【R-18】2024年10月30日(水)|黒いレースの被写体
午後4時。大学の講義が終わり、マウンテンバイクで帰路についていた時、スマホが震えた。画面を見ると、美嘉さんからのLINEだった。
『こんにちは、先生。昨日の黒いレースの下着の写真、撮ってくれた?』
あの時、葵さんが帰宅した焦りで夢中でカメラを仕舞ったため、撮れているはずもなかった。
『昨日はありがとうございました。いいえ、撮れていないです』
そう返信して再び自転車を走らせていると、すぐに通知音が鳴った。
『今から撮りに来ない? 葵も主人も、まだ帰ってこないから』
ドクンと心臓が大きく跳ね跳ねた。 『10分ほどで向かいます』とだけ返し、私は夢中でペダルを強く漕いだ。胸の動悸と荒い息が収まらないまま、古木家の玄関前に到着する。
チャイムを鳴らすと、インターホンのスピーカー越しに美嘉さんの落ち着いた声が流れた。
『鍵は開いているから、そのままリビングに入ってきて』
重い玄関ドアを押し開け、静まり返った廊下を抜けてリビングへ向かう。 そこに立っていたのは――黒いレースの下着だけを身にまとった美嘉さんだった。
「洋平先生、どうかしら? ……非日常の私も、撮ってくださる?」
彼女は透き通るような白肌と艶やかな黒い下着のコントラストを覗かせ、妖しい笑みを浮かべていた。私の名前を「洋平先生」と呼んだのは、これが初めてだった。
激しい興奮で手が震えるのを必死に抑えながら、私はリュックからカメラを取り出した。 レンズを向け、息を殺してその美しくも背徳的な姿にシャッターを切る。
カシャリ、カシャリ――
静かなリビングにひそやかに響くシャッター音。 それは、私と美嘉さんとの、決して引き返せない「いけない関係」が始まった決定的な瞬間だった。
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関連投稿 【R-18】2024年10月30日(水)-妻の下着
☕ 筆者のあとがき
最後までお読みいただきありがとうございます! LINEでの一言から始まった、誰の気配もない放課後の古木家。 自転車のペダルを漕ぐ洋平の動悸と、鍵の開いた玄関をくぐった先に待っていた衝撃の光景――。 「洋平先生」と呼び名が変わった瞬間、二人の関係は「家庭教師と母親」から「男と女」へと完全に変貌を遂げました。 ファインダー越しに刻まれたこの背徳の瞬間から、物語はさらに加速していきます。 1,000PVを突破し、ますます盛り上がる『夫と妻、そして家庭教師の洋平』。 ぜひ【スキ】や【サポート】で応援していただけると、執筆の大きな糧になります! 明日の更新もどうぞお楽しみに!
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