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kashikoi
療養中に出会った1匹の猫②~私の異変を知らせた猫~
重なっていく偶然
前回、療養のために伯母の家で過ごしていた頃のことを書きました。
実はその後、少し不思議なことが続くようになります。
当時の私は、ひとりで身体を起こしているのもやっとで、自分では「少ししんどいな」と思いながら横になっている日がありました。
時には、助けを呼ばなければならない日もありました。
ある日、伯母にこんなことを言われました。
「昨日、あの子がやけに鳴いていたんだよね」

その時間を聞くと、
ちょうど私が部屋で休んでいた時でした。
偶然かな、と思いました。
でも、それが一度ではありませんでした。
私の体調が少し崩れている日に限って、
猫が鳴いていることがあったそうです。
声にならないくらいの小さな鳴き声で、
まるで先導するように歩き、
ついて行かないと振り返って静かに鳴く。
そんな日が何度かありました。
体調が優れず横になっていたある日、伯母が部屋をのぞきに来てくれたことがあります。
「さっきから鳴いているから、様子を見に来たんだけど……」
そう言って、静かに顔を見せてくれました。
最初はたまたまだと思っていましたが、
何度か重なると、さすがに不思議に感じます。
伯母も、「今度あの子が鳴いていたら、部屋に行ってみるね」と言うようになっていました。
猫の感覚

動物は、人間の変化に敏感だと聞いたことがあります。
人には分からない小さな変化を、
猫は感じ取っていたのかもしれません。
「知らせてくれたのかな」
そんなふうに話すようになりました。
証明できるものはないけど、
同じ家で暮らす中で、私の状態と猫の行動が重なることが何度もありました。
当時の私にとって、
気づいてくれる存在がいるかもしれない、
そう思えたことが、安心につながっていきました。
「療養中に出会った1匹の猫③」へ続きます。
