家族
素敵な映画を観ました。
ストレイト・ストーリー
73歳の高齢者が
560kmの道のりを
時速8kmのトラクターで進みます。
広大な風景の中
真っ直ぐに伸びる道。
トウモロコシ畑に沈む夕日。
時間がゆっくりと流れます。
故障や雷雨
トラブルに見舞われても
悲壮感はありません。
優しい眼差しとともに
トラクターは進みます。
監督は
鬼才と称された
デヴィッド・リンチ氏。
ニューヨークタイムズ紙に掲載された
実話から作られたとのこと。
コスパ
タイパと
生産性や効率性に
価値が見出される昨今。
コロナ禍もあり
人間関係は希薄に。
スクリーンの中
出会う人たちは優しく
その関わりは
お互いを尊重するものばかり。
「歳をとって良くないことは?」
若者が尋ねます。
その答えは
「若いときのことを覚えていること。」
壮絶な過去と
穏やかに時間が流れる今。
長い年月と
生きているという実感が
優しい眼差しとなるのでしょう。
歳を重ねるのも
悪くはないと思う2時間となりました。
終末時計は
世界滅亡まで85秒。
全ての国や地域で
この映画のような
穏やかな時間が流れていきますように。

