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「してあげる」ならいらない

「してあげる」

そう言われて
「別にしなくてもいい」
と答えてしまうことがあります。

「してあげる」と言った人に
何の意図や悪気がなくても、
人からそう言われた僕は
「あなたのためにしてあげる」
と恩着せがましく言われたと
感じてしまうからです。

そもそも、僕は誰かに何かを
してもらうことだけではなく、
人に何かを頼むこと自体も
とても遠慮してしまいます。

人に頼むくらいなら
自分でやる方が気が楽だったり、
相手が仕方がないから
「してあげてる」
と思われている気がしてしまうのです。

相手が明らかに嫌そうな顔をしたり
あまり乗り気ではない気持ちが
ありありと伝わってくると、
「(もういいよ)自分でやるから」
と言ってしまうことが多いのです。

でも、仕事では相手が嫌がることや
気が向かないとわかっていても、
頼まなければならない立場だったため
多くの人に依頼してきましたが、
大きなストレスを感じていました。


さらに、僕は、人から
物をもらうことも苦手です。

僕があまり欲しくない物を
押しつけられたように感じて、
断ることさえ苦痛を感じます。

さらに、誰かに何かをあげたり、
何かをしてあげたりしたことを、
自分の周りの人に自慢している
ような人を見るとげんなりします。


でも不思議なことに、
相手から何かをしてもらっても
素直に嬉しいと感じる時もあります。

それは、頼んでもいないのに、
僕が困っていることに気がついて
何も言わずに、そっと手を差し伸べてくれた時です。

そして、そのような人は、
相手にあげたものや
相手にしてあげたことを
覚えていないことも多いのです。

そのようにできる人に対しては、
心から尊敬の念をいだきますし、
そんな人になりたいなと思います。


してあげると言って恩を着せる人

してあげると言っても恩を着せない人

そして、
してあげたことさえ忘れるような人

これらの人たちの違いは、
いったい何なんでしょう?

持って生まれた性格の違いなのか、
生まれ育った環境や親の育て方の
違いなのかもしれません。

少なくとも、僕は人に対して
「してあげる」
と言わないようにしています。

相手のためにではなく、
自分がそうしたいからする。

相手が望んでいないことなら
無理にしない。

それくらいの関係性や
距離感でいたいと思っています。


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