【宗次郎アルバムレビュー①】1985~1987年『グローリー・幸福』『大黄河』『大黄河Ⅱ』『心 KOKORO』
オカリナ奏者・宗次郎さんのオリジナル・アルバム作品のレビュー記事です。数回に分けて連載します。
第1回の今回は、宗次郎さんのデビュー作『グローリー・幸福』、出世作『大黄河』&『大黄河Ⅱ』、そして初期の名作『心 KOKORO』を紹介します。
(↓※宗次郎さんのCD総目録も、ぜひご参照ください)
◎第1作『グローリー・幸福(しあわせ)』(1985)
オカリナ奏者宗次郎さんの記念すべきファースト・アルバム。デビュー作。
発売日:1985.9.25(サウンドデザイン)
プロデュース:南里高世(TAKA NANRI)
作曲:宗次郎
共同作編曲:天野正道、瀬川博史、柴田敬一(JASRAC作品データベース表記による)
①CALM HAPPINESS・幸福の朝
オカリナに、ピアノ、ストリングス(ヴァイオリンなど弦楽器群のアンサンブル)という編成で、このアルバム全体の特徴を印象付ける、アコースティックな響きが美しい透明感溢れる曲。
爽やかな朝にこの曲をかければ、タイトル通り、幸せな気持ちで一日をスタートできそう。
②SPRING CLOUDS・春雲
ストリングスのアレンジが秀逸な曲。ところどころ憂いを感じさせるような雰囲気があり、儚げな印象をも与えるメロディーが美しい。
③PATH OF THE COUNTRY・故郷の小径
郷愁とともに、どこか哀愁も感じさせる曲。アコースティック・ギター&ベースが効果的に使われたアレンジが見事。
④BIRD’S SONG・小鳥の歌
オカリナ・ソロ曲。
宗次郎さんがレコードデビューする以前より、演奏されていた曲。
ソプラノ管により、まさに小鳥がさえずっているかのような印象の曲。ところどころ、欧州の民謡を思わせるようなメロディーが現れるが、宗次郎さんの師匠・火山久氏が、宗次郎さんに伝授したとされる、カタロニア民謡「鳥の歌」の影響なのかもしれない。
⑤FRIENDS・いつくしみ
このアルバムの中で、1番のお気に入りの曲。
シンプルながら、キャッチーで覚えやすいメロディーが印象的。マリンバ(木琴)を使ったアレンジも秀逸。
NHKの『日本の話芸』という番組のテーマ曲に使われていたこともあったらしいが、落語とこの曲のテーマとの関連性は、特にないと思われるのだが…。
⑥SIDE OF A FOUNTAIN・泉のほとりにて
イントロのピアノが印象的。
短調の曲なので、全体的にほの暗い雰囲気が漂う曲。東欧などの舞曲や民謡のような感じもする、クラシックなテイストの曲。
勝手な想像だが、この曲からは、季節で言うと冬の泉の光景をイメージする。
⑦FOR LITTLE CHILDREN・幼子たちへ
このアルバムの中で2番目にお気に入りの曲。
優しさあふれる美しいメロディーと、オカリナの音色がピッタリはまった良曲。
アレンジはシンプルだが、そのおかげで、この曲のメロディーの良さが十二分に引き出されている。Bメロ(曲の構成の中で主旋律の2番目の所にあたる部分)の五音音階(ドレミソラという5つの音を使った音階)のところが特に好き。子どもを慈しむ母親のまなざしを思わせるような、聴いていて優しい気持ちになれる曲。
⑧POEM IN THE EVENING・夕べの詩
このアルバムで2曲目の、オカリナ・ソロの曲。
物悲しげな旋律ながら、ところどころ、後の宗次郎さんの持ち味である、日本の郷愁を感じさせるメロディーが垣間見れる。
夕闇迫る山の中で、静かに一人、たたずんで夕焼け空を眺めているようなイメージの曲。
<総評>
全体的にアコースティック(生楽器)で素朴な響きが印象的なアルバム。
宗次郎さんのデビュー作ということで、どこか初々しさも感じられる作品。(若々しいというか、現在と比べて青さも感じられるというか)
だが、一曲一曲のクオリティは非常に高く、今現在聴いても、決して“古さ”を全く感じさせない、普遍性のある音楽。いい音楽には、時代性は全く関係ないということの証明になっている。
