ゴミ通貨日本円で行くイギリス留学攻略法#1 為替編
以前にも投稿したが日本円はゴミになった。
大事なことなので繰り返しお伝えします。
【悲報】 日 本 円 は ゴ ミ 通 貨 になりました。
だが、自分のように引きこもりニートの弟に右目を殴られて手術してしまった博士課程のオファーがあるアフフィフは、このゴミ通貨日本円を握りしめて物価高通過高のイギリスに行かねばならなかった。さもなくば、残りが見えてきた人生を後悔し続けて過ごす羽目になる。引きこもりニートの弟の思う壺となってしまうのです!そのようなことは絶対に許さん!!!
病気の進行具合や今後の学費、生活費の値上がり並びに為替レートの状況次第でどのくらいこの博士課程を続けられるかわからないが、このゴミと化した自国通貨を使って可能な限り博士号が取れるまでイギリスにしがみつくしかない。その為に自分ができることはアラフィフまで蓄積された過去の経験、語学力、MBAでちょっと身につけた金融知識、東京の社畜、もとい、会社員時代に仕事で得たスキル、コロナ期間中のステイホーム時に散々見ていたYoutube動画で得た知識まで、自分の全てを駆使して留学費用を抑えるしかない。このシリーズではその留学中のお金に関する苦労を日々、記録していく。
【注意事項】この記事は2025年2月現在の情報です。状況は常に変化するので、皆さんが留学する際はその時点での最新情報をご確認ください。
【2025年3月12日追記】
このシリーズをマガジン化しました。
【2025年3月19日追記】目次を追加しました
全員強制参加の無理ゲーFX
留学するとなるとゴミ通貨日本円のままではイギリスでは何もできない。つまり、円をポンドに両替することになるのだが、両替前に必ずやってほしいのが、為替レートを理解することである。
殺人通貨 英ポンド(怖)
他の先進主要国の通貨と比べて厄介なのは、英ポンドは「殺人通貨」と言われているくらいボラティリティー(値動きの激しさ)が高いこと。英ポンドはそのボラティリティーによって、一瞬にして大損して自殺をするFX投資家が多いために、そのように呼ばれている。一方で、海外居住の一個人の思惑によって通貨が暴落し、ポンドの発行元であるイングランド銀行でさえも多額の負債を被ったことがある(以下のリンク参照)。つまり、英ポンドは非常に投機的な通貨なのだ。
<ジョージ・ソロス(イングランド銀行を打ち負かした男)>
また、ポンドはイギリスの特殊過ぎる金融政策や法律によって、米ドルやユーロとは全く違う値動きをする事がある、と言われている。特に今は世界各国が極右政権になっている中で、主要先進諸国でイギリスだけが左派政権になっている状況。政治と為替は密接に結びついていることから、今後のポンドレートの推移を予測することは大変、難しい。
自分はMBA時代の投資の教授の教えに従いFXには絶対に手を出さないでいる。だが、こんな殺人通貨を日本円みたいなゴミ通貨で両替しなくてはいけないなんて無理ゲーにも程がある(汗)。
残念ながらたとえFXのアカウントを作ってFXに参戦していなかったとしても、日本円を外貨に両替して長期間海外で生活しなくてはいけない留学生は実質FXに強制参加させられている。それが「ゴミ通貨日本円」と「殺人通貨英ポンド」の組み合わせなんて地獄である(悲)。
ポンド円の為替レートを読む
自分はFXは専門外だが、成績があまり良くなかったものの一応MBAホルダーなので日本人留学生の両替に役立つ程度にはポンド円の為替レートについて解説したいと思う。
日本円がゴミになった様子をチャートで見る
以下は自分が今の博士課程のオファーが出た2023年1月から今日(2025年2月)までのポンド円のチャートである。わかりやすいように陽線と陰線で色分けされているチャートを選んだ。
白が陽線(ポンド高、円安)、黒が陰線(ポンド安、円高)である。
見てもわかるように、自分がオファーをもらった2023年1月時点では1ポンド=160円程度であったものが、2024年7月には1ポンド=208円程度までひたすら上がり続けている。たった1年半で30%程度も上がったのである。ちなみに、自分がイギリスの学生ビザとNHSの4年半分の保険料(総額で80万円ほどだった)を払わなくてはいけなくなったのもその頃(泣)。その時は、25年以上前に引きこもりニートの弟に殴られたせいで手術した右目の病気のために渡英許可が医師からまだ降りておらず、安いうちにポンドに両替、という判断ができなかった。ドクターストップの可能性がまだあったからだ。自分をこんな状況に暴力で追い込んだヒキニートの弟は、心の底から56してやりたいと思っている(怒)。なお、あのバカのせいで自分が犯罪者になるのは癪なので飽くまで合法的にだが。

