My Playlist⑩ 3/24 灯を護る
こんにちは。M→Kです。
スピッツを語ることを、ためらっていました。
熱心に語る人が多くて、圧倒されてしまうのでした。
浅はかな意見などと思われるのを恐れていました。
それではだめですよね。
どう見られるかを気にして、発信する勇気がないままでいること。
それは表現者としてあるべき姿ではない。
それ以前に、生き方としてあるべき姿ではない。
スピッツについて語りたい、という気持ちに正直になって書きました。
今回のテーマは「歌詞が刺さった名曲」。
リリースからかなり遅れましたが、スピッツの「灯を護る」を始め3曲を紹介します。
1 「灯を護る」スピッツ
初めて聴いた時「いつものスピッツだな」と感じたのを覚えています。
もちろん批判ではありません。メロディを聴いた時に「ああ、スピッツだ」という安心感がある、という意味です。
心が通じ合える人と一緒の安心感、と言ってもいいでしょう。
その「安心感」をリスナーに与え続けていることが、彼らの素晴らしさだと思います。
歌詞ですが
「密かに灯るこのかわいい灯を護ろう」は
「一つだけこの小さな赤い灯を守り続けていくよ」という「スカーレット」の歌詞を連想した人が多いのではないでしょうか。
「気が付けば指先も汚れたままで」も
「指の汚れが落ちなくて」という、「僕はきっと旅に出る」の歌詞を連想します。
これらは意図的だと思います。
自分たちのキャリアを俯瞰して、かつての表現を新たな曲にアップデートしたかったのではないでしょうか。
全体の歌詞も「自分の弱さを認めた上で、それでも幸せになりたい」という願いが表現されています。
スピッツの多くの曲に共通するテーマの一つです。特にこの曲は「幸せになりたい」という心情がより明確に伝わってきました。
何回聴いても心が温まる曲です。
正式なアナウンスはありませんが、いずれ出るであろうニューアルバムが楽しみです。
2 「光について」GRAPEVINE
先日NHKで放送された「ザ・グレイテスト・ヒッツ」(お笑いコンビ「ニューヨーク」がMCをしている音楽番組)でこの紹介されました。
1999年リリース。多くのロックファンが認めるJ-Rockの名曲です。
イントロのスライドギターの音色から、まず気持ちを持っていかれます。哀愁のあるメロディラインも絶品。
歌詞は文学的、抽象的で、聴き手に希望をイメージさせます。
光にさらされてゆくこの世界の中
君を見ていられた
涙が流れて聞こえなかったとしても
空に浮かべていこう
いつも いつも
僕らはまだここにあるさ
歌詞とサウンドが一体となって、一筋の光が差すようなエンディング。
名曲です。
3 「さすらい」奥田 民生
1998年リリースの、彼の代表曲の一つ。
奥田民生は以前インタビューで「この曲だけはスラスラできた。いい曲ができた!と思えた」と言っていました。
「さーすらおぅー」のサビで始まる、ワクワクするメロディ。思わず旅に出たくなります。シンプルなバンドサウンドもロック好きに刺さります。
「風の先の終わりをみていたらこうなった」
「風の先の終わり」とは何でしょうか?
「こうなった」とは、どうなったのでしょうか?
スピッツやGRAPEVINEもそうでしたが、いい歌詞と言うのは聴き手にイメージを委ねます。
聴き手がそれぞれ自分のイメージを重ねることによって、歌詞が普遍的なものになるのだと思います。
特に「さすらいもしないで このまま死なねえぞ」という歌詞が、今62歳の私に切実に響きます。
旅をしたい!
自分の行きたいところは行っておきたい!
いい思い出を作りたい!
人生を後悔しないように。
なおスピッツと奥田民生については以前も記事を書いていますので、読んでいただければ嬉しいです。
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