尾張名古屋に突撃じゃい!~大須商店街を歩く~/ミドル夫婦の飛行機de名古屋旅①
突如降ってわいた名古屋ゆき。
生まれて初めての街。そして生まれて初めてのアイドルのライブは、最高の体験となりました。
今回も、目次つきでお届けしますので、お好きなところだけでもお読み頂ければ幸いです。
それでは飛行機de名古屋旅、第一弾!行ってみましょー!
1.はじまり
2025年2月7日、朝5時30分。気温はマイナス5度。
わたしたちは、新千歳空港へ向けて車を出発させた。
折りしも大寒波が日本列島を席巻中。
目的地であるところの名古屋さえ、本日から明日にかけては雪の予報という荒れ具合。
しかし北国・北海道の我が街は、大寒波などどこ吹く風の、このザマなのであった。↓↓↓

今回の名古屋旅は、前回の『新幹線de岩手旅』の帰り道に突如として決まったものだ。
何の計画もなく(予算もなく)無謀にも飛び出した岩手旅は、誠に楽しい思い出となったのだが、その旅の帰りの新幹線の中で、夫が大歓喜しながら「XGの名古屋公演のライブチケットが当たったー!」と叫んだ瞬間に、この旅は決まってしまった。
また間の悪いことに、たまたまこの直前に「次に行くならどこがいいか」などと戯れに話していた時、何を思ったかわたしが「いつか名古屋も行ってみたいなぁ」と口走っていたばかりに、却下する理由も自ら潰してしまっていた。
本音を言うと、岩手旅で後先考えずに散財しまくったあとだったので、しばらくは財力温存のためにじっとしていたかったのだが、とにかく楽しいこと大好き!な夫の「すげぇー!!あなたもさっき名古屋行ってみたいって言ってたもんね!すげぇー!!神がかってんなー!!」と叫び散らかすキラキラ笑顔を前にすると、喜びに水を差す小言など、とても言えた雰囲気ではなかったのである。
ともあれ、こんな機会は滅多に訪れるものではない。
どうせ行くなら徹底的に楽しんでやんぞー!と心に決めたわたしたちは、当日までに張り切って用意したおろしたての服に身を包み、爆音のXGをBGMに、まだ夜も明け切らぬ国道235号線を北上したのであった。
2.新千歳空港から中部国際空港セントレアへ ~帆立スープが美味かった~
飛行機に乗るのは、実に15,6年ぶりのことだ。
確か最後に乗ったのは、当時ハマっていたドラマの同人誌を出したついでに聖地巡礼とイベント参加をした時で、まだ結婚もしていなかった。
まさかあの頃は、既に友達だった現・夫と10年後くらいに結ばれようとは夢にも思わなかったが、その話はまた改めて、他日。
ともかく千歳空港へ辿り着いたわたしたちは、事前に決めてあったC駐車場に車を停めることにした。
C駐車場は、新千歳空港の敷地内にあって、A・B駐車場よりは格段に料金もお安く、1日あたり¥1000で停めておくことができる。(各種割引あり)
空港までは約10分おきにシャトルバスが出ており、バスはだいたい10分前後で航空各社の搭乗口付近まで行ってくれる寸法だ。
飛行機は8時55分発予定だったが、わたしたちはそれよりもだいぶ前の7時30分前には窓口に到着していた。
新千歳空港の売店のうち、いくつかはだいたい7時過ぎから営業を開始している。わたしたちが到着した時も、既にどこからかコーヒーの良い香りが漂っていた。
搭乗開始までにはまだかなり時間があったので、夫は「少しパソコンが見たい」と言う。
彼はこの日、日頃から心血を注いでる仮想通貨界隈で、何やらビッグイベントを控えているらしかった。
何もこんな日に…という言葉をぐっと呑み込み、「あ、そ」と応じたわたしは、一人で空港の売店を見て回ることにする。とにかく、買わずとも食べ物をあれこれと見て回る時間が好きなのだ。
すると…

なにそれ!!
日頃は絶対買わないイレギュラーぶりだが、北海道を代表するB級グルメ『ブラックサンダー』がどら焼きになった代物など買わないわけにはいかないではないか!
しかし、さすがにこれから名古屋へ向けて飛び立とうという時に、わざわざ北海道みやげで荷物を増やすわけにもいかない。
仕方なくいったんどら焼きを諦め、わたしは夫がパソコンとにらめっこしている席へ戻って大人しくコーヒーを飲んで時間を潰した。
ちくしょう!!近々絶対買いに戻ってくるからな!ブラックサンダーどら焼き!!
ちなみに、全国的に大荒れ予報のこの日の千歳空港も、この通り。

