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AI時代に、人と人のつながりがもっと大切になると思った話

本日は、AI時代に「いかにして生き残るか」という超タイムリーなお話。

BNIナショナルカンファレンス2026感想レポート、2回目です。
田渕祐輝ED_エデュケーション「BNIメンバーシップの価値」についてです。
前回は、本田健さんの講演を聞いて、私がうけた衝撃を書きました。

15分間のお話だったのですが、聞き終わった後に「もっと深くお話を聞きたい」と思うくらい、心に刺さる内容でした。
今日はお話の内容と、私がどんなことを感じたかをまとめてみます。

AI時代においてとても大切なことなので、BNIに入っていない方にもぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。



その前に、私自身のことを少し

私は「採用ストーリーディレクター」として、企業の採用ストーリーコンテンツ制作に携わっています。
求職者の心に届くストーリーを作ること、人の言葉を丁寧に引き出して言葉にすること、社長の想いや現場の情熱・魅力を言語化して届けること、それが私の仕事です。

そして、BNIは入会して10年目に突入しております。
もともとライターとして全然稼げなかった私ですが、BNIの仕組みや学びと皆様のご紹介のおかげで、多くの方とのご縁ができ、お仕事させていただいております。
その中で、SEO記事の執筆もしていたのですが……
正直に言うと、最近その仕事がだいぶ少なくなってきました涙。

AIが記事を書くようになったからです。早くて安くて、「そこそこ」の品質で。ライターにアウトソーシングするよりずっと安い!
そりゃそうですよね。
(本当は、AI生成文章まるパクリはけっこうバレるし、その方や会社のネガティブキャンペーンとなり、ブランディングに傷がつくのですが・・・)

あ、AIが嫌いなわけでも否定するわけでもありません。むしろ私もAIにずいぶん助けてもらっています。優秀なアシスタントです。

でも「AIにできること」と「人間がやるべきこと」の境界線が、想像より速いスピードで動いているのは確かです。

私は、この状況に危機を感じて、2年ほど前から

  • 自分が好きで得意なこと

  • 誰かの課題を解決できること

  • 人だからこそできる普遍的なこと

この3つの要素を持つことは何なのか、考えていました。
そして、インタビューとストーリーテリングに特化する方向に舵を切っています。
人の感情を引き出して、その人にしか語れない言葉を紡ぐこと。
このような事は、AIが「そこそこ」できても、「本当に刺さる」ところまでは、まだ人間の仕事だと思っています。
ライターは滅びるとしても「今じゃない」(某映画のセリフ!)
そんな状況の中で、今回のエデュケーションを受けました。

「超音速の津波」という言葉

田渕氏は、BNI大阪シティセントラルリージョンのエグゼクティブディレクター。(以降、田渕EDと表記します)

「未来思考が強いので、今日は未来からの逆算を一緒にしていきたいと思います」と、明るく話し始めてくださいました。
冒頭から出てきたのが、テスラCEO、イーロン・マスク氏の言葉です。

「AIは超音速の津波である」

マスク氏によると、2030年までにシンギュラリティ(AIが人間の知能を超える瞬間)が来る。そして、ホワイトカラーの仕事の90%以上がなくなると。

「今ホワイトカラーの仕事をされている方?」と聞かれて、会場のほとんどが手を挙げていました。私も、もちろん手を挙げました。

「本当にそうなるの?」と思う気持ちも、正直あります。2030年ってすぐそこじゃないですか!でも、「なるかもしれない」という可能性を、きちんと受け止めておくことは大切だなと感じました。

あなたは今、どこに立っていますか?

田渕EDはこんな問いを投げかけてくれました。

「AIという津波が超音速でやってきています。今、あなたはどこにいますか? 沿岸部ですか? 中間地帯ですか? それとも高台ですか?」

沿岸部にいる人は、すでに影響を感じている。私のSEOライティングは、まさにここかもしれません。波はすぐそこではなく、もう来ています。

中間地帯の人は、今はまだ直撃していないけれど、いずれ来ることは見えている。
田渕EDご自身も社会保険労務士として「取って代わられるだろうとは思っているけれど、今はまだ体感していない」と、正直に話してくださっていました。
(田渕EDは、BNIに入会してから売り上げ30倍へビジネスの成長を果たした人物です)

じゃあ高台にいれば安心? というと、そうでもないんです。
田渕EDはこう続けます。
「沿岸部や中間地帯の人たちが高台に逃げてきたら、市場の取り合いになりませんか?」
この一言、すごく刺さりました。
どこにいても、変化の波は他人事じゃない。だからこそ、今のうちに準備しておくことが大切なんだ、と。


エフェクチュエーションという考え方

では、こんな不確実な時代にどう動いていけばいいのか。
田渕EDが紹介してくれたのが「エフェクチュエーション(Effectuation)」という考え方です。
不確実性が高い環境で成功した起業家たちが、共通して使っている意思決定の手法、という研究から生まれたものだそうです。(同名の書籍もあるので、気になる方はぜひ!)
ちょっと難しそうな名前ですが(田渕EDも「噛みますよね」と笑っていました)、説明を聞くとすごく分かりやすかったです。
対比として「コーゼーション(Causation)」という考え方があります。

  • コーゼーション:
    まずゴールを決めて、そこから逆算する。「今夜はカレーを作ろう」→食材を確認→足りなければスーパーへ。

  • エフェクチュエーション:
    まず手元にあるものを確認する。冷蔵庫を開けてみて、あるもので何を作るか決める。

これ、すごくシンプルな比喩なんですけど、意味がすーっと入ってきませんか。
とってもわかりやすいです。
私は、エフェクチュエーションタイプ(少なくとも料理では)

どうなるかわからない時代だからこそ、「ゴールから逆算」より「今あるものから作っていく」発想が大切になる。
私はこの考え方が、なんだかとても腑に落ちました。


「手中の鳥」── 今あなたの手にあるものは?

