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50代・無職独身|未来の孤独感

50代無職独身男です。早期退職してから5年、ほとんど会話のない生活をしています。

少し前の記事で、孤独感には時間軸に応じて、現在・過去・未来の孤独感があるのではないか、と書きました。

現在の孤独感とは、夕食を一人で食べるとき、夜寝るときなどに感じる、今この瞬間の孤独感です。

過去の孤独感とは、例えば街で家族連れとすれ違ったときに感じる、「私は子育ての経験ができなかった」「家族をもつ可能性もあったはずなのに」という、後悔からくるような孤独感です。

未来の孤独感とは、「もし一人で病気になったらどうしよう」「認知機能が低下したらどうしよう」などといった、将来の不安からくる孤独感です。

今回はこの未来の孤独感について、少し深掘ってみたところ、未来の孤独感は、さらに3種類に分けられそうです。

日常の孤独が深まる不安

今も、夕食を一人で食べるとき、夜寝るときなどは孤独感を感じます。ただ、YouTubeを観ながら夕食を食べたり、小説を読んだりしながら寝入ったりすれば、そういった孤独感は和らげることができます。

なので、今はまだ良いのですが、将来、歳を重ねたときに孤独感が強くなってしまうのではないか、という不安があります。

老いや病気を一人で抱える不安

老いや病気は、誰にでも訪れるものだと思います。ただ、独身で一人暮らしをしていると、その不安は一層大きくなります。

例えば、高熱で数日寝込んだらどうするのか。認知機能が少しずつ低下してきたら、誰が気づいてくれるのか。入院や施設への入所が必要になったとき、手続きを手伝ってくれる人はいるのだろうか、といったことです。

この不安は漠然と考えているだけでは大きくなる一方です。私の場合は、「終の棲家」についてたまに考えるようにしたり、認知機能が低下しないように意識(語学学習など)したりと、できる範囲で備えるようにしています。

人生の最後を一人で迎える不安

そして、「人生の最後を一人で迎えるのではないか」、さらには「誰にも気づいてもらえないのでは」という大きな不安があります。

「行政や民間の支援サービスのお世話になることになるのかな」といった漠然とした対策しか思いつきません。

このように解決策が見いだせないとき、逆に「理想の状態」を思い浮かべてみる、という方法もあります。

自分にとって、理想の最後とは…。

つい一週間前まで元気に自宅で過ごしていたのに、急病で入院。息子が手続きしてくれた。病室ではスマホでネットゲームに明け暮れる。眼が疲れてきたら、窓から見える故郷の街並みを眺めて思い出に浸る。

いよいよ寿命が尽きそうになり、パートナーや子供たち、孫たちが病室に集合。パートナーは涙を浮かべている。誰一人として「こんな忙しい時に呼び出して…」とは思っていない。

ベッドの傍らでは、音大でバイオリン専攻だった孫娘が、最後のサプライズで、あいみょんの「君はロックを聴かない」を演奏してくれている。

その曲を遠く聴きながら、目を閉じ、心音も静かになろうとしていた。でも『僕の心臓のBPMは190になったぞ』という歌声に力をもらい、わずかに瞼を上げる。

そして「今までありがとう」と言って、ほどなく人生の幕を閉じる。

そんな妄想をしていると、「確かにそうなったら理想なのかもしれない。でも、そういった状態を最終目的として生きるものではないな」とも思えてきます。

今日明日の人生をより充実させていくことのほうが、大事なのかもしれませんね。

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