左45度という「自分のゾーン」を手に入れた効果か、「3P成功率(35.1%)、TS%(57.9%)」と大きく向上[いわば、課題を克服]。
 それと、先述でも少し言及したが、岡田のような「攻撃全振り型」は、有力球団[特に、旧実業団の球団]がむしろ好まない選手タイプでもある。その上、京都にとっては「岡田の年齢的に、むしろこれからがCS・優勝を現実圏で何回でも目指せるチャンス」であること。
 そう考えるとなおさら、来オフの移籍はまずゼロ。むしろ問題は、岡田が全盛期であるうちに「どのような選手編成ができれば、京都が『CSファイナル』『優勝』の景色を叶え得るか」である。守備型の補強[フリッピン、鶴巻]が京都にとっての今オフの最優先課題と述べてきたが、2人共に争奪戦が確実であるので、どちらか1人の補強成功だけでも一苦労なこと。
 そして特に、「帰化枠の補強」。これは自分は、「プランA」として、「ジャクソンの帰化が叶うこと」であるが、叶わなかった場合の「プランB」をどうするのかも重要課題だ。その場合、「1年限定と割り切って、ケネディ[B2富山]の補強」がベストと考える[エドワーズ〈宇都宮〉が移籍市場に出れば、要検討ではあるけどと]。)

 馬場(長崎。15.02)[2026年オフ:11月で31歳]
 (移籍するとすれば来オフ。ただ、ここで要注目であるのが、いままではずっと「NBA挑戦をあきらめない」であったのが、年明け以降になってから、「来季は長崎で」というトーンになってること。これは、理由の1つは勿論、「来季のオールスターが長崎であるから」があると思われるが、「この11月で30歳になる」で、「年齢面でNBA挑戦の扉が事実上閉ざされているから」も恐らく大きい。
 そこで浮上するのが、来オフに「自分の評価を知りたい」とかの理由で、移籍市場に出るかもという可能性だ。それに、馬場の夫人は現役の女優でもあるので、そうなると「関東圏の球団で」の可能性も充分にある。
 いずれにせよ、「SG/SFの日本人選手では、no.1の選手」の位置付けであるので[比江島は、いわば別枠]、その意味でも「ボールはあくまでも、馬場側にある」。動向については、現況では「見守ろう」の感じか。)


 そう、結論から述べると、勿論、今オフの動向、とりわけ「富永」「中山」とかの動向も要注目ではあるのですけど、

 「来オフ、有力日本人で動くとすれば『齋藤』である。」

 そう、恐らくいくつかの球団は、「今オフの富永」よりも、「来オフの齋藤」に全集中(少なくとも、優先順位のno.1)とする可能性が充分にあるのでは?、が自分の読みです

