見出し画像

【学研まんが】食品トレーのひみつ オススメ度:★★★★(1〜5)

スーパーのお肉やお魚が入っている容器、コンビニのお弁当の容器、
身の回りにはたくさんの食品トレーが使われているね。
便利な工夫や安全な工夫のされた食品トレーがあるって知ってる?
使い終わった食品トレーをみんなが協力してリサイクルすれば
地球の環境を守ることになるんだよ。
食品トレーって、いつから使われるようになったのかな?
どんなリサイクルがされているのかな?
この本を読めば、食品トレーのことがとてもよくわかるよ。


テーマ

特化してます。

食品トレーの歴史や発展が解説され、
リサイクルについては
特に力が入っている印象でした。


実用性

実用的。

食品トレーのリサイクルについて
詳しく書かれており、リサイクル対象の
トレーの見分け方(爪楊枝が刺せる)などは
役に立ちます。

長女にもリサイクル意識が芽生えたようで、
食品トレーにエフピコのロゴを見つけて
テンション上がっていました。
(ちゃんとスーパーに持っていきました)

また、クイズや巻末のすごろくなど、
楽しませようとしている意気込みを感じます。


ストーリー

広島県福山市、鞆の浦の仙酔島でキャンプ。

食品トレーを洗っていると、
青髪の謎の少女に声をかけられた男の子主人公。

翌日、スーパーにトレーをリサイクルしにいくと、
回収ボックスの中から昨日の少女が再登場、
食品トレーの妖精・トレリンを名乗ります。

妹、女の子主人公と3人で、
食品トレーについて学ぶことに。

関東リサイクル工場、配送センター、
総合研究所、生産工場と、
あちこち回って見学します。

最終的に、トレリンはさらっとお別れし、
エピローグでは主人公たちの12年後が語られます。


ファンタジー

食品トレーの妖精・トレリンが案内役。

ニッチなジャンルの妖精ながら、
能力はやたら豊富でした。

  • 変身(3頭身妖精、少女、ビジネスパーソン)

  • タイムスリップ

  • トレーにしゃべらせる

  • ワープ or 高速移動
    (手段は不明ですが、日本全国を回ってます)

  • 主人公たちに羽を生やして小さくする

  • ランプ型のトレリンフォンで、遠くの人をホログラムで呼び出す

  • 物体現出


一行知識

指で弾くと高い音がするのがPS(ポリスチレン)、
低い音がするのがPET(ポリエチレンテレフタラート)。

硬さ(密度?)の違いが音の違いに
つながっていると思われます。

楽器の木材選びみたいですね。


他にも、水や食塩水に浮くかどうか、
燃やした時の燃え方、臭い、炎の色などで判別できます。

ちなみに、燃やすと有毒なガスが
発生する素材もあるのでご注意を。

https://www.jiafe.or.jp/merumaga/topics/20150331.pdf


関連投稿

汁がこぼれない容器は、
フードデリバリーでも活躍しています。


広島県を舞台にした作品としては、
『ふりかけのひみつ』も。


また、リサイクルの観点では、
『紙のひみつ』と関連があります。

食品トレー(プラスチック)は、
利便性が高く再利用も可能ですが、
リサイクル工程でユーザーの負荷が大きい
(洗って、乾かして、持っていく)
のがデメリットと言えます。

サステナビリティが下流側(ユーザー)に依存しており、
リサイクルされずに原料ロスになったり、
投棄されて海洋ゴミになるリスクがあります。

一方で紙容器は、強度や断熱性には劣るものの、
ユーザーは燃えるゴミとして処分すればよく、
たとえ投棄されても自然に還る点がメリットです。

原料の木材が半永久的に調達可能であるため、
ユーザーの環境意識を問わず、
上流側(メーカー)でサステナブルを実現できます。

よって、環境意識の高い先進国こそ、
食品トレーを使うべきなのではないでしょうか。

脱プラスチックに走るのではなく、
減プラスチックしつつ、正しくリサイクルして
再プラスチックを目指すのがよいと考えました。


協力企業紹介

劇中でも舞台になっている広島県福山市に
本社を置く会社です。

福山市の体育館のネーミングライツを
取得しているなど、
地元とのつながりが強そうです。

刊行は 2022年5月ですが、
2025年6月にも寄贈のリリースが出していたり、
各地の地場スーパー経由で寄贈していたり、
本書を使って積極的にアピールしていることが伺えます。

需給バランスを考えると、
中古市場に安く出回りそう…


#最近の学び #学研 #学研まんが #マンガ #食品トレー #リサイクル #トレー #エフピコ

いいなと思ったら応援しよう!

あんぱんだ | 視える化推進エンジニア いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。

この記事が参加している募集