どうやら、我が街から千歳空港へ続くルートだけが日高山脈のご加護を得られたようである。
出発までの間、何人かの友人から「おいwww飛行機www飛ぶのかよwww」みたいな冷やかしLINEが来たが、ザマァ顔で「飛びまーす!!」と返信しておいた。
かくして、8時55分発⇒中部国際空港セントレア行きの小さな小さな飛行機は、無事に千歳空港を飛び立った。
あまりに久しぶりだったので、もう少し感動があるのかと思っていたが、どちらかというと新幹線の方がテンションが高かったような気がする。
パっとすぐさま空へ飛び立ち、あっという間に目的地に着く飛行機よりも、ゆく道すがらの景色を眺めながら、徐々に目的地に近づいてゆく列車の方が、噛みしめる味わいも深いのかも知れない。
機内のすぐ後ろの席では、30代後半くらいの女性がずーっと「あたくしドバイに行ったことあるのよ自慢」を、割とクソデカボイスで繰り広げ続けていた。

わたしたちが乗り込んだ飛行機は、ANAで予約していたものだが、ANAのADO運行とかいうやつで、地味に色々とルールが違うらしい。
今回は経費節減を最重視したために、どうやらそんな手配になったようだが、飛行機がやたらちっちゃい以外は、そう不自由は感じなかった。
名古屋まで2時間弱ほどのフライトの間には、ドリンクサービスもある。
お茶やアップルジュースなどに加えて、この便ではホットの『北海道ぎょれん ホタテスープ』を選ぶことができ、機内販売もされているということだったので、わたしはそれを頼んでみた。
おお。これうまいぞ!
調べてみたところ、このスープは北海道の航空会社AIRDO(エア・ドゥ)の機内スープに選ばれたものだそうで、たまたまANAのADO運行だったためにありつけたものらしい。
濃厚なホタテの旨味がじんわりと染みる優しいスープだったので、気になる方はぜひ公式サイトの方をご覧ください
このスープの美味さにいたく感動した夫は、我が家の分と、名古屋で会う予定になっているお友達の分、ふたつをGETしてご満悦だった。
結局、早朝出発の睡眠不足を補おうと機内で居眠りする計画は、後ろの席のドバイの君のクソデカボイスのため、実現することはできなかった。
些か体は疲れていたものの、定刻通り10時50分に飛行機が着陸すると、次々と目に入ってくる名古屋らしき展示物にテンションはじわじわ上がってくる。
新千歳空港の荷物受け取り場所は特に何もない殺風景なスペースになっているのだが、名古屋はこの通り↓↓↓



オブジェの前では、数人の観光客が記念撮影をしていた。わたしたちも当然、した。
こういうのは旅のテンションが上がるので、どんどんやったらいいと思うのだが、千歳はやんないのかな?
ともあれ、ここから名古屋旅は本格的な始まりだ。
まだたっぷりと時間を残す初日のスケジュールを意気揚々と話し合いながら、わたしたちは名古屋駅へと続く名鉄線に乗り込んだのであった。
3.名鉄線の車窓から
中部国際空港から名鉄名古屋駅までは、約30分ほど。
車窓から見える景色はひたすらに都会といった感じで、昨年新幹線で訪れた岩手県ほどの旅情はまだ感じられない。
日頃は北海道のくそ田舎に住んでいるので都会のことは正直よく解らないのだが、何かの歌にあった「季節が都会ではわからないだろうと」という詞の意味が、初めて解ったような気がする。
確かに瓦屋根が目立って多い以外は、都会の佇まいというものはどこもあまり変わらないのだなぁ、などとぼんやり思いながら、窓の外に飛んでゆく景色をしばらく眺めていた。
途中【常滑】という駅に停車したとき、ふと、日本のヒップホップを愛する者なら知らぬ者はない不屈の名曲『ビートモクソモネェカラキキナ』を思い出す。
あー!そうか!ここはあのTOKONA-Xの街なのでは!?と思い至り、居眠りをしていた夫を揺り起こすと、夫も一緒になって「よく気づいたね!?」と起き出した。思わず合掌しながら常滑の駅を通り過ぎる。
そういえば、名古屋近辺って好きなラッパーが多いんだよな。
TOKONA-Xでしょ、¥ellow Bucksでしょ、呂布カルマでしょ、SOCKSでしょ、それにDJ RYOWもいる。
あっ!そういや格闘系YouTubeにハマるキッカケになった朝倉兄弟は豊橋だったよな…!
うーん。そう思うと、愛知県って歴史上の人物からしても個性派のパワフル揃い。ものすごいポテンシャルを持った土地なのかも知れない。
そういえば数少ない愛知県の相互フォロワーさんも、パワフルで美しい個性派さんだ。
そんなことをつらつら考えつつ、各駅でポケモンGOのポケストップを回しているうちに、電車は名古屋駅へと到着していたのだった。