エフェクチュエーションには5つの原則があるのですが、田渕EDが特に取り上げてくれたのは2つです。

まず「手中の鳥の原則」。

「あなたは今、何を手にしていますか?」

具体的には、3つのことを見える化しましょう、というお話でした。

  • 自分は誰か(強み・特性・個性は何か)

  • 何を知っているか(これまでの知識・経験・バックグラウンド)

  • 誰を知っているか(今ある人脈)

冷蔵庫に何もなければ、料理は作れないですよね。
でも、BNIには日本国内で約1万3000人、世界では30万人以上のメンバーがいます。
田渕EDはこう表現してくれました。「言い方が適切かどうかは分からないんですが……BNIは食材の宝庫なんですよ。あなたが望めば、何でも作れる」

この言葉、10年目の私にはぐっと来るものがありました。
自分はちゃんと「食材」を活かせていたかな、って。

私という食材を、みんなに知ってもらい信頼されて使ってもらえる活動をしてきたかなって。

「クレイジーキルト」── 一緒に作る、という発想

もうひとつが「クレイジーキルトの原則」
クレイジーキルトは、いろんな布を縫い合わせて新しいものを作り出すキルト細工のこと。それぞれが持つ「手中の鳥」を持ち寄って、掛け合わせることで、一人では生み出せなかった新しい価値を作る、という考え方です。
BNI的な言葉で言うと「コ・クリエーション(Co-Creation)」"共創"ですね。
そしてここで、田渕EDがとても素敵な実例を紹介してくれました。

ポスティング屋さんが、ハルカスに弁当を卸した話

大阪セントラルリージョンのフラッグチャプターに、マックスさんという8年目のメンバーがいます。
BNIに入った当初の仕事は「ポスティング業」。チラシを配るお仕事です。2年ほど前から就労支援のビジネスも始めていました。
そのチャプターに、2年前一人のシェフが参加しました。小野田さん。
フランスで星付きレストランのシェフとして働いていた方です。

マックスさんはBNIの1to1(1対1の面談)の中で、「就労支援と絡めたお弁当事業をやりたい」というビジョンを語っていたそうです。
そこに小野田シェフが加わり、ノウハウが整い、二人がタッグを組んで弁当事業が立ち上がりました。
ここからが、さらにすごい話で。小野田さんの人脈が動き、事業開始の翌月には、もう卸先が決まっていったそうです。
アベノハルカスの売り場や、売上高60億円規模の会社の社員向けランチとして。
8年前にポスティング業で入会した方が、フランス仕込みのシェフと出会い、新しい事業を生み出した。
これがまさに、クレイジーキルトの力だと思います。

この話を聞いた時、なんだかじんわり感動してしまいました。
誰かと誰かの想いが繋がった時、想いもしなかったシナジーが生まれる。すごいなあ、と。

ナショナルカンファレンス2026 at 東京ビッグサイトにて

AIには代替できないものが、ここにある

AIはとても便利で、私もこれからも活用していきます。
でも、マックスさんと小野田さんの話のような「出会い」「信頼」「夢を語り合う場」「夢を応援し合う場」「人脈が動く瞬間」
── これは、AIには再現できないと思います。

人が人に会い、ゆっくり信頼を積み重ねて、想像もしなかった化学反応が起きる。BNIが大切にしているリファーラル(紹介)の仕組みや、人と人のシナジーを生む文化は、AI時代だからこそ、むしろ価値が増しているんじゃないかなと感じました。

私がインタビューとストーリーに特化しているのも、同じことだと思います。
人の感情を引き出して、心に届く言葉にすること。これは、人間にしかできない仕事です。(少なくとも、今は)

田渕EDはこうも言っていました。
「変革期に事前準備していた人は、チャンスを掴み取れる。先延ばしにしていた人は影響を受ける」と。
波はもう来ています。でも、準備している人にとっては、これはピンチではなくチャンスでもあるんですよね。

BNI 10年目の私が、改めて誓ったこと

田渕EDは最後にこう言ってくれました。

「BNIは今の売上を作ることも非常に大事です。でもそれと同時に、未来の売上を作るための準備として、この仕組みと人脈を使ってほしい。今と未来の売上を、BNIを使って一緒に作っていきましょう」

10年もいると、正直なところ「慣れ」が出てきます。
活動がルーティンになって(もちろん習慣化するのも良い事ではありますが)もっとできることがあるはずなのに、日々の忙しさの中で後回しにしてしまうことがある……情報のアップデートも出来ていない……自己反省です。
今日の講演は、そんな自分への優しい喝だったと思います。
まず、自分の「手中の鳥」をちゃんと棚卸しすること。そして、仲間のメンバーと持ち寄って、まだ誰も見たことのない料理を一緒に作っていくこと。
AI時代を生き抜く準備を、BNIという場で、もっと本気でやっていこうと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。BNIって何?と思っていた方に、少しでもその魅力が伝わっていたら嬉しいです。
もし、ご興味のある方は、ゲスト参加も可能なので、ぜひ下記のリンクを見てみてくださいね。
(ちょっと覗いてみたい、話を聞いてみたいという方はぜひコメントかメッセージくださいませ。ビジター招待も可能です)

※ この記事は、BNIナショナルカンファレンス2026における田渕ディレクター(BN大阪シティセントラルリージョン エグゼクティブディレクター)の講演内容をもとに、受講者(私)の感想を交えてまとめたものです。

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