 なぜ、「来オフのno.1の要注目選手が、齋藤である」のか。そう考える理由を、下記に示します。



 (1)「この4年、個人としてはずっと結果を出し続けている」。これほどに高いレベルで安定の日本人選手は、「年齢面をも考慮すると、齋藤だけである」こと。しかも「パス」「得点」「守備」のいずれでも、すさまじい数字を叩き出し続けていること。
 (「30分換算EFF」が「18.11→19.10→18.59→20.02」。4年連続でEFFが18点超え。これはいわば「良質の帰化枠を擁していると同義」の数値である。つまりこの時点で、「総合力の高さ」を示していること。「河村の存在」「国際MVPと分割されてない現行制度」から、MVPとは無縁であるが、今季の数値は「日本人に限定であれば、MVPに値する数値」である。
 で、齋藤の最大の魅力が「パス・アシスト能力」。齋藤が「ファンタジスタ」といわれるゆえんでもある。
 「30分換算のアシスト数」。「7.61→8.67→7.74→8.24」。
 「AST%(RealGM版)」。「38.7(6位。1位は河村)→43.8(2位。1位は河村)→43.3(2位。1位は河村)→48.0(1位)」。
 「A/TO」。「3.39→3.49→2.15→2.92」。
 そう、「河村を除けば」ではあるが、「アシスト技術の第一人者」であることは、数字が雄弁に証明してるのだ。「アシストの量のみならず、質にも優れてる」ことが伝わる。
 齋藤の真骨頂は、ペイント侵入を試みてからに特にある。ペイントに侵入すると、最も得意なのはそこからの「フローター2P」であるが、1on1でたとえ相手守備が止めても、「フェイダウェイ2P」「キックアウトパス」「ビハインドパス」など、技の選択肢が多彩であること。しかも今季は、盟友であるエサトンをはじめ、代名詞である外国人選手のしばしばの負傷欠場という逆境にもかかわらず、むしろアシスト関係数値を伸ばしており、現時点で「アシスト数1位」である[アシスト王が叶えば、自身初であるが、どうやら「(出場試合数の)85%ルール」により、アシスト王が叶わないっぽい。ごめん、「85%ルール」、悪法だわ、「認められないわぁ」。「80%ルール」にして頂けませんかね…?が本音です。]。
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 齋藤の最大の真骨頂が「パス・アシスト」であると述べたが、齋藤の魅力は「得点能力の高さ」もある。
 「TS%」(55.8→53.9→58.4→56.7)。勿論、例年でリーグ平均を上回っている。小柄なPGは、TS%がリーグ平均であるだけでもすごいことに照らせば[齋藤の身長は172cm]、齋藤の得点技術がとてもすごいことが伝わるだろう。それだけではない。
 「3P成功率」(36.2→38.5→39.8→35.8)
 「3P試投率」(41.1→44.8→48.8→56.5)
 「FT成功率」(89.4→79.8→85.9→86.8)
 そう、「シュートレンジが圧倒的である」もだし、「FTを奪取すれば、ほぼ安心して得点を計算できる」。「バスケットカウントを奪取」=「3点プレーあるいは4点プレーがほぼ確約」であるのだ。
 そう、「パスよし、3Pよし、ドライブよし、FTよし」。相手は齋藤を止めようとあらゆる策を練るが、「齋藤自体は止められない、齋藤のパスコースを封じる、齋藤を孤立させる、齋藤以外の選手(特にビッグマン)を封じる」の策の方が、より現実的であるのだ。
 一瞬のスピードに特に優れるが、緩急を自在につけられることも、齋藤の特徴の1つである。つまり「チェンジオブペース」ができること。これも「齋藤を止めることが至難の業である」ゆえんである。
 それだけではない。そう、「USG%」。
 「24.0→23.4→25.6→25.5」。
 イメージと異なり、実は「アンセルフィッシュ」でもある。アンセルフィッシュなのに、ボールを持つと「魔術師」ぶりを発揮できる。
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 そう、このように、齋藤は「パス」「得点」といった「攻撃能力」が特にすごい訳だが、「守備意識の高さ」も特徴の1つである。それが
 「30分換算スティール数」。「1.52→1.93→1.62→1.73」。
 そう、守備意識もとても高いのだ。実際、京都が再建を決断するきっかけといわれている、2021年12月、「京都vs名古屋D」。齋藤はなんと敵陣でのスティールを何度も試みて、それで京都を自滅に追い込んだ。いわば「攻撃的な守備」も、齋藤の真骨頂の1つであるのだ。
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 で、来オフで「31歳」。一瞬のスピードが取り上げられやすいが、齋藤の本質は、むしろ「技術の引き出しの多さ」、つまり「バスケIQ」にこそある。その意味で、齋藤は「動体視力が衰えるがくるまでは、来オフを迎えても、そこからあと3年程度は全盛期レベルで輝ける可能性が高い」。
 それが、来オフに他球団による「齋藤の大争奪戦」が勃発すると読む大きな理由である。)

