塩もやし炒めの塩そば【我が干しそば道 精進の224杯目】
【我が干しそば道 精進の224杯目】
●メニュー名:
塩もやし炒めの塩そば

●ご挨拶:
やぁ諸君、ご機嫌いかがかな?
全日本干しそば党 党首の佐奈田堂だ。
一束の干しそばから始まる偉大なるマンネリズム劇場、
我らが全日本干しそば党の党本部 公式noteへようこそ。
本日も、諸君たちの潜在意識に熱く、そして諄く語りかけるマンネリズムでサブリミナルな一杯をお届けしよう。
ご覧になったあと、きっと君はどんな麺類より干しそばを欲する筈だ。
それも今日は、物価上昇なんのその!ご家庭の救世主野菜の雄!
「モヤシ」を使ったこの一杯を、
じっくりしっかり堪能したくなるのではないだろうか。
我らが全日本干しそば党が掲げる「干しそば道」とは、
極限まで贅を削り研ぎ澄ませる「和」の心をもって、
どこまでもどこまでも朴訥なまでに挑むもの、
そもそもからして “ 清貧 ” なものだ。
故にモヤシの、この異様なまでのリーズナブルさと栄養価には、
予てより注目しているのだ。
そんなもやし炒めそば第三弾は
塩のつゆだ!
(; ・`д・´)b キリッ

※ご参考:過去のもやし炒めそば
塩‥、
そう、この塩の汁は、まさに上方「関西方面」でも、
広く親しまれているであろう、あの味だ。
もっと言うと、神戸や大阪で何度もいただいた
あのうどんの汁の味が
お手本なのである!
我ら全日本干しそば党はこの「塩そば」を以て干しそばの啓蒙を、そして我らが守護神であり彼の蕎麦祖神の弟神、恐れ多くも畏き天干細蕎麦命すなわち蕎麦神様の祝福を、日本の隅々にまで浸透させる所存なのだ!
振り返れば四半世紀ほど前、とあるご縁で神戸のオバチャンと東京の蕎麦屋でご一緒した折、その席で彼女が関東の蕎麦を前に何気なく放ったひと言が、巡り巡って、この私の塩そば誕生のきっかけになったのかもしれない。
バリバリ神戸人の彼女は、店員に出された蕎麦を前にした瞬間、
店中に聞こえる元気な声でいきなり吠えたのだった。
こんな醤油で真っ黒なそばなんて
体に悪そうで食べられへんわぁ~。
私は手繰ってた蕎麦を吹き出した。
本当に吹き出した、こんな具合にな ↓
(´゚ω゚):;*.':;ブフォッ
無論店内の空気も在りえないほど凍ったぞ。
確か大分暖かい5月の下旬だった筈だが‥、オバチャンがその不穏な言葉を発した瞬間、店内の空気が一気に冷え込んだのだ。
体感温度で10℃ぐらいは下がったのではないだろうか。
長袖どころじゃない、上着が一枚欲しいと思ったほどだ。
何てこと言いやがるこのババァ
黙れ黙るんだ黙らっしゃい!
頼むからおだまり!
当時若かった私は随分と煙ったく思ったものだが、
‥まぁ時の経過とともに、徐々に当時の彼女の思いが理解できるようになってきた。
彼女に悪気は全くなかったのだ。それどころか生まれも育ちも神戸の人間にとって、関東の醤油色の汁はどうしても受け入れがたかったのであろう。
精神的な苦痛を伴うものだったに違いない。
そう、あの蕎麦屋での叫びは、彼女の心の叫びだったのだ。
ただし心の叫びと実際の叫びが完全シンクロしていたのが少々マナー違反だったがな!
しかしそんな神戸人を前に、醤油の汁は塩汁より塩分は基本的に低いようだ、などと言っても到底受け入れることはないだろう。
それは彼女の魂自体が拒絶しているからだ。
そんな彼女にも、今だからこそこの一杯を点てて、
ぜひ手繰っていただきたい。
この塩そばは、そんな神戸のオバチャンへの「愛の贈り物」でもあるのだ。
‥それはそうとあのT松さんちのオバチャン、
神戸の北区緑町で、今も達者で暮らしているだろうか?
もう会いたくはないがなヽ( ´ー)ノ フッ
●解説:
今日はご家庭の救世主野菜「モヤシ」を使用した一杯、
それも塩、つまり塩そばにて、もやし炒めのそばを点ててみたのである。
モヤシはビッグ・エーで買ってきた20円もやしだ。20円なのに200g入っていてお得感がハンパない。
もやし炒めのそばは、過去にも醤油、味噌と点ててきたが、今回は先の通り塩だ。塩そばなので、もやし炒めも塩炒めで作っている。
作り方は簡単、もやしと刻んだネギに粗塩を小さじ1/2ほどを振り入れ、ゴマ油で炒めただけだ。
蕎麦に盛った後、頭頂部に黒煎り七味を振ってある。


