【完全解説】東京大学「UTokyo College of Design(カレッジ・オブ・デザイン)」とは?──約70年ぶりの新学部のすべてをどこよりも詳しく解説します!
2027年9月開設予定/全授業英語/5年一貫/秋入学/定員100名/約半数を留学生── 東京大学が「教養学部」以来約70年ぶりに新設する学部、UTokyo College of Design(東京大学 カレッジ・オブ・デザイン、略称:CoD)。本記事は、公式サイト(design.adm.u-tokyo.ac.jp)の公開資料および各種一次資料をベースに、受験生・保護者が知るべき情報を可能な限り網羅した「決定版」解説です。「結局なにが新しいの?」「うちの子は出願できるの?」という疑問に、構想段階の前提も含めて、ていねいに答えます。
※本記事は2026年5月時点の公開情報をもとに執筆をしております。最新情報は公式サイトをご覧ください。
目次
UTokyo College of Designとは何か──サマリ
なぜいま新学部?──設立の背景と意義
求める人物像(アドミッションポリシー)
入試の全体像──Route AとRoute B
Route Aの詳細(共通テスト利用ルート)
Route Bの詳細(国際統一試験利用ルート)
スケジュールと出願上の注意点
5年一貫プログラムの全体設計
1年次の学び──IF・8 Track Design Series・Viewpoint Series
2年次以降の学び──IPの5領域とChange Maker Design Projects
4年次のLong-term Internship/5年次のCapstone
学生生活──ギャップターム・スタジオ・MIV寮
キャンパス・施設・教員陣
既存学部・PEAKとの違い
学費・奨学金・経済支援
想定されるキャリアパス
よくある質問(FAQ)
受験戦略──いつから、何を準備するか
出典・参考リンク
1. UTokyo College of Designとは何か──ひと言まとめ
UTokyo College of Designは、東京大学が 2027年(令和9年)9月 に開設を予定している新しい学部です。1958年に教養学部(前期課程と後期課程)が現体制になって以来、約70年ぶりの新学部設置 にあたり、大学全体としても歴史的な改革と位置付けられています。
"See the World Through Design. Then Change It." (デザインを通して世界を見つめ、そして変える)
ここで言う「デザイン」は、グラフィック・プロダクトといった狭義の造形美術にとどまらず、社会の仕組み・制度・テクノロジー・都市・環境までを含む、未来のあり方を構想するための広義の概念です。CoDは、その「デザイン」を方法論として、東京大学が擁する10学部相当の幅広い学術知と組み合わせ、複雑な社会課題に挑む 「チェンジメーカー」 を育成します。
特徴を端的にまとめると次の通りです。
5年一貫プログラム(学士課程+修士課程の一貫教育、成績優秀者は5年で修了可能)
全授業を英語で実施
9月入学・秋学期始まり(国際標準の学年暦)
定員100名(Route A: 50名 / Route B: 50名)
学年の約半数を留学生として迎える計画
1年次は目白台インターナショナルビレッジ(MIV)で全寮制
拠点は本郷地区・浅野キャンパス(旧情報基盤センター本館を改修して使用予定)
進学選択(旧進振り)はなし──入学時点で5年間のプログラムに直接進む
4年次に約半年間の長期インターンシップ(国内外の企業・国際機関等)が必修
つまりCoDは、既存の前期教養課程→後期学部という二段ロケット型の東大ではなく、入学から修士までを一本のカリキュラムで設計し直した、東京大学初の「秋入学・英語・全寮制・国際スタンダード」型の学部なのです。
2. なぜいま新学部?──設立の背景と意義
2-1. 「人類社会が直面する地球規模の課題」への東大の回答
藤井輝夫総長は、就任直後の2021年入学式式辞で、「最先端の工学研究を社会と結び付けるには『デザイン』からのアプローチが必要不可欠」と語り、その後の基本方針 「UTokyo Compass 多様性の海へ」 において、健康、経済格差、ジェンダー平等、紛争や分断、エネルギー、資源循環、気候変動などを「人類社会が直面する地球規模の課題」と位置付け、東京大学が有するあらゆる分野の英知を結集して取り組む、と明言しました。CoDはこの方針の 集大成として6年の総長任期の節目 に発表された、極めて象徴的なプロジェクトです。
2-2. 70年ぶりという重み──第二工学部、PEAKに次ぐ「東大の挑戦」
東大が新学部を立ち上げるのは、戦時中に本郷から離れた千葉に置かれた「第二工学部」以来のスケールであり、教養学部以来約70年ぶりです。歴代総長の流れの中でも特筆すべき位置付けで、
小宮山宏 元総長(2005〜08年度):知の「構造化」、学術俯瞰講義の開始
濱田純一 元総長(2009〜14年度):「より タフに、よりグローバルに」、秋入学検討、PEAK開設
藤井輝夫 総長(2021年〜):UTokyo Compass、CoDの発表
という、東大の長期的なグローバル化/学際化路線の 到達点 に位置付けられます。実際、教養学部の英語コースであるPEAK(Programs in English at Komaba)は 2026年秋募集をもって新規募集を停止し、その役割と精神はCoDに 発展的に統合 されます。「PEAKの廃止ではなく、より学際的・社会課題志向の新学部へのパワーアップ移管」と説明されています。