4.ラビリンス名古屋駅で初めてのきしめん&おみやげ物色
名鉄名古屋駅は、とにかく人でごった返していた。
さすが市区町村人口ランキング第3位の200万人都市である。
時刻はちょうどお昼頃。何しろ初めて降り立った名古屋市。
ワクワクしながら何を食べようかあれこれ想いを巡らせていると、夫がまた仮想通貨の何やらがあるので、ちょっと待ってくれと言う。
はぁ??
初めてきた内地の大都会に降り立ったその瞬間の、駅のホームで?
という怒りがじわじわ込み上げたが、仕方ない。
夫の心の拠り所みたいだし。日頃からそればっかやってるし。何だか知らねーけど期間も時間も限定のイベントみたいだし。
いいけど。別にいいけどね!!
仕方なくわたしはアホのようにぼーっとスマホをいじる夫の横に立ち、ただ時間が過ぎるのを待っていた。
実を言うとこの辺の我慢から端を発した我々史上最大の夫婦喧嘩が帰宅後に勃発するのだが、その話はここでは置いておく。
夫の用事が済んだあとは、まず腹ごしらえをしてから、先にお土産を全部買い込んで宅急便で北海道に送ることにしていた。
前回の岩手旅で学んだことだが、公共交通機関を使った旅行は手荷物が何より問題になる。わたしたちはとにかくバカみたいに歩くので、身軽にならなければ全く楽しめないのだ。
そんなわけで、駅周辺でご飯を食べたりお土産物を探すため、まずは駅のロッカーにキャリーバッグを預けることにする。
しかし…どのロッカーも満杯!!マジか!!
てか名古屋駅はほんとに人がヤバくて荷物を持って歩くのも一苦労だったので、観光で行かれる方はどうか効率的な方法をお探しください。
結構イライラするくらい寄る辺が無い。
荷物を預けることを諦めたわたしたちは、初日の昼食を初の名古屋グルメ「きしめん」に決めた。
来る前から下調べしてアタリをつけておいたのは、製麺業も営んでおられる名古屋の老舗【吉田きしめん】さん。
ここは駅近にも支店があるので、そのあとお土産めぐりをするにも何かと都合が良かろうと思ったのだ。
名鉄名古屋駅から【吉田きしめんエスカ店】は、歩いて数分ほど。店の入口には小さな行列ができていた。
いつもはあまり並ぶことが好きではないわたしたちも、せっかくここまで来たのだからと行列の最後尾に並ぶ。
吉田きしめんさんが入っているエスカは、名鉄名古屋駅から一番近い地下街の商店街で、様々な名古屋グルメが集結している。
行列に並んでいる最中にきょろきょろと見まわすと、周囲のお店には『ひつまぶし』や『味噌煮込みうどん』や『小倉あんトースト』など、名古屋を代表するグルメの幟や看板がぎっしりと立ち並んでおり、本当にここで全部済ませられるんじゃ?という気になってくる。
都合10分ほどもそうこうしていると、いつの間にか順番がめぐってきていた。
帰宅後に調べてみたところ【吉田きしめん】さんは【吉田麺業】さんという製麺所直営のお店だそうで、駅のお土産物売り場にもこちらのお土産用きしめんがたくさん売っていた。
創業は明治時代の1890年というから、実に130年以上の歴史を持つ老舗。
創業以来、現在も変わらず保存料などの添加物は使わず、厳選した小麦粉と塩のみを使用したきしめん造りを続けているそうで、サイトの説明文からはこだわりの強さがひしひしと感じられた。
事前リサーチで見たところ、きしめんは
・おだし系
・たまり醤油系
・味噌煮込み系
・カレー系
のスープに大別されていたように思う。
わたしは自分の好み的にどうしてもダシ系がよかったこともあり、Googleレビューを見て、おだしが美味しそうだったこのお店をチョイスした。
昨今、讃岐うどんが一般化したり、インフルエンサーの影響でヒガシマルの関西風だしなどが定着してきたおかげで、北海道でもだいぶあっさり系のおだしのうどんが増えてきたものの、まだまだ家庭で出てくるうどんは濃い口醤油の甘だし系が多い。
わたしは子どもの頃から、この北海道風のおだしのうどんが大嫌いで、初めて修学旅行で関西風だしの素うどんを食べたとき「この世にこんなおいしいうどんがあったのか…!」といたく感動したのだ。
以来、我が家でもうどんを作るときは必ず関西風。
そんな好みのやつが、いきなり名古屋の味噌煮込み風きしめんを食べて、美味しいと思えるかどうか自信がない。
なので【吉田きしめん】さんでも、結局は無難なおだし系を選択してしまった。
わたしが頼んだのは『えび天おかめ¥1300』
最後の最後まで味噌煮込み風とどちらにするか悩みぬいていた夫も、結局は無難そうな『えびおろし¥1500』を注文する。


