ジジとババが韓国で行った食堂・居酒屋 釜山編
限られた旅行期間では如何にせよ見学地や食べる場所にも限界があり、ソウルから釜山へ旅の拠点を移したものの、ジジとババは相変らずアナログでしたから、ソウルと同じように自分たちの鼻と集めた少々古い情報を頼りに動くしかありませんでした。それでもいろいろ楽しくお店を回りました。
1.チキン
韓国は知る人ぞ知るチキン大国で、首都ソウルを始め全国の街中にチキンのお店の無いところがないそうです。
チキン(치킨)とビール(맥주、メクチュ)をセットで楽しむチメク(치맥)が国民的な食文化として定着しているようです。
釜山駅の近くで美味しそうな匂いに釣られて入って注文したのが写真の唐揚げとヤンニョムチキンのセットです。

日本の唐揚げより衣が厚く2度揚げしてあるのでサクサク・ザクザクとした軽い食感でした。
ジジとババが普段食べ慣れていないこととチキンばかりではとても食べきれず、お持ち帰りすることになりました。
付け合わせに揚げ物の油っこさを中和するためか、さっぱりとした大根の酢漬けがついていたのが良かったです。
2.マンドゥ(만두)
チキンと同様に韓国はマンドゥ大国とも言われているようです。
皮が厚めでもちっとした食感で具材は豚肉、ニラ、豆腐、そして春雨(タンミョン)がぎっしり詰まっているのが特徴です。
釜山駅のすぐ近くに中華街があり、その中の行列ができるお店が新發園でした。いつ行っても人がいっぱいで、お店で食べるには時間がかかりそうだったのでテイクアウトにしてホテルの部屋で食べました。ジジとババが行っていた頃はまだ新しいお店のようでした。


お薦めはカリカリの揚げ餃子。
3.トンテチゲ(동태찌개)
冬に凍らせたスケトウダラ(トンテ:凍太)をぶつ切りにし、大根、豆腐、野菜とともに唐辛子ベースのスープで煮込んだ、韓国の代表的な辛い鍋料理です。白身魚の淡白な旨味とピリ辛でコクのあるスープが特徴で、寒い時期に家庭や食堂で親しまれる健康的な鍋です。


余談ですが、ジジの好きなおかずが写真右上の水色の囲みの韓国版のスパムです。ただ焼いてあるだけなのですが、適度な塩味と肉の食感がジジの好みにぴったりでした。当然のことながらスーパーマーケットでたくさん買って帰りました。
4.ジジとババの定番 スンドゥブ(純豆腐、 순두부)
韓国に行くと昼食にしばしば食べたのがスンドゥブです。ソウルだけでなく色々訪ねた都市でもよく注文しました。そんな中でも釜山は海に近いので魚介類が豊富で他の所より出汁の味が良かったような気がします。
タイトルの写真は全国にチェーン店を展開している北倉洞スンドゥブ (북창동순두부)で 釜山駅近くのお店です。
覚えている他のお店も少し紹介します。

地下鉄2号線センタムシティー駅2番出口を出て、そのまままっすぐ歩いて左へ曲がります。少し歩くと左手にあります。(徒歩約3分)

手前のどんぶりは、野菜とコチュジャンを入れてしっかり混ぜて食べる韓国の定番ご飯ビビンパで本当に美味しく幸せでした。
5.キンパとおでん
疲れて小腹がすくと間食でちょこちょこと食べました。
韓国のおでんは魚のすり身を薄く延ばして揚げたオムク(어묵)を、煮干しや昆布のだしで煮込んだ物で街中の屋台のどこでも食べられます。自分の好きなおでんの串を取って醤油やヤンニョムダレ(辛いタレ)につけて好きなだけ食べます。スープ(だし汁)をコップに入れて飲むのも定番です。この出汁が美味しく寒い日には最高です。また味もお店によって異なるためついついおでんのはしごをしたりしました。



市場内のベンチでつまみました。
ババは下の写真のお店で韓国おでんを幾種類も買って帰りました。色々種類豊富で見た目もきれいなので購買意欲を刺激されました。出来て新しいこともあり客足が絶えませんでした。

日本と韓国の食文化は、米を主食として箸を使用すること、またキムチや味噌などの発酵食品を日常的に食べるといった大きな共通点があります。
ご飯・汁物・おかずをセットにする配膳スタイルや、旬の食材を慈しむ心、食を通じたコミュニケーションを重視する文化も似通っています。
また、豊かな出汁(だし)の文化があり、スープや鍋料理が好まれる点も共通しています。
20世紀初頭の暗い歴史的背景もありますが、日本の食文化は韓国の食の近代化や調理法、食材の定着に少なからず影響を与えました。その代表例であるおでん、うどん、トンカツなどは、現地の嗜好に合わせてアレンジされ、今では韓国独自の大衆料理として深く根付いています。
この日本とは似て非なる韓国の大衆の味を大いに楽しむことが出来ることはジジとババにとって旅行の醍醐味でもあります。
