雨夜、椿に宿る光
雨が、
しとしとと降っていた。
夜は深く、
風もまた、
静かに息を潜めていた。
そのとき、
鳥が二度、鳴いた。
偶然だったのか。
それとも、
「こちらへ。」
という小さな呼び声だったのか。
私はその声に導かれるように、
いつものように庭へ出る。
雨に濡れた庭は、
昼間とはまるで違う表情を見せていた。
静寂が降り積もり、
一滴一滴の雨音が、
大地を優しく包み込んでいる。
ふと目を向けると、
そこに、
三つの光があった。
小さく。
けれど、
確かに輝いている。
私はそっと近づき、
カメラを向けた。
そこには、
無数の光が宿っていた。
まるで、
夜空の星々が、
雨に誘われ、
椿の若葉へ舞い降りたかのように。
一枚の葉に、
ひとつの宇宙。
一粒の雨に、
ひとつの銀河。
光は、
強く輝くものだけではない。
誰にも気づかれないほど、
かすかな光もまた、
静かに世界を照らしている。
雨はそのことを、
椿の葉を通して、
そっと教えてくれた。
私はしばらく、
その景色を眺めていた。
何かを考えるでもなく、
何かを求めるでもなく。
ただ、
美しい。
その一言だけが、
胸の奥に静かに広がっていく。
もしかすると、
自然はいつも、
このように光を宿しているのかもしれない。
私たちが見過ごしているだけで。
立ち止まり、
耳を澄ませ、
心を静かにするとき、
世界は本来の姿を見せてくれる。
雨夜。
椿に宿る光。
それは、
遠い宇宙から届いた奇跡ではなく、
この地上で、
この瞬間に息づいていた、
命そのものの輝きだった。
そして私は、
その静かな光景の中に、
宇宙のやさしい微笑みを見た。
雨夜。椿に宿るエメラルドグリーンの光。
実際の映像です✨
https://youtube.com/shorts/jvuynfIb_i4?si=SS4IcoCIQH5lQGZS
