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【備忘録】ブリストルの路線バスで二重請求された運賃を取り返す方法(2024年11月)

またしてもややレア経験があったのだが、これは今後もあり得るので忘れないうちに自分用に備忘録として投稿する。これはロンドンではなく、イングランド南西部にあるブリストルという街で路線バスに乗った時の話。ブリストルは、自分が住んでいたスコットランドのダンディーほどではないが、日本人は基本的に行かない街である。なので、ほとんどの日本人にとってはこの記事は要らん情報となるだろうから今回も無料にしている。

自分はブリストルにある大学学部を18年前に卒業し、今でも知り合いが当地にいるので次回行く時のために自分用にメモしておきたい。この記事を読んでいる人の中でブリストルに用がある人は参考になるかもしれない。
なお、ブリストルと隣街のバースはバスの運行会社が同じなのでバースに用がある人も参考になるだろう。バースの方は日本人に人気の観光地なので、そっちでは同様の罠にハマる日本人がそれなりにいると思う(笑)。

運賃二重請求の経緯

自分は2024年11月末ごろに15年ぶりにブリストルにある母校のキャンパスを訪れた。前回の訪問はスコットランドの大学院に入学する直前に立ち寄ったが、実際にブリストルに住んでいたのは18年前までである。

自分が行っていた大学は郊外にしかキャンパスがないので、中心地から路線バスに乗ってキャンパスに向かった。だが、その路線バスは自分が住んでいた頃から地元では評判が悪かった「First」という運行会社である。Firstグループはイギリスの各地で鉄道やバス事業をやっている会社で地域ごとで分社化されている。しかしながら、ブリストルとその隣のバースを管轄するFirstは評判が悪かった。当地の鉄道事業の方は悪過ぎて、当時はイギリス国会でも議論されたらしい(笑)。

自分が住んでいた頃のブリストルのFirstのバスは乗車時に運転手に行き先を告げて現金でチケットを買って乗る、という古代の決済方法だった。当然、運転手に負担が多い方法なので、運転手はめんどくさいと有色人種の乗客や英語がネイティブではない乗客に対して難癖をつけてチケットを売らずに乗車拒否する、などということが多かった。そのような運転手による人種差別やハラスメントがなかったとしても、現金でチケットを運転手から買わなくてはいけないから乗車に時間がかかり、当地の路線バスは遅延に遅延を重ねるのが日常的だった。自分が当地で経験した中では路線バスの癖に1時間半遅れて来た事すらあった。どうやったら路線バスでそんなに遅延できたのかは今でも謎。

2024年11月時点ではブリストルのFirstではもう現金は扱われておらず、デビットカードのタッチ決済(こちらではコンタクトレスと呼ばれる)か、Firstのアプリをスマホにダウンロードしてスマホ上でカード決済してQRコードのチケットを購入して、そのQRコードをバスの端末でスキャンして乗車する方法になっていた。
どちらにしてもデビットカードやクレジットカードが作れない人間は排除した訳だ(笑)。

ただ、これはロンドンの公共交通機関でも稀にある事らしいが、このタッチ決済による乗車では運賃の過剰請求や二重請求があり得る。昔のブリストルのFirstの醜態を知っている自分としては警戒していたのだが、案の定、帰りに乗車したFirstの路線バスで二重請求があった。

二重請求と言っても片道2ポンド×2回なので4ポンドだが、昔、Firstの路線バスで受けた屈辱の数々が18年ぶりに思い出されて、2ポンドのロスとしても腹立たしい。なんとしても2ポンドを取り返さなくては!という執念の元、結果的に取り返したのである。

今回はその二重請求された2ポンドを取り返した方法についてです。

そもそもブリストルってどこよ?

ブリストルくらいならイギリス通な日本人なら地名くらいは知っているかもしれない。場所はロンドンから高速バスで、バスが途中のM4という高速道路で故障しなければ、西に3時間ほど行ったイングランド南西部地域の地方都市である。説明がめんどくさいので以下にWikipediaのブリストルのページのリンクを貼っとく。

ちなみにこのブリストルという街は2020年のコロナ禍真っ最中にあったイギリス版Black Lives Matter運動の中心地だった。そのニュースを日本のテレビで見ていた自分は、自分が昔働いていたカフェバーの前で地元民が大暴れしている映像を見ることとなった。昔から血の気が多い人が多い街であったが、それは変わってなかったと確認した(爆)。

なお、冒頭にある通り、ブリストルの隣には日本人観光客が大好きな「バース」(お風呂の語源となった街)という観光地がある。自分が初めてイギリスに住んだのはそっちの街だったが、長く住んだのはブリストルの方である。