2-3. 「秋入学」をついに学部単位で実現
濱田元総長時代に検討されながら、学内の反発などで全学導入が見送られた秋入学。CoDはこの長年の懸案を、学部レベルで初めて本格実装します。秋入学のメリットとして、
欧米や中国の大学と学事暦をそろえることで、留学生の流動性が高まる
入学前の合格発表後〜9月までの「ギャップターム」で、まとまった準備期間・体験学習機会が生まれる
秋入学で年末年始の1カ月と夏の3カ月を長期休暇に充てると、研究活動や体験学習、短期留学などのまとまった機会と接続しやすい
といった点が挙げられています。
2-4. 「半分を留学生に」という野心──多様性の確保
東京大学の現行の外国人学生比率は、学部レベルでは決して高くありません。CoDは1学年100人のうち 約半数を外国人留学生 とする計画を掲げ、これにより、
国籍・文化・言語的に多様な学習環境(寮もスタジオも英語で混在)
日本人学生にとっても、入学初年度から国際的な議論・協働を日常化
海外の難関大学(米国アイビーリーグや英オックスブリッジなど)の併願先になり得る存在
を目指しています。藤井総長は「次世代のリーダー、あるいは Future Shaper、未来を作っていく人を育てる」ための挑戦と語っています。
3. 求める人物像(アドミッションポリシー)
公式の「令和9(2027)年度入学者選抜の概要」では、CoDが求める学生像として次の5つの資質を挙げています。
知力と学習能力
優れたコミュニケーション能力及び英語力
論理的思考力に加えて創造的思考力
責任感・社会正義感・包摂性
自主性に加えて協調性
これらは「お題目」ではなく、選抜方法そのものに反映されています。たとえば、
全授業を英語で行うため、英語力は前提条件として外部試験スコアで担保される
エッセイと面接で、自分の問題意識と論理性を表現できるかを問う
IF(後述)で文理を超えた9分野すべてを学ぶため、幅広い知的好奇心と協調性が不可欠
Change Maker Design Projects(後述)で「正解のない問題」に挑むため、創造性と粘り強さ・倫理観が必要
CoDは、「東大の二次試験で点を取る学力」だけでは選抜されない学部です。アカデミックな学力に加え、世界の課題に当事者意識をもって取り組む覚悟があるかが問われます。
4. 入試の全体像──Route AとRoute B
CoDの入試は、東京大学による 総合的評価(提出書類・資料・面接、学力審査を含む) で実施されます。出願方法は次の2つで、出願者はいずれか一方を選択します。同一年度内に両方の方法で出願することはできません。
ルート 主な想定対象 学力審査の核 面接 募集人数 Route A(仮称) 主に国内の高校で学ぶ受験生 大学入学共通テスト 英語(一部日本語可) 50名 Route B(仮称) IB・SAT・ACT・A Level等で学ぶ受験生(海外校・インター校・国内インター含む) 東大が指定する統一試験・資格 英語 50名
両ルートに共通する出願物は次の通りです。
高等学校の調査書または成績証明書
評価書
エッセイ等(本人作成書類は英語)
英語能力検定試験のスコア(条件あり)
オンラインまたは対面の 面接
書類選考+面接+学力審査をすべて踏まえた 総合評価型 であり、共通テストやIBの点数だけで合否が決まる仕組みではありません。「数字で測れない部分」を評価する設計が特徴です。
5. Route Aの詳細(共通テスト利用ルート)
5-1. 提出書類・資料
高等学校の調査書(または成績証明書)・評価書・エッセイ等 本人作成書類(エッセイ等)は英語、その他は日本語可。
東京大学が指定する英語能力検定試験のスコア 詳細は英語版の "Designated English Proficiency Tests and Expected Scores at the Time of Application" を要確認。
5-2. 面接
英語で実施(一部で日本語を使用することもあり)。
5-3. 大学入学共通テスト(2027年1月実施)の指定科目
Route Aでは、東大が指定する科目で共通テストを受験することが必須です。入学後の学修を円滑に行い得る基礎学力を判断する観点から、概ね8割以上の得点が目安とされています(公式記載通り)。
指定科目は 「パターン1」または「パターン2」のいずれか一つを選択 します。
パターン1(6教科8科目または7教科8科目、文系寄り)

パターン2(6教科8科目、理系寄り)

ポイント パターン1は「基礎科目で理科2分野」、パターン2は「基礎を付していない科目で理科2科目」。文系・理系どちらの履修で来た受験生でも、それぞれの科目選択にあわせて出願できるよう、2パターンが用意されているのがCoDの設計思想です。これにより、純文系出身者でも応募の道が確保されつつ、東大基準で必要な数学・情報・外国語のリテラシーは全員に求められる、というバランスになっています。
5-4. Route Aを選ぶべき受験生
日本の高校に通っており、現行の共通テスト対策はそのまま進める受験生
共通テストで概ね 8割以上の安定した得点 が見込め、かつ英語の外部試験で東大指定スコアを満たせる受験生
一般入試と並ぶ学力ベースの選抜を希望する受験生
ただし、CoDは 2027年度の東大一般選抜(前期日程試験)、外国学校卒業学生特別選考、学校推薦型選抜との併願は不可。一本に絞る覚悟が必要です(後述)。
6. Route Bの詳細(国際統一試験利用ルート)
