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「続きが気になる!」を目指して試した小説の「引き」アイデアとコツ

こんにちは! 最近中編小説を書いている、紅音です。

せっかく中編小説を書くなら、各章末に「引き」を作りたい! と思い立って、最近、試行錯誤してました。最初は難しいかもって思っていたけれど、やってみたら案外できるものだなあって気づきました。

小手先って感じだけど、誰かの役に立てばと思って、書き残しておきます。


「引き」とは?

「引き」は漫画でいうところの、次のページがめくりたくなるシーンとか、週刊連載なら、来週も読みたくなるエンディング……などのこと。

次を読むにはめくらなければならないページの直前のコマに、主人公が何かに気づいて「あっ!」とか叫んでたら、読者は「どうしたんだろう?」と思い、次のページをめくりたくなる。
モノローグに「この時、主人公の身に危険が迫っていることは、誰も知らなかったのである」とか書かれた上で「次週に続く!」ってされたら、読者が「来週の話、気になるな」って思う。あれのことです。

「引き」が作りたかった理由

今回、中編を作る際、短編を複数作って繋げる形で構成しました。

・複数の章で構成
・各章1万字~1万5000字

ちなみに、一般的なWeb連載小説の1話が2000~3000字なので、
それと比べると1章が長いタイプです。

私はいつも短編を作ってます。話の終わりはいつもオチをつけていて、別の話には繋がっていません。つまり、今まで話と話を繋いだことがありません。

別につながなくてもお話としては成立するのですが、もっとひと続きのお話に見せたいって欲が出てきて。

連載物のWeb小説では、次の話を読みたくなるように各話の終わりに「引き」を用意しているのだとか聞いたことがあって、「私も『次の話も読みたい!』と読者に思わせる引きを作りたい!」と思って挑戦しました。


小手先「引き」作り

要は各章最後をエンディングとしないで、次が読みたくなるようなシーンや地の文を入れて構成すれば、できるはず……という考えで取り組んでみました。

やったことがなかったので、プロが使うスーパーテクニックな感じがしていたけれど、やってみたら「案外簡単にできるもんだな!」って私は思いました。(プロと比べれば、へなちょこでしょうけどw)

私がやってみた手法は以下の2点です。

1.次の展開を予感させる終わり方をする

読者が「この後、大変なことが起きそうだ……」とか、人物や物事がこの後の話で大きく転換するだろう、と予感させるようなエピソードを最後に持ってくる方法です。
例えば、誰かが不穏なことを言い出すとか、謎めいた物や人物を登場させるとか、「今すぐ逃げろ!」とか緊張感のあるシーンで終わるとか。

もっとかみ砕くと、登場人物が持ってる情報と読者が持っている情報に差があることを利用して、登場人物が読者の知らないことを突然言うと「何それ?」ってなる。これが「引き」になる。この方法で書き終わってみました。

■やってみた感想
お話全体が今後どうなってしまうんだろうかと、ワクワクする章末になったと思います。つまり、作品全体を盛り上げることができたと思うので、お気に入りの「引き」です。
あと、演出次第でさらに面白くなるので好きです。

■注意したほうがよさそうだなと思ったこと
大まかでもいいからプロットがあったほうが便利だと思います。物語の先の展開を予知して言っているようなものなので、「引き」で登場人物が言っていたことの出来事は起こさないと嘘になっちゃうんで……。

物語としては結構前に出していた「引き」も、なんなら伏線も、案外読者って覚えているって個人的に思ってます。(目立つように書けば書くほど覚えてる)

2.次の章のメインイベントを先出しする

次の話の予告編みたいなものでしょうか。次の出来事のきっかけになるようなことをエンディングに持ってくることで、次の話の展開が予想され、読者に「続きを読みたい!」って思わせる手法です。

例えば、次のお話でヒロインがプロポーズを受けて結婚について考えるなら、プロポーズされるシーンを前倒しで出して章末にしてしまう。
すると、「ヒロインはプロポーズにYESの返事するの? どうなの?」って読者が思う。そういう「引き」です。
(この前読んだTL小説は、プロポーズされたところで章が終わり、次の章から、結婚するか考え始めた)

■やってみた感想
個人的に結構お手軽に「引き」が作れる方法なんじゃないかな~って思ってます。次のお話のプロットさえちゃんと用意していれば、前倒しするだけでこの「引き」は作れるので。
あと、読者のメリットとして、次のページに期待する答えがあるはずなので、答え合わせが早くて嬉しいかも。

■注意したほうがよさそうだなと思ったこと
この「引き」は読みたいって思えるエピソードを持ってきた方がいいだろうなあって思います。(どうでもいいことを持ってきてもしょうがない)

あと、乙女ゲーで言うところの選択肢が表示された時みたいな、いくつか選択肢がある場面だと、なおいいかなあって思ってます。読者が「どっち選ぶんだ!?」って思って次のページを読みたくなると思うので。

でもTL小説で言うと、絶対ハッピーエンドのエンタメ小説なので、大体読者は予想付ついているんですけどねwそれでも、答え合わせはしたいから、十分「引き」になるんじゃないかなあって個人的には思ってます。(逆に、想定外の選択をしてハッピーエンドすると、大きな「引き」だし、より楽しめるお話になるだろうなあと思う)

まとめ

やってみたら思っていたより簡単にできると知れて本当によかったです。やっぱり、何事もやってみないと今の自分にできることなのか、足りないことは何なのか、わからないなあって思いました。
今後もちょっとずつ、できることを増やしていきたいな。

この記事が「引き」を作ってみたいなって思う人の役に立てれば幸いです。


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