見出し画像

呼吸を整える― 崩れない判断の作り方|MFゴーストから学ぶ「崩れない構造」④

― なぜ冷静な人ほど速く走れるのか

呼吸が、判断を整える


これまでの記事では、

①自分の走行ラインを崩さないこと

②なぜ人はラインを崩してしまうのか

③サバイバル vs パフォーマンス

について整理してきました。

今回は、「呼吸を整える」
というテーマを取り上げてみたいと思います。

『MFゴースト』シーズン2
エピソード11 Turn23「勇気の代償」。

この回で、片桐夏向のライバルである
ミハイル・ベッケンバウアーが
こんな言葉を口にします。

「ストレスの溜まるようなプッシュはしない
心拍数を低く保っていく」

そして、『MFゴースト』シーズン3
エピソード4 Turn28「2人のファーストキス」
においても、

こうも言います。

「平静を取り戻せ
呼吸を整えて
上がりかけた心拍数を下げろ」

「人のパフォーマンスは
リラックスした状態でこそ
100%に近づける」

と。

私はこの言葉が、なぜか心に残りました。

なぜならこの言葉は、

速く走る方法ではなく、
崩れない状態の作り方

を語っているように感じたからです。


状態が判断を変える

人は焦ると、

・呼吸が浅くなる
・心拍数が上がる
・視野が狭くなる

という反応が起きます。

これは身体が

サバイバルモード

に入るからです。

本来この反応は、
危険から身を守るためのものです。

しかし、

精密な判断をする場面では
逆に不利になることがあります。


サバイバルモードで起きること

サバイバルモードに入ると、
脳の優先順位が変わります。

重要になるのは

・安全
・損失回避
・取り逃さないこと

です。

すると、

判断は速くなります。

しかし同時に、

判断の精度は下がりやすくなります。

これはトレードでも
よく起きることです。

例えば、

「この動き、逃したらもったいない」

「次の足で飛ぶかもしれない」

「今入らないと置いていかれる」

こういう感覚が出たとき、
多くの場合、身体の中では

心拍数が上がっています。

つまり、

判断が乱れているとき
身体も同時に乱れている

ということです。


ベッケンバウアーがやっていること

ベッケンバウアーは
その逆をやっています。

彼は

先に身体を整えている。

呼吸を整え、
心拍数を下げ、
状態を安定させる。

そうすることで、

判断の精度を守っている。

これは

レースでも
トレードでも
人生でも
共通していることのように見えます。


カナタの静かな強さ

『MFゴースト』を見ていると、
片桐夏向の走りには特徴があります。

それは、
必要以上に動かないことです。

無理に仕掛けることもなく、
周囲の動きに振り回されることもない。

もちろん、
勝負の場面では鋭く攻めます。

しかしそれは、
焦りからではありません。

走りの土台が
崩れていないからです。

焦りが強い人は、
速く走ろうとして動きが増えます。

けれど、
安定している人は

崩れないラインを
選び続けます。

そして多くの場合、
その走りの方が結果として速くなります。


トレードでも同じことが起きる

トレードでも、

崩れる瞬間には
共通点があります。

それは

身体が急いでいる

ということです。

呼吸が浅くなり、
心拍数が上がり、

「今入らないと」

という感覚が出てくる。

しかし、

その状態での判断は
多くの場合

サバイバルモード

です。

ベッケンバウアーの言葉は、
そんなときのヒントになります。

「呼吸を整えて
心拍数を下げろ」

速く動く前に、

まず

状態を整える。


崩れない人の共通点

レースでも
トレードでも、

長く安定している人には
ある共通点があります。

それは、

焦らないことではありません。

焦りが出ても
状態を戻せること

です。

呼吸を整える。
視野を広げる。
身体を落ち着かせる。

そうして

判断の位置を取り戻す。

その静かな作業が、

崩れない走りを
支えているのかもしれません。

ただし、

ここで一つ疑問が残ります。

では、
どうすればその状態を
保てるのでしょうか。


次回予告

これまでの記事では、

・自分の走行ラインを崩さないこと
・なぜ人はラインを崩してしまうのか
・サバイバルモードとパフォーマンスモード

について整理してきました。

では、

どうすれば

崩れない状態で走れるのでしょうか。

『MFゴースト』のレースを見ると、
片桐夏向にはもう一つ特徴があります。

それは

観察する力

です。

次回は、

④ 高橋涼介の公道最速理論と観察の力

というテーマで、

カナタがレース中に
何を見ているのか。

そしてそれが、

トレードにおける
環境認識や観察

とどのようにつながるのかを
整理してみたいと思います。


この記事で触れている

・判断の位置
・サバイバルモード
・崩れない状態

といったテーマは、

相場を見るときの
「判断の順番」として整理することができます。

もし、

・待てばよかったトレードが続くとき
・焦りでエントリーが早くなってしまうとき

そんな場面があるなら、

トレード前に確認できる
「判断の位置」を整理するチェックシートを作りました。

無料チェックシートを受け取る

受け取り後には、
その前提についても
21日間のメールで少しずつ補足しています。


出典:MFゴースト公式サイト

※本記事は、相場や判断の考え方について私自身の視点から整理したものです。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。

#トレード
#FX
#トレーダー
#トレード心理
#投資
#MFゴースト
#片桐夏向
#ミハイルベッケンバウアー
#メンタル
#相場

いいなと思ったら応援しよう!