6-1. 提出書類・資料
高等学校の成績証明書・評価書・エッセイ等
英語による教育を受けた経歴等に応じ、東京大学が指定する英語能力検定試験の結果の提出を求める場合あり。詳細は英語版の "Designated English Proficiency Tests and Expected Scores at the Time of Application"、ならびに "Exemption from Submitting English Proficiency Test Results" を要確認。
6-2. 面接
英語で実施。
海外在住の出願者に対して、面接のために渡日を求めることはありません(オンラインで受験可能)。
6-3. 学力審査──統一試験・資格
東京大学が指定する統一試験・資格のうち、少なくとも1つの成績の提出が必須 です。現時点で例示されているのは次のような試験・資格です。
国際バカロレア(IB)
国際A レベル(Cambridge International A Level など)
SAT
ACT
各国の統一試験(中国の高考、韓国の修能、フランスのバカロレア、ドイツのアビトゥアなど)
※指定統一試験・資格の最終的な一覧、要件の詳細は 2026年8月頃発表予定の正式募集要項 で確定します。対象は 追加される可能性 があります。
6-4. Route Bを選ぶべき受験生
インターナショナルスクール、海外現地校、IB校で学んでいる受験生
IB・SAT・ACT・A Level等の 国際標準スコアで自分の学力を客観的に示せる 受験生
海外大学(米アイビーリーグ・英オックスブリッジ等)との 併願 を視野に入れる受験生
渡日せずに オンラインで面接を受けたい 海外在住者
帰国子女や海外校在籍者にとっては、英語力をそのまま強みにできる設計です。とくに英語で長くエッセイを書き、ディスカッションをしてきた経験は、CoDの選抜方式と極めて相性が良いといえます。
7. スケジュールと出願上の注意点
7-1. 令和9(2027)年度入試スケジュール(予定)

7-2. 他選抜との併願は不可
東京大学の令和9(2027)年度 一般選抜(前期日程試験)、外国学校卒業学生特別選考、および学校推薦型選抜との併願は認められません。
これはきわめて重要なポイントです。「CoDが第一志望、ダメなら他科類で東大」というプランが取れず、東大という志望校の中でも「CoDか/それ以外か」という戦略的選択を迫られます。Route Aの場合は共通テストを受けるため、結果次第で「他大学の共通テスト利用入試」に振り向けることは可能ですが、東大の二次試験を併願することはできません。
7-3. Route AとRoute Bは年度内に両方出願できない
同一年度内に Route AとRoute B両方への出願は不可 です。受験生は、自分の学歴・スコア・強みに照らして、いずれか一方を選ぶ必要があります。
8. 5年一貫プログラムの全体設計
CoDは 学士課程+修士課程の5年一貫プログラム です(学士4年+修士2年がベース、成績優秀者は 修士早期修了制度を使って5年で修了可能)。
学年ごとの大きな枠組みは次の通りです。

公式サイトのProgramページでは「Blending design with expansive knowledge(デザインと幅広い知の融合)」を全体テーマとし、デザインの方法論と東京大学の各学部が持つ幅広い専門的知識を組み合わせて複雑な課題に取り組む力を育てる、と位置付けています。
ここで重要なのは、前期教養課程(進学選択)を経由しないという点です。東大の他学部生は2年次の進学選択(旧進振り)を経て学部を決めますが、CoD生は入学時点で5年間のカリキュラムに直接乗ります。
一方で、CoDの学生は他学部のリソース(授業・施設・教員)を活用しながら学べる設計で、東大新聞によれば既存学部から「アフィリエイト学生」を受け入れる仕組みも整備される予定です。
9. 1年次の学び──IF・8 Track Design Series・Viewpoint Series
9-1. Interdisciplinary Foundations(IF)──9学問分野すべてを必修で
IFページによれば、IFは1年生が 全科目を必修として学ぶ基礎科目群 で、東京大学が擁する大きな9つの学問分野 に対応しています。
「現代社会は複雑化しており、もはや単一の学術分野・方法論・価値観だけで社会課題の解決を図ることは難しくなっています。」(公式サイトより)
文系・理系を超えて9分野すべてを学ばせる狙いは、「多様な学問分野が協働してはじめて社会の実態にアプローチできる」という認識からです。IF科目群を通じて、
各分野の 専門家の言語と思考を理解できる
多様なバックグラウンドを持つ人々と 対話できる
人材へ育つことが期待されています。
授業は講義に加えて インタラクティブな手法 で行われ、
各分野で、学問が人間社会や自然・地球の奥深さをどう捉えてきたか
技術と社会システムの進化が世界をどう変革してきたか
現代社会が抱える課題を学問的にどう捉え得るか
といった、社会デザインを考え始めるきっかけとなる 「問い」 が投げ掛けられます。教員‐学生間、学生同士の対話を通じて、社会デザインの 主体的探究 を始めることが目指されます。
主査・副主査は以下の通り公表されています。
IF主査:福留東土(Hideto Fukudome)/東京大学大学院 教育学研究科 教授
IF副主査:松尾宇泰(Takayasu Matsuo)/東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授
