見出し画像

「家事をしない夫」が変わった話 ― 離婚危機からたった1週間で変わった、夫婦の会話術【完全版】

① はじめに:私は特養で10年以上、今は有料老人ホームで働いています


はじめまして。介護職員として、特別養護老人ホームで10年以上、そして今は有料老人ホームで働いています。

夫とは、実は職場恋愛でした。同じ特養で、当時は同じフロアを担当していて、休憩室で他愛のない話をするうちに、自然と距離が近づいていったのを覚えています。夜勤明けで疲れているはずなのに、彼と話す時間だけは不思議と疲れを忘れられました。

同じ現場で働く中で出会い、結婚。お互いの仕事の大変さも分かっているつもりだったし、「うちは大丈夫」と、どこかで思っていたんです。

夜勤の大変さも、身体的にきつい業務があることも、感情労働の側面があることも、全部知っている相手と結婚できるなんて、こんなに心強いことはないと思っていました。

共働きで、家事も自然と分担できるだろうと…。
でも、現実はそんなに甘くありませんでした😥

この記事では、そんな私たち夫婦が経験した「離婚を意識するほどの危機」と、そこからどうやって立て直したのかを、できるだけリアルにお伝えしていきます。

② 「なんで私ばっかり」と思っていた頃の話


夜勤明けで、体はくたくた。それでも家に帰れば、食器はシンクに溜まったまま、洗濯物はカゴから溢れています。

「疲れているのはお互い様なのに、なんで私ばっかりやってるんだろう」

そう思いながら、結局は自分で片付けてしまう。そんな日々がずっと続いていました。

夫を責めたい気持ちもあったけれど、口に出すとケンカになるのが目に見えていて、飲み込むことも多かったです。人のお世話をする仕事をしているのに、自分の家のことは後回し。皮肉だな、と思うこともありました。

もし今、「なんで私ばっかり」と、心の中で何度も呟いてしまっているなら。その気持ち、痛いほど分かります。

③ 離婚を意識した、あの日のこと


積み重なった「なんで私ばっかり」は、ある日を境に、はっきりとした危機に変わりました。

正直に言うと、あの日いきなり何かが起きたわけではありません。何ヶ月も、何年もかけて積み重なった小さな不満が、限界を超えた、という感じでした。

その頃の私は、仕事でも家でも、常に気を張っている状態が続いていました。職場では利用者さんやそのご家族に気を配り、家に帰れば散らかった部屋と向き合う。

誰にも「大丈夫?」と聞いてもらえないまま、ただただ日々をこなしていました。

詳しい経緯はここでは省きますが、あの日、私は本気で「もうこの人とは、一緒にいられないかもしれない」と思いました。

頭の中で、離婚後の生活を具体的に考え始めていたくらいです。一人暮らしをするなら、どのあたりの家賃なら払えるか。そんなことまで、真剣に考えていました。

しんどくて、涙も出ないくらい疲れ果てていて、何度も諦めかけました💦

でも今、私たち夫婦は、あの頃とはまったく違う関係を築けています。夫は自分から家事をするようになり、私も、以前のように一人で抱え込むことがなくなりました。

④ 「怒る」「話し合う」だけでは変わらなかった理由


もちろん、私も何もしなかったわけではありません。怒ったこともあるし、真剣に話し合おうとしたこともあります。

でも、正論をぶつければぶつけるほど、夫はどんどん心を閉ざしていくのが分かりました。「話し合い」のつもりが、いつの間にか「一方的な説教」になっていたんだと思います。
多くの夫婦関係のノウハウでは、「ちゃんと話し合いましょう」「感謝を伝えましょう」と言われます。

それはきっと正しいのだと思います。

でも、正しいことを言うだけでは、人の心は動かないんですよね。私は、それを痛いほど思い知りました。

⑤ 実は、私たちは「同じ量」ではなく「考えている量」が違った


夫も、家事を「まったくやっていない」わけではありませんでした。頼めば、ゴミ出しくらいはしてくれていたんです。
それなのに、私はずっと「私ばっかり」と感じていました。この違和感の正体に気づいたのは、ずいぶん後になってからのことです。

答えは、家事の「」ではなく、家事について「考えている量」が違っていた、ということでした。

例えば、夕飯を作るという一つの家事。
作業として見えているのは「調理している時間」だけかもしれません。でも実際には、その前に「冷蔵庫に何が残っているか」「賞味期限は大丈夫か」「昨日と同じメニューにならないか」「足りない食材は何か」と考える時間があります。

作り終わったあとも、片付けや、翌日の献立の見当をつける作業が続きます。ゴミ出しも同じです。今日が何ゴミの日かを覚えておくこと、各部屋のゴミをまとめておくこと、袋のストックが切れそうなことに気づいておくこと。「外に持っていく」のは、その中のほんの一部の作業でしかありません。

やっていない側からすると、家に帰ったら当たり前のように冷蔵庫に食材があって、当たり前のようにゴミ箱が空になっている。それは、もう一方がずっと頭の中で気にかけて、先回りして動き続けてくれているからなんですよね。

「目に見える作業」を半分ずつに分けたとしても、この「頭の中で考え続けている時間」を一方だけが背負っている限り、本当の意味で対等にはならない。これに気づいたとき、なんだか腑に落ちる感覚がありました。

私がずっと感じていた「なんで私ばっかり」の正体は、家事の量というより、この「見えない考え事」の重さだったんだと思います。

⑥ ここから先は、介護の仕事で学んだことが関係してきます


では、何が私たち夫婦を変えたのか。

実は、その答えのヒントは、私が10年以上向き合ってきた「介護の現場」にありました。気持ちが向かないでいる利用者さんに、どうやって無理なく動いてもらうか。その経験の中に、夫婦関係にもそのまま使える考え方があったんです。

ここから先では、

介護の現場で学んだ「人を動かす」伝え方
なぜ正論をぶつけても、夫の心は動かなかったのか

実際に私が使った、Before/Afterの会話フレーズ集
たった一言変えただけで、反応が変わった具体的な言い方

「察してほしい」をやめて、全部言葉にした話
察してオーラを出していた私が、どう伝え方を変えたか

変化が出るまでのリアルなタイムライン
1週間で変わった後、実はうまくいかなかった時期もあった話

作業ではなく「責任」を渡すという考え方

「手伝ってもらう」から「任せる」に変えて起きたこと

夫の心が動いた、本当のきっかけ
テクニックだけでは説明できない、あの夜の出来事

今も夫婦で続けている、リバウンドしないための工夫
週5分の習慣で、不満を溜め込まなくなった理由

これらと、私の体験を包み隠さずお伝えしていきます。

しんどかった時期を、どうやって「1週間で変化が出た」というところまで持っていけたのか。きれいごとだけではない、リアルな過程を知りたい方は、ぜひ続きを読んでみてください。
今、同じように悩んでいるあなたにとって、今日からできる、小さいけれど確かな一歩になるはずです☺️

ここから先は

9,713字

¥ 980

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?