薄布の果て
透かしゆらめく面影は
この目を覚ましてまた消える
ここに居るのは一人だけ
白夜のなかの私だけ
のたうち泣いたら
溢れだす
おかしい汁が
こぼれだす
燃えて震えて、引っ掻いて
途切れてほつれて、また繋ぐ
熱きあの夜
戻らぬあの日
荒ぶる息と、その声が
奥をまさぐり、また燃える
何度も何度も
吐いては捨てて
何度も何度も
秘めては果てて
それでも消えない輪郭と
今でも一人で過ごしてた
何故 今ここに?
どうしてここに?
光り輝くその場所は
透けてゆらめくその場所は、
貴方が隔てた夢の中
決して醒めない夢の中
もう、何も要らない
一つにはなれない
此処しかないの。わたしには
そこしかないの。あなたには
やがて溶けだす幻想は
やさしく笑って消えてゆく
白のシーツに咲くアゲハ
濡れたアゲハが乾いても
・・わたしの白夜は
まだ明けない・・・・・・
・・end・・

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