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理想の働き方

〜ワークスタイルを考えてみる〜

 少し前に職場を選ばずどこでも仕事できるノマドワーカーなんていうワークスタイルが、もてはやされたりこき下ろされてりしていました。そういえば、最近あまり聞かなくなったでしょうか。現代はパソコンやインターネットが普及する時代です。仕事の内容によっては不可能ではないスタイルと言えます。実際にはフリーランスと言えど納期に追われる過酷な労働条件だったりするわけですし、ヘタをすれば、一日中一歩も外出せずにパソコンにかじりついていることもあるでしょう。
 これまでの経験を振り返ると、どんな職場も楽なことなんてありませんでした。そういう職場で働いているとノマドワーカーなんて幻想に思えてしまいます。

 一方で、作業環境の自動化は止まる所を知らず、セルフサービスのガソリンスタンドやスーパーのセルフレジなど業務そのものの自動化や人件費カットが進んでいます。景気浮揚に伴って人材不足も伝えられているものの、企業が求めるのは代替が効く便利な人材のように思えてなりません。個性なんて無用なのです。
 働くべき時に働いて、休む時は休む…そんな当たり前の人間らしい生活をどれくらいの人が送れるのでしょう。
 だからこそ、ゆっくりと思索の時間を過ごすスタイルに憧れることもあります。喫茶店でコーヒーでも飲みながらパソコンをカタカタやったり、書籍のページを捲ったりする感じですね。木立を風がやさしく流れて、やわらかな木漏れ日がテーブルに踊っていたりすると言うことありません。

 これから夏を迎えれば、自宅で過ごすにしてもエアコンや扇風機が必要になります。電気代が気になりますし、電力事情も気にかかります。我慢すれば出来なくはないですが、朦朧とする意識でアイディアをひねり出すのはなかなかに大変な精神力を必要とします。

 都会ではコワーキング・スペースなる共働スペースがあると聞きます。田舎町ではそれもなかなか難しい話です。当然ながらその場所に出向くのに時間がかかってしまったり出費が増えるようでは意味がありません。
 そこで、喫茶店やらファミレスで仕事を決め込むことを考えます。ファミレスだとドリンクバーで飲み物は定額で自由だったりしますし、書類を広げるに便利ですよね。ただ、お店や他のお客さんのことを考えると長居は気が引けてしまいます。他にもネットカフェという選択肢もありますね。飲み物も食べ物も不自由しないものの閉鎖的な空間がアイディアを生む作業に向いているかどうかという点があります。それに油断していて店を出る時の明細書にビックリしたことがあるので余計な出費をしないためには敬遠したい所です。

 今日はそんなことを考えながら書店に出かけて来ました。これからの展開をどうしようかと言う思案のヒントも欲しかったのです。書店に行くと思い出すのが、見栄えを良くするためのフォーマットです。個性を売るのであれば、見栄えや完成度は二の次で良いと思います。ただ、ボク自身の個性をどう表現するか考えた時、やっぱりフォーマットを用意して見栄えを良くすることも必要かも知れないと思うのです。書店に並んでいる写真集にしても文庫本にしても雑誌にしても見栄えや体裁を整えて個性を出しているわけです。そして観る人の心に響く工夫を施しているわけです。
 毎日書いている随想について出来ればもう少し体裁を整えてみたいと常々思っています。そういうことを書店に行くと思い出すのです。

 毎日のようにnoteに関わっていると、そこで完結するもので満足しがちのような気がします。そしてやりたかったことを忘れてしまうのです。そう言う意味でもたまには外に出てみるのもいいもんですね。

 ついでに近所のスーパーに立ち寄るとちょっとしたフリーの飲食スペースがありました。お茶やお水がフリードリンク形式です。さすがに何も買わずに利用するとか持ち込みで飲食する気にはなりませんが、平日の日中であまり混雑していない店なので席もガラガラでした。試しに席に座って随想の原稿に取り組んでみました。ノートパソコンどころかスマホも持っていないのでガラケーのメール機能でテキスト入力です。背中に店員さんの視線を感じながらもプロットするくらいは出来ました。天候は曇りで気温も大して高くない日でしたので、まもなく店内のエアコンが効きすぎて寒くなったため退散することにしました。
 漫画を描くことは出来ないにしても、暑さのために自宅で朦朧としているよりずっと効率が良さそうです。

 帰宅して随想用のフォーマットを作ろうとしてこれまで作ったデータを確認していたら…すでに作ってありました。ちょっと手直しは必要なものの、以前に作ってすっかり忘れていたのです。外出して記憶を辿らなければ思い出せないとは何とも面倒な脳をしています。

 これから先、少子高齢化の影響もありますから人材不足が続くのかもしれません。それが人間らしい働き方かどうかという点については別問題であると言うことは憶えておくべきでしょう。これからのワークスタイル、これからのライフスタイルをどうすべきなのか。それは「どんな風に生きたいか」にも関わることです。何事も楽なだけなんてあり得ませんが、生き甲斐とかやりがいとか、年を重ねると強制的に消去されることについて考えてみるのもいいかもしれないと思うのです。

もくじ |  随想 


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 試験的にテキストを縦書きにし、フッターの背景画像を添えてみました。テキストの内容は本文と同じです。

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