余談だが、ロッカーが空いていなかったため大荷物を引き摺ってお邪魔したこちらのお店は、入口にスーツケースから何からを放置するスタイルである。
看板?みたいなのの裏に約1m四方ほどの小さなスペースがあり、とにかくそこにでかい手荷物をぶち置いていくのだが、特に名前を確認されたりプレートを渡されたりするようなことはない。(説明も案内もない)
つまり、結構奥まった席に座ってしまうと、自分の荷物が今どんな状態になっているのか全くわからないのだ。
間違っても、自分の荷物を何食わぬ顔で持って行くような輩はいないに違いない!!と断言できないと、些かハラハラする善人限定システムである。
幸い、わたしたちはその荷物置き場が丸見えの席に案内されたため、最初は一番手前の人通りばりばりの場所に置いていたキャリーケースを、空いてきたときに奥へ移動させることができた。
しかし心配な方は、やはり何とかして他に荷物を預ける場所を見つけてから来店されることをおすすめしたい。
手荷物にまつわるちょっとした不都合を除けば、こちらは大変美味しいお店だった。
人生初きしめんはつるつるふわり、もちもちで、そこはかとなく柚子が香るおだしとよく合い、めちゃくちゃ美味しい!
夫が食べていた冷たいきしめんも味見してみたが、こちらはこちらでぴしりと引き締まった麺の歯ごたえと、冷たいおだし、えび天のさくさくが絶妙なハーモニーを奏でており、大変美味しかった。
こうして、人生初の名古屋めし第一弾は、大成功と相成ったのであった。
そのあとは、名古屋駅に戻ってひたすらお土産を物色した。
前にも何かの旅日記で書いたと思うが、うちの会社は福祉系で、みんなでプレイできる『ポケモンGO』は利用者さんとの貴重なコミュニケーションツールのひとつになっている。だから、旅行中とは言え、ゲーム内でやらなければいけない毎日のタスクは疎かにしづらい。
『ポケモンGO』の毎日ミッションの中には、フレンドとポストカードを送り合うというのがあって、ポストカードは街々に設置されている特定の場所から入手できる。しかし、持てる上限が20枚までと決まっているため、地元で集めたポストカードを送って現在地を偽装することは、わたしのフレンド登録が30人を超えているため、不可能だ。
つまり、どうやってもその時いる街で新たに集めないと、翌日フレンドにポストカードを送るというタスクをこなすことができない。
即ちそれは、どこに遊びに行こうがNOWで居る場所がバレてしまうということを意味するのだ。
連休を取って遊びに来ている手前、年嵩の正社員としては、お土産を買わずに帰るというのも些か気まずい話。かと言って、社員全員分、身内、友人へのお土産をずるずる引き摺って歩くのもダルすぎる。
よって、とにかく行ったその日に漏らさず全員分のお土産を購入し、帰宅当日の夜着指定で荷物を送ってしまおう!というのが今回の作戦なのであった。
とにかく無駄を最小限に省くため、今回はお土産の事前リサーチもほぼ完璧に済ませていた。
調べてみたところ、手頃な名古屋土産はほとんど駅で揃うらしい。
さっそくウロウロしてみると、すぐにえげつない品ぞろえの売店がいくつもあることが判明した。
そのうち、一番手近で規模の大きなところへ駆け込み、決めておいたお土産をポイポイとカゴに放り込んでゆく。
お土産のメインに据えたのは、東海土産定番の【坂角総本舖】さんの海老せんべい『ゆかり』の名古屋限定黄金缶パッケージ。
こいつぁ安くていっぱい入っていて、しかも美味しくて、更にド派手な名古屋限定パッケージまであるというので、会社へのお土産はこれにしよう!とハナから決定していたもの。
特に懇意の女子社員たちへは東海限定の『シュガーバターサンドの木・抹茶』をつけることにした。
更に仲良しの友人たちへは、きしめんor手羽先のレトルトパック。もしくはGodivaの名古屋限定抹茶味。
身内へは、夫が守口漬けのお店でいくつかの漬物を購入した。
お土産だけで、ざっと金額は3万円弱。
とりあえず、地方発送可能かどうかをレジのスタッフさんにお尋ねすると、ひと言目がすごかった。
「はぁ?えぇ?は~?………いや~~~~~~~……まぁできますけど!」
ここまで清々しい「めんどくせぇな」を全面に押し出した接客を目の当たりにするのは実に久しぶりのことである。
こちらも別にそこまでしてどうしてもお願いしたいわけではないので「無理なら宅配便に頼むので…あの…結構ですよ…」とお伝えすると
「いや!別に!できますよ!できますけど送料はかかりますから!!
あと雪で指定の日に届くかはお約束できませんから!!」と、めっちゃキレぎみに返された。
いやいやいや。
本当に、そんなこちらとて、ご無理を申し上げてまで頼みたいわけではないので「あ…大丈夫です、本当に、すみません、あの、宅急便を探しますから…!」と言うと、何故か更にキレぎみに「送料は幾ら幾らになります!!」と、レジに送料を加算されてしまう。
ここまで来るともう、逆に草しか生えない。
もういいじゃん、と諦め顔の夫の後押しも手伝い、ともかくお土産発送の手続きを済ませ、わたしたちは初日の名古屋駅をあとにしたのだった。
5.名古屋散策スタート ~そして大須商店街へ~
名古屋駅で荷物を送り終えたあとは、少しばかり駅の椅子に腰かけ、今後の予定を見直してみた。
まず事前リサーチで決めていたXGのライブ以外で行きたい場所は、以下の通り。
名古屋城
金シャチ横丁
熱田神宮
四間道
徳川園
徳川美術館
大須商店街
名古屋市科学館
そして、食べてみたい名古屋グルメは可能な限り食べる。
なおかつ、目についたどら焼きはとにかく買う。
そんな調子で検討した結果、まずは食べ歩きを目当てに【大須商店街】を目指すことになった。
本当ならバスや地下鉄を利用した方が早かったのかも知れないが、何しろ右も左も解らぬ田舎者。頼りになるのはGoogleマップだけ。
調べてみると、現在地から大須商店街までは徒歩で45分くらいとある。
なぁんだ。余裕で徒歩圏内じゃん!
初めての名古屋、色々見て歩きたいしな!!
後にこの決断が、現地の方から見るとそこそこドン引き案件であることを知るのだが、とにかく歩く田舎民は無邪気に名古屋の市街地をトコトコと進んでゆく。
駅前から大須商店街までの道のりを歩きながら、まず名古屋という都市に抱いた印象は「とにかくでけえー!!」ということであった。
その次に来た印象は「え…何か…派手?」である。
そこらで目につく建築物の意匠が、自分の見てきた都市に比べると、何だか煌びやかかつ派手な印象なのだ。