 (2)「集客・マーケティング面での魅力」。はっきり述べれば「女性ファンの多さ」。「集客数を上げたい」「客単価を上げたい」球団側にとって、これほどにドンピシャな存在はいないこと。
 (多くのスター選手は、「むしろ男性ファンが多い傾向」である。例えば、「岡田」「佐々木」「馬場」「中山」とかは、まさしくこのタイプだ。佐々木、中山とかは、「高度に統計化された現代バスケの申し子」[いわゆる「アナリティックバスケットボール」]のタイプであり、なおさらにどうしても「男性ファンが多い」になってしまう。岡田、馬場は「言葉よりも、背中で語る」選手タイプであり、これも「男性ファンがどうしても多くなる」タイプになる[実際、京都の試合会場では、岡田よりもむしろ「澁田、ラシード」の方が、「子ども・女性人気がより高い」が顕著である。エスコートキッズでも、岡田の背番号を着用の子どもファンは、意外と少ない]。
 これは「富永」もそう。スタートが海外であることもあり、富永の特徴・魅力は、男性の方がより心に刺さるということだろう。
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 繰り返そう、確かに「佐々木」は現代バスケにドンピシャの選手だ。仮に佐々木が来オフの移籍市場に出れば、「勝利に導ける」意味でドンピシャなのは確かだし、佐々木のプレースタイルは身体能力にほぼ依存してないので[空中戦をむしろ得意としてたり、ダンクできたりする感じで、実際にBリーグ公式から「Sky Walker」の愛称を頂戴してるが]、全盛期寿命を延ばせそうな感じではある。とはいえ、佐々木は「男性ファン向け」の選手タイプなことは、Xからも伺えるのだ。
 でも齋藤は、そう、X越しに観てても、試合会場でもそうだが、驚くほどに「女性ファンが多い」のだ。で、「子ども」「若い女性」に人気の選手の存在が、ファンの裾野を広げるためにとても重要であるといわれてるが、いわば「経営戦略の面」で、「齋藤ほど、有難い選手はそうはいない」。
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 では、なぜ、齋藤は「女性ファンが多い」のか。あくまでも想像の域を出ないが、恐らくの理由として、下記のことを挙げる。

 [1]「観ていて楽しい」
 これはまさに「言葉の通り」。これは「わくわく感」と換言し得るだろう。プラスの意味での「予測不可能さ」。いわば「美しい絵画を観ているかのよう」といってよいだろう。
 自分はNBA好きでもあるので、それに例えさせて頂くが、
 齋藤→スティーブ・ナッシュ(フェニックス・サンズの黄金期の名PG)
 (「魅せて勝つ」。「高速バスケでこそ、より輝いた」意味でも。
 「齋藤→エサトン」「ナッシュ→ストウダマイヤー」の共通要素が。)
 佐々木→トニー・パーカー(サンアントニオ・スパーズの黄金期の名PG)
 (「勝つための合理的なバスケ」「バスケIQに優れる」で共通要素が。
 「相手に破壊・絶望を与える」「基礎基本を大切にしてる」を含めて。)
 そう、齋藤拓実のバスケは「ただ勝利する」だけではない。「美しく勝つ」を愚直に追究する、それが観ている人間の心を打つのだ。

 [2]「いつも全力姿勢」
 攻撃のときも、守備のときも、オフボールのときも、そしてベンチのときも。いつも走り続けていて、いつも声を出し続けていること。そして、味方の成功を、自分のことのように喜べること。
 昨季まで競争相手であった、第2PGの伊藤達哉[現琉球]を「達哉がこの場面でこう貢献してくれたので、自分も頑張れました」と称えられること。
 そう、いつだって「持てる全力を出し切ろうの姿勢を貫ける」こと。それが「毎年のように負傷離脱をしてしまう」一因であるかもだが、「全身全霊の姿勢」は、シンプルに観ている人間の心を打つ。

 [3]「小柄である、いわば『自分たちの代表』」
 能力的には、実は凡人ではないことは観ていてわかる感じだが、ぱっと見の体格は「172cm,69kg」であり、これは日本人の男性の平均身長をわずかに上回る程度だ。そう、「自分たち一般人の身長・体格でも、努力すればこれほどまでになれるんだ」と、「生きる勇気をもらえる」こと。
 どうしてもバスケットボールは、その競技の特性上、身長の高さがものをいうスポーツでもある。ちなみに日本人の民族的特性上、190cm以上というのはどうしても「ほとんどいない」になる(200cm以上だとなおさら。渡邊雄太が「奇跡のような存在」といわれるゆえんでもある)。
 この逆も然り。そう、有力な日本人選手の多くがPG、あるいはSGになるのは、どうしても身長の関係でそうならざるを得ないと。比江島(191cm)がそうで、日本人選手の部類でだとSFになる(宇都宮でもSF起用が基本型)が、世界基準だとSG/PGになるのは「そういうこと」と。
 で、世界基準だと、PGでも「180cmはあると望ましい」になる。そう、河村や富樫もそうだが、世界基準では齋藤も「PGとしてでも小柄」とみなされる(だから、岡田侑大の成長が日本バスケ快適に嬉しいのは、「189cm」というサイズの面が大きい。尤も岡田は、本質的には「スコアリング型」でもあることや、「ポスト安藤誓哉」「ポスト比江島」の両方を日本バスケ界が渇望している事情に照らせば、日本代表でだと「あるときはSG、あるときは大型PG」という、独特の起用法になると思われる感じだ)。
 …そう、今季、河村がNBAで試合出場を叶えた際に
 「大谷翔平は『天才の代表』、河村勇輝は『自分たちの代表』」
 という、あるファンの言葉が話題になってたが、まさしく「言い得て妙」である。NBAでいう河村が、Bリーグでいう齋藤であるということだろう。
 尤も、河村勇輝も齋藤も、「自分たちの代表」になれてるのは、いわば「努力の天才の代表」であると、自分は解釈しているが。

