「お金について : 金融システムの終焉と復活」
はじめに
本件は去年の11月以降慌ただしく動いている「金融システム」について。これまで幾度となく綴ってきたテーマであり、綴った通りに現実が動いているテーマでもあります。
「お金について:マネーショート」
https://note.com/as_above_so_me/n/n23f013ef1015
「お金について:赤い盾」
https://note.com/as_above_so_me/n/n7aa2b27608fe
「お金について : 1988 Phoenix」
https://note.com/as_above_so_me/n/na1c9f2fbcd0b
「お金について:仮想通貨.不死鳥の解読」
https://note.com/as_above_so_me/n/na46357d0c228


今回は現在進行形で起きている”とある事柄”が、現行の金融システム崩壊の引き金になるかもしれない可能性についてのお話し。

っといっても現在は、「お金について」シリーズを綴った頃よりも遥かにヤバさが進行しており、フェザータッチの引き金だらけになっています。今回はそんな引き金だらけの世界の、一つの流れの、一つの可能性のお話。

繰り返される歴史
これから何が起こるかを知りたければ、何が起こったかを調べるべきだ。
・過去を振り返る
我々が現在直面している世界規模の経済不安を解き明かすには、まず1990年代初頭の日本、すなわち「バブル崩壊」という歴史の特異点を正しく理解する必要があります。多くの一般的な人々は、バブル崩壊を単なる「株価や不動産価値の下落」と捉えておりますが、その本質は市場の血液である「流動性の遮断」にありました。
1980年代後半の日本は、空前絶後の過剰流動性(資金の過剰供給)に沸いていました。しかし1991年、当時の大蔵省が導入した「不動産融資総量規制」によって、その流れは一変します。これは、銀行が不動産向けに貸し出せる枠を強制的に制限するもの。同時に、日本銀行は急激な利上げをかましちゃいましたから資金調達コストが跳ね上がりました。この二段構えの引き締めが招いたものは単なる景気後退ではなく、銀行による「貸し渋り」と「貸し剥がし」でした。
市場から資金供給(流動性)が絶たれたとき、企業や投資家は負債を返済するために資産を売却せざるを得なくなります。そして皆が同時に売り急ぐなら、モノの価値は暴落するのが道理。これが連鎖してゆく「流動性ショック」の恐ろしさです。

端的にいえば、蛇口全開で庭に水を撒いていたのに、急に蛇口を閉めたものだから、ただただジャブジャブ水浴びしていた庭の植物たちが連鎖して枯れていったということ。それがバブル崩壊後の日本の姿。

そして、現在の世界情勢に目を向ければ、規模と役者こそ違えど、驚くほど似通った構図が浮かび上がっております。
ここからが本題。
・キャリー(打ち出の小槌)

長年、世界中の投資家は「ゼロ金利の円」という、ほぼ無限に湧き出る打ち出の小槌に依存してまいりました。これが「円キャリートレード」です。借りた円を相場商品や証券などの金融資産に変え、高利回りのハイテク株、不動産、あるいは暗号資産へ投じる現代の錬金術。この術の元が円であり、これすなわち円の「流動性」が錬金術の生死に直結しているということ。

しかし2025年。打ち出の小槌の利率が上昇に転じ、この「蛇口」が閉まり始めています。日本が金利を上げることは、90年代の日本が経験した「総量規制」が、今、円キャリーの巻き戻しという形で、世界規模で再現されようとしているということです。流動性が引き締められたとき、市場に起きるのは「バブル価値(過大評価)の再評価」と「現金化へのパニック」です。
我々日本人は今再び、崩壊の入り口に立っている可能性があります。
・詰み

円キャリートレードの解消による市場の混乱は、既存の「古いシステム」を崩壊させるトリガーとして機能する可能性があります。そして、株価や不動産が暴落し(バブル価値の再評価)、銀行間での信用が凍りつく「キャッシュ・クランチ(現金不足)」が発生したとき、一般的な人々はやっと気づきます。既存の通貨制度が、もはや現代のリスクに対応できないことを。中央銀行がこれ以上の緩和を行えばハイパーインフレを招き、引き締めれば円キャリーショックのようなバブル崩壊を招く。

