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スイスの思い出② ロンドンで出会った友達の、スイス・イタリアでの結婚式へ

前回、スイスエアーの機内でチョコレートを食べまくった記事を書いたけど、スイスへは友達の結婚式に出席するために向かっていた。

30年以上前のこと。ロンドンの英語学校に短期留学していたとき、私は一人の友達と出会った。 3ヶ月という短い期間だったのに、帰国後も文通が続くほど気が合った。
ある日、その友達から結婚が決まったと、結婚式の招待状が届いた。
驚きと嬉しさが一気に押し寄せて、私はすぐに国際電話をかけ、出席の返事を伝えた。
自宅の固定電話から001(ゼロ・ゼロ・ワンダフル)と声に出してプッシュしたのが懐かしい(当時の国際電話のCM、知っている人は少ないでしょう)。

💒 ルガノ湖の教会での式
友達はイタリア系のスイス人で、新居はルガノ湖を見下ろす素敵なマンション。湖の青さと山の緑が溶け合うような、絵画のような場所だった。
結婚式はルガノの教会で行われた。石造りの壁、差し込む光、静かな空気。ヨーロッパの教会特有の厳かさと温かさが混ざり合っていて、美しい友達の幸せそうな姿を見ながら、「こんな場所で結婚式に参列できるなんて」と胸がいっぱいになった。

🚗 国境を越えて、コモ湖のヴィラへ
式が終わると、参列者たちは車に乗り込み、そのままイタリアへ向かった。陸続きのヨーロッパならではの、車での国境越え。
国境の検問所に差し掛かったとき、現地の参列者たちは慣れた様子でIDカードを提示していく。そんな中、現地人ではない私だけがパスポートを提示した。実は朝、ホテルに新婦の友人が車で迎えに来てくれたとき、「パスポートを忘れずに持ってね!」と声をかけてくれていたのだ。その優しいリマインドのおかげで、慌てることなくスムーズに国境を渡ることができた。あのとき声をかけてもらっていなかったら……と思うと、今でも少しヒヤッとする。
無事に国境を越え、目的地であるコモ湖のほとりの美しいヴィラに到着した。湖面が光を反射してきらきら揺れ、山々に囲まれた静かな空間に、笑い声と祝福の言葉が響いていた。
今思えば、「よくあんなに物怖じせずに行ったなぁ」としか言いようがない。若さと勢いと、旅の自由さ、そして現地の人たちの優しさが、全部私の背中を押してくれた。

📸 推しの写真集でよみがえった記憶
最近、推しのアイドルグループの写真集を見ていたときのこと。あるページを開いた瞬間、「これ、どう考えてもあのコモ湖のヴィラじゃない?」と胸がざわっとした。
確かめる術はないけれど、写真の空気、光、湖の色が、あの日の記憶とぴたりと重なった。
写真集をきっかけに、30年以上前の結婚式の風景がふっと蘇る。人生の時間がつながるような、不思議で温かい感覚だった。

🌙 思い出は、時間を越えてよみがえる
ロンドンでの出会い、文通がつないだ友情、スイスの教会、イタリアの湖畔のヴィラ、そして今、推しの写真集。
どれも別々の出来事なのに、ひとつの線でつながっているように感じる。
若いころは世界中を旅行することができた。今はなかなか難しいけど、このように、ふと宝物のような思い出に浸ることができるのは幸せなことだと思う。


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