 [4]「愛嬌がある雰囲気」
 実は、今季の齋藤。Bリーグ公式によるキャッチフレーズ。
 「甘いフェイスとたくみなフェイクで惑わすあざといPG」。
 個人的には、「公式がそう言うな」と正直感じてるし、NBAならば「どのような選手か」がより伝わる感じでのキャッチフレーズにすると思うが(というか「齋藤ほどの選手が、公式による愛称が付与されてないのはもったいないと感じる」のは、自分だけだろうか?)、「確かに、言い得て妙だよね」の感じでもある。
 そう、齋藤って確かに「あざとかわいい」と感じますし、「裏表がない」「愛嬌がある」雰囲気を持ってると。それが、若い女性の目線でだと「キュンと来る」のかもしれない(自分は男性であるので、想像でしかできないことが正直もどかしいが)と。

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 そう、プロバスケ球団である以上「勝利」と「集客」は「車の両輪」である訳だ。比江島が34歳の現在でも「日本人トップ選手に君臨し続けてる」のは、この「勝利」と「集客」の両面で違いを生み出し続けているから。
 しかも齋藤の場合、来オフ、31歳の段階でも、「齋藤を軸とするバスケスタイルの構築、チームづくり」をイメージできること。その意味でも、「来オフの齋藤の争奪戦」に手を挙げる球団は、少なくとも複数はあるだろうと読む。)


 では、「来オフの齋藤の争奪戦」に手を上げそうな球団はどこか?というと、いまの段階ではさすがに難しい感じです。「恐らく、複数球団は手を挙げるだろう」としか。とはいえ、現時点でと前置きした上で、示してみようと思います。
 (ちなみに齋藤って、いま確か独身でしたよね?独身か既婚者かによっても、判断が異なってくるかなと思いますのでと。)


 北海道(島谷、寺園がいるので、現実圏ではない。それに地理面、資金面をも総合すると、なおさら厳しいのではと)
 秋田(資金的にまず×。スタイル・カルチャーの面では「とても合いそう」と思うのだが)
 仙台(資金的に恐らく×。尤も、資金を1点集中でドンと投入すること、志村雄彦社長[現役時代、名PGであった]が直接に熱烈に口説き落とすができれば、あり得ないではない。2023年オフに西田獲りに動いたことに照らしても、スター選手を欲しがってることは恐らく明らかな意味でも)


 茨城(ドアマット。軸として欲しいが、現実的にはほぼ×に近い)
 宇都宮(「新たなるフラッグシップ」として、日本人の正PGを追い求めるならば、あり得なくはない。それに宇都宮は、「上野東京ライン」で故郷の川崎から電車で一本でもある。2026年オフは、比江島が36歳のシーズンな意味でも、「新たなるフラッグシップが必要」は明らかな意味でも)
 群馬(正PGの藤井の現行契約は、年齢的にも恐らく来オフまでだろう。そう考えると、「新たなるフラッグシップ」としてドンピシャといえる。資金力、魅力的なアリーナの存在も、大きなプラスといえる。少なくとも「無視できない存在」であることは明らかではと)


 千葉J(富樫がいる。故に争奪戦の参加の可能性は「ほぼゼロ」)
 A東京(テーブスがいる。それに若手時代、齋藤をまともに起用しなかったことをも含めると、争奪戦には参加しないのでは)
 SR渋谷(いったん焼け野原状態になってからの「新たなるフラッグシップ」の位置付けになるイメージ。争奪戦に参加は恐らく有力だが、問題は齋藤側がどう解釈するのか。関東圏、しかも東京の球団という意味でだと、「無視できない存在」ではある感じだが…)