つまり、既存のシステムは、もはや「詰み」の状態にあるのです。
復活
・ISO

ここで重要になるのが、表舞台の混乱と並行して水面下で進められてきた「ISO 20022」という新しい国際基準。世界を動かすような人々が前述したような予期された崩壊をただみているだけのはずがありません。しっかり新しい金融の秩序を用意しております。それが「ISO 20022」。
つまり、旧システムが死んだ後、復活してくる新システムが「ISO 20022」であるということ。エコノミストの表紙にある2018年1月1日に揃って最高値をつけ三日で灰になった銘柄たち。

例えばの話。今後、円利上げに端を発する世界的なバブル崩壊が起き、既存の法定通貨ベースの流動性が凍りついたとします。その混乱の中で、デジタル化を準備していた各国の中央銀行は「もはや古いシステムでは対応できない」という大義名分のもと、ISO 20022に完全準拠した新インフラへと舵をきる可能性があります。

あくまで数あるシナリオの一つ、多くの引き金の一つですが……
その予兆が2025の11月以降、顕著に表れてきているのもまた事実。
振り返り重ねる

2019年の年末、それ以降の世界を決定づける出来事(コロナ)が起きました。あの出来事を境に、その後の5年間、世界は「新しい秩序」のための変容を始めました。
次の境目は「2025〜2026」、今我々が立っているこの年です。

あちらさんは世界全体に「大いなる業」を強制的に達成させようとしております。第一次大戦、第二次大戦がそうであったように。何でも急には変えられないため、同じ手順を何度も繰り返し少しづつ変容させるのです。
したがって、2019年末からのコロナ騒ぎのように、次の5年は2025年の年末に起きた世界的な出来事が尾を引き、新たな変容がまた始まると考えるのが道理。

仮想通貨後進国の日本でさえも、異常なスピードで税制改革が進んでおり、買い物もキャッシュレス決済が主流となりつつあり、もはや「デジタル化」は不可避の流れ。さらに言ってしまえば、マイナンバーの普及とベーシックインカムへの誘導は、政府がデジタル化を推進している現れであり、不可避であることは明白です。

デジタル化は進捗度の差異はあれど世界的な取り組みです。今更日本だけ「やっぱりやめるわ、ごめんなさい」とはできませんから、現金握りしめて「円は大丈夫だ〜」って言ってたらヤバいってわかりますね。
我々は今、数十年単位で築かれてきた常識が崩壊し、新たな常識が構築される境目に立っております。
お忘れなく。
我々に勧められて人民が次のように叫ぶ時である。
「こんな政治はもうやめてもらいたい。世界王を立てて我々を纏めて、争いの種子を無くしてもらいたい。国境だの、宗教だの、国債だのをやめて、我々に平和と安寧とを戻してもらいたい。これは我々の政府や議員にはできないことだ!」

・車輪

「崩壊する」というと「Stop & Go」をイメージする人が多いですがそうではありません。我々の社会を例えるなら巨大な車輪。世界規模の巨大な車輪ですから急には止まれませんし、もし仮に止まったとしたら王族もびっくりの大惨事です。したがって、この車輪を支える一本のスポークが折れようとも回り続けます。さらに言えば、例え「動力」がなくなったとしても、しばらくの間は惰性で回り続けもします。
結果、止まらないのです。

『お金について:赤い盾』で綴ったように、もうあの時代には人間をオートメーション化する、あちらにとっての「すばらしい技術」は確立されておりますから、そんな「すばらしい車輪(資本社会)」を止めるはずがないのです。ましてやこれから「すばらしい新世界」へとバージョンアップするのですから。
人類は機械であり、摑んで回すことのできるレバーであって、社会をオートメーション化することと、靴工場をオートメーション化することとの間には、ほんのわずかしか違いがない。
したがって、巨大な車輪を回し続けながら車輪を支える古いスポーク(旧システム)を、一本一本デジタルスポーク(新システム)に取り替えてゆくということ。