教育学と情報理工という、文理を象徴する2分野から主査・副主査が選ばれている点も、IFの「学際性」というメッセージを体現しています。
9-2. 8 Track Design Series──「デザインとは何か」を体系的に問う
8 Track Design Seriesページによれば、これは 「デザインとは何か」という根本的な問いを起点に、デザインの原理・方法論・倫理を体系的・網羅的に学ぶ授業科目群 です。8つのワークショップを通じて、
批評的・倫理的・戦略的な思考
リーダーシップ、ファシリテーション、チームワーク、包摂性
など、CoDで学ぶ上で必要となる 考え方とリテラシーの基礎 を身につけます。これらは、2年次以降のデザイン実践演習(Change Maker Design Projects)に取り組む上での土台となります。
公式サイトに具体名が記載されているのは現時点で DS1 と DS2 の2つです。
DS1:Discovering & Exploring 8 Track Design Series全体の導入。社会課題を多角的に理解し、多様なデザインアプローチに触れながら、デザインが果たす社会的役割を学ぶ。自己発見、リーダーシップ、チームビルディングなど、Change Makerとして必要な能力を理解するだけでなく、学びを記録・保存する方法 を習得し、振り返りや継続的学修につなげる。
DS2:Provoking & Rethinking 批判的に問いを提起するためのデザインアプローチを学ぶ。社会やシステム、科学技術を批判的に捉え、前提を問い直し、人々に新たな視点を提供するデザインの可能性を模索。責任ある研究や意思決定を支える基盤 とする。
なお、東大新聞の取材によれば、構想段階で示されている 8つのデザイン手法 は次の通り報じられています(最終的な名称は公式募集要項で確認が必要)。
Human-Engaged Design / Interaction Design / Critical Design / Design with Data / Design Ethics / Exhibiting / Storytelling / Prototyping & Making
「人とデザイン」「データとデザイン」「倫理とデザイン」「物語としてのデザイン」「作ることそのもの」と、デザインを多面的にカバーしようとしていることが読み取れます。
9-3. Viewpoint Series──第一線の専門家による視座のシャワー
Viewpoint Seriesページによれば、これは 現代の最先端の動きや社会的・環境的課題のフロンティアに触れながら、デザインのあり方を多角的に探究する授業科目群 です。学内外の第一線の専門家による多様な講義やワークショップを通じて、
幅広い視点と知見に触れる
関心や目的に応じて選択的に履修
授業の学びを発展的に補完しつつ視野を広げ、創造性を喚起
社会システムや課題解決におけるデザインの役割についての理解を深める
ことを目的にしています。
IF(必修・体系的)/8 Track Design Series(必修・体系的)/Viewpoint Series(選択・最先端) の三本柱で、1年次は「広い知の土台+デザインの基礎技法+第一線の最新動向」が同時並行で進む構成です。
10. 2年次以降の学び──IPの5領域とChange Maker Design Projects
10-1. Interdisciplinary Perspectives(IP)──5領域から自分の世界観を構築
IPページによれば、IPは IFで現代学問分野の全体像を理解した学生たちが、次に具体的かつ多様な学術の視点に触れる場 です。約100の授業科目 が用意され、学生はそこから「自分が想い描く社会デザインの基軸となるトピック」を選び、試行錯誤しながら学びを深めます。
科目群は、CoDが「次世代社会デザインのためにどのような視座が必要か」を表現した 5つの領域 に分類されています。

5領域は相互に重なり合っており、科目群はその中で密接に絡み合います。Change Maker Design Projectsなどの演習を通じて、学生自身が新しい連関を見出し、それにより世界観を創り出すことがIPの教育目標です。
重要なポイント
IPは「網羅的・体系的に分野を教える」教育ではありません。各分野の専門家が見ている世界を 俯瞰的視座から描き、学生の知的好奇心を刺激して「学びの起点」を作る ことに主眼が置かれています。気になった分野・トピックについては、必要に応じてCoD外のリソース(東大他学部の専門課程など)も活用しつつ、学生自身が学びを深めていく スタイルです。これは、伝統的な学部教育とは異なる、「探究の伴走者」型 の教育設計といえます。
10-2. Change Maker Design Projects──正解のない問題に挑むプロジェクト演習
Change Maker Design Projectsページによれば、これは 社会が直面する複雑かつ多層的な課題への理解を深め、課題解決や新たな価値創造に向けたデザインのあり方や可能性を探究するプロジェクトベースの授業科目群 です。
8 Track Design Series で培ったスキルや方法、
IFやIP で得た学術知
を活用しながら、学生が 正解のない問題に挑戦 し、試行錯誤を通して新たな可能性を見出す学びを展開します。多様な専門性を持つ教員や、社会の第一線で活躍する専門家と協働する、最先端の議論が行われる実践の場です。