ともあれ、初めての名古屋市街をウロウロキョロキョロしているうちに、体感的には思ったよりずっと早く【大須商店街】にたどり着いていた。

Googleマップの案内通りに進んでいくと、どうやら到着地点は大須商店街のど真ん中に設定されていたようだ。
ひときわ人の多いアーケード街は独特の熱気に包まれており、訪れた日の寒さなど忘れそうな勢い。
そこかしこに外国人観光客のグループやYouTuberと思しき人々の姿が散見され、それぞれが楽しそうに名古屋グルメを堪能していた。
早速わたしたちもキャリーケースをどこかへ預けて散策を開始しようとする。
…が。
ここにも!!ロッカーや手荷物預かり所がない!!
岩手旅では観光地という観光地にロッカーがあったものだが、名古屋は本当にめぼしいところにロッカーが見当たらない。
一番近いところでも歩いて15分くらいのところにある最寄り駅まで行かなければならないという。
仕方なくわたしたちは続けてゴロゴロとキャリーバッグを引きずりつつ、大須商店街を巡ってみることにした。
…てかこれ、北海道ももしかするとそうなのかなぁ。
北海道内の旅行では常に車を使うので、特に気にしたことはなかったのだが、ロッカーや手荷物預かり所がないというのは本当に不便で、なおかつ不安だ。
まぁ、備忘録代わりに書いている、さして需要もないこんな記事の中で独りぶつぶつ吠えていたところでどうにもならないのは解っているのだけれど、もし奇跡的に行政の観光推進係の方などのお目に触れる機会があったなら、どうかどうかひとつご自分の街の観光地をご確認頂きたいと思います。
ロッカー結構お金になるんじゃないかなあ。どうかなあ。最近はレンタカーメインだからそうでもないのかなぁ。
まぁいい。話が逸れた。
さて、実際に歩いてみると、大須商店街は想像の3倍くらいデカかった。
自分の中では札幌の狸小路くらいの規模感を想像していたのだが、狸小路が総延長900mに220店舗という大きさなのに対して、大須商店街には8本の通りがあり、商店街の店舗数は約400店舗、地区全体では1200店舗が集中しているというから、比べるのも烏滸がましいと言わざるを得ないレベル違いである。
ともかく食べ歩きが出来る店舗がそこかしこに散らばっており、常にどこかからいい匂いが漂ってくる感じだ。
大須商店街に来た一番の目的は、前日にYouTubeで見た【新雀本店】さんの『きなこ団子&みたらし団子』であった。
何はさておきそこから探してみようか!と歩き始めると…