後の『オカリーナの森から』などのアルバムにも繋がるようなテーマ性があり、まさに宗次郎さんの原点と言えるアルバム。
オカリナの奏法に関しては、現在の宗次郎さんの演奏と比較して、ビブラートが少なめな印象(ノン・ビブラートに近い。ビブラートとは音を揺らす抑揚の付けた演奏のこと)。
☆版権元サウンドデザインのYouTubeチャンネルより(公式動画)「FRIENDS・いつくしみ」
「FOR LITTLE CHILDREN・幼子たちへ」
☆以下のサイトで、全曲試聴およびダウンロード購入ができます。
レコチョク
◎第2作『大黄河』(1986)
『シルクロード』につづくNHKの大型番組、NHK特集『大黄河』のサントラ・アルバム。宗次郎さんの出世作。
発売日:1986.4.25(サウンドデザイン)
プロデュース:南里高世(TAKA NANRI)
作曲:宗次郎
共同作編曲:南里高世、瀬川博史(JASRAC作品データベース表記による)
①大黄河
NHK『大黄河』番組のテーマ曲にして、宗次郎さんの代表作となった曲。
黄河の上空を吹き抜けていく風を彷彿とさせる、サウンドとメロディー。アルバム1曲目は、番組オープニングの映像の時間に合わせたと思われるアレンジ・編曲で、約1分30秒と、ワン・コーラス(歌で言う、いわゆる1番)のみとなっている。7曲目はロング・バージョン。
②壮雲海~星宿海
シンセサイザーのみの曲。宗次郎さんのオカリナの音色は入っていない。
番組のBGMとしては、この曲のような、ストリングス(弦楽器類の合奏音)系のシンセサイザーのドローン(持続音・長い音が続く感じのサウンド)の曲は重宝されるのだろうが、音楽的には変化が乏しく面白味に欠ける。
やはり、宗次郎さんのCDでは、オカリナの音色を聴きたいところ…。
③冬雪花
サウンドデザイン時代の初期の頃の宗次郎さんの作風が、とても特徴的に出ている作品。この曲のメロディーラインの感じは、後の宗次郎作品の多くに受け継がれている気がする。
④月霞草
3曲目とともに、初期の宗次郎さんらしいメロディーラインの曲。
静かなメロディーの曲なので、ドラムの音がやや余分な気もする。
⑤朧伝説
とてもシンプルなアレンジで、素朴なメロディーとよくマッチしている。
3曲目、4曲目と同じく、サウンドデザイン時代によくある感じのメロディーの曲。個性が弱い曲なので、アルバム全体の中では、あまり印象に残らない感じがする。
⑥黄河源
この曲もシンセサイザーのみの曲。宗次郎さんのオカリナは無し。
2曲目もそうだが、番組上のBGMにすぎない感じの曲。曲自体は悪くはないとは思う。が、シンセサイザー音楽としてのクオリティは、正直なところ、喜多郎さんの『シルクロード』には遠く及ばない感じ。やはり、宗次郎さんのCDでは、宗次郎さんのオカリナの音色を堪能したい。
⑦大黄河
1曲目はオープニングの時間に合わせたショート・バージョンだったのに対し、こちらはフル・バージョン。
間奏部分がやや長めな印象だが、最後の転調部分へとつなげて行く、曲の流れの盛り上がり方が素晴らしい。のちに『オカリナ・エチュード1』にて、大島ミチルさんのアレンジ版が収録されているが、その原曲となったと思われる。
⑧童戯原
2曲目、6曲目と同じく、宗次郎さんのオカリナの音のないシンセサイザーのみの曲。
だが、前2曲と比べて、この曲はなかなか面白いシンセサイザー音楽だと思う。2曲目、6曲目と異なり、独自の個性を感じさせるアレンジになっているのがいい。リズム感のあるミニマル・フレーズ(短い音型を繰り返すタイプのフレーズ)が印象的なシンセサイザー曲。
⑨天清流
とても清々しい、さわやかさ溢れる曲。こういう“さわやか系”の宗次郎さんの曲、すごく好きだ。
澄んだ青空を、吹き渡ってくるような、さわやかな風を思わせるメロディーと音色が素晴らしい。
⑩麗泉郷
大黄河のサントラのみならず、初期のサウンドデザイン時代の中でも、屈指の傑作。
郷愁を感じさせる流麗なメロディー、そして力強さと雄大さも感じさせる、サビのメロディーは秀逸。大黄河関連の曲の中で、一番のお気に入り。“麗泉郷”というタイトルもすごくいい。名曲!!
