コカ・コーラ、1-3月四半期決算から読み解く、60年を超える連続増配の秘密!
連続増配の米国企業を紹介しています。2回目はコカ・コーラです。*画像はイメージです。コーラぽくないかも・・
あの伝説の投資家、バフェットは、コカ・コーラを何十年にもわたり飲み続けているそうです。飲むばかりではなく、コカ・コーラ株を彼の会社、バークシャ・ハサウェイを通じ30年以上保有。今では、ポートフォリオの重要なポジションを占めています。
薬剤師による秘伝のシロップ
コカの葉とコーラの実
1886年、ジョージア州アトランタの薬剤師ジョン・ペンバートンが、コカの葉とコーラの実からコカ・コーラのもととなるシロップを開発。当初は薬局で1杯5セントで販売されていたと記録にあります。
1888年、ペンバートンの死後、アサ・キャンドラーがコカ・コーラの権利を買い取り、The Coca-Cola Companyを設立。キャンドラーの革新的なマーケティング戦略により、コカ・コーラは全米で人気を勝ち取ります。
1899年、ボトリング事業の権利をベンジャミン・トーマスとジョセフ・ホワイトヘッドに売却。ボトル入りコカ・コーラの販売が開始され、さらに人気が高まっていきます。
1916年、独特の輪郭を持つ特許ボトルが採用され、コカ・コーラのアイコンとなります。第二次世界大戦中、コカ・コーラは米軍の要請で世界中の戦地に工場を建設。これが戦後の海外進出の基盤となりました。
1980年代以降、ダイエット・コークやコカ・コーラ ゼロなどの派生商品を次々と発売。現在、コカ・コーラは200以上の国と地域で販売され、世界で最も有名なブランドの1つへと成長を遂げています。
About The Coca-Cola Company
設立: 1888年
上場:1919年
創業者: Dr. John Pemberton
ティッカー・シンボル:KO
年間売上高:458億ドル(会計年度2023年12月通期)
-EPS(1株利益):2.47ドル株式時価総額:2,704億ドル(約42.7兆円,6/21現在)
セクター: Consumer Staples(生活必需品)
世界展開: 200ヵ国以上
従業員数: 7.9万人(2023年)/ボトリング・パートナーを含めると70万人以上
CEO:ジェームズ・クインシー(James Quincey)
ライバル企業:ペプシコ(PEP),モンスター・ビバレッジ(MNST)
日本での同業種:サントリー食品(2587),キリンHD(2503)
株主、投資家向けサイト: investors.coca-colacompany.com
株主還元に積極的であり続ける
2024年4月30日、コカ・コーラ社は2024年第1四半期(1-3月)の決算を発表。今四半期は売上高、利益、市場シェアの成長が見られ、全体的に好調なスタート。
決算概要(1-3月期決算/Q1,2024)
売上高: 113億ドル(前年同期比+3%)
営業利益:21億ドル
営業利益率:18.9%(前年30.7%から減少)。比較可能営業利益率(Non-GAAP)は31.8%から32.4%に)
EPS(1株当たり利益): 0.74ドル(同+3%)
キャッシュフロー: 営業キャッシュフローは5億2800万ドル(前年同期比+3億6800万ドル増加。)
:フリーキャッシュフロー(Non-GAAP)1億5800万ドル(同2億7400万ドル増加。)
堅調な株主還元政策
自社株買い:2023年には約15億ドル相当の自社株を買い戻しています。
連続増配:コカ・コーラは1920年以来、一貫して配当金を支払っており、連続の増配年数は実に、62年にものぼります。(2024年0.46ドル→0.485ドルへ増配)
配当利回りの目安
直近の配当実績0.485ドル
0.485×4=1.94ドル(1年間の配当金)
株価62.77ドル(6/21の終値)
配当利回り1.94÷62.77×100=3.09%
*税金、手数料は考慮していません。配当利回りは購入時の株価によって変わってきます。
バフェットとコカ・コーラ
毎日飲んでいるからわかる
「・・・ウォーレン・バフェットは、コカ・コーラの株式をずっと保有し続けています。投資し始めたのが 1988年ですから、かれこれ 32年間も持ち続けていることになります。そしてこの間に、コカ・コーラの株価は 20倍にもなりました。もの凄いハイテク技術を持った企業ではなく、こう言っては何ですが、変な色をした清涼飲料水のメーカーのどこに、バフェットが長期間その会社の株式を保有し続ける魅力があったのか、疑問に思う人もいるでしょう。ちなみにバフェットはチェリー・コークが大好きで、毎日欠かさず飲んでいるとか。それもハンバーガーのようなジャンクフードを食べながら(笑)。 1日で 5本のコークを飲むというのですから、糖尿病なんてどこ吹く風ですね。それで現在 90歳になろうとしているのですから、健康に留意した食生活というものがいかに根拠に乏しいか、という気になってきます。それはともかくとして、バフェットがコカ・コーラに目を付けたのは、この会社のビジネスが将来、確実に大きく伸びると思ったからです。その根拠は世界的な人口増加でした。ざっくりした数字で言うと、 1987年の世界人口は 50億人でした。それが 1998年に 60億人になり、2015年には 73億人ですから、急激に増えているのが分かります。将来推計では、2050年に 97億人、 2100年に 110億人になるという見通しがあります。」
中産階級の増加と生活水準の向上
日本のように、少子高齢化が進む国にいると意外と忘れがちですか、それでも世界全体では、人口が増えていると言うことです。それは、コカ・コーラに大きなアドバンテージを与えます。
世界人口増加により消費者ベースが広がり、飲料需要が自然に増加。
特に新興市場での中産階級の増加と生活水準の向上がブランド製品の需要を
押し上げる。都市化が進むことでコカ・コーラはより多くの消費者に効率的にリーチ可能。
流通ネットワークの効率化と広告ターゲティングの強化につながる。
人口増加が新たな市場セグメントを創出。
若年層や新しい家庭の形成に対応した新製品やマーケティング戦略が
展開可能。
経済成長により消費者の購買力が上がり、高品質ブランド飲料への支出が
増加。
まとめ
実にシンプル
上記のような観点からコカ・コーラの業績に持続的なプラス効果をもたらすと考えられます。バフェットがコカ・コーラをポートフォリオの一つに加えている理由がまさしくシンプルですが「人口増加」による、長期的な成長ということになりますが、個人投資家への大きなヒントを提供してくれていると思います。
バフェットのポートフォリオはこちら↓
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