公式に明示されている 想定テーマ例 は20の領域に及びます。
Ecosystems / Disaster / Resource / Security / Law / Governance / Equity / Community / Health / Life / Food / Culture / Education / Entertainment / Data / Technology / Mobility / Urban / Energy / Climate
(生態系/災害/資源/安全保障/法/ガバナンス/公正/コミュニティ/健康/生命/食/文化/教育/エンタテインメント/データ/テクノロジー/モビリティ/都市/エネルギー/気候)
東大新聞の報道では、初期構想として、
ウェルビーイングと健康デザイン
フードシステムと持続可能なイノベーション
気候変動対策と環境デザイン
災害対策とレジリエントデザイン/デザインにおける文化遺産と地域アイデンティティ
創造性のための新興技術(AI, AR, VR)
インクルーシブデザインとアクセシビリティ
社会的起業精神とインパクト主導型デザイン
法制度のイノベーションと司法デザイン
教育デザインと生涯学習
都市のモビリティと持続可能な都市
エコシステムデザインと生物多様性
といった、より具体的なテーマ群も検討されています。
11. 4年次のLong-term Internship/5年次のCapstone
11-1. Long-term Internship(長期インターンシップ)
Long-term Internshipページによれば、CoDでは 4年生のすべての学生が、国内外の企業や国際機関などで約半年間のインターンシップを行います。「Off-Campus Experience」と位置付けられ、
大学の外に出て、課題を解決する実践とはどういうことかを 現場で学ぶ
幅広い学術知やデザイン手法を、実社会でどう応用し、建設的な変化に貢献できるかを 深く考える
ことが目的です。
受入先のプロフェッショナルなメンバーと協働するなかで、
課題を発見する力
クリエイティブに考える力
多様な方法でアプローチする力
を養い、コミュニケーション能力・リーダーシップを高めます。「自分の関心や強み、自分がどんな環境で活躍したいかをより深く理解できるようになる」──これは、後悔のないキャリア設計のための重要なプロセスです。
東大新聞によれば、留学生は日本企業、日本人学生は国際企業のインターンに行くなど 未経験の体験 を重視する方針で、CoDは 企業向けの説明会 も実施するなど、産学連携の実装が並行して進んでいます。当面はインターンを中心に検討しているものの、フィールドワークや交換留学 も検討対象です。
11-2. Capstone(5年目の総合プロジェクト)
5年目には Capstone Studio(呼称は今後変更の可能性あり)と呼ばれる総合的なプロジェクト/研究が行われ、修士相当の成果としてまとめられる予定です。成績優秀者は5年で修了し、より長期に研究を深めたい学生は通常の修士2年で計6年での修了も可能、というのが現時点の枠組みです(最終的な学位・修了要件は今後の文部科学省への設置申請のなかで確定)。
12. 学生生活──ギャップターム・スタジオ・MIV寮
12-1. Gap Term──入学前から「コミュニティの一員」
Student Lifeページによれば、CoDの学生は 入学前からコミュニティの一員 になります。合格発表(2027年2〜3月)から入学(同年9月)までの期間を 「ギャップターム」 と呼び、入学予定者が大学での学びに不安を感じることなく、自信をもって移行できるよう、希望者向けに次のサポートを提供します。
UTokyo College of Design専任教員との会話セッション(1対1または複数人と教員のミーティング)
英語によるコミュニケーション能力の強化プログラム ※ 英語力強化プログラムは受講者に一部費用負担を求める場合があり、状況に応じた 経済支援プログラム を準備。
すべてのギャップターム・プログラムは オンラインで実施 され、東京にいなくても参加できます。地方在住者・海外在住者にとって、入学前から共に学ぶ仲間と関係を築ける貴重な期間です。
12-2. Studio──5年間を通じた学びの中核
CoDでは、5年間を通じた学びの中核 として「スタジオ」を設けています。スタジオは 学生が日常的に集うコモンスペース で、
上下級生・教員・他学部の学生・外部の専門家との交流や議論
関心やプロジェクトの拡張
教員が メンター として日常的に関わるアカデミック・アドバイジング
を通じて、一人ひとりの学びを支えます。

東大新聞によれば、CoDでは2つの大きなオープンルームが設けられ、全員が作業できるスペースが用意されるほか、情報基盤センター別館の1階全体を使った 400平方メートルほどの「学生室」 が整備される見込みです。マイルス・ペニントン教授は「アイデアを交換し、より多くの人々と知り合うための、面白くて落ち着ける場所にしたい」と語っています。
スタジオ型教育は、もともと美術大学や建築学科で行われてきた、作品やプロジェクトを前に 手を動かしながら学ぶ スタイルです。CoDではそれを学際的な「社会デザイン」に適用し、形式ばらない議論や偶発的な交流から新しいアイデアが生まれることを狙っています。
12-3. First Year──Mejirodai International Village(MIV)で全寮制

