ふらりバスの冒険。娘たちと一緒に街を練り歩く。
ANLY(アンリー)です。
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、娘たちとの日常のお話です。
先日、娘二人と街を散歩したお話。
最後まで読んでいただくと、
成長期真っ只中の娘たちの生態系や
彼女たちの人生の中の、
ほんの小さな成長の瞬間を
お届けできると思います。
私にとって、かけがえのない
一瞬の時間。
◆中体連クエスト

長女は中学1年生。
この時期、全国の中学生には大きなイベントがあります。
全国中学校体育大会
中体連
中総体
中学校の、部活動の大会ですね。
それは全国の親御さんにとっても、
大きなイベントでしょう。
朝、早起きし、
お弁当を用意し、
我が子を激励し、
試合会場まで送迎し、
積み上げた努力の日々に、
仲間に、家族に、
思いを馳せる。
親は我が子へ。
子はこれまでの日々と、未来へ。
親子共に、それぞれのドラマがあります。
そして我が家のドラマは…
バス!
バスの乗り方!
「一人で、乗れない!」(長女)
…さぁ、緊急事態です。
バスに乗って中体連の試合会場へ行く。
クエスト開始!
◆バスの乗り方を教える
長女がバスに乗れないのは、
親である私のせいです。
ここは田舎の方なので、移動手段は車。
今日まで、長女とバスに乗ることは
ほぼありませんでした。
しかし大会の当日、中体連の試合会場には、
公共のバスで行かなければなりません。
過保護なANLY、
思い付きました…
「事前に、一緒にバスで試合会場まで行って
バスの練習をしよう!」
と。
そんなこんなで、長女と次女を連れて
近くのバス停までやってきたわけです。
・「声がうるさい」と言われる。

自分で言うのもなんですが、
私は結構、面倒見が良いタイプだと思うのです。
仕事の後輩や、親戚の甥っ子・姪っ子、
困っていたり、寂しそうにしていたら、
割と「いい人」を演出してきたと思います。
声をかける。話を聞く。一緒に取り組む、遊ぶ。
寄り添う。
そうすることで、相手は笑顔になります。
笑顔が返ってくると頼ってくれるようになります。
頼られると、私も嬉しくなります。
嬉しいと、相手ともっと丁寧に接しようと思えるようになります。
このサイクル。この相乗効果。
それは、我が子に対しても同じ。
はずなのですが………
「パパ、説明が長い。」(長女)
「パパ、声が大きい。もっと小さな声でしゃべって。」(長女)
「パパ、うるさいから。他の人に聞こえるから、
恥ずかしいから、やめて。」(長女)
…この返しです。
きたぁーこの返し。
私の思いが、娘にはまったく届かない。
私が長年積み上げてきたロジック(論理)が
通じないだと!?
ついこの間(小学生)までは
イケてた(気がする)のに…
バス停でバスを待ちながら
私がこんなにも丁寧に、
バスの時刻表の読み方を説明している
というのに。
次女は?次女ならきっと…
「ほんとにね。パパったらね。」
完全に姉の味方かーい。
姉と一緒にクスクスと私を非難している。
娘たちよ、声が大きいとか、他の人がどうとか、
今はそんなこと、どうでもよいのですよ。
バスですよ、バス!
私の話を聞かなかったら、試合に行けませんけど!?
私はそんな思いをグッと飲み込み、
できる限り感情をスルーし、そして穏やかな口調で
「はいはいゴメンね。そうは言っても
ちゃんと読めるようにならないと、試合に行けないよ?」
と返しながら、
長女の反抗期という現実を目の当たりにしたのでした。
・アイスを食べたいと言われる。

ふぅ。娘に怒られながらもバスに乗り込み、
何とか試合会場の近くのバス停で降りることができました。
「のど乾いたー。パパ、なんか飲みたい。」(次女)
「パパー暑い。アイス食べたい。」(次女)
きたぁー速攻です。
先制攻撃です。
バスを降りた瞬間の
次女からのクイックターン。
しかも連続攻撃。
つい数年前までは、このクイックターンに
「パパ、疲れた。歩けないー。おんぶしてー。」
がプラスされた多段攻撃!
も発動していたのですから。
あの頃に比べたら、なんのその。
フフフ…想定内ですよ。
私はすかさず、
条件付き提案ターンを返します。
「コンビニで買えるもの。」
「飲み物かアイスか、どちらか一つ。」
「アイスなら、フタのできるクーリッシュ。」
この「条件付き提案返し」は
すばらしい時短効果を発揮します。
娘に考える隙を与えないのがポイント。
見事カウンターを決め、
次女がすんなり「クーリッシュ」と答えた瞬間、
コンマ数秒のフラッシュバックが私の脳内を駆け巡ります。
(そっか。もう、おんぶしなくて良いんだ…)
と。
おんぶして歩いた数々の記憶…を思い出しながら、
突然、妙な寂しさに襲われたのでした。
◆3人で街を歩く
・クーリッシュ片手に