⑪陽春麓
春のあたたかな日差しを思わせる、温かく優しいメロディーの曲。
アレンジもシンプルで、オカリナの音色ととてもマッチしている。派手ではないが、隠れた良曲という感じ。サビのメロディー(曲の中で一番盛り上がったり、印象に残る部分のメロディー)がさわやかな感じで、とてもなごめる曲。
<総評>
前半(1曲目を除いて)がやや平凡な印象なのに対して、7曲目以降の後半のクオリティーが非常に素晴らしいアルバム。
サントラ・アルバムという性格上、宗次郎さんのオカリナの演奏のない、シンセサイザーのみの曲が3曲もあるが、後半の「大黄河」「天清流」「麗泉郷」は、それを補って余りある良曲・名曲。
『グローリー・幸福』とは異なり、オカリナのバックはシンセサイザーがメインとなっている。
曲名が全部、漢字3文字で統一されているのがカッコいい!
☆版権元サウンドデザインのYouTubeチャンネルより(公式動画)
「大黄河」(1曲目)
「麗泉郷」(10曲目)※注:CD収録版とはアレンジが異なる、ライブ演奏版の動画です。
『大黄河』全11曲・連続再生
☆以下のサイトで、全曲試聴およびダウンロード購入ができます。
レコチョク
◎第3作『大黄河Ⅱ』(1986)
NHKの大型番組、NHK特集『大黄河』のサントラ・アルバム第2集。
発売日:1986.10.25(サウンドデザイン)
プロデュース:南里高世(TAKA NANRI)
作曲:宗次郎
共同作編曲:南里高世、熱田公紀(JASRAC作品データベース表記による)
①黄河紀行
ゆったりとした黄河の流れを感じさせるような、雄大でスケール感のある曲。
悠久の歴史をも感じられるようなサウンドで、もうひとつの大黄河テーマ曲と言っても、過言ではないと思われる作品。
②異境の民
厳しい自然の中で、懸命に生きている少数民族の人たちへの応援歌といった趣。
イ短調のメロディーながら、どこか力強さを感じさせる旋律。アレンジ・編曲の点においては、しっかりとしたドラムのビートが、メロディーの力強さを強調させている。
③仏陀道
シンセサイザーのみの曲。宗次郎さんのオカリナはなし。
曲の前半はおだやかだが、後半はいささかリズミカルな感じ。タイトルからすると、荘厳な感じの曲をイメージしそうだが、中々ポップな感じでユニークなシンセ曲。
④黄河文明賛歌
どこか幽玄な雰囲気が漂う曲。かつて栄えたものの滅亡していった文明への哀歌といったところか。黄河をテーマにした曲ではあるが、この曲を聴くと、晩秋の古都で、色づいた紅葉がはらはらと、落ち葉を散らしているような、そんな情景が目に浮かんでくる。
⑤惜別詩
物悲しい雰囲気のメロディー。
全体的に個性がやや乏しい曲なので、もうひとつ印象が残りにくい。
⑥大黄河
メイン・テーマのスロー・バージョン+洛陽のテーマ。
オープニングのバージョンのアレンジでは、オカリナをアルト(中音域)からソプラノ(高音域)に持ち替えて、広めの音域を演奏する形になっているが、この“アンダンテ・バージョン”(ゆっくりとしたテンポのバージョン)は、アルトC管1本で演奏できるようにアレンジされている。
後半は「洛陽」という曲のメロディーを奏する。この「洛陽」という曲は、当アルバムなどサントラ盤には収録されず、後に発売された『大黄河ベストセレクション』に収録されている。
⑦水舞竜
初期のサウンドデザイン時代の曲の中で、アルバム『Voyage』の「風の大地」と並ぶ、ビート感あふれる曲。宗次郎POPとでも言うべきか。
まさにドラゴンが黄河の上空で乱舞しているかのような、躍動感あふれる作品。
宗次郎=静かな癒し系の音楽、と思っている方は、この曲のようなタイプの宗次郎作品を聴くと、イメージが変わるかも?