CoDでは、1年生は全員、目白台インターナショナルビレッジ(MIV)に入居し、同じフロアで1年間、国内外から集まった学生と共に生活します。
MIVには他にも 約800人の東大生や外国人研究者 が入居しており、これらの人々とも交流して様々な文化に触れながら、日々グローバルな視点を広げられる。
各学生に 個室 が用意され、プライベートな空間を確保。キッチン・トイレ・シャワールームなどは共同(定期的に清掃)。
MIVは オールジェンダー寮 が基本だが、学生の希望に沿って 性別に配慮した居住環境 も導入予定。
全寮制は、藤井総長が掲げる「次世代のリーダーを育てる」ための重要な装置です。同期の学生と寝食を共にしながら24時間ディスカッションができる環境は、米英のトップ大学のレジデンシャル・カレッジに近い思想で、日本人学生・留学生がフラットに混ざる学びのコミュニティを実現する基盤になります。
13. キャンパス・施設・教員陣
13-1. キャンパス──本郷地区・浅野キャンパス
CoDの本拠地は 本郷地区の浅野キャンパス(本郷キャンパスの北側、地下鉄千代田線「根津」駅・南北線「東大前」駅近辺)に置かれる予定です。旧情報基盤センター本館を改修 して使用される見込みです。
本郷キャンパスから少し離れた立地ゆえに、他学部生との物理的交流をどう確保するかは課題として指摘されていますが(東大新聞)、駒場ではなく本郷地区に置かれることで、東大の中枢である本郷地区の研究リソース・図書館・学術コミュニティへのアクセス が確保されています。
13-2. 教員陣(公開情報)
学部長(予定):マイルス・ペニントン(Miles Pennington) 教授 英ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ(RCA)修士課程修了。英国でデザイン会社を設立した実務経験を持ち、RCAでは教授・学科長を歴任。2017年に来日し東京大学に着任、現在は DLX Design Lab(生産技術研究所) ディレクターを務める。CoDでは 東京大学初の外国人学部長 となる見込み。
IF主査:福留東土 教授(教育学研究科)
IF副主査:松尾宇泰 教授(情報理工学系研究科)
企画調整室メンバー(東大新聞2025年8月時点)
西澤利郎 特任教授(米ウィスコンシン大学マディソン校 修士)
田川欣哉 特任教授(英ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ 修士)
山下彩香 特任助教(米ハーバード大学 デザイン大学院 修士)
募集計画:任期無しの教授 8〜10名、任期3年の准教授 10〜12名、任期3年の講師・助教 5〜8名
実務経験を持つデザイナー・研究者と、学術界の専門家がブレンドされた 「アカデミア+実務」 の教員構成が大きな特徴です。
13-3. 「生産研の系譜」
藤井総長もペニントン教授も、東大 生産技術研究所(生産研) に所属していた経歴があります。生産研は学際的な研究風土・実務との接続を重視する研究所であり、その精神がCoDのDNAを形作っているとも言えます(東大新聞)。
14. 既存学部・PEAKとの違い
CoDは既存の東大学部と何が違うのか。受験生・保護者が最も知りたい比較ポイントを整理します。
14-1. PEAKとの違い
PEAK(Programs in English at Komaba)は教養学部の英語コースで、
国際教養コース/国際日本研究コースの2コース
駒場キャンパス
4年制
文系中心
という構成でした。PEAKは2026年秋募集を最後に新規募集停止となり、その精神・蓄積はCoDへ発展的に統合されます。CoDの違いは、
学部単位の独立組織(教養学部の一コースではない)
5年一貫・修士課程含む
本郷地区(浅野キャンパス)
全学際──文理融合、社会課題志向
デザインを軸とした実践型カリキュラム(IF・8 Track・IP・Change Maker・Internship・Capstone)
定員100名、半数を留学生
つまりPEAKがリベラルアーツの英語版だったのに対し、CoDは 「英語で学ぶ社会課題解決型のデザイン学部」 という、まったく新しいタイプの学部です。
14-2. 一般選抜の他学部との違い

CoDは「東大の中の別大学」と言える独立性を持っており、入学後の教育環境も、卒業後のキャリアパスも、既存の東大学部とは大きく異なる経験を提供します。
14-3. 一般選抜の定員への影響
CoDの新設に伴い、2027年度入試から東大の一般選抜定員が合計100人削減 されます。CoDに振り向けられる分の措置で、各科類の募集人数が変わることになります。CoDを含めた東大入試全体の動向を把握しておくことが、東大志望者全体にとって重要です。
15. 学費・奨学金・経済支援
15-1. 学費
CoDの正式な学費・入学料は、2026年8月頃発表予定の正式募集要項 で確定します。現時点で公開されている情報の前提として、東京大学の現行(2025年4月時点)の学部学費は以下の通りです(参考値)。
授業料(学部生・年額):642,960円
入学料:282,000円
CoDが東大の通常学費体系を踏襲するかどうか、留学生向けの差別化があるか、5年一貫プログラムでの料金体系をどう設計するかなどは、最終決定を待つ必要があります。海外大学と比べると 桁違いに学費が安い ことは東大全体の大きな魅力です。
15-2. 経済支援