で、その古いスポークの数々が、冒頭でも紹介したフェザータッチのトリガーの数々です↑。

どのような順番でスポークが壊れ取り替えられてゆくかなんて分かりません。他人の手で行われるロシアンルーレットの結果を当てるようなもの。我々の預かり知らぬところで決定が下され順次執行されてゆくだけ。
我々にできることは過去を学び、現在と重ね、近い未来を読むこと。そして、できることを的確に備えてゆくこと。
我々は流されるがままの、運任せのロシアンルーレットには加わらないということ。

2016年からずっと同じことを言い続け世界情勢を俯瞰して見てまいりましたが悪化の一途であり、我々にとってはロシアンルーレットの拳銃の弾が一発から数発に増えているようなものです。
そして、これからも増え続けることでしょう。
・未来予想図
最後に、今起きていることを過去と重ね、自分の頭に突きつける拳銃の弾を少しでも減らしておきましょう。

まずは過去から。1946年、戦後の猛烈なインフレーションを抑制するため、政府は「金融緊急措置令」を行いました。これは預金封鎖と新円への切り替えを同時に行い、流通通貨量を強制的に減らして経済の安定を図った措置。平たく言えば政府による資産徴収。
これと同じことが今行われているって気づいておりますでしょうか?
新円切り替えのことじゃないわよ。NISAのことですよ。

1946年の新円切替は、抜き打ちでの預金封鎖という「共産主義的強制力」を行使しました。まだ戦後で軍国主義が抜けきってませんから、お上が「こうだ!」と言えばそうなる時代。
対して現代は自由資本主義。共産圏のような強制はできません。したがって国民が自らの意思で「利益(非課税)」を求めて資産を特定のカゴ(NISA等)へ移すようデザインされ、同じことをさせられています。これは、抵抗感を最小限に抑えつつ、国家の意図する方向へ資金を移動させる高度な「ナッジ(誘導)」なのですよ。
つまり強制的に資産を没収されるか、自ら捧げるかの違いでしかありません。

「没収」と「捧げる」
どちらも結果は一緒
大切なことは使い道。
戦後は一応は復興にも使われたことでしょう。しかし現代はどうでしょう?まだ戦争なんてしてませんから復興に使うわけではありませんし、もちろん「経済の活性化」なんて建前でしかありません。では我が国は今現在、何に資本を突っ込もうとしているのか?以下のスレッドを見れば明らかですね。
”これから何が起こるかを知りたければ、何が起こったかを調べるべきだ”
— 霜月 やよい@「数」と「幾何学」と「象徴」 (@As_above_So_me) March 6, 2025
-- Niccolò Machiavelli --
過去の点を並べてみれば、一本の線で繋がり、近い未来が垣間見えます。 pic.twitter.com/F2KLFuTtmk
最悪は「これから」なのよ。備えを。
この厳しい未来予想図をもって本件は締めとさせていただきます。
あなた様の心にわたくしの危機感が届きましたなら、引き続きお付き合いをお願いいたします。
続きはこちらから。最悪が顕現化しつつあります。
・追記
「未来予想図」の項の結論で「最悪はこれから」と申し上げましたが、早速「最悪」が顕現化し始めました。例年以上に世界情勢を注視してゆきましょう。



日本国債利率
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「お金について:仮想通貨.不死鳥の解読」
https://note.com/as_above_so_me/n/na46357d0c228
作品紹介
新刊:Da Vinci Code Reloaded
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0DJQFFZV8
デジタルBook:『現代の神話 911の解読』
https://note.com/as_above_so_me/m/m4ebc0a0d7072
デジタルBook:『デンバー国際空港の秘密』
https://note.com/as_above_so_me/m/mf46ab480b3ad
デジタルBook:『アマデウスの魔笛の秘密』
https://note.com/as_above_so_me/m/m33b88e014dd3
デジタルBook:『ヨハネ黙示録 完全解読』
https://note.com/as_above_so_me/m/m2621d1ca823c
デジタルBook:『Decode of the Matrix』
https://note.com/as_above_so_me/m/m73ac6525d7c3
デジタルBook:『ダヴィンチコードを乗り越えて』
https://note.com/as_above_so_me/m/m34f4cb75b450
本:『Divine Ratio Re:Decode』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BYRLXRJS?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
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