いろんな自分と共存しながら叶えていくとき(9/3追記)
こんにちは。あんとす堂です。
いつも満月新月のタロットメッセージをご覧お読み下さいましてありがとうございます。
今日8月23日15:07に新月となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。最近は隕石が落下したり、台風が発生したり、何かと落ち着かなかったりするかもしれませんが、夏の終わりがみなさまにとって充実した安全な日々でありますように。新月の日にタロットを引いてみましたのでメッセージをお届けいたします。
※タロットメッセージあるあるなのですが、タロットを引いたその日のうちに急いで書いたあとから、そのメッセージの内容をよく言い表してくれているように思える文学作品の一節や、補足情報にぴったりな本の内容に出会ったりすることがよくあります。
情報量多すぎかな?と思いつつ、2025.0903 引用を追記しました。目次も作ってみました!
〈2025年8月23日新月のタロットメッセージ〉
束の一番下のカード : 「力」逆位置

タロットをテーブル上でかき混ぜたあと、ひとつの束にまとめます。この束の一番下にやってきたカードは、「このリーディングの質問の根底に横たわっている象徴的なテーマ」を表しています。
きっと今は、愛と勇気をしっかり持とうと頑張っているタイミングかもしれません。自分にとっての本質的なことを貫くことが試されていて、手強く感じる状況と対峙していそう。「自分の中の恐れや闇をどう取り扱うか」がテーマになっているカードでもあるので、弱腰な揺れる気持ちを抱えて結構ハードな状況かもしれません。
これからの流れ : 「力」正位置

けれども、これからのあなたは逡巡している段階を乗り越えています。凄いことです。この境地に至るまで、どれだけの深いドラマがあったことでしょう。腹を括っていてとてもパワフルな状態です。
どんな自分でもいいんだよって、自分の弱さ、自分の嫌いなところにも大きな愛で向き合っています。カードに描かれているのは、ただ向き合う姿だけではなく、勝利している姿。その勝利は敵を打ち負かすような勝ち方ではなくて、揺るがない大きな愛でその恐れや闇を自分の味方にしていくような、そんな克己のイメージです。本当の「力」は、どんな自分も愛したときにだけ発揮されるのです。
恐れや闇は自分の中の生存本能。
生物にとって生存本能はこの地上で生きて抜くために必要なもの。だからこそ、それと対峙する状況になること自体、相当ハードだったと思います。けれども「力」のカードには「不可能を可能にする」という意味もあります。簡単にはあきらめない。そんな粘り強さで大事なことに取り組んでいることでしょう。
この流れをより素敵にするためには : 「太陽」逆位置、「ワンドペイジ」正位置

「力」「太陽」と、大アルカナが出る時は、現実的な日々を処するための方便をアドバイスするというレベルをはるかに超えて、「魂の領域で何が起きているか」を描写し、「魂が成長するための扉の開き方」についてのアドバイスを伝えてくれている時だったりします。

この対策としての「太陽」は、健やかさ、喜びを放射するあり方、子供のように無邪気にストレートに表現していくあり方、自分の太陽星座のコンディションを回復させていくあり方、さらにはヘリオセントリック的なあり方など、「自分の中の太陽を輝かせていこう」とすることが、人生の大きな扉を開いていくことに繋がります。
※追記① : 真木あかり著『ツイてない もう無理に効く占いと技術』
この記事をアップしたあと、ぶらり立ち寄った本屋で真木あかりさんの『ツイてない もう無理に効く占いと技術』という本に出会いました。

反射的に手に取ったのは、以前、リマーナすず先生がブログで真木あかりさんの著書『星の数ほど』のことをお書きになった記事がとても心に残っていたからです。
ぱらりと開いてみると、目に飛び込んできたのは"どうにもならなくなったとき、太陽が光をくれる"という奥義の言葉でした。
そう!タロットメッセージでお伝えしたかった「対策:太陽」のニュアンス、まさにこういうことなんですよ〜!
嬉しくなって『ツイてない もう無理 に効く占いと技術』を即買いしたのは言うまでもありません。
"どうにもならなくなったとき、太陽が光をくれる"
この奥義について解説しているさわりの部分をすこしだけ引用しますね。(本書ではここからさらに〈あなたの太陽星座の特徴〉という具体的なキーワード集が掲載されています)
さて、こうした惑星リターンの時期に、右も左もわからない迷いの森にさまよい込んでしまったときは、どうしたらいいでしょうか。目の前の課題を「人生の可能性を広げるチャンス」と前向きに捉えてみても、なおも迷うときだってあるだろうと思います。それもまた人生です。ただ、もしヒントにするならば「太陽の光を使う」というのは非常にしっくりくるヒントを得やすいかなと思います。ひらたく言えば「自分の星座の特徴を使う」ということです。
(中略)
太陽があった星座の意味は生涯を通して、意志を持って目指していくもの。自分らしく生きていくために目指す光です。どんなテーマで迷ったとしても、その基準がブレることはありません。「ツイてない」「もう無理」という気持ちで押しつぶされそうな夜があったとしても、その光を信じて夜明けの瞬間まで生き延びていけるのではないかと思います。
〜追記①ここまで
タロットは「逆位置」という形で「最初から完璧でなくてもいい、少しずつその状態になり始めるようにしていこう」と言うことを伝えてくれたりもする。
けれども「最初から正位置のあり方を実践するのはレベルが高くてなかなか難しい!」という場合も往々にしてありますよね。
タロットは結構親切で、「最初から完璧でなくてもいい、少しずつその状態になり始めるようにしていこう」と言うことを「逆位置」という形で伝えてくれたりもします。
今回の「太陽」逆位置は、タロットからのそんな"心付け"を感じます。
対策への補足 : 「ワンドのペイジ」
対策への補足カードは「ワンドのペイジ」。キングやナイトといった大人ではなく、ペイジ(小姓)という少年が出てくる点でも、「大袈裟なことでなくていい。気ままに無邪気な範囲で、好奇心のままにちょこまかアクションしてみて」というメッセージが感じられるような気がします。
全体的なメッセージ: 「金貨ナイト」逆位置、「金貨10」逆位置