 川崎(齋藤の故郷は川崎と伺う。その意味ではドンピシャではあるが、川崎には「米須」という若きフラッグシップがいる。その意味で、争奪戦への参加可能性は「ほぼゼロに近い」感が)
 横浜BC(将来的な河村の帰還に備えるのか、それとも「新B1の1年目から、Win Nowでいく」のか。来オフでだと、トゥオビHCの下でのバスケスタイル構築から3年目であり、まさしく「勝負の年」である。しかも恐らく、「ムービングバスケ」との相性は抜群と映る。
 ただ、横浜BCとしては、まず今オフに「軸となる有力日本人選手」獲りに動くだろう、それが誰であるのかにも影響されそうと映るがと)


 三遠(「新アリーナ問題」を抱えていること、「佐々木を擁していること」に照らせば、争奪戦には恐らくまず参加しないだろうと)
 三河(正PGを久保田からアップグレードを試みると判断するかどうか次第。ただその場合は、むしろ外国人PGを試みるのではと読むが。その意味で、争奪戦には恐らく参加しないと読む)
 名古屋D(現所属球団。来季開幕時から「IGアリーナ」という、日本バスケ界で最高レベルのアリーナ擁することを、慰留の要素にしたい。ただ、齋藤が来オフに動くかどうかは、結局は「名古屋Dの来季のチーム成績」がどうかが、最大の考慮要素になるのでは、と読む。仮に名古屋Dが来季「CSファイナル出場or優勝」になれば、齋藤はまず残留で即答と映るしと)


 滋賀(かつての所属球団だが、若手中心に地道にスタイルを構築途上の位置付けで、どっぷりのドアマット。同じ関西圏に、意欲的な京都・神戸がいることも、逆風といえる。争奪戦に参加はあり得るが、勝算はほぼゼロに近いかと)
 京都(正PGは岡田と明確にしている。その意味で、[現時点では]争奪戦には恐らく参加しないだろうと読む。岡田とデュオを組む日本人選手が欲しいなら、[現時点では]SG/SFの選手になるだろうと。尤も、シンプルに「岡田と斎藤がデュオを組めば、破壊力抜群である」で、齋藤は守備力も一定程度あるので「岡田・富永」のように「守備ザルでリスクが大きすぎる」にならない意味でも、来オフの争奪戦参加が全くのゼロともいえない。
 それと、京都は長く名古屋Dが「天敵」状態になってる。齋藤を自球団に引き入れることで天敵に苦しまずに済む[サッカーの、ドイツのバイエルン・ミュンヘンがしばしばやる手法]、で補強に動く可能性もある)

 大阪(正PGを全力で欲しい意味でも、「新たなるフラッグシップを必要としている」意味でも、「走るバスケ」をバスケスタイルにしている意味でも、齋藤の争奪戦に参加は「合理的である」で即答といえる。
 で、大阪は恐らく、今オフはあまり資金を投入できないだろう。そう考えると、より現実的には「今オフは来季の1年を走り切れるに特化の正PGをひとまず確保して、来オフの齋藤獲りに全集中」とする可能性がより高いか。
 都市のマーケットサイズはあるが、球団としての資金力は、いまは「中程度を少し下回る」といわれてるが、神戸の存在は明らかに脅威だ。そう考えるとなおさら、「フラッグシップの確保に全集中」をして欲しいが)


 島根(今オフの富永獲りに動くのか、あるいは富永を仕留められるのかに、恐らく幾分かは影響されると読む。ただ、来オフの時点で、安藤誓は34歳になるので、「新たなるフラッグシップ&正PGの要補強は明らか」。そう、島根が抱えている事情に、齋藤はドンピシャで合致し得るのだ。
 何回も激闘を繰り広げてきた過程で、島根のファンの熱量は体感しているはず。それに島根は、都市としてはスモールマーケットであるが、球団の資金力の意味では「ミドルビッグのマーケット」といえる。争奪戦に参加となれば、仕留める可能性はゼロではないと読むが、果たして)
 広島(今オフに大浦獲りに動くかどうか、まずはそれ次第だが、今オフの大浦獲りにオールインすることがより合理的では、と読む。仮に争奪戦に参加を決断する場合は、寺嶋が負傷前の輝きを取り戻せないと判断した場合とかに限られると読むがと。あるいはその場合、例えば川崎の米須を、資金をドンと注ぎ込んで電撃的に獲りに行くの方が、傾向的にはむしろイメージできる感じだが)