もっとも、当の宗次郎さんご自身は、結構、アップテンポな曲もお好きなのだとか。(TV出演時の談話より)
⑧栄華回顧録
ハープシコード(バロック音楽などで登場する、ピアノの前身の楽器)のような音が印象的で、哀愁ただよう曲。
このアルバムは、黄河の光と陰が、一つのテーマとなっている気がするが、4曲目とともに、この曲も滅亡した黄河文明という、陰の部分を感じさせる。
⑨日向流水
前作の「天清流」や「陽春麓」と同じ路線の、優しいメロディーが魅力的な曲。
とても愛らしい雰囲気のメロディーとアレンジで、可憐に咲いた野の花をイメージさせるような、さわやかで美しい曲。
⑩遥かなる渤海
黄河の旅の終わりの渤海を描いた曲だが、この曲を聴いていると、なぜだか星空をイメージする。夜空に輝く満天の星空を、見上げているようなイメージ。
<総評>
前作『大黄河』サントラ第1作と比べて、2作目となる本作は、よりダイナミックなサウンドだったり、黄河の歴史をより深く描いていたりと、ひと皮むけた感がある。
曲調についても、第1作よりもバラエティーに富んでおり、『グローリー・幸福』でデビューしたばっかりだった宗次郎さんが、『大黄河』という大型番組の音楽を担当することを経て、音楽家・アーティストとして大きく成長されたことがうかがえる。
そして、サウンドデザイン時代屈指の名作である、次作『心 KOKORO』を生み出すことになる。
☆版権元サウンドデザインのYouTubeチャンネルより(公式動画)
「異境の民」(2曲目)
「水舞竜」(7曲目)
※注:CD収録版とはアレンジが異なる、ライブ演奏版の動画です。
『大黄河Ⅱ』全10曲・連続再生
☆以下のサイトで、全曲試聴およびダウンロード購入ができます。
レコチョク
◎第4作『心 KOKORO』(1987)
「こころ」「雲を友として」など、TV番組のタイアップ曲を含む、初期の名作アルバム。
発売日:1987.5.25(サウンドデザイン)
プロデュース:南里高世(TAKA NANRI)
作曲:宗次郎
共同作編曲:南里高世、坂本昌之、熱田公紀(JASRAC作品データベース表記による)
①こころ
NHK「‘87ゆく年くる年」のテーマ曲。
のちの「木道」「風人」「水心」の自然三部作のアレンジを担当する、編曲家・坂本昌之さんが参加しており、今作が宗次郎さんとの初タッグとなった。
シンセサイザーを多用したアレンジだが、透明感のある見事なアレンジで、宗次郎さんのオカリナの音色とマッチしており、このアルバムを名作にと押し上げている。
1曲目「こころ」は、ホ短調の哀しげなメロディーに始まり、ト長調に転調してからの展開が特に美しい。苦しみや悲しみを乗り越え平安へと至る、“こころ”のドラマチックな物語を感じさせる。
余談だが、高校一年生の時に祖母が亡くなった際、葬儀会場でこの曲がBGMとしてかけられていた。葬儀屋さん、中々センスがいいなと思った。
「こころ」を聴くと、その頃のことや、優しかったおばあちゃんのことが思い出される…。
②四季~愛しき子供たちへ~
日本香堂「毎日香」CM曲。
曲の構成、雰囲気が1曲目と非常によく似ている。特にサビのメロディー(曲の中で一番盛り上がったり、印象に残る部分のメロディー)は「こころ」の別バージョンかと思えるほどに似ている。
途中の、オカリナのラーソファミードーレーという所の、オカリナとシンセの絡みが好き。
③清流
イントロ・前奏部の、水の雫をイメージしているかのような、透明感のあるシンセサイザー・サウンドが印象的。タイトル通り、清涼感あふれる、さわやかな優しい曲。
JRの発車メロディーとして使われていたらしい。(鶴岡駅など)
