駆け出しWebデザイナーの営業メールが読まれない理由。フリーランス歴15年が感じる「もったいない」7つのこと
営業メール、テンプレ文をコピペして、リストアップしたWeb制作会社に一斉送信、していませんか?
「はじめまして。Webデザイナーの〇〇と申します」から始まり、
本文は、どの会社に送っても成立する自己紹介。
自分のアピール文だけで終わってしまう…。
長年フリーランスでWeb制作をしているからか、駆け出しWebデザイナーさんからの営業メールが毎日のように届きます。
ポートフォリオを作って、文章を考えて、知らない相手に送る。
営業メールって、かなり勇気がいることですよね。
だからこそ、メールを読むたびに思うんです。
「この営業メール、伝え方でかなり損してるな」と。
どんなに熱量があっても、スキルがあっても、 メールの書き方ひとつで評価が下がってしまうことがあります。
「相手のこと」を考えていますか?
営業メールでは、つい「自分は何をできるか」をアピールしがちです。
対応業務、使えるツール、強み、ポートフォリオ。
営業メールですから、もちろんどれも大事な情報です。
でも、受け取った私が最初に感じるのは、
「この人、うちのサイトをちゃんと見て送ってくれたのかな」
ということ。
毎日のように営業メールをいただいていると、
「あ、このテンプレ、他の会社にも使い回してるな」って、
薄々気づいてしまうんですよね。
では具体的に、どこで損をしているのか。
ひとつずつ見ていきましょう。
もったいないポイント1:
宛名が書かれていない
メールの冒頭、
「はじめまして。フリーランスのWebデザイナー〇〇と申します」と
いきなり名乗っていませんか?
宛名がない。
あっても「ご担当者様」だけ。
そんなメール、実はかなり多いです。
制作会社や個人事務所のWebサイトには、代表者名や担当者名が載っています。
・採用担当の名前があれば、その方宛てに
・代表者名しかなければ、代表の方宛てに
・どうしてもわからなければ「〇〇部ご担当者様」でもOK
誰に読んでほしいのか書かれていないメールは、 誰の目にも止まらず、スルーされてしまう可能性があります。
逆に、冒頭にきちんと宛名があるだけで、 「ちゃんとサイトを確認してくれたんだな」と誠実さが伝わる。
たった一行で、仕事の丁寧さまで感じてもらえるんです。
もったいないポイント2:
自分の話から始まっている
名乗り終わったら、すぐアピール開始していませんか?
受け取る側が気になっているのは、実は 「なぜ、うちに送ってくれたんだろう?」ということだったりします。
だから、自分をアピールする前に、 まず相手のWebサイトや実績を見た感想をひとこと添えてみてください。
読んでいる相手も人間です。
褒められたら嬉しいし、好感度も上がりますよね!
「ちゃんと実績を見てくれたんだな」と、誠実さや本気度も伝わります。
ポイントは、適当に褒めないこと。
「具体的にどこが、どう良かったのか」まで伝えられると、 テンプレメールとの差がつきます。
もったいないポイント3:
営業お断りの相手にテンプレを送っている
「営業メールはお断りしています」
そう記載がある会社には、基本的に送らないほうがいいです。
わざわざ書いてあるのには、理由があるからです。
それでも、どうしてもこの会社にアプローチしたい……!
そんな強い気持ちがあるなら、テンプレを送るのではなく、
「営業メールをお断りされていることは承知しております。
失礼を承知でご連絡したのは、貴社の〇〇という考え方に強く惹かれたためです」
といった納得のいく理由を書いた方が、相手にもあなたの熱量や覚悟が伝わります。
もちろん、それでも読まれないことはあります。
でも「断り書きを見ていないのかな」というマイナスの印象を与える可能性は、ぐっと減らせます。
もったいないポイント4:
みんな同じメールに見える
【対応可能な業務】【私の強み】【ポートフォリオ】【稼働時間】…
駆け出しの方から届く営業メールは、どことなく似ています。
毎日見ていると「あ、またこの型か」と、読む前にスルーされてしまうんですね。
だからこそ、テンプレの型を抜け出した 独自性のあるメールは、それだけで読んでもらいやすくなります。
デザイナーなら、ここは腕の見せどころ!
メールは、相手が最初に目にする「あなたのポートフォリオ」。
そう思って、ぜひ工夫してみてください。
もったいないポイント5:
ポートフォリオにWebデザイナーらしさが見えない
最近は、Canvaで作ったポートフォリオを載せている方が多いです。
もちろん、Canvaが悪いわけではありません。
ただ、Webデザイナーとして営業するなら、 自分のポートフォリオサイトやLPを自作したほうが、印象は良くなります。
ポートフォリオサイトそのものを、制作実績にしてしまうんです。
駆け出しのうちは、実績が少なくて当たり前。
だからこそ、ポートフォリオサイトが腕の見せどころになります。
私自身、URLがCanva以外だと「おっ」と思って、つい見に行ってしまいます。
もったいないポイント6:
メールが長すぎる
せっかく送るなら、頑張ってきたこと、できること、全部知ってほしい。
そう思うと、メールはどんどん長くなります。
伝えたいことがたくさんある気持ち、よくわかります。
でも、受け取る側は日々の業務に追われています。
届くメールも大量で、確認するだけで精一杯。
そんな中で開いたメールが長文だと、 読む前にそっと閉じられてしまうかもしれません。
メールで伝えるのは、要点だけ。
アピールしたいことがたくさんあるなら、ポートフォリオの中で、デザインにのせて魅せてください。
情報整理も大事なデザインスキルです。
もったいないポイント7:
同じ会社に何度も送ってしまう
送信先を管理していないと、 同じ会社に2回、3回と送ってしまうことがあります。
「この人からのメール、前にも来たな……」 と、ウンザリされてしまうかもしれません。
もし再送するなら、
「以前メールをお送りした●●です。
その後実績を追加しましたので、あらためてご連絡させていただきました。」
のように、再送する理由をひとこと添えましょう。
とはいえ、何度も送るのはおすすめしません。
営業は押し切ることではなく、「必要なときに思い出してもらう」ための種まきです。
しつこさより、丁寧さ。
量より、届け方です。
営業メールは、「最初の納品物」
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
私は、営業メールは「最初の納品物」だと思っています。
✅ 相手の名前を確認する
✅ 相手のWebサイトを見る
✅ 文章を簡潔に整える
✅ ポートフォリオに力を入れる
✅ テンプレをやめる
✅ 送信先を管理する
✅ 相手の時間を奪わない
どれも、小さなことです。
でも、その小さな配慮の積み重ねが、
「この人なら、仕事も丁寧に進めてくれそう」
「安心してやり取りできそう」
という好印象につながります。
頑張っているのに、伝え方で損してしまうのは、本当にもったいない。
勇気を出して送るその一通が、 相手にちゃんと届きますように☺️
そして、営業メールが「最初の納品物」なら、信頼を決定づけるのは本当の納品物=納品データです。
営業が実って、いざ初納品。
制作会社はその納品データから、あなたの仕事の丁寧さもチェックします。
私は制作会社で、フリーランスの納品データを「チェックする」仕事もしていました。
デザインは素敵なのに、データで損している方が多かったです。
せっかく営業でつかんだ一件を、「この人にまた頼みたい」に変えるために。
その実務フローをこちらの記事にまとめました。
👇AIバナーを例に、作業前の確認からPSDレイヤー整理、納品メール文例まで全公開しています。
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