 佐賀(「新たなるフラッグシップ」として争奪戦に参加の可能性は充分にあり得るし、スタイル的にも合致ではある。ただ、地理的なディスアドバンテージは無視できないとも正直に映るが…)
 長崎(「新たなるフラッグシップとして」。ただ、佐賀と同様に、地理的なディスアドバンテージ感は否めない。それでも逆転で争奪戦に勝利できる可能性を見出すならば、それは「馬場が残留で、かつ(サラリーキャップに収める意味での)資金的なやりくりができそうならば」になるか)
 琉球(地理面でまず×。それに恐らく、若手有望株の崎濱が、プロの水に慣れて本領を発揮していくであろうタイミングにもなる。そう考えるとなおさら、争奪戦には恐らく参加しないのでは[そもそも勝算もあまりなさそうな意味でも])


 A千葉(Xファクターとしてあり得る、その1。「資金力があり、関東圏の球団である」こと[齋藤の故郷は神奈川]。正PGのアップグレードがマストであることに照らすと、今オフはひとまず杉本のままで行き[あるいはひとまず池田を獲って、杉本と併用の形をとる。杉本はSGも可能であるので、この起用法は問題ない]、来オフに齋藤獲りに全集中は、「フラッグシップの確保」の意味でも、理に適っている)

 神戸(Xファクターとしてあり得る、その2。現実論、「自前の立派なアリーナを持っていること」「アクセス面をも含めると、関西圏では最も集客面を見込める球団なこと」は、一定程度のアドバンテージといえる。
 それに、わかりやすく「フラッグシップを確保したい」意味で、1点の全集中で臨みやすい。勿論、純粋な戦力面では「26番目の球団」であるので、よほど熱烈に説得力あるプレゼンができないと、振り向かせられる可能性は高くないとも映るが、「齋藤と共に、神戸のスタイル・カルチャーを構築したい」、これがいわば「バスケ版のベンチャー」と映れば…)


 まとめると、「あくまでも、現時点での見立てでは」の域を出ませんが、

 現所属球団(名古屋D)
 高確率で参加(群馬、SR渋谷、大阪)
 参加すれば有力な1つ(宇都宮、横浜BC、島根、京都)
 Xファクター(A千葉、神戸)

 勿論、あくまでも「来オフのこと」です。移籍市場はそもそも、刻一刻で状況が激しく変化しますので、何が起こるかは、「いわば予測不可能である」です。
 ですけど、現時点ででも、来オフに「最大で10球団程度の争奪戦が予想される」こと。少なくとも、いわば「札束が乱れ飛ぶ」(視点を変えれば、どれほど札束を積んでも、それほどの価値がある貴重な選手である、ともいえる)といえる、すさまじい争奪戦は、まず確実でしょう。
 いまいえることは、ボールはあくまでも齋藤、いや、「名古屋Dの来季のチーム成績、及びその内容」にある、ということです。

 ですけど、「今オフの富永の争奪戦」は、「実際に補強しても、失敗の結果になるリスクが、ゼロではない」。でも一方で、「来オフの齋藤の争奪戦」は、「争奪戦に勝利が叶えば、その時点で『心理的な勝者』になれることは、実質的に確約されている」といえます、なぜって「フラッグシップ的な存在」「絶対的な正PG」「集客の切り札」を同時に確保できますから。


 …と、想像以上に長くなってしまいましたが(激汗)、
 あくまでも、「こういう解釈もある」の感じで拝読頂けてましたら、とても有難いですが、正直な感じです。
 そう、1人のバスケ選手が、移籍市場に出るということは、「人生のとても大きな決断である」ということと思ってるですよね。
 で、1つのバスケ球団にとって、「選手の枠はとても貴重である」こと。12人~13人しか枠がないですので、1つの枠の意味はとても大きいのです。

 「どうなるか、観てみよう」「後悔のない決断であって欲しい」。
 いまは正直、この想いに尽きます。

 移籍市場のこと、またいつか、改めて綴りたいと思ってますけど、「(神戸の新アリーナである)ジーライオンアリーナのこと」も、いま抱えています(生観戦日記を綴りたいと構想してるが、まとまった時間が、いつとれるのかと…)。
 いずれにせよ、癖の強い自分で申し訳ないですけど、これからも何卒よろしく御願い申し上げます。これからもずっと、「バスケットボールのファン」「推し=バスケットボールそのもの」の感じですので


 【バスケットボール#63A】

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