何と、歩き出して数分で目的地に到着してしまった。
店先には、ちょっとした行列ができている。なるほど人気店のようだ。
店内では不愛想なおじさまが一心不乱にお団子を焼いており、客の注文にも質問にもほとんど答える素振りはない。ただお代を受け取って、注文されたお団子をぶっきらぼうに突き出すだけである。
事前にYouTubeで予習しておいたおかげで、接客に面食らうことはなかった。良い時代になったね!!
とりあえず、きなこ団子とみたらし団子を1本ずつ注文し、夫と半分こして食べた。
よくよく考えてみれば、このご時世に1本100円を貫いているだけでもかなりの営業努力ではなかろうか。この上に無料のスマイルまで求めるのは些か酷なのかも知れない。
さて、肝心のお団子の味である。
これは、100円なら相当に安いと思えるお味でしたね!わたしは特にみたらしが好きだった。
焦げ目も香ばしいお団子を、全然甘くない醤油だれにドボンと漬けて取り出しただけの1本。これが、なんとも言えずうまーいのだ。
普通のみたらしのような甘味はほとんどなく、お餅の磯辺焼きの海苔抜き、みたいな感じと言えばわかりやすいだろうか。
きなこの方はみたらしよりも少し甘味があり、ほんのりと優しいお味だ。
寒空の下、けんもほろろな接客とは裏腹に、ふんわりとあったかい気持ちになる手焼きのお団子なのでありました。

お団子を食べたあとは、特にあてもなく商店街をぶらぶらした。
地図がないと、大須商店街は結構あちこちで入り組んでおり、自分の現在地がしょっちゅう解らなくなる。
でもまぁ、初めて訪れる観光地など、こんな歩き方でいいとも思う。
だって、どこに何が隠れているか、解らないもんな。
そんなわけで、とにかく「何かありそう」と思った方向へウロウロしているうちに、わたしたちはいつの間にか【大須観音】のド真ん前に立っていた。

これを書くにあたって今頃公式サイトを確認してみたのだが、ド派手な朱色の外観とは裏腹に、建立から数えればかなりの古刹ということになるらしい。
元々は岐阜県羽島市の大須という地区にあったお寺を、1612年頃に徳川家康公が名古屋を造成するにあたってこの地に移したと言うから、大須商店街の名前、そして地区名の由来がこのお寺であることはほぼ間違いないだろう。
境内には略縁起というお寺の成り立ちなどが書かれた看板などもあったが、やべえほどの鳩の群れがそこかしこに群がっていて、とても長居する気にはなれなかった。
何しろそいつらが常にバタバタと飛んだり降りたりしながら騒いでおり、うかうかしていると糞まみれになりそうだったのだ。
もっとゆっくり見て回りたい気持ちに後ろ髪を引かれつつ、鳩の猛威から逃げるように近くの路地に飛び込む。
するとそこには、来る前から一度行ってみたいとアタリをつけていた名古屋の有名店【矢場とん】が待ち構えていたのだった。

【矢場とん】と言えば、昭和22年創業の、名古屋を代表する飲食店の老舗である。
大須にある【矢場とん】は「昔の矢場とん」というコンセプトで運営されており、創業当時のメニューが楽しめる代わりに、現在の看板商品である『味噌カツ』が置いていなかったりするのだそうだ。
わたしたちはそもそも現在の【矢場とん】を知らない上に、味噌カツが看板商品であることも知らなかったので、大喜びで飛び込んでみる。
まぁ疲れたしね!
入ってみると、昔ながらのスタイルはメニューだけではなかったようで、席料(300円)がかかるほか、ワンドリンクオーダー制であった。
とりあえず歩きっぱなしでカラカラだった喉に炭酸を流し込みたく、ジンジャーエール(¥250)を注文する。

お通しはふんわり優しい卵焼き。
さっき団子を食べたばかりでそんなにおなかはすいていなかったけれど、せっかくの矢場とんなので、できる限り食べてみたいものを頼んでみよう!ということで夫と意見が一致した。
まずは昔からの名古屋グルメの一角『どて煮』を頼んでみる。

北海道民には意外と多いのではないかと思うのだが、わたしは実は赤みそ独特の風味?酸味?が苦手で、それが今回の名古屋旅の一番の不安でもあった。
対して夫はメロン・アスパラ・しいたけ以外は何でも来いという気楽な男なので、わぁい!と言いながら躊躇なく赤みそ料理を注文してゆく。