「金貨のナイト」と「金貨10」、この2枚は本来ならば「コツコツとじっくり腰を据えて努力をし、その積み重ねで物事を達成して社会で成功をおさめる」といった意味合いがあるカードなんですけれども、今回は逆位置になって出ています。
これは何を表しているのでしょうか。
「そういった要素が足りないので、もっとそう努力するようにすべきなのか?」
あるいは、
「地上で生きていくための王道とされるセオリーから離れていく…世間の常識や、過去に積み上げてきたものの有効性を求めすぎないようにすると言うことを示唆しているのか?」
過剰/不足、どちらを示して逆位置なのか?
メッセージの方向性を慎重に探るため、補足カードを引いてみました。
「現実社会で成功するための現実的な王道的なセオリーを地道に追求していくと良いでしょうか?」
→剣10正位置。
今回のカードの展開の中では、それはその人を追い詰めてしまい、大きなダメージに繋がってしまうようです。
「金貨ナイト、金貨10に示されるあり方を脱却するという風に捉えた場合はどうでしょうか?」
→「カップ7」逆位置
幻想から脱却することができます。そうカードが伝えてきているような気がしました。
カップ7は、ウェイト版では立派な城や名誉や愛や宝石やカリスマパワーなどなど、人が欲しがるものが幻として浮かびあがってそれにうっとりしている人の様子が描かれているのです。

SMITH-WAITE TAROT DECK
CENTENNIAL EDITION
個人的には↑これ全部望んだって自由だよね、楽しそうじゃんとも思うのですが、今回のタロットメッセージ的には、本質からズレている(幻想)し、「力」のカードが正位置の状態にいる人はそうした誘惑を超えていくパワーがありそうですね。
※追加② : ヘルマン・ヘッセ著『デミアン』
自宅本棚の整理をしているときに、ふと目に留まって手に取ったヘッセ『デミアン』。

何気なく開いた頁に書かれていた一節。
目ざめた人間にとっては、自分自身をさがし、自己の腹を固め、どこに達しようと意に介せず、自己の道をさぐって進む、という一事以外にぜんぜんなんらの義務も存しなかった。(略)しばしば私は未来の幻想をもてあそび、詩人としてか予言者としてか画家としてか、あるいはなんらかのものとして、自分に定められているかもしれない役割を夢想したことがあったが、それらすべてはむなしかった。私は、詩作するために、説教するために、絵をかくために、存在しているのではなかった。私もほかの人もそのために存在してはいなかった。それらのことはすべて付随的に生ずるにすぎなかった。各人にとってのほんとの天職は、自分自身に達するというただ一事あるのみだった。詩人として、あるいは気ちがいとして終ろうと、予言者として、あるいは犯罪者として終ろうと——それは肝要事ではなかった。実際それは結局どうでもいいことだった。肝要なのは、任意な運命ではなくて、自己の運命を見いだし、それを完全にくじけずに生きぬくことだった。ほかのことはすべて中途半端であり、逃げる試みであり、大衆の理想への退却であり、順応であり、自己の内心に対する不安であった。
〜追記②ここまで
全体メッセージの内容に重なっているように思えたので、その文章の一部を引用しました。ニュアンスが少しでも伝わったら嬉しいです。
9月下旬の秋分とミカエルマス
今回のメッセージである「闇に負けずに、自分の中の光を絶やさずに生きている姿」は、9月下旬にやってくる"秋分"やその時期に祝われる"ミカエルマス"の意味にも重なるなぁと思います。
秋分を境に夜の時間が増えていく。闇が増大していく。そんな秋分から冬至までの日々をどう過ごすか。
ヨーロッパではこの時期を無事に乗り越えることができるようにと、大天使ミカエルに加護を求める"ミカエルマス"というキリスト教のお祝いがあります。

今、そして近未来。
それぞれ正念場の時期を過ごしてらっしゃるのかなという雰囲気ですが、あなたのその美しい姿に勇気づけられる人はたくさんいると思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
皆さんにとって、今日この新月のメッセージが良きお守りとなりますように。
