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流行りの小説が書けないあなたへ。実は今、小説の未来が少し動いています。だから待って、筆を折らないで。カクヨム発の地殻変動|書籍化ログ

深夜2時。

私はWebtoonの『入学傭兵』を
9話まで一気に読み終え、
スマホを置いて深くため息をつきました。

「なるほど、このイジメの解像度が
復讐の快感を最大化させるのか。
完璧な構成だ……」

マーケターとしての私の脳は
その読まれる仕組みに拍手を送っていました。

でも、同時に
私の心はひどく情けない気持ちでいっぱいでした。

いざ自分がペンを握ると
どうしてもその道を選べない。

それはプライドというより
恐怖に近い感情です。

「読者におもねって
流行りのテンプレートに
魂をちょっと安売りして、
それで
誰にも読まれなかったら?」

……そんな風に滑ってしまう
自分を想像するのが
たまらなく怖かったんです。

もしあなたも今、

「書きたいものが書けない」
「流行りに乗れない自分はダメなんじゃないか」

そう思って
筆を折りそうになっているのなら、
少しだけ
私の話を聞いてください。

実は今、小説界では
あなたのその

「不器用なこだわり」

を救うかもしれない
大きな変化が起きています。


「書きたいものを書いたら負け」みたいな空気

キャラの個性、ちゃんと出したい。
美しい風景描写もちゃんと入れたい。
濃厚な人物描写もしたい。
関係性はしっかり育ませたい。
大事なシーンは長文にしたい。
漢字なんかひらきたくない。

私は丁寧に「物語」を紡ぎたいの。

重ねられたストーリーの先に
輝くシーンがある。
そんな心のこもったお話が
好きだから。

でも、私の“やりたい”は全部

「それウケないよ」
「やめた方がいい」

って言われちゃう。

やっぱり流行りに乗らないと
読んでもらえないのかな?

誰も求めてないのなら
もうやめちゃおうかな……。

こんな風に傷付いている人が
小説界隈にはとても多いです。

わかる。
すごくわかるよ。

私だって
マーケター歴20年の数字の呪いにかかってなければ
書きたいものは山ほどあったもの。

でもね。
結論から言います。

あなたの「物語」は
これからの世界で輝きます。

私がこれを書こうと思った理由

理由は単純です。
悲しかったから。

小説家になろうに
私がとても好きな作品があります。

タイトルは
「死神を食べた少女」(2012年完結)

でも今の
「読まれるタイトルのルール」で見ると
これ、かなり不利です。

ターゲットが分からない。


ランキング市場なら
0.5秒でスルーされるタイトル。

でも読めば分かる。

この物語は
もし今の「売れるタイトル」をつけたら
世界観が壊れる。

武骨で重厚な
ダークファンタジーなんです。

ただ問題があって、
この作品は

・三人称視点
・文字密度が高い
・心理描写が濃い
・人間関係が複雑

つまり
「読まれる小説ルール」から
全部外れているんです。

残酷ですが、
こういう作品は

今のランキング市場では
ほとんど浮上できません。

面白いのに
一生0PVのまま沈む。

そうすると作者は絶望して
そっと筆を折る。

私はそれが
すごくイヤです。
だからこれを書いています。

カクヨムが出したメッセージ

3月に始まった
カクヨムのコンテスト。
テーマを見て
少し驚きました。

・謎解き
・骨太ダークファンタジー
・輪廻

今のランキングだと
正直かなり不利なジャンルです。

でも副題は

「10年後の小説の未来を一緒に作りませんか?」

でした。

これを見たとき
私は思ったんです。

ああ、
運営は今のままの未来を
望んでいないんだなって。

AIが来ると世界は変わる

もうすぐAIは
「俺TUEEE」
「ざまぁ」
みたいな
わかりやすいカタルシスの物語を
いくらでも作れるようになります。

読者はスマホに
「ざまぁ系で俺TUEEE書いて」
と言えば
自分好みの小説が
無限に出てくる。

そうなったとき
「手軽な快感」だけの物語は
価値を失ってしまう。

だからこそ今、
人間にしか書けない物語
を掬い上げようとしているんだと思います。

もう一つの問題「IP」

最近よく聞く
「IP」という言葉。

アニメ化したり
ゲームになったり
10年続く物語のことです。

あれ?
10年続く?
どこかで聞いたような…。

「10年後の小説の未来を一緒に作りませんか?」

そう。
カクヨムのコンテストの副題です。

出版社が本当に欲しいのは
実はこういう作品です。

でも今のランキングは
消費のスピードがとても速い。

だから

・強い世界観
・深い人物描写
・重厚な物語

こういう作品ほど
ランキングの底に沈んでしまう。

それって
とてももったいないですよね。

だからカクヨムは動いた

今回のコンテストは
ランキングとは少し違う場所で
編集者が直接作品を見つける仕組み
になっています。

テーマも
・謎解き
・骨太ダークファンタジー
・輪廻

ランキングでは
不利なジャンルばかり。

私はこれを見て思いました。
「物語をもう一度拾いに行こうとしている」

運営が守ろうとしているもの

おそらく守りたいのは
人間が書く物語です。

・複雑な感情
・理不尽な絶望
・長く積み重なる文脈
そういうものは
AIが簡単に作れるものではないから。

読書体験の話

今のWeb小説は
正直に言うと
デジタルお菓子です。

パッと食べて
パッとドーパミン。

でも、それは本来の
読書体験……なのかな?

多分、違うんです。
本来の読書は

想像したり
内省したり
共感したり

自分の価値観が揺れるような
「体験」
なんですよね。

今回のコンテストテーマは
そういう読書体験を
もう一度取り戻そうとしている。

私は
そんな気がしています。

だからお願いがあります

もし今

「書きたいものが書けない」
「書いたのに読まれない」
「評価されない」

そんな苦しさの中にいる人がいたら、
お願いだから
筆を折らないで。

あなたが丁寧に紡いだ物語は
きっとこれからの時代に必要になります。

流行りの型に
自分を削って合わせる必要はありません。

キャラを愛して
世界を愛して
物語を愛して書いた作品は
必ずどこかで
誰かの心に刺さる。

そして私は
そういう物語が大好きです。

どうか、あなたの物語が
この世界から消えてしまいませんように。

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もしこの記事を読んで

「筆を折りそうだったけど
 もう少し書いてみようかな」

そう思えた人がいたら

同じように悩んでいる作家さんにも
ぜひシェアしてあげてください。

私は執筆のかたわらで

・Web小説市場の分析
・作家の生存戦略
・小説界隈の未来

について
これからも書いていきます。

興味があれば
フォローしてもらえると嬉しいです。

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最後に少しだけ懺悔させてください。

私はこれまで、このnoteで
「読者のためにエルメスの職人であれ」
「ニーズに合わせてパッケージ(タイトル・あらすじ)を変える」
「凡人が書籍化を目指すなら、休んでいい日は存在しない」
と、耳にタコができるほど語ってきました。

しかし、
そのルールは今、
変わり始めています 。

もしweb小説の未来について
より詳しい解説に興味がある方は、
こちらの「深掘り書籍化ログ」を
覗いてみてください👇

中の人はこんな感じです👇


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うら表紙|無名→書籍化の記録(WEB小説) 読んでくれたこと、心より感謝します。いただいたチップは真心と思い、大切にします。私は時間がかかりましたが、あなたが私よりもっと短い時間で、自分の人生を愛せるよう願っています。