結論から言うと、思ったより赤味噌のタレは全然美味しく頂けた。
串カツはまぁまぁ予想通りのお味で、わたしはやはりどちらかと言えばソースの方が好みだったが、どて煮の美味しさには鮮やかな驚きがあった。
これ、味噌味のビーフシチューじゃん!!
こってりと濃厚なのに、しょっぱ過ぎないのが不思議。最初は「一口だけちょうだい」と言っていたのに、気づけば「あと一口、あと一口」と夫のぶんを奪い取ってしまっていた。 ごちそうさまでした!
【昔の矢場とん】を出たあとは、ただフラフラとそこかしこを散策して歩いた。大須商店街は、それだけでも充分に楽しめる場所だ。
しかしまぁせっかくなので、当然ながらどら焼きを探し歩くよね。
ところが。
ない。探し方が悪かったのかどうかは解らんけれど、とにかくこのバカ広い大須商店街のどこにも、どら焼きは売っていなかったのだ!
ショックなんですけど!!
まさかこの日本の、これだけの規模の商店街にどら焼きのひとつも売っていない都市があろうとは思ってもみなかった…。狸小路でさえ新倉屋があるのにね…。
どら焼きばかりを探し歩いたせいか、大須商店街の印象的には「ういろうういろうたい焼きういろうケバブういろう沖縄ういろう古着ういろう古着古着たい焼きういろう」みたいな感じになってしまった。
とにかく客も歩けばういろうに当たるって感じ。あとやけにたい焼きが目についた。そうか、こいつがどら焼きを駆逐しているのだな!!
諦めて再びブラブラしていたところ、「ん…?こんなところにパチンコ屋??」と見紛うようなド派手なお寺を発見してしまった。
えぇ…やば……お寺なのにLEDモニターで電飾ビカビカじゃん…!




あとで調べてひっくり返りそうになったのだが、こちらは萬松寺さんというお寺で、何と、かの織田信長公の父・信秀公が織田家の菩提寺として1540年に開基したお寺だそうで、司馬遼太郎の小説などでも有名な「抹香事件」が起きたお寺なのだそうな!
えぇええ…マジか…!そんな由緒正しい古刹が今こんなビカビカになってんの!?
何でも本堂は地下一階にあり、建物全体は地上五階建て。納骨堂の美しさは世界から注目を浴びるほどだそうで、テレビなどでも何度か取り上げられたことがあるらしい。
てか名古屋ァ…全てにおいて派手だな…!
田舎もんの我々からすると、おみくじとかお札の販売ブースと思しきガラスケースの中にいかつい坊さんが3人も並んで会計を待ってる姿とか、侘びさびの欠片も感じられない電飾だらけの装飾とか、全てにおいて理解の範疇外だったのだけれども、なるほどこれが織田信長公を生んだ尾張名古屋の風土なのだな…と、逆に何だか深く納得してしまったのだった。
信長公…派手好きだったって小説なんかにもよく書いてあるもんね。
萬松寺ですっかりおなかいっぱい(比喩)になった我々は、何かを食べようにもまだおなかいっぱい(現実)なこともあり、一度ホテルにチェックインしてしまおうか、という運びになった。
もちろん、ホテルまでも徒歩である。
6.初日の夜は暮れてゆく ~風来坊で本場手羽先を~
大須商店街から30分強の道のりを歩き続けてたどり着いた今回の旅の拠点は、名古屋市東区にある【第二富士ホテル】さんである。
三泊四日・シングル部屋にソファベッドを入れた簡易ツインで、2人ぶんの宿泊料金が27000円くらい(!!)だったので、ここに決めた。
画像は撮り忘れてしまったけれど、価格の割にはそこそこ広くてアメニティも充実しており、とにかくコスパ重視の素泊まりなら割とおススメできるホテルだ。
おまけに栄の繁華街までほど近く、食べ飲み歩きにも便利。
名駅から少し距離があることを除けば、充分快適に過ごせそうだった。
「一回ホテルでチェックインしちゃおうか」というのはそもそも夫の提案だったが、部屋に入るなりソッコーでスマホに釘付けになった様を見て、実は仮想通貨のコミュニティが気になって仕方なかったからだと気づく。
コンチクショー!!せっかくの旅行なのに何でおどれはわたしとの時間より仮想通貨なんじゃい!!という怒りがふつふつ沸いてくるが、雰囲気が悪くなるのも嫌なので、noteのメモを振り返っているフリをして何とか乗り切った。
話したいことも話せないストレスにじわじわ苛まれつつ待っていると、19時も過ぎた頃にやっと夫がスマホから目を離す。
もうさー。ほんと、マジでこの旅の夫は四六時中「心ここにあらず」でさ、次何しようか?などと問うても「なんでもいい」「どこでもいい」でムカついたんだよな!!言わなかったけど!!
愚痴ってすみません!!
そんなこんなで心の中に膨大なもやもやを引きずったまま飛び出した夜の名古屋の街は、喧騒に満ちていた。
北海道でも滅多に夜の繁華街など出歩くことはないので、盛岡でもすっかり雰囲気に呑まれてしまったが、栄の雰囲気もかなりいかつくて、挙動不審になりながら美味しそうな店を探して歩いた。
翌日は、夫の友人と【世界の山ちゃん】に行くことになっていたので、手羽先以外がいいかな?と話していたのだが、結局郷土料理らしいものが出てきそうなお店を上手く見つけることができなかったので、近場にあった手羽先の有名店【風来坊】に入ることにする。
わたしは、あらゆる鶏の部位の中でぶっちぎり手羽先が大好きなので、こんなん何ぼ食べてもよい。その上わたしたちは、風来坊にちょっとした親しみを感じていたのだ。
風来坊は全国チェーンとして60店舗以上を展開する有名店だが、実を言うと関東以北には北海道に一軒があるのみである。
しかもその一軒は、札幌・函館・旭川などの大都市ではなく、何とわたしたちが住んでいる人口2万人ほどのくそ田舎にあった。
何でも、先代の大将が風来坊の手羽先に惚れ込んで修行に行き、晴れて自分の地元に店を出せるようになったのだとか。
わたしは仕事の関係で、先代の大将の時代にここの風来坊と付き合いがあったので、ある種特別な思い入れがあったのである。
受け付けの際に「当店のご利用は初めてですか?」と尋ねられたので「実は北海道から来たんです」とお伝えしたところ、お若い店員さんが「へぇ!北海道!?」と驚きの声を上げた。
そのまま雑談のノリで、店員さんは「そういえば、北海道にも一軒だけ風来坊があるんですよ!」と続ける。
「北海道の…え~…何て言ったかなあ、えぇ!?何でそんなところに!?みたいな辺鄙な場所にあるんですけど、ご存じですか?」
思わず夫と顔を見合わせて、同時に噴き出してしまった。
「その辺鄙な街から来ました!」と答えると、店員さんも一緒になって爆笑する。
あぁ、ここは良い店だなぁ!
一通りの受け付けを済ませて二階席に案内されると、店員さんは期間限定の『名古屋コーチン塩焼き』と、定番の『手羽先唐揚』をオススメしてくれた。
あとはもう、手当たり次第に目についたものを頼みまくるだけである。
店内はほぼ満席で、人でごった返していたが、注文は比較的テンポよく来た。スタッフさんたちの動きもきびきびとして気持ちよく、正直名古屋に来てから一番感じが良かったと思う。





