「AIが仕事を奪う」と聞いて震えたあなたへ ~安心してください、ミカタですよ~
「物事をどう受け止めるかが問題なのだ。出来事そのものではない。」 —— エピクテトス(ストア派哲学者)
この物語は事実に基づくフィクションです。
AIはあなたの仕事を奪いません。AIは共に働くあなたの「味方」です。
■AIが仕事を奪う?
「AIが仕事を奪うって、よく言われてるよな」 会社のリフレッシュルームで、50代手前、同期の佐藤がつぶやいた。 彼はいつものようにブラックコーヒーを片手に、どこか遠くを見ている。
「俺たちの仕事、AIで全部できちゃう時代になるのかねえ…」
「お前もデジタル苦手だから心配だよなぁ。でもさ、佐藤。もしAIが俺らの仕事を全部できるんなら──」 私はコーヒーをひとくち飲んでから言った。
「それって、俺たちがAIに仕事をやらせればいいって話じゃないか? 面倒な作業から解放されて、給料据え置きなら…最高じゃない?」
「働き方改革をさ、会社からやらされるんじゃなくて、自分でやっちゃうんだよ」
■面倒なことはAIにやらせてしまえ、のススメ
そもそも、我々中高年の人生って、だいたい「面倒なこと」との闘いだった。 報告書、議事録、年賀状の住所録整理、PTAの資料作成、年末の棚卸し… 「これ、誰かやってくれたらいいのに」と心の中で1,000回はつぶやいてきた。
そして今、その“誰か”が現れたのだ。 そう、ChatGPTという名の「忖度しない、愚痴らない、残業も文句言わない部下」が。
しかもこの部下、昼夜を問わず働き、唐突なアイデアにも即座に対応、 「え?先輩ってそんな深い洞察を持ってるんですね」と、ちょっと褒めてもくれる。
■「AIを使うのは難しい」と思ってるそこのあなた
安心してください。難しいのは最初だけです。
たとえば、最初はスマホにビビったお年寄りも、 今やLINEで孫とスタンプの応酬をしているじゃないですか。 AIも同じです。最初は「何を聞いたらいいか分からない」だけ。
でも、そこは文系中高年の本領発揮。 だって我々は、言葉を扱い、状況を読み、空気を読み(すぎて胃を痛め)、 何十年も「人間関係という難問」と付き合ってきたんですよ?
つまり、AIをうまく扱えるかどうかは、「知識」より「会話力」。 要するに、“部下に気持ちよく仕事させる”スキルがあればいいんです。
■佐藤の進化
さて、あれから一週間後、またリフレッシュルームで佐藤と出くわした。 コーヒーを取り出した彼は、どこか気まずそうに言った。
「この前さ、AI使って議事録作ってみたんだよ。でもな…“入力内容が曖昧で要約できません”って返されちまった」
私は吹き出しそうになりながら、「それつまり、”お前の話がまとまってない”ってことか?」と笑った。
「うるさいな。まったく正直すぎるよな、AIってやつは。今度から要点を絞って話すようにするよ」
■ ちょっとだけ心理学的分析を
人が「奪われる」と感じるのは、「変化=損失」と無意識に捉える「損失回避バイアス」が働くからです。 でも実際には、「面倒なことを任せて、自分はやりたいことに集中できる」って、大きな“獲得”かもしれません。
■ まとめ
AIは、あなたの有能な部下、いえ正しくは”パートナー”になれます。AIはあなたの仕事を奪いません。AIはあなたの仕事の価値を更に高めてくれる存在なのです。
私は人生の経験を積み重ねたこのタイミングで、AIに出会えたことをラッキーだと思っています。ITテクノロジーの進化が初めて文系中高年に味方したとも思っています。
今後、若い時からAIが普通にあるAIネイティブと呼ばれる世代が出てきても、AIに頼らず人生を歩んできた、「AIを使いこなせる」中高年はきっと負けません。
■エピローグ
さぁ、中高年の皆さん。 この最高のパートナーと、第二のキャリアを始めてみませんか?
まずは、リフレッシュルームで一息つきながら、スマホのAIに話しかけてみましょう。
「ねぇ、ChatGPT。佐藤の“話し方改革”にキャッチフレーズをつけるとしたら?」
画面に表示されたのは、 『要点3つ、ムダ話ゼロ──中年の逆襲』。
佐藤と顔を見合わせて笑った。
そう、出来事は変わらない。でも、どう受け止めるか、「見方」を変えれば未来は変えられる。
エピクテトスも、ちょっと頷いてくれた気がした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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