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第6話:『勇者に贈る歌』が届いた瞬間、そして心がつながった15時39分

プレミア公開の時刻は、しょうたがこの世界に生まれてきた、その瞬間に合わせた。
妹夫婦の家に集まり、三人娘とおばあちゃんと一緒に、テレビの前でその時を待った。

画面には、プレミア公開のカウントダウン。
「10、9、8…」と、みんなで声をそろえて数える。

数字が減るたびに、部屋の空気がじわじわと熱を帯びていく。もう既にかなり盛り上がっている。

そして「0」になった瞬間。
イントロが流れた。

その場の空気がふわっと変わったのを、今でもはっきり覚えている。
子どもたちの目がパッと輝き、大人たちも思わず画面に引き込まれた。

曲が終わると、しょうたはちょっと照れくさそうな顔をしていた。
でもすぐに「もう一回!」と笑って、何度も繰り返し聴いてくれた。

「うまれたしゅんかん、かちかくじゃん?」
「じんせい、Like a マインクラフト!」
気に入ったフレーズを、それぞれが楽しそうに口ずさんでいた。

自分が書いた言葉を、子どもたちが嬉しそうに歌ってくれる。

それは想像以上に、胸がじんわりと温かくなる体験だった。

しょうたの、少し恥ずかしそうで、でも誇らしげなその表情を見たとき、この10年のすべてが報われたような気がした。

しかも、同じ時間に別の家でも観てくれていたらしく、プレミア公開時の同時視聴数は、いまもなお越えられていない。笑

「今観てるよ!」というLINEが届いたとき、
心に残ったのは“数字”より、“つながり”のほうだった。

同じ時間に、別々の場所で、同じ曲を聴いていた。ただそれだけのことだけど、きっと皆で時を刻めた。

しょうたの10歳の誕生日の時間を共に過ごした皆は、きっと一生、忘れない。


ここで、ちょっとした“裏話”をひとつ。

本当は、楽曲の仕上げはレコーディングスタジオで、イカれた兄弟と一緒に歌う予定だった。

でもスケジュールが合わず、やむなく代替手段を探していた。

Sunoで鼻歌を読み込ませたら、想像以上のクオリティで仕上がってきた。

「あ、これでいける」と、直感で思った。

テンポも、あえて少し落とした。
日常を語るような、自然な空気感を大切にしたかった。

Moisesでキーも1つ下げ、自分が歌いやすいように調整。

結果として、それが“みんなが歌いやすい音域”にもなっていた。

歌詞入力も工夫した。Sunoが誤読しないように、全編ローマ字で打ち込んだ。
「輪廻転生」は「rinne tenshou」と読ませて
「爆笑」と韻を踏むように設計したりしてみた。

そんな小さな工夫が功を奏したのか、
チームメイトの子たちも、曲を覚えて口ずさんでくれていた。

「歌いやすいし、いい歌だね」
そんな言葉をもらえたのは、素直にとても嬉しかった。


ここで、これからサプライズに挑戦してみたい人に、ひとつだけアドバイス。

YouTubeのプレミア公開は、事前の再生チェックができない。

だからおすすめの流れは
1. まず「限定公開」でアップロードして確認
2. 問題なければ「プレミア公開」に切り替える

この手順が安心です。

俺はぶっつけ本番で公開してしまい、音飛びに気づいたが、時すでに遅し。

でも今となっては、それも「味」として、開き直り、あえてそのまま残してある。


映像を公開して数日後、保護者の方からも声をかけてもらった。

「全部ひとりで?」「ほんとに?」と驚かれたり、
「うちの子にもお願いできるかな?」という相談もいただいた。

嬉しい。ありがたい。光栄なこと。

でも同時に、胸のどこかで、強いブレーキがかかった。

この曲は、しょうたとの10年間が詰まった“手紙”みたいなもの。

心が動かないまま誰かのために作ったら、きっと届かない。

やるなら「仕事」ではなく「覚悟」になる。
片手間では、絶対に無理だと思った。

適当な温度で向き合えば、それなりの、ただそれっぽいものしかできない。


そんな中、子どもたちのひと言が、ずっと心に残っている。

「ぼくのも作ってほしい!」
「次は卒業式の歌かな?」
「チームの応援歌は作らないの?」

目がキラキラしてて、まっすぐで、疑いが一切なかった。次作をとてつもなく期待してくれている。

ああいう純粋な気持ちには、ちゃんと応えてあげたい。それが今の率直な気持ちだ。


最初は、しょうたひとりが喜んでくれたらそれでよかった。

iTunesでたった1人に向けた歌を贈る。というロマンをAIのチカラで現実化することが出来た。

そしていまは、「文化をつくる」という空想が、少しずつ現実に近づいている。

「おれも大人になったら曲つくる」
「大人ってかっこいいね!」
そう思ってくれた子がいた。

その時点で、この挑戦は“成功”だったと思う。

「しょうたのパパすげー!」
そんな反応の数々が素直に嬉しかった。


技術的な構成も、最後にシンプルに流れを記しておく。

• ChatGPTに相談しながら歌詞作成
• Sunoで鼻歌をもとに音楽生成
• Moisesでキー調整(−1)
• Pictoryで紙芝居風に配置
• YouTubeプレミア公開時刻を設定

スタジオも、高価な機材も要らない。
必要なのは、気持ちと工夫
そして、「届けたい想い」。

想いを込めることは
AIにはまだ任せられない。

ぜひ、10歳の記念に親バカ全開でやってみてください。
わからないことは気軽にコメントで聞いて下さい🙌


しょうた、そして歌ってくれたみんなへ。

何度も観てくれて、
何度も歌ってくれて、
本当にありがとう。

この歌は、もう俺だけのものじゃない。
小さな輪が、ゆっくりと、でも確実に広がっている。

10歳の誕生日に、親が子に曲を贈る。

そんな文化のはじまりを、そっと蒔いてみた。

- ̗̀ 𝙷𝙰𝙿𝙿𝚈 𝙱𝙸𝚁𝚃𝙷𝙳𝙰𝚈 ̖́-

次回予告

第7話:「世界展開 ── 全言語リミックスで、息子の誕生を全世界と祝う」

これは、ひとりの親バカが、本気で“世界”に挑む物語。
まずは、大好きなベトナム語で。
そして、アジア各国のバージョンもつくっていく。

「しょうたが生まれた喜び」を、各国の言葉で、堂々と、誇らしく宣言する。

届けるのは音楽じゃない。
愛と祝福だ。

これはただの企画じゃない
文化をつくる話だ。

「10年越しの親バカチャレンジ」
次なるステージへ。


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