【感想】女王陛下のおなりです ~花丸恵さん『タイピングミスの女王』
当記事を開いていただき、ありがとうございます。
せっかく来てくださったのに申し訳ないんですが、まずは花丸恵さんの記事『タイピングミスの女王』をお読みいただきたく。
お話はそれからに。
(てか、読んだらもうそれでお判りいただけると思うけど)
はい。改めまして、こんにちは。
もう一度足を運んでくださって、ありがとうございます。
でもさ。
もうきっと判ってるよね。私がこれから書こうとしてること。
花さんの『タイピングミスの女王』、めちゃめちゃ面白かったでしょ?
つい笑っちゃったでしょ?
何なら、途中からずっと笑いっぱなしだったでしょ?
おっと、おまぃさん。嘘を言っちゃあいけねえよ(突然江戸弁)
「杉田次官」とか「サルサ男」とか「強風で止まっちゃう戦車」とか、あんだけ次から次へと繰り出されて笑わねえ奴ぁ、よっぽど性根がねじくれてるにちげえねえ(まだ江戸弁)。
(ちなみに今「強風で止まっちゃう洗車」と誤変換しました)
だけどね。ワタシがこの花さんの記事を読んだのはさ。
お昼時の喫茶店だったわけ。
こういう時、スマホは困るんですわ。どんな小顔でも、たとえ広瀬すずさんクラスでも、絶対スマホじゃ顔隠せないから。
これが本だったら問題ないんですよ。
もしどーしても笑いたくなったら「あらまあ、困っちゃうわね」って風情かまして、開いた本で、ぺんと顔を覆っちまえばコトは済むんですから。
でも、そこは現代。
家ならまだしも、出先で見るのはスマホだし。
つまるところ、私は人がたっくさんいるお昼時のカフェの片隅でスマホを凝視しながら、ひとり
「ひっひっひっひっひっひ」
と気味の悪い笑いを発していたわけですよ。しかも延々と。
(一生って言うの?)
さらに何を勘違いしたのか、スタッフさんが私のテーブルに水の入ったグラスを黙々と置き……1、2、3、4……!?
「あ、あの、ワタシ1人……」
「あら。ごめんなさい、勘違いしちゃった」
あー、びっくりした。アイスティーならぬお冷を億かと思ったぜ。
花さんの呪い、いえ祝福かしら。
真面目な話、花さんが卓越したエッセイの名手であることは常々よくわきまえていたつもりだし、皆さんも広くご存じのことと思う。
でも「タイピングミス」という些細な出来事を、「ただおかしな誤変換特集」的な記事でなく(そういうものは巷に掃いて捨てるほどある)、ここまでウィットに富んだ読み物に仕立て上げてくるその才には、改めて感服するしかない。
そして花さんは、記事の最後に自ら問うている。
私は《銃弾》や《戦車》が出てくるような物騒な話は書いていない。登場人物に、《サルサ》や《音頭》を踊らせることもない。
もしやこれは、つまらない話ばかり書いていないで、たまには銃弾をぶっ放し、登場人物にサルサでも踊らせてみろという、小説の神の啓示なのではないか……。だとするならば、このクセの強すぎる神の啓示に、私はどう答えたらいいのだろう。
そうか。そうなのか。だとするともしや
「内閣直轄の秘密組織に属する杉田次官が、国家間にあやしく蠢く陰謀を暴くために南米かどっかに乗り込んで、時に洗車、もとい戦車に乗り込み、時に縦断、いや銃弾をぶっ放しつつ、敵の手練れと対峙してサルサと東京音頭で踊って決着をつける」
的なお話を花さんが書いてくださるとか。
いや、花さんならもっとぶっ飛んだお話をしゃらら~と書き上げて、ある日突然noteのTLに放流されるに違いない。乞うご期待(勝手)。
お話が書き上がるまで(なお勝手)、もういちど『タイピングミスの女王』を読んで笑わせていただくとしましょうかね。
さあ、皆さんご一緒に。
「ひっひっひっひっひっひ」(一生)
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