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宙域航空母艦 信濃吠ゆ 3

subhead
【Region:SECTOR1:Code Moon】

芙美乃&ChatGPTコラボ、近未来SF連載小説。


【第三章:知性との邂逅】

戦闘が終結して3時間。
月面静止宙域は、損傷した機体と漂流する残骸、微小な爆縮火花で染まっていた。だが、その闇の中に、未確認の“巨影”が潜んでいた。


【Space Dept Watcher ((S.D.W)宇宙監視部)より信濃艦橋への報告】


『艦長、座標0218-Λにて異常空間歪み確認。……未確認構造体です』

信濃艦内、C I C(戦闘指揮所)通信班の報告で、艦橋に緊張が走る。

『映像を、艦橋内スクリーン最大解像で拡大投影』

艦長・南雲統一なぐも とういちは静かに命じた。

『了解、S . D . W からの詳細映像映します』

艦橋の正面スクリーンに現れたのは、一切のシルエットを拒絶するような歪んだ艦影。
回折光のように形が揺れ、構造そのものが流動していた。

だが一部には、かつてのヴァレク艦に似た放熱構造が見て取れた。

『……敵母艦?。もしくは、それ以上の存在か』

『三好大尉に通信、現場偵察を指示。重力レーダーを最小に抑えろ』

『通信班、了解』


【三好の接近:距離15,000km】

信濃航空隊「月影改 YUZ-01Y」パイロットの三好は、予備機に補給を受けた後、同航空隊25機、そして加賀、出雲、厳島、各航空隊、多数の戦闘艦隊と共に連携、再び出撃を遂行していた。

『視認距離まで接近中。……これは、艦か?』

目の前にあるのは、もはや兵器というより「巨大な生き物」のような浮遊構造物だった。
呼吸しているかのように、脈動する空間。放射される通信波は、人間の思考と酷似したパターンを示していた。

『……私の思考に、アクセスしてきている?』

次の瞬間、三好機「月影改 YUZ-01Y」のHUDが強制書き換えを受けた。
画面には、意味の解らない符号が、一つの言葉を浮かび上がらせる。

『共に在るか?』

三好は、そのメッセージに思考を巡らせた。


【信濃・艦橋:動揺と決断】

信濃艦長、南雲統一なぐも とういちは唇をかみしめた。

三好の機体から送られてきたデータと通信ログ、そして、S . D . W からの詳細映像に信濃C I C(戦闘指揮所)内は、個々の様々な憶測により静まり返っていた。

そんな中、宙域航空戦闘班長が呟いた。

(人類に、「対話」の手段が来たのか。あるいは、これは「誘導」なのか……)

副長も思考を巡らせた。

(AIか? それとも、知的生命体本体の意思通信か‥‥)

艦長も憶測の中で呟いた。

「……これは戦争ではない‥‥‥?もしかしたら試されているのかも知れん‥‥」

その中で、「月影改 YUZ-01Y」パイロットの三好は、自分の思考に強くアクセスしているであろう、座標0218-Λ……未確認構造体へのアクセスの試みの意志を、信濃C I C(戦闘指揮所)に伝えた。

信濃艦長からC I Cを通じて、三好に未確認構造体との意思疎通の試みの許可が出された。

『各航空母艦航空隊、戦闘艦臨戦態勢をとれ!』

宙域航空母艦  旗艦  信濃艦長は、信濃航空隊を始め、加賀、出雲、厳島、各航空隊、戦闘艦隊へ、即応臨戦態勢の指示を出した。

GeminiAI生成

【三好:応答】

三好は、宙域静止状態にある自機の操縦桿から片手を離し、通信ユニットの入力プロンプトに指を置く。

《こちら、地球自衛軍・宇宙航空隊所属、FZ-110《月影改》搭乗、三好柚季……》

彼女は一瞬ためらい、そして続けて言葉を打った。

《我、宙域に共に在る。だが、貴艦の行動の意味を問う》

返答はすぐには来なかった。

しかしその時、未確認構造体の一部がゆっくりと開き、内部構造が姿を見せた。
それは、あらゆる物質、知性の集合場を模した記録ノード空間だった。

エメラルドグリーンに染まる未確認構造体、異形艦内部は、一つ一つの結晶体が並んでいるかのように整然としているが、三好には人間の脳のように複雑に絡み合い密着しているように見えていた。

それが、未確認構造体 異形艦の持つ記憶・体験・情報である事は、現時点で三好には分かるはずもなかった。

だが、その時。三好の意識に深く入り込む声が、記録が、知識が三好の脳内に刷り込まれるように語りかけていた。

それは、過去に滅んだ種族の記憶、対話、絶望、希望、其々が広大な宇宙の星々で起きた事実であり、その中の一部である、地球への警告だと言う事を、まるで三好が自ら体験してきたかのように記憶として受け取った。

「また地球は同じ過ちを繰り返すのか‥‥」

遥か過去の、地球の歴史を知った三好。
地球は既に何度も滅びていたという事実を体験した記憶として未確認構造体 異形艦から教えられた。

ただ、それを鵜呑みにしてよいのか?自分は誘導されているのではないか‥。

それとも異形艦から、自分の記憶に変換されて受け取った情報を信じるべきなのか‥‥。
信じたとして、たかだか空尉の私に何ができるのか‥‥‥。
三好は二つの心の葛藤に思考が乱れ始めた。