公式情報では、ギャップタームの英語強化プログラムについて「受講者の状況に応じた経済支援プログラムを準備」と明記されています。また、東京大学全体として、
東京大学独自の 学業優秀者向け奨学金(給付)
留学生向けの JASSO・大学独自奨学金
学費免除制度(家計基準)
など複数の支援策があり、CoDの学生もこれらの対象となる見込みです。詳細は募集要項発表時を待ちましょう。
15-3. 寮費
MIV(目白台インターナショナルビレッジ)の寮費は、東京大学の他の入居者と同水準のレンジで設定される見込みです(具体額は今後公表)。共同設備で個室、というスタイルは、東京の単身賃貸物件と比較して 物価・生活費の負担が抑えられる 大きなメリットです。
16. 想定されるキャリアパス
CoDは「Future Shaper(未来を作っていく人)」「次世代のリーダー」を育てるという藤井総長の言葉が示すように、特定の職業に直結する養成型の学部ではありません。一方で、5年一貫の学びと長期インターンを通じて、以下のようなキャリアパスが想定されます。
グローバル企業・コンサル・テックカンパニーでのデザイン/プロダクト/ストラテジー職
スタートアップ・起業(社会的起業を含む)
国際機関(UN・World Bank・OECD等)/国際NGO
官公庁・公共政策(デジタル庁・各省庁の政策デザイン)
アカデミア・研究職(修士課程相当を5年で修了するため博士進学もスムーズ)
メディア・ジャーナリズム・出版
クリエイティブ産業(建築・都市計画・ファッション・エンタメ)
注目すべきは、4年次のLong-term Internshipそのものが進路探索のプロセス になっている点です。「自分の関心や強み、自分がどんな環境で活躍したいか」を実体験を通じて見極めた上で、5年次のCapstoneや進路選択に進めます。
(こちらのサイトに、インターンシップの提携先企業の掲載があります。ぜひご確認ください!)
17. よくある質問(FAQ)
Q1. 既に東大に在学している学生はCoDに移れますか?
公開情報の範囲では、既存学部からの 「アフィリエイト学生」 として、CoDのデザイン授業を一部履修する仕組みが検討されています(東大新聞)。正式な学部間転入(CoDへの完全所属変更)が制度化されるかは、今後の正式発表を待つ必要があります。
Q2. 文系でも理系でも出願できますか?
はい。Route Aの共通テスト指定科目には パターン1・パターン2の2通り が用意されており、文系履修・理系履修のどちらでも応募可能な設計です。ただしいずれも 数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C、情報Ⅰ、英語が必須 であり、純粋な「数学・情報不要」のルートはありません。これは、CoDが想定する課題解決には数理リテラシー・情報リテラシーが不可欠だという思想を反映しています。
Q3. 英語力はどのレベルが必要ですか?
正式な指定スコアは2026年8月頃の正式募集要項で確定しますが、公式情報には TOEFL iBT・IELTS・ケンブリッジ英検等の代表的な英語能力検定試験のスコア提出 を求める旨が明示されています。Route Bでは 英語による教育歴等によって免除になる場合 があります。全授業が英語で行われる以上、少なくとも東大他学部の英語授業についていける水準 が求められると考えるのが妥当です。
Q4. 海外大学(米英)と併願できますか?
可能性は高いです。Route Bはオンラインで完結する設計で、合格発表は2〜3月頃を予定しており、米国大学の合格発表時期(例:3月下旬〜4月上旬)と並行して検討できる可能性があります。海外大学の併願先としても十分機能する設計 で、東大新聞も「米ハーバードなどでは合格者の1〜2割が入学を辞退する。東大は合格者のほぼ全員が入学する慣行だが、CoDが海外大の競争相手として『蹴る』選択肢に入れるか、真価が問われる」と指摘しています。
Q5. 帰国生・インターナショナルスクール生に有利ですか?
英語力・国際統一試験(IB/SAT/ACT/A-Level)での学力証明・英語面接といった選抜要素を考えると、帰国生・インター校生はRoute Bで自分の経験をそのまま強みとして活かせる設計 になっています。一方で、Route Aを使って国内一般校から出願することも可能なため、ドメスティック高校生にも門戸は開かれています。
Q6. 1年次に必ず寮(MIV)に住まないといけないのですか?
はい。1年次は全員MIVに入居 することが前提です。2年次以降は本人の希望に応じて、寮継続・民間賃貸など選択肢があります。
Q7. 学費は他の東大学部と同じですか?
正式な学費は2026年8月頃発表予定の募集要項で確定します。東大の通常学費体系(学部学費年額 642,960円、入学料 282,000円)が参考値です。
Q8. 進学選択(旧進振り)はありますか?
ありません。 入学時点でCoDの5年プログラムに直接乗ります。他学部のように「2年生で進路が決まる」のではなく、入学から5年間が一連のカリキュラムです。
Q9. 一般選抜・推薦・外特と併願できますか?
できません。 同年度の東大の一般選抜(前期日程)・外国学校卒業学生特別選考・学校推薦型選抜との併願は認められません。
Q10. オンラインで面接を受けられますか?
Route Bの面接は 海外在住者に対して渡日を求めません(オンラインで受験可)。Route Aの面接の実施形態(対面/オンライン)は正式募集要項で確認が必要です。
Q11. 卒業時にもらえる学位は何ですか?