いかに恐ろしい速度で円安が進んだのかが視覚的にわかる
7月末に急激にポンド安になっているのは、日本銀行が十数年ぶりに0%以上に金利をあげた瞬間
だが、その後、急激にポンド高円安に戻っているのが一目でわかる
両替タイミングを探る
上手く両替する方法については次回以降の記事で解説するが、一旦、両替タイミングを知るために日々のポンド円の動きを見てみよう。以下は日単位でのチャートである。
見てわかるように大変、値動きの激しいチャートとなっている。不定期に山が来たり谷が来たりしているのだが、その動きには規則性はない。経済指標や各国の要人発言、アメリカのトランプ大統領再就任などの政治的イベント、はたまた日本の財(罪)務省による円買い介入などがあれば動くこともあるが、それもいつ起こるのか、すぐに動くのか、時間差があって動くのかはわからない。しかも、ポンド円はクロス通貨と呼ばれ、両替の際に米ドルを挟む。そのため、日銀とイングランド銀行(イギリスの中央銀行)の政策金利だけではなく、FRB(アメリカの中央銀行にあたる)の政策金利の影響も受ける。
おまけに言うと、一般人も外国通貨に両替すると市場に参加していることになることから、外国為替市場は株式市場以上に参加者が多くなっており、相場を読むことはほぼ不可能である。自分のMBA時代の投資の教授が「FXだけはやめておけ」と我々学生に口を酸っぱくして言っていたのはそれである。

円安が底を打った後でも不安定な動きをしている
さすが英ポンドは「殺人通貨」と言われるだけはある
ただ、一つ言えるのは、なるべくチャートの谷に近いところでこまめに両替するのが安牌だと言える。一番安いところで両替することは事実上不可能なので、この「安牌」を狙うのが堅実な両替と言える。
過去の留学時のレートを振り返る
以下は自分がブリストルの大学部に入学した2004年9月ごろから現在(2025年2月)までのチャート。レート的には昔の方がポンドが高かったように見えるが実は、この20年の日英の物価差や賃金差を考慮すると、通貨としてはポンドの方が遥かに強い。

かつてポンドは数字上のレートはもっと高かったが、現在の日英の物価差、賃金差も考慮すれば
実は、過去よりも今の方が遥かに高いと推察できる
なお、2008年の暴落はリーマンショックによるもの
例えば、自分がブリストルの大学学部に入学した2004年9月のレートは1ポンド=約196円。卒業の2007年6月は1ポンド=約236円。これだけ見ると、今よりもポンドは高いように見えるが、当時のイギリス国内の物価は今の半分から三分の一だった。にもかかわらず日本の物価は当時とほとんど変わりがない。さらに実質賃金に関してはこの20年で下がり続けている。一方でイギリスは物価は二倍から三倍、実質賃金も倍くらいにはなっている。例えば、自分がブリストルに住み始めた2004年頃のイギリスの最低賃金は時給6ポンドくらいだったが、今は11ポンドくらいである。物価にしても、家賃は三倍になり、牛乳は2004年に2パイント56ペンス(=0.56ポンド)だったものが2025年は1.2ポンドである。
このように考えると、今日(2025年2月25日)のレート1ポンド=約189円は、2004年〜2007年の水準に換算すれば実質は1ポンド=約378円超と、考えることができる。それだけ日本円はゴミになった、ということだ。
せめて賢く、お金をマネージしよう
これは完全に自分の所感なのだが、今後のポンド円レートについてはすごくゆっくりとポンド安円高に向かうと思われる。その傾向は少なくてもトランプがアメリカ大統領でいる間の4年間続くだろう(途中で弾劾されたりすれば別)。他の主要通貨とのレートも同じ傾向があるが、ポンドについてはイングランド銀行の利下げが、FRBやECB(欧州中央銀行、ユーロの発行元)などと比べて非常に遅いため、ドル円やユーロ円に比べると円高にはなりにくい土壌があるように感じる。さらに、イギリスは現在、左派政権であるため、右派政権の日本や他の主要国に比べると通貨高になる可能性が高い。左派政権は大きな政府を目指すので自国通貨を政治的に高くすることが多い。
このような絶望的な状況のためよほど実家が太い、すでに億り人になっている、などと言う人は別として日本の庶民にとって海外留学は経済的にハードルが高くなった。だが、それでも行かねばならぬ理由がある場合は、せめて賢くお金を管理(マネージ)しながらコロナ前の1ポンド=約150円程度までの円高になるか、貴方の留学期間が終わるまでじっと耐えるしかない。
このシリーズでは、留学をやり切るための資金面のサバイバル術を投稿していきます。次回の投稿ではまずは両替について書きたいと思う。
ちなみにタイトル画像は自分の今の所持金(笑)。イギリスでは現金を使うことはほぼなくなったので防犯面も考慮して原則現金は持ち歩かない。写真に写っている1ペンス硬貨2枚は道で拾ったもの。20ペンス硬貨は2010年にスコットランドから帰ってきた時の残り。合計22ペンス(約44円)である(爆)。
今回もここまでお読みいただきありがとうございました。
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