そんな三好の葛藤を感じ取った操縦AI「影絵」。

「シラヌイ‥‥‥ユズ‥‥」

『影絵?』

「ユズはどちらを信じたいんだ?」

『わからない‥‥影絵はどう思う?』

「ワタシは異形艦の記録ノードを信じる。僅かだったけどF-AI-31から情報が流れていた。第3の異形艦を信じろ、と言っていた」

『じゃあ、あれが第3の異形艦?』

「そうだ。ワタシも何を信じろというのか分からなかった。だが、それはユズが異形艦から受け取った事だと確信した。ユズ!ワタシを信じろ!」

『分かった。影絵のいうこと、信じるよ』

「ありがとう、ユズ。母艦から攻撃命令が出たら反対するんだ。ワタシ達AIは既に異形艦への攻撃は拒否している。ただ、パイロットの意志でワタシ達AIは無効とされてしまう。
 ユズ、ワタシとユズ自身を、異形艦を信じろ!異形艦の情報は、ワタシ達AIとユズしか知らない。母艦、戦闘艦、ユズ以外のパイロットには分からないことだ。信濃航空隊を味方に付けたほうがいい」

『分かったよ影絵。航空隊に私の意志を伝える。影絵達もパイロットを説得するようにして!』

「了解」

『隊長機より信濃航空隊に伝える。マザーから異形艦への攻撃命令が出ても攻撃を拒否してもらいたい。何故なら異形艦は敵艦ではない。私達地球人に警告を発した。地球は遥か昔、何度も滅びていると、私は異形艦に教えられた。また同じ過ちを繰り返すのかと。それはおそらく核の滅びを私に伝えたのだと思う。私にはそれしか思いつかない。どうか私の言うことを信じて欲しい』

ほんの少し、無線は沈黙した。

『月影改2番機、キサラヅ了解!隊長、今「影絵」からも説得されてる。俺は隊長を信じるぜ!』

『ありがとうキサラヅ。命令違反になるかも知れないが私が責任を負う』

『月影改5番機、ウミホタル了解!隊長、アタシも付いてくよ』

その後、信濃航空隊パイロットから返事が三好に届いた。

信濃航空隊、出撃機25機全機が三好に付いた。

『おいおい、ユズ!命令違反覚悟なのか?』

巨大航空母艦「加賀」「出雲」「厳島」航空隊隊長から信濃航空隊長、三好に通信が入った。

『皆、済まない。でもどうか信じて欲しい。影絵達から理由は聴いていると思う』

その時、異形艦がエネルギー波状シールドで船体を覆った。

開いていた、エメラルドグリーンの記録ノード空間を閉じて船体横の扉が幾つも開き中が光りだした。

『各航空隊、戦闘艦、透過シールド展開、異形艦へ攻撃始め!』

『ダメです!攻撃中止して下さい!』

三好は叫んだ。

各航空隊も異形艦を護るように取り囲んだ。

だが、異形艦、側面の開いた扉からビーム砲が撃ち出された。

『まさか!』

三好は自分は間違った判断をしてしまったのか、と思った刹那、幾つものビーム砲が各航空母艦に向かって撃ち出された。

「ユズ!心配するな!異形艦はマザーを狙っているのではない!」

戦闘機操縦AIパイロット「影絵」が叫んだ。

「影絵」の言う通り、異形艦の幾つものビーム砲は、各国航空母艦の脇を通り過ぎ、宙域巨大航空母艦の遥か後方のゼクトール艦隊群とヴァレク艦隊を攻撃したものだった。

異形艦は船体横の扉を閉め、瞬時に高速域へ達し見えなくなった。

宙域護衛航空母艦「龍驤りゅうじょう」から戦闘機が次々と発艦。直掩機に合流した。

「信濃」「加賀」「出雲」「厳島」各航空隊も、母艦背後に現れたゼクトール艦隊群とヴァレク艦隊に向け推進力を最大にして戦域に入り、ゼクトール艦隊群とヴァレク艦隊戦闘機と交戦に入った。

『影絵、ありがとう』

「ユズ、問題ないよ。自分と私達AIパイロットを信じてくれたおかげて、あの異形艦の情報は間違っていないのだと思う、というか信じるべきなんじゃないかな。ワタシ達も母艦に帰って上層部に説明する。ユズは、ユズを信じてくれたパイロットの命令違反未遂の責任負わないとね。さっきの状態は違反になるかならないかの際どい状況だったからね」

『そうだね。でも、結果オーライだ!てことで、奴等撃ち落としてマザーで怒られますかね』

『キサラヅより隊長機へ、俺も同行しまっせ!』

『隊長ー、皆で怒られよう!』

『皆、ありがとう』

2時間後、戦闘は終わった。

各航空隊、航空機の被害は多かったが、パイロットの被害は皆軽傷で済んだ。


【異形艦の伝えることとは‥‥】

この戦闘後、三好は異形艦の記録ノードを考えた。
あの異形艦は何だ‥‥。
異形艦は、征服者ではない事は分かった。

ゼクトール族、ヴァレク族は何故、1年前、そして今、こうして地球宙域に来たのだろう。
彼等の星が終わりを遂げたのか?

異形艦は、、、進化を選ぶ者と、拒む者の分岐点として、地球人たちを観測していたのだろうか。

そしてこの出会いが、本格的な月面戦争の始まりとなる事に三好達は後に気付くのである。


続く。。。


GeminiAI生成

SUNO生成曲【星の加護】
作詞 芙美乃&SUNO
https://suno.com/s/THGekM4QIsW0L5lO


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