30歳独身女が、趣味の旅行を辞めてまで犬を飼い始めた話。|ウェルビーイングは自分で決める。
30歳のとき、旅行を手放して犬を迎えました。もしよかったら、そんな青井の独り言を聞いてください。
旅行が好きだった
こんにちは。青井紡です。
旅行っていいですよね。
綺麗な景色に、美味しいご飯。
青井は、特に沖縄が大好きです。
高校生の修学旅行で初めて沖縄に訪れてから、
プライベートでも半年に1回は沖縄旅行を計画するようになりました。
青くて緑の海と暖かい風、白い砂浜。
現地で食べるからこそ美味しいソーキそば。居酒屋の雰囲気。
沖縄はコーヒー屋さんも多いんですよね。
青井は、とにかくまったりするのが好きで。
おしゃれなウィークリーマンションを借りて
2週間程度、沖縄で過ごしたこともありました。
近くのスーパーで、
ゴーヤとスパムと青パパイヤを買って
塩胡椒で炒めるだけで絶品なんです。
オリオンビールが合いますね。
他にも、北海道も好きで、1年に1回くらい。
大人数で旅行する時は車で行ける近場に。
海外旅行にもひとりでチャレンジしたこともありました。
大学時代はアパレルと飲食店のバイトで貯めたお金を
旅行に注ぎ込んでいました。
社会人になっての数年間も、ボーナスは旅行のために。
そんな青井が犬を飼うことを考え始めたのは
ちょうど30歳のときでした。
30歳で目標を達成した
青井は仕事が好きなタイプの人間で、
「社会人になったらこれくらい稼げる人間になりたいな」と
漠然と考えていた目標年収を30歳になったときに達成しました。
そのとき、ぼんやりと、
「あれ?いま自分って何に向かって走ってるんだっけ?」
って、思ったんです。
仕事も旅行も、出会ったものをいっぱい吸収して。
先輩や上司に褒めてもらえるのが嬉しくて夢中で仕事をして。
でもそれって
先輩や上司や、一緒に旅行に行ってくれる友達がいなかったら
私は何を生きがいに生きていくんだろう、と。ふと。
その頃は、仕事を得られる社会的な充足感で満たされていて
それが精神的な安定とか、やりがいにもつながっていました。
これはこれでウェルビーイングな状態でした。
会社で昇級を打診される立場になったり、
先輩が転職していったり。起業していたり。
結婚して子供を育てて家を買う地元の友達も増えて。
コロナ禍を経た変化もありました。
そういうものが重なり、ちょっとだけ考えるきっかけができたんです。
趣味の旅行も、改めて考えると
行くことが心から楽しいというより、行くこと自体がルーティンになっているというか。
正直、帰ってきて感じる疲労のが、強いんです。
実は、慣れない環境での食事は、お腹も壊しやすくて。
なにが楽しかったの?なんで行ってたの?って感じですよね。笑
旅行に行ってる人ってかっこいいな、っていう思いが強かったんです。
旅行を否定する気持ちは一切なくて、
別にそういう生き方は、それはそれで素敵なものだと思います。
(友人と旅行に行ったり、出張ついでに観光地を巡ったり。そういうことはいまでもやっています)
ただ、青井は何者になりたいんだろう?と、立ち止まったのが30歳の時でした。
それで思い出したのが「犬を飼うこと」でした。
「犬を飼う」を思い出した
突拍子もなく出てきたようにも思いますが、
実は青井は、小学生の頃から犬を飼うことに憧れていました。
自分で犬を飼える生活をしたい、と。
でも、自分が犬を飼えるなんて考えたことがありませんでした。
飼えるとも思っていませんでした。
・出社している間、お留守番できるのか?
・買い物とか美容院とか、外出でひとりにするのも可哀想?
・トイレのしつけは?トリミングは?
・近くに動物病院はあるんだろうか?
どんどんと疑問が出てきて、色々と調べてみました。
調べれば調べるほど不安。
不安が勝り、飼う勇気は出なかったけど、
周りに飼いたいことを言ってみるようにしたんです。
そしたら意外と
「あの部署のAさん、犬飼ってるらしいよ」
「Bさんも飼ってるよね」
と、犬飼い先輩がちらほら。
コロナ禍を経て在宅ワーク時間が増えたこともあり、
周りでペットを飼い始めた人が多かったんです。
そういう方々の話を聞いていたら
自分にもできるんじゃないか、と思い始めました。
そして『いつか絶対やりたいこと』を
『いま、やらない理由』なんて何もないことに気づきました。
旅行に行けなくなることなんて、微塵も後悔を感じず。
そこからは早かったです。
ブリーダーさんを調べて。
飼いたかった犬種は、小学生の頃から心に決めていて。
賃貸の申請をして。
ゲージとクレートを購入して。迎えにいく。
なんで『絶対やりたいこと』を勝手に『やれないことフォルダ』に入れていたんだろう?と思いました。
でも、子犬を迎えて、最初に感じたのは
強いプレッシャーでした。
この子はうちに来て幸せなんだろうか、と。
トイレのしつけは、思ったより苦戦はしませんでした。
でも、ゴミ捨てやちょっとした買い物の時間でも鳴いてしまう。
夜中、鳴き続ける子犬に寄り添う日もありました。
ご飯も食べない日も多く。
ここら辺は、犬飼い先輩たちに色々と聞きしながら。
獣医さんにも相談して。
愛犬とも折り合いをつけながら。
日々、ほんとうに多くのことを試行錯誤しながら学びました。
一緒に暮らす時間が長くなるほど、可愛さが増していく。
それに一番、驚きました。
犬って、無条件に飼い主である青井のことを愛してくれるんです。
イタズラに怒りつつ、
時間が経って考えるとイタズラをしたくなる場所に物を置いていた青井が悪かったなって反省して。
仕事のトラブルで、帰宅が少し遅くなってしまって、
大丈夫かな、と帰りの電車でペットカメラから目を離せなくなって。
全く良い飼い主ではないはずなのに。
朝起きるたびに、ドアを開けるたびに、目が合うたびに。
全力で尻尾を振って、全身で会えて嬉しいを伝えてくる。
さっきまで隣で寝ていたとしても。
「ああ、こんな全力で愛を伝えられる人間になりたい」とさえ思いました。
青井は、こんなに何かを愛したことがあっただろうか。
この経験をきっかけに、仕事の向き合い方も考え始めるようになりました。
もっと愛を尽くして働ける人間になりたい、と。
(ここはもう少し奮闘中なので、また改めてお話しさせてください)
ウェルビーイングは自分で決める
青井にとって、旅行は非日常の輝きでした。
愛犬との暮らしは、日常に輝きを与えてくれました。
そして。
自分と向き合う、大事なきっかけをくれました。
ウェルビーイングって
なんとなく休みのとりやすさとか、
趣味の充実とか、健康とか。
そういうものに目が向きがちですが。
「自分でよかったな」って思って日々を過ごせているか、と
いうことなんじゃないかなと青井は思っているんです。
仕事に夢中になって、それで生きがいを感じていけるのであればそれはウェルビーイング。
趣味が充実して、休日のために生き生き仕事ができるならそれはそれでウェルビーイング。
社会的、経済的、環境的な価値の割合は自分で決める。
SNSが発展して他人との比較が容易になってしまった現代だからこそ
自分のやりたいことを見つめる。
簡単そうで、できているようで、難しいことになっているんだと青井は思います。
みんながみんな、自分こそが幸せなんだって言い合える。
「あ、その幸せいいね。私もやってみようかな」
そんなふうに、幸せを真似できる世の中が好きです。
犬との暮らし、いいですよ。興味があれば是非。

