最初に選んだカメラ Canon EOS 80D
前回は「何故カメラを始めたのか」という事を話しました。
今回はその次。
最初のカメラに「Canon EOS 80D」を選んだわけですが、何故それを選んだのかを当時のメモを元に振り返っていきます。
今回は文字ばっかりの予感。

何を撮りたいの?
カメラを始めようと思った人が経験者にアドバイスを求めると、おそらくまずこれを聞かれるのではないでしょうか。
自分の場合だと、「なんでも撮りたい」でした。
そんな、夕食の希望を聞かれて「なんでもいい」と答えるような…なんて思わないで欲しい。
だって仕方ない。特定のモノを撮りたいと言うよりは、スマホ1本で撮っていた現状からステップアップしたかったのです。
一番はクルマをカッコよく撮りたいことかな?でもドライブや旅行先で風景や気になったものをスナップしたいし、今まで撮れなかった遠くのものも撮ってみたい。競馬も始めたから走る馬も撮ってみたいな…と言った具合。
じゃあ最初はある程度万能に撮れる機種を選ぼうか、と。撮ってるうちに自分の好みや特に撮りたいものも分かってくるだろう。
その代わり、重さや不便さ等はある程度目を瞑る方向で。
それから、私はスマホ時代に「ボケない」「後補正のボケは不自然」という不満があったので、「綺麗にボケる写真が撮りたい」というのも撮りたいものの一つに数えられます。
予算は?
中古で1万円!!
…相場をミリも知らない上に、万年金欠のケチンボなんです。許して下さい。
予算がいくらかなのかというのは、「何を撮りたいか」と並んで聞かれる事かとは思いますが、それにしてもこのレベルだと流石に難しい顔をされると思います。
ということで、私の場合は当初の予算は形骸化。「1万円を基準として極力安く」という、またもやボンヤリとした基準で進めていくことに。
メーカーを決めよう
自分は最初から古いレンズで戦うつもりでした。ケチンボなので。
しかも将来ボディを換えても使い続ける算段です。ケチンボなので。
なので、現行のボディでも強い互換性を誇るCanonを選択しました。
他にも周りもCanonユーザーが多いので、困ったら聞けるかな~という甘い期待も。
何にせよ、ざっくり見た感じではCanonが一番「困らない」選択だなと肌で感じたので、これは初手の選択としては無難でしょう。
センサーサイズを選ぼう
これについては、「なんでも撮りたい」「ボケも欲しい」「でも予算はない」という前提からすると、ほぼノータイムでAPS-C一択。
この時点では「フルサイズより遠くが撮れる」「スマホより圧倒的にボケる」「ボディもレンズも安い」という特徴のAPS-C機は非常に魅力的に感じていたのです。
センサーサイズの特徴とそれに伴うメリット・デメリットについては、後々自分なりに深く考え、悩み、一応の答えを出すには至ったので、またそのうち単体で別に記事にしようと思います。
一眼レフ?ミラーレス?
予算が許すのであれば、現行~近い世代のミラーレスでファイナルアンサーなのはまず間違いないでしょう。
ただ、古いカメラしか予算が許さないとなると話はやや変わってきます。
一桁万円前半しか出せないとなると、2010年代前半から中盤くらいのカメラが主なターゲットになります。
当時のミラーレスはまだ動体の撮影にそこまで強くなく、「不便さを飲めるなら一眼レフの方が撮れるものは多い」という印象でした。
また、一眼VSミラーレスという直接の視点ではないものの、Canonでこの年代のミラーレスと言えばEF-Mマウントで、変換マウントでEFマウントのレンズは使えるものの、EF-M専用レンズはラインナップが少ない上に将来の仮想移行先であるRFマウントでは使えないという制約が結構なマイナスポイント。
よって、一眼レフで探すことに。
※ネタバレ※
約1ヶ月後、まさにその世代のミラーレスEOS M6に乗り換えます。
※ネタバレおわり※
具体的な機種を絞り込んでいこう
対象となりそうなのは、kiss、二桁D、四桁Dの3つのシリーズ。
世代やクラスによって違いが色々ありますが、私が押さえるべき違いは、
「バリアングル液晶」「液晶タッチ対応・非対応」「AF性能」「画像処理エンジン」
あたりで、逆に
「サイズ・重量」「ダイヤル数」
等の直接の性能や写りに関係しない点はあまり気にしない事にしました。
まず個人的に必須なのが、液晶モニタの角度を自由に変えられるバリアングル機能と、その液晶モニタをタッチ操作できる事。
この2点を前提とした機種に絞ってAF性能と画像処理エンジンを比較すると以下のようになります。

それぞれの違いを簡単に掘ります。
・ファインダーAF
点数が多いほど画面をAFを狙える場所が増える。純粋に合わせられる場所が増えるだけではなく、動体を逃さず追いかけ続ける事が出来るようになる。
クロスセンサーは縦横両方向を検知…まぁ高精度なセンサーとだけ思っておけばいい。暗所等の低コントラストに強い。
・ライブビューAF
ハイブリッドCMOS AFの場合、やや迷いがあったり、中央付近でしか合わせられなかったり、暗所が苦手だったりするが、デュアルピクセルCMOS AFの場合はそれらが圧倒的に改善されている。
・画像処理エンジン
候補内で一番古いDIGIC5を基準とする。
DIGIC6の進化は、処理能力が大きく上がった他、FHD60p動画撮影に対応、レンズ光学補正の強化等。
DIGIC7では処理能力以外にAF性能や回折補正が進化。
DIGIC8になると4K動画に対応し、軽量RAW(C-RAW)やリアルタイムでのDLO(デジタルレンズオプティマイザ)が可能に。
この中で一番大きな違いは、ライブビュー撮影でのデュアルピクセルCMOS AF(以下DPAF)でしょう。
これの搭載機は一気にミラーレスカメラっぽい振る舞いも可能になるはずです。
じゃあ、これも必要条件に加えようか、となると、80D、X9i、9000D、X10、90Dの5機種に絞られます。
当然最良は90Dということになりますが、一眼レフの末期であることもあってかなり相場は高いです。人間はあまり撮るつもりがないので瞳AFは必要性が薄く、DIGIC8の進化ポイントも特に響きません。
DIGIC8が響かないならファインダーAFで劣るX10を選ぶ理由も無し。
となると、いよいよ残るは80D、X9i、9000Dの3台に。
ここまで絞ったのならあとは中古の良い出物次第で…という構えではあったのですが、その中から80Dを選んだ最後の一押しになったのは…「ペンタプリズム」を採用しているということでした。
私、ド近眼の眼鏡ユーザーなんですよね。だからファインダー撮影には結構抵抗がありました。それでも「ペンタプリズム」を採用しているカメラはその構造上ファインダーが大きく明るいので、接眼距離が開いてしまっても視野を確保しやすいです。
せっかく一眼レフを選ぶからにはちゃんとファインダー撮影もしたいですからね。地味に大きなポイントになったわけです。
かくしてCanon EOS 80Dは選ばれた

そういうわけで、無事ピンポイントで欲しい機種を絞り込めたので、ちょうど出品されていた80DとEF-S 18-135mm IS USMの箱付きレンズセットを購入。
65000円程でした。ボディ単体換算だと45000円くらい?
最初は1万円でカメラを買おうとしていた人間からすれば胃が痛くなるレベルの出費だったわけですが、これをきっかけに急速にカメラの世界、レンズの世界に足を…いや、頭から突っ込んでいくことになるのでした。
