見出し画像

観測42日目|複数人観測で起きること

観測を一人で行う場合と、複数人で行う場合とでは、結果の性質が大きく変わる。

一人で観測していると、どうしても視点が固定されやすい。同じような要素が繰り返し選ばれ、結果もある程度予測できる範囲に収まる。

しかし、複数人で同時に観測を行うと、まったく異なる要素が持ち込まれる。

ある人が「反復」を見つけている一方で、別の人は「不在」に注目している。さらに別の人は、空間の境界に違和感を覚えている。

これらを並べてみると、単独では成立しなかった関係が現れる。

重要なのは、それぞれの観測が独立しているにもかかわらず、あとから組み合わせることができる点である。

複数の観測は、単なる情報量の増加ではなく、関係の可能性を拡張する。

一人では見えなかった構造が、他者の観測によって補完される。

観測は個人で完結する行為ではなく、複数人によって実行されることで、別の段階に移行する。

そのとき、観測は記録から相互作用へと変わる。

いいなと思ったら応援しよう!