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【R-18】2024年10月30日(水)-妻の下着

帰宅する電車の中で届いた、玲からのショートメッセージ。

『今日はありがとう!すごく楽しかった。――忘れてないよ、あの雨の日のこと』

――やはり、玲も忘れていなかったのだ。私だって、忘れられるはずがなかった。

5年前の告別式の夜。激しい雨音の中、公衆トイレの狭いブースで目にした光景。 黒のストッキングに包まれた脚と、黒のガーターベルト。下着は着けていなかった。

『のりは、こういうのが好きでしょ?』

あのかすれ声の誘いと、意味深な言葉にはどんな意図があったのだろうか。 浴室でひとりシャワーを浴びながら、そんな記憶が走馬灯のように頭の中をめぐっていた。

シャワーを終えて脱衣所へと上がる。 濡れた髪を拭いながら、ふと脱衣かごに目を留めた。

そこには、これまで見たこともない、黒色の透けたレースの下着が無造作に放り込まれていた。

――美嘉のもの、なのだろうか。
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