アラフィフ療養中|#8 ふう、とろりっちおじさんに語る
今朝、noteが「始めて1か月だよ!」と教えてくれました。
あ、もうそんなに経つんだ。ちゃんと続いてた。笑
最近は、見てもらえるのはもちろん嬉しいし、「今日は元気かな?」と自分が応援しているみなさんを見に行ったりことが楽しいと感じています。
色々とあるけれども、穏やかに過ごせている。
なんだか、色んなことに、今日も、明日もありがとさん🍇🍇
↓ここからは「ふうと銀河鉄道の夜へ」です。
ふうの名前の由来と、とろりっちおじさん再登場です。
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ある夜、ふうは出窓にちょこんと座り、夜空を見上げていた。
がたん、ごとん……と遠くで列車の音が響くような気がして、
胸の切符がきららんとまた光った。
そこへ、ひょこりとやってきたのが、とろりっちおじさん。
にこにこ笑って袋をぶら下げている。
「おお、ふう。今夜も星を見てるんか。ほんまに夜が好きやなあ」
ふうは振り返り、瞳をきらりと輝かせて言った。
「ねえねと一緒に銀河鉄道に乗った話を聞きたい?」
おじさんは目をまんまるにした。
「ほぉぉ〜、そらぜひ聞かせてもらわなあかんなぁ。で、どんな旅やったんや?」
ふうは胸を弾ませながら語りだした。
「銀河の川をがたんごとんって走ってね。白鳥座や琴座の星を通りぬけたの。
それで……ねえねがね、ぼくの名前のことを話してくれたんだよ」
「名前のこと?」
「うん。“ふう”ってね、風のことなんだって。空をわたって、星をすり抜けて、いつもそばにいてくれる優しい風。
ねえねね、その言葉が大好きで、ぼくにぴったりだから“ふう”ってつけてくれたんだって」
ふうはちょっと照れくさそうに、でも胸を張って続けた。
「それでね、ねえねが言ったんだ。
“ありがとう、ふう。あなたは、わたしの風でいてくれて。ずっと大好きでいるよ。今日も明日もありがとう。ふうは宝物だよ”って」
その言葉を思い出すたび、切符の光がまたきららんと響く。
とろりっちおじさんはしばらく黙ってふうを見つめ、目を細めた。
「……ええ話やなぁ、ふう。せやからおまえは、ねえねの風なんやな」
ふうは小さくうなずいた。
「そうだよ。ねえねがそう言ってくれたんだ。ぼく、ねえねの宝物なんだって」
おじさんはにっこり笑って、ふうの頭をなでた。
「ほんまに幸せもんやな、ふう。風は見えへんけど、心でちゃんと感じるもんや。
ふう、おまえもそうやって、ねえねの心を包んでるんやな」
ふうは「うん」と答え、心の奥で思った。
(おじさん……ぼく、本当にねえねが大好きなんだよ)
おじさんはまるでそれを聞いたように、袋からとろりっとしたごちそうを取り出して笑った。
「ほな、宝物のふうに、ごほうびや。今夜は特別やで」
外ではざわざわと夜風が吹き、
遠い空からがたん、ごとん……と銀河鉄道の響きが伝わってきた。
——ふうの誇らしい思い出は、こうしてとろりっちおじさんの胸にもあたたかく残っていった。

ふうの絵を表題にするつもりが、↓とろりっちの絵がなんか気に入ってしまいました。
たまに変更するかもしれません。

↓、「ふうと銀河鉄道の夜に」のあらすじ、登場人物です。
ぜひ、ほかの物語も見にいらしてください🐱
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