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白い本

 白い本が好きでした。
 知ってますか?白い本。
 何も印刷されてないまっさらな紙がきっちり製本されている、その名の通り白い本です。

 大切なことを書き記して行こうと思い、そりゃあもう大切にしてました。
 ある時、色をつけようと思って透明水彩絵の具を使ったら…当然ながら紙がシワシワになりました。致命的ではなかったものの、白い本の端正なイメージが崩れてしまいました。そしてそれからも机の引き出しの奥に大切にしまっていたのです。

 あの白い本…どこに行っちゃったかな。
 大切にし過ぎて数ページしか描いてないのです。

 しばらく後、白い本の端正な感じを手にしたくて、再び買いました。白い本は以前買ったものよりさらに白い紙で、バージョンアップした感じ。もちろん大切にしましたよ。今度は1ページも描かずに大切にしていました。

 あの白い本…どこに行っちゃったかな。
 1ページも描いてないのに。

 このnoteの新しいページを開くと、あの白い本のことを少し思い出します。色をつけてもシワシワにならないし、端正なイメージも変わりません。

 写真を貼ってもイラスト描いても文字を書いても新しいページが待っています。

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