学士課程+修士課程の一貫プログラムであるため、修了時には 学士号と修士号 に相当する学位を取得する設計になります。学位の正式名称(例:Bachelor of Design Studies/Master of Design Studies等)は 文部科学省への設置申請を経て確定 します。
Q12. 「文部科学省への設置申請に向けて構想中」とはどういう意味ですか?
公開資料の冒頭にも明記されていますが、CoDは 正式な学部設置認可の前段階 にあります。今後、選抜方法・カリキュラム・学費・学位名称等が変更される可能性 がある、というのが現時点の前提です。最終確定は2026年8月頃の正式募集要項発表時 と理解してください。
18. 受験戦略──いつから、何を準備するか
18-1. 中学生・高校1年生段階
英語力の継続的な底上げ 英語面接、エッセイ、ディスカッションに耐えうる アカデミック英語 の基礎を固める。 TOEFL iBT・IELTS・ケンブリッジ英検などの 公的スコア を計画的に積み上げる。
数学・情報の基礎力強化 Route Aパターン1・2のどちらでも、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C、情報Ⅰは必須。理系科目を捨てない学習計画が必要。
社会課題への関心を深める ニュース・書籍・現場経験を通じて、Change Maker Design Projectsの想定テーマ群(環境・健康・教育・テクノロジー・公正など)の中から 自分が関心を持てるテーマ を探す。
「書く」「話す」「協働する」経験 探究学習・ボランティア・部活・課外プロジェクトなどで、主体的に問いを立てて取り組んだ経験 を作る。エッセイ・面接でそのまま語れる材料になる。
18-2. 高校2年生
英語スコアを早めに確定 高校2年生のうちに英語能力検定試験の 目標スコアをクリア しておくと、高3で他の準備に集中できる。
共通テストの基礎完成 Route A狙いなら、高3になる前に共通テスト各教科の基礎を一通り終え、目標 8割以上 に向けた演習ベースを作る。
国際統一試験の戦略 IB校生はDP(Diploma Programme)の選択科目・予測スコアを意識。SAT/ACT受験者は計画的にスコアメイク。
18-3. 高校3年生(2026年度の受験生)
2026年8月の正式募集要項を必ず確認 英語スコア要件・統一試験要件・面接方式・提出書類が確定する重要なタイミング。
エッセイの推敲 英語ネイティブの添削、学校の先生・第三者のフィードバックを通じて、自分の問題意識・行動・学びを論理的に提示する原稿 を仕上げる。
面接対策 英語での自己紹介、志望動機、社会課題への意見、CoDで学びたい内容を、自分の言葉で15〜30分話せる 状態に。
共通テスト(Route Aの場合)/統一試験スコア(Route Bの場合) 2027年1月の共通テスト本番、もしくは指定統一試験スコアの最終提出に向けて最終調整。
18-4. 併願戦略
東大の 一般選抜・推薦・外特とは併願不可。
ただし、Route Aで共通テストを受験する場合は、他大学の共通テスト利用入試 には出願可能。
海外大学(米英・シンガポール等)との併願は、Route Bでオンライン受験できる利点を活かして十分実現可能。
まとめ──CoDは「東大の中で、もう一つの東大を立ち上げる挑戦」
UTokyo College of Designは、東大が 70年ぶり に踏み出す新学部創設であり、
全授業英語
9月入学
5年一貫(学士+修士)
進学選択なし
文理融合・社会課題志向
100名定員のうち半数を留学生
1年次全寮制(MIV)
4年次に長期インターン必修
という、これまでの東大には存在しなかった 大胆な設計 が随所に盛り込まれています。藤井輝夫総長が掲げる 「人類社会が直面する地球規模の課題を、デザインを軸に解く」 という構想を、最も具体的な形で実装するのがCoDです。
受験生にとっては、
日本の高校で学んできた人にとっては、国際標準の学びへの最短ルート
帰国生・インター校生にとっては、自分の経験をそのまま強みにできる希有な国内大学
海外大学との 本気の併願先
として、これまで日本に存在しなかった選択肢が誕生する、ということです。
正式な募集要項は 2026年8月頃 に公表予定。それまでの間、英語力・基礎学力・社会課題への関心を高めながら、自分なりの「変革のビジョン」 を言語化する準備を進めてください。CoDが求めるのは、「デザインを通して世界を見つめ、そして変える」覚悟のある学生 です。
本記事は2026年5月時点の公開情報に基づいて執筆しています。CoDは現在 文部科学省への設置申請に向けて構想中 であり、今後変更が生じる可能性があります。最新かつ正確な情報については、必ずUTokyo College of Design 公式サイト をご確認ください。
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関連報道・解説記事
東大新聞オンライン「東大新学部カレッジオブデザインまとめ 総長とUTokyo College of Designの意義」
東大新聞オンライン「UTokyo College of Designの構想発表 69年ぶり新学部として設置 半分を留学生に」
JDN「東京大学が、『デザイン』を柱とする新学部『UTokyo College of Design』を2027年9月に開設」
出典・参考リンク
本記事は以下の 公式一次情報 および 二次情報 をベースに執筆しました。最新かつ正確な情報については、必ず公式サイトをご確認ください。
