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ドラマ日記 『ぼくほし』&『しあわせな結婚』(初回)

臆病で不器用な白鳥健治(磯村勇斗さん)が、私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』の初回。

健治は、恩人でもある所長の久留島かおる(市川実和子さん)の命により、学校で発生する問題について、法律に基づいた助言や指導を行うスクールロイヤーとして「濱ソラリス高校」に派遣されることに。

過去の類似作との比較から。スクールロイヤーが主人公のドラマというと、神木隆之介さん主演『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(2018年)があります。主人公に不登校の過去があり、学校嫌いというの点は共通していますが、神木さんが演じたのは攻撃型、健治は受容型でした。

男子校と女子校が合併した学校が舞台という設定なら、宮藤官九郎さん脚本による『ごめんね青春!』(2014年)があります。両校の生徒や教師が激しくぶつかるところからスタートするコメディー作品でしたが、本作は比較的おとなしめ。

健治のサポート係の教師・幸田珠々(堀田真由さん)が宮沢賢治の大ファンであったり、健治自身も名前は賢治から取られているでしょうし、宇宙への興味など、学園ものに天文的要素を入れてきたとこは、窪田正孝さん主演『宙わたる教室』(2024年)が思い出されました。

スカートを着用してきた生徒会長・鷹野良則(日高由起刀さん)のシーンはインパクトはあったものの、全体に穏やかであり、まだ評価を下すには早計と思われるので様子見。

日高さんはキャリアは浅いものの、『東京サラダボウル』や朝ドラ『あんぱん』にも出演していて、今後が期待されます。生徒会副会長・斎藤瑞穂役の南琴奈さんは、『ミステリと言う勿れ 特別編』で篠原涼子さんの高校時代を演じていました。こちらも注目です。

独身主義の人気弁護士・原田幸太郎(阿部サダヲさん)が、鈴木ネルラ(松たか子さん)と出会い、電撃結婚するも妻は《大きな秘密》を抱えていた。果たして、彼は妻を愛し続けることができるのか⁉夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス『しあわせな結婚』の初回。

人気弁護士の原田幸太郎は、討論番組の出演中に倒れ、緊急搬送される。そして、入院先で出逢った女性・鈴木ネルラに運命を感じ、50年間貫いてきた独身主義をあっさり捨てて、まさかの電撃結婚!

脚本を担当するのは73歳の大石静さん。初回から「股関節」ネタを入れてくるなど色気重視と、散りばめられた「毒気」は健在。前半は驚きはあるものの、劇的な展開ではなく。そんなホームドラマ的シーンの数々も面白くしてくれるのが、阿部さん・松さん・段田安則さんら芸達者な名優たち。

後半、ネルラと密会!?と思われた謎の男・黒川は刑事と判明。15年前にネルラが第一発見者となった元恋人の布勢夕人(玉置玲央さん)への、殺人容疑でネルラが疑われていると知った幸太郎は…。

奇をてらった感を押さえつつ、意外性も担保。重厚感のある王道サスペンスドラマの風格はさすが大石さん。二転三転ありそうですが、今期ドラマの中でも最後まで楽しめる作品になりそうです。


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