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『あすけん』のAIを活用した新機能「話して記録」が提供開始! 開発を担った"非エンジニア"が語る開発の裏側

AI食事管理アプリ『あすけん』を開発・運営している株式会社askenの採用担当の伊藤です。
askenが掲げるValues(asken社員が共通して持つべき価値観)のひとつに、
『いつまでも育ちざかり』というものがあります。

【いつまでも育ちざかり】
“私達は、野心的な目標を常に掲げ、大きな成果を達成します。 
そのために、現状に満足せず前提を疑い、自分や仲間を信じて1つ1つの挑戦を積み上げます。”

常に大きな目標を掲げ、それを達成し、より大きな成果を出すために、前提を疑いながら挑戦を積み重ねていくことを大切にしています。

今回は、9月30日に提供が開始された新機能「話して記録(β版)」の開発を担ったシニアPdM(プロダクトマネージャー)の【伊藤拓哉さん】にお話を伺いました。“非エンジニア”でありながら、新機能の構想から開発、実装までを完遂した背景に迫りました。

長く愛されるものを作りたいという想いでaskenに入社

ーまずは伊藤さんの経歴と、askenに入社された経緯について教えてください。

前職では、Web制作会社のディレクターをしていました。クライアントの要望をヒアリングして、原稿や構成を提案し、デザイナーやエンジニアと連携しながら制作を進めるということを担当していました。自分で手を動かすことは少なかったのですが、プレゼンのときにはよくプロトタイプを作って「こういう体験を届けたいんです」とイメージを形にしていました。

一時期は親会社に出向して、コンペの企画にも携わりました。大きな案件に関わることができて刺激的ではありましたが、「自分は“人の役に立つもの”を作れているのだろうか」と考えるようになりました。
もっとユーザーの生活に寄り添って、長く愛されるものを作りたいという想いが次第に強くなっていき、askenに入社することを決めました。

また、ちょうどaskenに入社することを決めた2019年頃、「PdM(プロダクトマネージャー)」という言葉を耳にするようになりました。
PdMを調べていくうちに、「プロダクトを通してユーザー体験をつくる仕事」という考え方に強く惹かれました。ディレクターとして幅広く関わってきた前職での経験が、PdMという役割で活かせるのではないかと思いました。

asken入社時の職種はマーケターで、まず集客や市場調査から携わっていました。その後、アプリ内のデータ分析やグロース施策の考案、新機能の開発ディレクションなど、2年間で業務の幅を広げ、"これならPdMを名乗れるのではないか"と上司に提案し、PdMに就任しました。


ー「話して記録」機能とはどんな機能かご紹介いただけますか?

食べたものを話し言葉で伝えると、AIが自動で食事記録をしてくれる機能です。
イメージとしては、『あすけん』とユーザーの間にAIが入り、人間の代わりに食事記録をしてくれるような形です。9月30日にβ版が公式リリースされており、すでに多くの方に使っていただいています。

9月30日に提供開始された『あすけん』の新機能「話して記録(β版)」

ー「話して記録」機能の開発に至った背景を聞かせてください。

『あすけん』が行ったユーザーアンケートでは、7~8割ものユーザーが「スマホでの文字入力」や「メニュー選択および検索」が面倒だと感じていることが分かりました。特に「名もなき料理」、つまり一般的な名前がついていない家庭料理などに対する記録の難しさについてはユーザーさんからもお声をいただいていました。

たとえば『寄せ鍋』と言っても家庭によって具材はさまざまですし、具材や調味量をひとつずつ記録するのは大変な作業となってしまいます。「名もなき料理」の記録を簡単にすることは『あすけん』の“永遠のテーマ”になっていたのですが、AIの進歩によって考え方に変化が生じました。

今年の初めからAI技術が急速に進化し、ChatGPTやGeminiなどのAIが自律的に思考・問題解決できるようになったタイミングで、「ユーザーさん自身がおおまかに指示を出して、AIに細かい作業を任せられる形にしたらどうだろうか?」と考え、「話して記録」機能の開発に至りました。

ユーザーさんの反応が何よりのモチベーション

ーなぜエンジニア経験のない伊藤さんが自ら開発を担うことになったのですか?

私はもともとプロダクトマネジメントチームのマネジメントが主な業務で、施策を取りまとめ、エンジニアやデザイナーに開発を依頼する立場を担っていました。しかし、キャリアイメージとしては自ら技術的課題に取り組み、アイデアを実現できる人間になりたいと考えていました。

その想いを上司にも伝えた結果、今年4月に新設されたAX推進部に異動させてもらい、プレーヤーとして「半年後までにこの機能を実現しよう」という目標を立てました。AIを使いながら趣味でプログラミングを勉強していたので、やれるところまでやってみたいと一念発起しました。

AX推進部 シニアPdM 伊藤 拓哉

ー「話して記録」機能の開発を進めていく上で、どんな困難に遭遇しましたか?また、その困難をどのように乗り越えましたか?