Firstから二重請求の運賃を返金してもらう方法

現在のブリストルのFirstの路線バスにデビットカードのタッチ決済で乗ると一旦、0.40ポンド(40ペンス)が口座から引き落とされる。おそらく、カードのオーソリ(認証)だろう。そして、その後、3営業日以内にその0.40ポンドの請求額がそっくりそのまま実際の運賃に差し代わって請求される。例えば、自分が行きにブリストルのバスステーションからキャンパスまで乗った際には、当日は0.40ポンドの請求額が銀行口座から引き落とされ、後日、引き落とされた額が2ポンドに差し代わっていた。2ポンドであれば正しい運賃なので問題ない。

問題は帰りの運賃である。帰りも当日は0.40ポンドの引き落としだったが、後日、4ポンドの請求額に変わっていた。行きと同じ区間なので、本来は2ポンドのはずなので明らかに二重請求である。

自分の場合はイギリスの銀行の口座と紐づいているデビットカードを使った。ただ、日本で発行されたクレジットカードやデビットカードを使っても同じように返金請求できる気はする。

以下、自分が二重請求された運賃が返金されるまでの経緯を記載します。

1 運賃の詳細をFirstのサイトから確認する

現在はブリストルに住んでいない自分なので、このような地方都市のローカル情報には疎い。なのでネットで調べたところ、以下のサイトで使ったデビットカードの認証をすれば運賃の詳細を確認することができた。
以下のサイトにある「Check your contactless payments」をクリックする。

このサイトはFirstグループでもブリストルとバースの運行会社のページなので、他の地域のFirstで同じようなことをする場合はブラウザの左上にある地域を変更する。

Firstグループの地域を変更する場合はこんな感じ。
確か本社はスコットランドのアバディーンだが、全英で絶賛、営業中です。

すると、別ウインドウが立ち上がり、カード情報の認証となる。
この画面でカード情報(所有者名、カード番号、有効期限、セキュリティーコード)を入力すると、そのカードで乗車したFirstブリストル/バースの区間(ジャーニーヒストリー)を参照することができます。

Firstのサイトからリンクすると表示されるカード認証画面

2 二重請求があったらまずはオンラインで返金依頼する

1で表示されたジャーニーヒストリーを確認するとやっぱり乗車した覚えのない区間があった。自分はもう返金済みなので表示されていないが、返金前の場合には各乗車区間に「Make Correction」というボタンが表示される。なので返金を依頼したい場合は、まずは間違っている乗車区間の「Make Correction」ボタンをクリックし、その先の画面で「Refund」を選んで返金理由を英語で記載して送信する。しかし自分の場合は結果的に、オンライン上では返金できないので電話してくれ、と英語で表示された。

返金後のJourney Historyの画面。
自分は2行目のX4は乗ったが、1行目のW9は今回は乗っていないので返金してもらった。
その返金結果が3行目にある。
ちなみにW9の終点「ウエストンスーパーメア」というのは海沿いの寂れた観光地。昔、一度行ったことがあるが、何が「スーパー」なんだろう、って今でも思う(笑)。

3 結局、電話する(またかよ)

今まで投稿した「昔のナショナルインシュアランスナンバーを確認する方法」(有料記事)、「イギリスのeVisa切り替えで出たエラーを解決する方法」(無料)、「昔のファーストジェネレーションオイスターカードを切り替える方法」(無料)同様に、結局は電話である(爆)。

自分が電話した番号は03456460707。これは1でデビットカードの認証をして表示されるジャーニーヒストリーの画面の上部に記載されていた(以下の画像を参照)。

Firstバスの問い合わせ番号。受付は月曜から金曜の朝9時から夕方5時まで。
アプリだとライブチャットもあるようです。

電話では乗車に使ったカード情報の聞き取りによって本人確認がされます。本人確認がされたら、返金をお願いしたい区間の情報をオペレーターに伝えます(もちろん英語で)。2でネット上からも返金依頼したことを伝えておくと話が早いです。
オペレーターが電話で聞き取りした結果をコンピューターに打ち込んで返金依頼をかけてくれますが、返金結果はメールで連絡する、ということなのでメールアドレスと、念のための携帯電話番号を口頭でオペレーターに伝える。そして、受付番号(レファレンスナンバー)を発行してもらい、その番号を聞けたら電話は終了。

4 メールで連絡が来て返金された

電話をした翌営業日になったらFirstからメールが来た。そのメールには電話で聞いた受付番号(レファレンスナンバー)が記載されており、返金が承認された、と書いてあった。返金額は乗車の際に使ったデビットカードに3〜5営業日以内に返金される、とあった。

実際、自分のカードには3営業日後に返金があり、それを持って今回の戦いは終了。

多分、またブリストルに行って路線バスに乗ると同じことがあると思うが、次回も頑張ります(笑)。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

二重請求があった復路のバスに乗ったバス停付近の風景。
自分が通学していた頃と変わらず何もない。
そして11月のイギリスらしくデフォルトで天気が悪い。

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