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『330km、17万円の奇跡』ようやく見つけたその場所は、最初から繋がっていた

📝 この話は「3話連続」の第2話です。
続く不運、縁、そして転院へ。
パパを支える日々の中で、重なっていく出来事と家族の想いを、記録します。
(第3話は7月17日公開予定)

第2章
【希望の扉は、まだ閉じていない】
第4話

キリの入院前日、久しぶりに娘と2人の時間を過ごした会話の中で、
まるで運命に導かれていたかのように──
またひとつ、奇跡のような出来事が訪れる。

偶然?運命?奇跡?

私はキリの手術前にパパの最近の様子や受け入れてくれそうな病院を2箇所に絞り込んだ話した。
「どちらかにしようと思うんだ」
「え!?光栄リハビリ病院(仮名)は章兄ちゃんが働いている、私が実習で行った病院だよ!?」
実は、キリがPTの実習で勉強してきた場所であり親族(章)が働いている場所だった。

✐キリと章の再会エピソード👇

キリが実習に行く病院は、家からかなり離れていて交通の便も悪い場所とだけ聞いていた。
実習1日目の夜、キリから連絡が来た。
「章兄ちゃん、いたかも?」
最初は「誰だっけ?」ってなるくらい、キリが幼稚園、章が小学生の時から会っていなかった。
私も顔を見たってきっと分からないくらい。
章がPT(理学療法士)として働いてるなんて、家族の誰も知らなかった。
でも、お互いになんとなくピンときたらしく、
「…キリ?」
「…章兄ちゃん?」
そこから一気に距離が縮まった。
久しぶりの再会なのに、自然とご飯に行くようになっていたらしい。

それからしばらくして、パパの転院先を探している中で「ここが良さそう」と思った病院がまさかの光栄病院。
偶然?必然?
運命の巡り合わせみたいで、家族みんなで驚いた。
章に連絡すると、すぐ返事がきた。
「俺からも先生に話してみる」
「ワーカーの南原さんとも仲良しだから話してみるよ」


そして翌日、章から連絡がきた。
「なんか急いでるみたいだよ!先生も前向きに検討してくれるって言ってる」
って・・・
希望を信じて、現実を動かすのは――
やっぱり家族の“行動”だった。

そこは偶然にも――
キリが実習で通っていた病院。
私のいとこの子・章が働いている場所。
私は、自分で探したと思ってた。
でも――
“ようやく見つけた”と思ったその場所は、実は、ずっと前から“繋がっていた場所”だった。

胃瘻の造設手術も、ようやく終わり、転院の手続きも急いでもらい光栄病院とのやりとりはなんとか間に合いそうだった。

パパの移動は17万円

病院から病院への移動は、看護師付きの民間救急車。病院の救急車は使えない。
運転手、看護師、交通費
片道330キロ――費用もそれなりにかかった。
ここは、素直にお義母さんに甘えることにした。


転院まで、あと1週間

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ひまわりの栞/それでもパパと暮らして行きたい介護ママ 読んでいただきありがとうございます。応援していただけると嬉しいです。 あなたにも小さな幸せがおとずれますように。