ドラマ日記『102回目のプロポーズ』&『君が死刑になる前に』(初回)
『101回目のプロポーズ』の最終回で結ばれた矢吹薫(浅野温子さん)と星野達郎(武田鉄矢さん)の娘・光(唐田えりかさん)が、恋人・音(伊藤健太郎さん)と、光に一目惚れする青年・太陽(せいやさん)の間で揺れる、笑って泣けるヒューマンラブストーリー『102回目のプロポーズ』の初回。
光は母親似の美しい女性に育ち、オーケストラのチェリストとして活躍しており、世界的に著名なイケメンピアニスト・音と付き合っている。そんな最中、達郎が経営する小さな建設会社の中途採用面接を受けに来た男・太陽。この男、99回プロポーズをして失恋したと言う。
唐田さんが地上波ドラマに本格復帰する今期。『102回目のプロポーズ』では陽キャラな主人公を好演。『君が死刑になる前に』ではヒロインというか、裏主役ともいうべき連続殺人犯(かも)の女性を怪しげに演じ、演技の幅の広さを確認できる好機となっています。
1時間番組と思って見ていたら30分番組だったので、初回はあっという間。浅野さん演じる薫は病気で亡くなっている設定で、写真のみの登場。ドラマは『育休刑事』(2023年)以来、出演されてないですね。
一番の印象は、武田さんが武田さんらしい演技で、懐かしいというか暑苦しいというか(笑)。『バージンロード』(1997年)では和久井映見さん、『パーフェクトラブ!』(1999年)では福山雅治さんの父親を演じていた頃の武田さんを彷彿。『ストロベリーナイト』勝俣役より以前の武田像。
光と音が恋人同士であることは公にされており、二人は結婚するつもりですが、大月財閥の御曹司である音の親は反対している様子。達郎の会社を「聞いたことがない」とあからさまにバカにするなど、説得は最初から無理っぽいです。
一方、当初は太陽を採用するつもりはなかった達郎ですが、「人材不足」ということもあり、掌返しであっさり採用。光と太陽は「マッチングアプリ」の代理同士で出会うという、こちらも現代的な設定。
「すいません」が口癖の太陽に対し、「素敵な人」なのでそんな風に言わないでという光の言葉に、さっそく恋に落ちた太陽(笑)。光が教える音楽教室にいきなり入会し、告白するストーカー案件。光が驚いたところで終了。
本作はFODで先行配信されているドラマですが、同じ手法だったのが伊藤さん主演の『東京ラブストーリー』(2020年)。直後の不祥事でドラマはあまり話題になりませんでしたが、主題歌の「灯火」もいい曲で、Vaundyを初めて知りました。『紅白歌合戦』に登場する前でしたね。
教師連続殺害事件の犯人・大隈汐梨(唐田えりかさん)の死刑が執行。坂部琥太郎(加藤清史郎さん)は事件が相次ぐ7年前へタイムスリップし、指名手配犯の汐梨と出会うも、彼女は無実を訴える。現在と過去を舞台に真相を追うサスペンス『君が死刑になる前に』の初回。
世間を震撼させた教師連続殺害事件の犯人、大隈汐梨の死刑が執行された。 時を同じくして、ドキュメンタリー映画の撮影のために集まっていた坂部琥太郎、馬渕隼人(鈴木仁さん)、月島凛(与田祐希さん)は、7年前にタイムスリップしてしまう。
映画やドラマではタイムスリップの方法も色々描かれてきましたが、今回は車に乗っていたら突然というパターン。直後に、危うく轢きそうになった汐梨で出会った琥太郎たち。撮影拠点として予約していた別荘で休んでもらうことに。
そこからお決まりの「俺たちタイムスリップしてるんじゃねえ!?」描写が続き、教師連続殺害事件の最初の事件が起きたばかりで、汐梨が指名手配されていることを知ります。凜は警察に通報することを主張しますが、大ネタを撮影したい琥太郎と隼人は前のめり。
殺人の件を汐梨に突き付けた凜でしたが、本人は否定。琥太郎は過去のトラウマから、凜を信じたい気持ちもあり、当面は凜の恩師で第2の被害者となる・白鳥弓子(輝有子さん)の殺害を阻止しようとしますが、失敗。その過程で凜は眠らされ、汐梨は別荘を抜け出していて…。
『君が死刑になる前に』というタイトルからして、汐梨は犯人ではなく、真犯人を最終回までに明らかにして、死刑を阻止するってことなんでしょう。歴史改変の是非はともかく。で、「君」というニュアンスには、琥太郎と汐梨の恋愛フラグニュアンスも。
琥太郎と隼人と凜は同級生かと思いましたが、凜は大学の後輩で3つ下。ということは7年前は高校生。第一被害者が高校教師だったことを考えると、セクハラ被害に遭っていた凜が、教師を偶発的に殺害した可能性も。と考えると、主演作も多い与田さんがこのポジションなのも理解できるかな。