社内向けのプロトタイプは、いわゆるバイブコーディング(生成AIと壁打ちしながら自動運転的にプログラミングしてもらう手法)で4日で作れました。しかし、実際にお客様が日常的に使えるクオリティに仕上げるには、デザイナーの手を借りたり、自分自身がエンジニアとして成長する必要がありました。

ネットワークやインフラ(AWS)の知識がないと問題解決できない場面も多くありましたが、社内のエンジニアに聞いたりAIとの壁打ちを通して自分で実装していきました。

ー“非エンジニア”の伊藤さんにとっては困難の連続だったと思いますが、伊藤さんが働く上でモチベーションになっていることは何ですか?

ユーザーさんの反応が何よりのモチベーションです。自分自身、「この機能がリリースされたことで『あすけん』が大幅に良くなった」というアップデートがここしばらく出せていないのではないか、というもどかしさがありました。

今年5月に行われた体験型イベント「あすけん式 おとなの食育展2025」においてユーザーさんとお話する機会があったのですが、たくさんの激励をいただき、『あすけん』に期待し、応援してくださっている方が多くいることを肌で感じました。

そんなユーザーさんの気持ちに何とか応えたい、そして、『あすけん』をもっと便利で良いサービスに変えたいと強く思いましたね。

ユーザーさんの明日を今日より健康にするために

ー「話して記録(β版)」をリリースし、改めてこれまでの開発を振り返ってみていかがですか?また、ユーザーさんからはどんな反応がありましたか?

「話して記録」機能は、半年間で何バージョンもの改善と検証を重ね、プレミアムユーザー全体にβ版を提供できるレベルに引き上げることができました。また、この経験を通して、ある程度は自力で新しい機能企画の価値検証を実装できる知識と自信が身につきました。もちろん、実際のコードはエンジニアメンバーにレビューしてもらったり、助言を求めることも多いですが、最初のプルリクエストを出すところまでは自分の力でたどり着けるようになりました。

ユーザーさんからも「音声で食事内容を話すだけで食事記録ができるようになってる!すごい!」「食事記録が楽になった!」という嬉しいお声もいただいた一方で、厳しいお声もいただいています。「AI x 音声入力」での食事記録という新しい分野に挑戦するきっかけを作れたことを嬉しく思うと同時に、ここから先は、社内のエンジニア・デザイナー・栄養士と力を合わせて価値を磨いていく必要性と、そのやりがいを強く感じています。

ー今後どのようなことに挑戦していきたいと考えていますか?

AIやデータサイエンスのより専門的な領域まで知見を広げて、「話して記録」機能のクオリティをさらに向上させる技術開発を主導していきたいです。また、生成AIも取り入れた新たな価値提供について「これを実現できたら面白い」というアイデアが複数あるので、順次ユーザーさんへお届けしていきたいと考えています!

ーどんな機能を実現させたいと考えてるのか、概要を少しだけ教えてください!

『あすけん』は今のところ「食べた後に記録するアプリ」となっていますが、「食べるものを決められるアプリ」にしていきたいと思っています。
これまでの『あすけん』ユーザーさんの事例を分析すると、ダイエットに成功した人はご飯を食べる前に記録している、という傾向も見えています。食べ終わった後に食事を記録しているだけだと、たとえば「摂取カロリーが多いな」と思っても食習慣を変えられない、ということも生じてしまいますが、食事記録の本質は「食べるものをコントロールすること」だと私は考えています。

「自分自身の食生活を見つめ直し、食習慣を変えていきたい」という熱意を持つユーザーさんを『あすけん』がもっと支援できるように、テクノロジーを活用しながら価値を創出することで、ユーザーさんの明日を今日より健康にするお手伝いができればと思っています!

~まとめ~

今回は、「話して記録(β版)」機能の開発を企画から開発まで一貫して担った【伊藤拓哉さん】にお話を伺いました。たとえ未経験の領域であっても高い目標を立てて果敢に挑戦していく姿勢は、まさにaskenのValues「いつまでも育ち盛り」を体現していると感じ、大きな刺激となりました。

askenでは、一緒に働く仲間を募集しています。私たちと一緒に『あすけん』アプリをより価値のあるサービスに変化させていきたいと思っていただけましたら、採用情報をご確認ください!

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