クーリッシュを片手に、
試合会場まで3人で歩きます。
私は歩きながら街のガイド。
丁寧に道のりのポイントを解説します。
この場所がこうで~
あっちの方向から来て~
駅の方向はこっちで~
帰りはこうで~
だから、ここを目印にして~
こうしてこの街を歩くのは久しぶりです。
そして娘たちと歩くのは初めて。
天気も良い。
街の風景にも若葉が散りばめられ、
清々しい気分の中、
私の解説にも熱が入ります。
そんな私の解説を聞いているのか、いないのか。
(お願いだから聞いてくれー)
クーリッシュを食べながら、
姉妹仲よくケラケラと推し活の話題で盛り上がっています。
!?
突然、娘たちが足を止めて
手に持っていたクーリッシュをゴソゴソと
ショルダーバッグにしまい始めました。
「どうかしたの?」(ANLY)
「向こうから人が来てる。
クーリッシュ持ってるの、恥ずかしい…」(長女)
そ、そっすか。
パパは別にいいと思うけれど、
忙しくて大変ね。
そんな難しい年頃な
娘の複雑な気持ちを想像してみるのでした。
・ピザ屋を拒否される
試合会場まで無事にたどり着き、
長女が一人でバス移動や徒歩移動ができるよう
練習クエストをクリア!しました。
これでひとまずは安心。
ANLYの次の一手は、
「お昼ごはんを3人で食べる」
サブクエスト開始です。
こんな時は、「相棒」の出番ですね。
ANLYは相棒を呼び出し、
(実際はケータイを取り出し)
こうお願いします。
「この近くで、子供と一緒にランチできるお店を探して」

実際はケータイでGeminiに聞いています。
相棒はなんとも良さげなビザ屋さんを教えてくれました。
訪れた街で、
その街の素敵な場所やお店を見つけ、
ふらりと訪ねる。
ランダム・エンカウント。
そこには新たな発見と出会い、
そして小さな幸せがある。
これが冒険の醍醐味ですよ。
そんな醍醐味を娘たちにも体感してもらいましょう。
徒歩数分。
古い建物が並ぶ、路地裏の通りに、
赤い屋根が見えてきました。
目的地のピザ屋さんです。
ガラス越しにカウンターテーブルと
いくつかの丸テーブル席が見えます。
お客さんが結構入っている。
決して高級そうではないが、
レトロで味のある素敵なお店だ。
私がウキウキしながら、
ピザ屋のドアを開けて店に入ろうとすると、
あれ?(二人がいない!?)
「やっぱりピザはやめる!」
店の外、少し離れたところから、
嫌そうな顔で、二人が私に訴えている。
このお店に入るのが嫌だと。

「おしゃれすぎて、イヤ!」
え?おしゃれすぎ?
わたしの冒険心が、
私の醍醐味が、
このワクワクが、
この子たちには、伝わらないと!?
私はすぐに頭の中でロジックを組み直します。
ピザ < おしゃれすぎ < 緊張する < イヤ
な、なるほど。
「じゃ、じゃあもう少し歩いて違うお店をさがしてみようか~」
私は、残念な気持ちをグッと飲み込み、
娘たちが見ている重要度が何なのかを、
改めて思い知らされるのでした。
・出店でたこやきを食す
ピザを諦め、公園を練り歩いていると、
どこからか、いぃ~においが…
向こうの方で出店が並び、
お客さんでにぎわっているようでした。
何かのイベントが開催されているようです。
「あ、たこ焼き~!」
「ポテト~~!!」

「うまぁ~!」
娘たちは満足そうに、そしておいしそうに
たこ焼きとポテトをほおばりました。
これだ。
これですよ。
これが「こどもらしさ」。
この子たちには、私の求める
おしゃれなピザの冒険など必要ないのです。
こどもには、
こどもにしか見えない魅力的な冒険があります。
私には、とうの昔に終わってしまった、
何気ない日々の冒険が。
この子たちには、この子たちなりの
今しかできない体験が常に待っています。
私が経験したロジックなど、
関係ないのです。
複雑な感情と戦っている長女。
なんでもお姉ちゃんを追いかける次女。
「パパ、うるさい!」
と、言われないよう。
そして言われたとしても、
あ、この子が見ているのは、
まだこの景色(感情)だよなぁ
と、軽くかわして
見守れるようにと、心に誓うのでした。
この後、ショッピングモールで推し活をして楽しみましたが、
その話はまたの機会にでも。
◆バスで帰る

本日のクエスト終了。
これで長女も、ひとりでバスで大会に行けることでしょう。
次回はどんな冒険が待っているのやら。
◆伝えたいこと
バスの練習と街の散策は、
こどもたちの成長を発見する重要クエスト。
こどもの成長を見つめること、
それは私自身を見つめ直すことでもある。
成長とは、これまでの過去との比較。
そして今日、過去となった成長の思い出は、
もう見ることはできない記憶の中に、さようなら。
◆最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

【 はじめましての方へ 】
はじめまして。ANLY(アンリー)と申します。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「クリエイターになれなかった」私は、毎日普通のパパや普通の会社員をやっております。
noteを通じて、『クリエイターになれなかった私がもう一度「創る人」になるまでの挑戦記』を綴っていきます。これからも、たまに見ていただけたら嬉しいです!
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