④思い出の小箱
熱田公紀さんが作曲。郷愁感あふれる美しい曲。
オカリナ・アルト管(中音域の笛)による主旋律も美しいのだが、途中の、オカリナ・ソプラノ管(高音域の笛)が副旋律を担当する間奏部もまた美しい…。
⑤若葉の頃
どこか切ない雰囲気の曲。若葉というのは、青春時代の比喩だと思うが、叶わなかった初恋の悲哀を思い出しているかのよう…。
オカリナ・ソロ(独奏)から始まるアレンジはすごくいいと思うが、曲調の面で、どうしても4曲目とかぶってしまう。
1・2曲目もそうだが、よく似たそっくりな曲調・雰囲気の曲は、続けずに少し離してアルバムを構成した方が良かったのでは?という気も、いささか感じる。
⑥雲を友として
大自然の偉大さを感じさせる名曲。テレビ朝日「ニュースステーション」番組内のコーナー“立松和平 心と感動の旅”テーマ曲。
上行形のメロディーが展開していくさまは、力強い。Bメロ(曲の構成の中で主旋律の2番目の所にあたる部分)は特に秀逸で、雲間から光が差すような、幻想的で美しい光景が目に浮かぶよう。
シンセサイザーによる間奏部も非常に美しい。
素晴らしいメロディーライン・アレンジ・演奏と、三拍子そろった傑作。
⑦地平線
テレビ朝日「終着駅・ロマン紀行」テーマ曲。
このアルバムの中で、最もPOPな雰囲気を持つ曲。地平線の彼方を目指して、翼を広げて羽ばたいて行くようなイメージの曲。ドラムのビートが心地よく響く。
⑧光のなかで
ピアノの分散和音(和音を分散して弾いた音)がとても印象的なアレンジ。美しく清らかな雰囲気の曲。
タイトル通り、温かな日差しに包まれているような、優しい気持ちになれる作品。癒し系とされる宗次郎サウンドの真骨頂と言ったところ。
⑨大地の神
日本テレビ「Time21」挿入曲。とても力強くカッコいいメロディーの曲。
シンコペーション(リズム・拍の強弱に変化をつける技法)を多用した推進力のあるメロディーが印象的。
雄大さと同時に、自然・大地の持つ力強さも感じさせるような曲。
<総評>
TVのタイアップ曲を多く含み、一曲一曲のクオリティーが非常に高い名作。
80年代の初期の頃のアルバムの中で、オカリナ+シンセサイザーのスタイルの、ニューエイジ路線のアルバムとしては、最高傑作と言える作品。
サウンドデザイン時代のアルバムとしては、宗次郎さんが作曲を手掛けた最後のアルバム。(次作『フォレスト』から『フレッシュ・エアー』は南里高世さん作曲による作品で、ある意味“南里高世feat.宗次郎”と言える)
次に宗次郎さんの作曲作品を聴けるのは『木道』を待たねばならず、そういう意味では、初期サウンドデザイン時代において、宗次郎さんが作曲を手掛けたアルバムの最高峰と言える。
Wikipediaによると、このアルバムの中から「清流」「雲を友として」「こころ」「四季~愛しき子供達へ~」が、JR東日本・JR西日本の発車メロディー&入線メロディーに使われていたことがあるらしい。
ちなみに、ジャケットのタイトル“心”の書は、次作『フォレスト』の「道」に関係している、比叡山の高僧・酒井雄哉大阿闍梨によるもの。(再発売版ではなく最初に発売された1987年版のジャケット)
☆版権元サウンドデザインのYouTubeチャンネルより(公式動画)
「こころ」(1曲目)
「雲を友として」(6曲目)
『心 KOKORO』全9曲・連続再生
☆以下のサイトで、全曲試聴・ダウンロード購入ができます。
レコチョク
次回の第2回目では、1987~1991年『フォレスト』『ハーモニー』『ヴォヤージ』『イメージス』『フレッシュ・エアー』を紹介します。
どうぞお楽しみに!