そして今回の一杯「塩そば」について馴染みのない御仁もいると思われるので、軽く説明をしたい。
塩そばというと、昨今では立ち食いそばチェーンの名代富士そばが、期間限定でたまに販売しはじめているが、まだまだマイナーなものだ。
その富士そばの塩そばの汁は「特製の「塩かえし」を使用した透明感のある琥珀色のスープが特徴~」ということだが、私の場合は塩かえしの代わりに白だしを使用している。そこに粗塩を少々加えることで、琥珀色の旨い塩そばになるのだ。

これをキャッチフレースっぽくすると
白だしだけでは“出汁”でしかなかった。
塩を入れた瞬間、
それは“料理”になった。
‥といった塩梅か。
関西圏では今でも苦手意識が高いと云われる関東の「黒い汁(醤油色)」のそばだが、このように「白い汁」になることで、もっとそばの需要が増えるのではないだろうか。

さぁそんなところで、本日の干しそばの話をしようか。今日は久しぶりにベストプライスの「香りとのどごしそば」を使用している。製造元は干しそばの老舗メーカーのひとつ「滝沢食品株式会社」だ、間違いのない手堅い一品である。
思い起こせば、干しそば道に目覚めた最初の頃、10年ほど前は、この干しそばをよく利用させていただいた。なにより近所のイオンで一食当たりのコストが一番安かったこと(当時は)、味も中々イケてたことで手ごろ感があり、よく使用していたのだ。
時は流れ、現在まで400種以上と様々な干しそばを味わいつくした私からみても、今でも十分良品と感じられる一品なのだ。
ただし、田舎蕎麦風でボソついた食感があるものなので、好き嫌いは分かれると思う、そして茹で時間も既定の4分30秒ではちょっと半煮え感が残るため、私は5分ほど茹でるようにしている。
●干しそば:
ベストプライス 香りとのどごしそば
製造 滝沢食品株式会社


●つゆ:
伯方の塩 小匙1/3~1/2ほど
ベストプライス かつお風味香る白だし
製造 ヤマサ醤油株式会社
(白だし60cc 熱湯300cc)※比率は1:5


●もやし:
フレッシュもやし
株式会社 大祐


●ごま油:
トップバリュ純正ごま油
製造:竹本油脂株式会社 亀岩工場

●長ねぎ:
埼玉県産

●黒煎り七味:
エスビー食品株式会社

●コメント:
もやし炒めの蕎麦は本気で旨い!
もやし一袋にイオンのベストプライスの干しそばと、非情なほどに低コストな一杯とは思えない旨さだった。
製造コストは光熱費を入れても70円ほど。それでいて満足感は十分。外で食べれば800円前後でも違和感のない出来栄えだと私は感じた。
もやしそばというと、一般的にはラーメンが頭に浮かぶが、なぜ先人たちは日本蕎麦で試そうとしなかったのだろう。
これは本気でいい! 物価高騰の日本のご家庭に、今こそ是非ともお勧めしたい一杯なのである!
●諸注意:
特になし
●全日本干しそば党 党首より:
干しそばの神様そば神様、本日はご家庭の救世主野菜「もやし」でムチャクチャ旨い塩汁の一杯を点てられました。まことにありがとうございました。
蕎麦神様は偉大なり!
蕎麦神様は偉大なり!
蕎麦神様は偉大なり!
諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!
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●追伸:
全日本干しそば党の歴史は、Instagramから始まった。
https://www.instagram.com/sanada_do/
※本稿は、Instagram 2026年4月18日のPOSTより引用・加筆