もう一度言います。【風来坊・栄店】は良いお店。
基本的に何を食べても美味かった。
まず手羽先唐揚は地元のやつより俄然ジューシーで大きく、柔らかかった。
名古屋コーチン塩焼きも絶妙な塩加減に濃い味のお肉が食べ応えあり、初めての名古屋コーチン体験としては大満足だった。
八丁味噌入りの餃子も風味が面白かったし、あと、特筆すべきは炒飯。
これ本気で美味い。今まで食べた居酒屋炒飯の中ではダントツ好みでした。
青じそとか柴漬けが好きな方は絶対食べるべし。炒飯の概念変わるかも!
食べてる途中、受付対応してくれた店員さんが「いかがですか?」と様子を見に来てくれた。
どうやら北海道の支店と比較した味の差などを聞きたかったようだ。
鶏料理に関しては、圧倒的にこちらの方が美味しい。でもメニューは結構違っていて、北海道のお店の方では地元の海産物やお刺身なども出していて、それはそれで結構美味しいんですよ、とお伝えする。
手羽先の味の確かさに安心したのか、店員さんは笑顔で戻っていった。
うん!ここは良いおみ(略
さんざん飲み食いしても、お会計は二人で8000円ほど。
居酒屋さんとしてはリーズナブルな方だったのではなかろうか。
夫はしきりと「受付してくれた子、絶対店長だ!うちみたいな田舎にある支店のことまで気にかけて、感想まで聞きに来るなんて、一従業員にしては出来すぎてる!」と言っていたのだが、帰り際に改めてお尋ねすると、本当にお若いのに、やはり彼は店長さんなのだと言う。
「全部美味しかった!いいお店ですね!」とお伝えすると、誇らしげに背筋を伸ばした笑顔が印象的だった。
風来坊を出たあとは、さして酒も飲めない我々夫婦にすることはない。
途中のコンビニで飲み物やお菓子を調達し、ぶらぶらとホテルまでの道のりを手を繋いで歩いた。
2月7日の名古屋の夜の街は、北海道のわが町よりも寒い、薄雪のちらつくマイナス気温。
周囲の都府県でも大雪が観測されており、殊に明日ライブのチケットを持ってくるという夫の友達が住む富山県は記録的な大雪で、通行止めもそこかしこで頻発しているとのこと。
ライブにもし行けなかった場合は、我々は一体何しに名古屋まで来たのであろうか?ということになるが、まぁそうなったらそうなったで、存分に名古屋を楽しみ尽くそうぜー!!と、どこまでも楽観的なアホ夫婦である。
この日の歩数は18646歩。
夫は仮想通貨のコミュニティで真夜中まで頑張っていたようだが、わたしはどうやらへとへとだったようで、風呂上がりにベッドに横になるや否や、いつの間にか寝落ちしてしまっていた。
そんなわけで、またしても初日で1万文字を超えてしまった名古屋旅行。
続きは第2章でお会いしましょう。
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