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ドコドコ昔話 メンダコ太郎#1

むかしむかし あるところに、おじいさんうさぎと おばあさんうさぎが 住んでいました。
おじいさんうさぎは 山へしばかりに、おばあさんうさぎは 川へせんたくにいきました。

おばあさんうさぎが 川で せんたくものをドコドコしていると、
ドッコイショ……ドッコイショ……
と、大きなメンダコが ながれてきました。
「オヤオーヤ、トッテモ オオーキナ メンダーコ‼︎ オミヤーゲニ モッテ カエルーゾー‼︎」
おばあさんうさぎは 川をジャブジャーブおよいで 大きなメンダコをおいかけましたが、メンダコが
ドッコイショ……ドッコイショ……
といっしょうけんめいおよぐので、なかなか おいつけません。

「コウナッターラ、オクノテ ダ‼︎ ソリャーーー‼︎」
おばあさんうさぎは しっぽをフルかいてんさせて、モーターボートのように ジョババババババと もうスピードで川をすすみはじめました。
それをみたメンダコも、あわててドッコイドッコイ!と およぎましたが、おばあさんうさぎに つかまってしまいました。

おばあさんうさぎは 大きなメンダコをかるがるとあたまにのせて、はしって いえにかえりました。

「ナンダーコーレー⁉︎」
大きなメンダコをみた おじいさんうさぎは、おどろいてひっくりかえりました。大きなメンダコは、ももたろうがはいったモモくらい 大きかったのです!
おじいさんうさぎは われにかえって いいました。
「センタクモーノ、ドコ ヤッターノー?」
おばあさんうさぎは、ア……とつぶやき、いっしゅん がめんのこちらがわをみましたが、おじいさんうさぎのほうに むきなおすと、大きなメンダコを ばんごはんにするはなしで ごまかそうとしました。

おばあさんは ホウチョーウをふりかざし、メンダコをはんぶんにしようとしました。
「メェェェェェェェ!?」
メンダコのさけびごえが うさぎごやにひびきわたります。
かんいっぱつ ホウチョーウをよけたメンダコは いえじゅうをにげまわり、とうとう まどべに おいつめられました。

じり……じり……
おばあさんうさぎが ホウチョーウをかまえながら ゆっくりゆっくり ちかづいてきます。
もう……おしまいめぇ……
と、メンダコがおもった そのとき。まどのそとに 大きな月がみえました。

ド、ド、ド……
ドッコイショオオオオオオオオオ!!!

チカラいっぱい じめんをけって、メンダコはいきおいよく 月へと とんでいってしまいました。

ところが、おばあさんうさぎも まけていません。
いきおいよくじめんをけり、しっぽをフルかいてんさせながら ジェットきのようなスピードでドゥルルルルルルルルルとメンダコをおいかけます。
メンダコはひっしで ショオオオオオオオオオ!と うちゅうをとんで にげましたが、とうとう月にゲキトツして とまってしまいました。
おばあさんうさぎが 月までとんできたのは その5びょうご。メンダコは くびねっこをつかまれて、ちきゅうに ひきずりもどされてしまいました。

いえにもどってきたメンダコをみて おじいさんうさぎは いいました。
「トッテモ イキノイーイ メンダーコ‼︎ ウチーノ コドーモ ニ シヨー‼︎」
おばあさんうさぎは 川でみつけてから ずっとタコヤキがたべたかったので、ハァ? と ふまんそうなこえをもらしましたが、こどものいなかった おじいさんうさぎは大よろこびで、メンダコ太郎 となづけました。

メンダコ太郎は おじいさんうさぎとおばあさんうさぎにたいせつにそだてられ、スクスクとせいちょうし、やがて つよくてきょだいな 大メンダコになりました。

つづく

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