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新卒1ヶ月目がきつすぎた話|新卒の早期退職・就活後悔談|15時間労働・朝9時の満員電車で帰宅|シリーズ第3話(全7話)転職|失敗|自己分析|キャリア|人事|仕事|第二新卒|書類選考

理念への憧れだけで内定を承諾した私を待っていたのは、想像を超える現実でした。(前回の話はこちら/シリーズ全話はこちら

クレド20個の暗唱から始まった、5日間の研修

入社後は5日間の初任者研修があり、スーツを着た新入社員が一同に会して行われました。現場での仕事の内容というよりも、初日は20近くある「クレド」と呼ばれる行動指針の暗唱で一日の大半が過ぎました。ほかにもマインド研修を中心としたカリキュラムが進行します。
前職の就業形態を少し説明すると、ざっとこんな感じでした。

  • BtoC、お客様対応中心、旗艦店への配属

  • 夜勤あり(連日勤務あり)

  • シフト制

  • 土日は基本出勤

「夜勤くらい大丈夫」——甘すぎた認識

4月2週目の月曜日から本格的な現場業務が開始となるわけですが、初日から5日間連続で18時出勤3時退勤のシフトが発表されました。「バイトで夜勤はしたことあるし大丈夫か」「3時退勤なら始発までちょっと待つのか…」と高をくくっていましたが、この認識の甘さで、後で痛い目を見ることになります。

本配属初日、業務が終わったのは朝の9時だった

本配属初日、新年度の始まりということもあり、私の属していた旗艦店は大繁盛。現場の忙しさに大洗礼を受けます。
閉店は夜中の2時。やっと終わったと思いきや、お客様対応が終わっただけで、締め作業や翌日の準備は続く。旗艦店に新卒が4人一気に入ったこともあり、先輩もてんやわんやで、結局その日の業務が終わったのは朝の9時でした。休憩もほぼ取れていないので実質15時間勤務です。
バイトのようにすぐに辞められない。時間になったら「お先です!」ともできない。翌日の準備が終わらなければ帰れない。

眠気MAXで浴びる、通勤ラッシュの太陽

疲労困憊の中、始発の電車に乗れるなんて夢のまた夢。朝の満員電車に揺られて、片道1時間弱の家路を急ぎました。眠気MAXの中で太陽を浴びるのが、しんどすぎる。ちなみに旗艦店があったのは都内でも有数の主要駅。朝のラッシュはことあるごとにニュースにもなるほどの土地柄でした。
これが初日から初めてのオフの日まで5日連続で続きました。この時点で慣れない業務や昼夜逆転の生活にかなり追い込まれていましたが、その後初任給が入ったこともあり、同期4人で何とか助け合い乗り切っていきます。仕事が遅いなら早く覚えようと思い、社内資格の検定にも同期で一番になろうと取り組み、実際に真っ先に合格することができました。

大学同期との食事会で受けた、思わぬ衝撃

転機は、4月4週目。大学のサークルの同期とみんなで食事にいくことになりました。何とか休みを合わせて参加した私は、そこで思わぬ衝撃を受けます。
同期がみんなキラキラ、ツヤツヤしていました。ほとんどの同期は私とは違って、大手・有名企業に入社。業種柄もあるでしょうが、4月中旬はまだまだ研修中という者ばかり。初給与が入ったという同期は「〇円だったー」と、私より数万円は高い初任給を自慢してきました。
今思えば、元気に見えた同期も何かを抱えていたのかもしれません。でも、当時の泥水をすすって働いているような感覚だった自分にとって、同じ環境にいた人間たちが自分よりもはるかに生き生きとしていることに、戸惑いを隠せませんでした。

両親の「仕事、どうよ?」という一言

極めつけは、4月末。両親が社会人になったばかりの私の様子を見に、ひとり暮らしの家を訪ねてきました。

「仕事、どうよ?」
この一言で、今までため込んでいたものが堰を切って出てきます。

職場の先輩を見ていても、勤務間インターバルなんて実質なく、家にシャワーを浴びに帰っているような生活、バイトの学生たちの穴埋めでオフの日もつぶれる…そんな働き方は今の自分よりもっと過酷で、長く在籍するからといって改善されるものではなさそうでした。目指すキャリアは基本的に現場責任者であり、私が憧れたQ氏のように現場上がりで本社勤務になる人は本当に一握り。とても高いとは言えない、連続15時間勤務という労働時間に見合わない給与。新卒の今の私ですら、寝るためだけに家に帰る毎日。

就活がうまくいかなかったこと、どこかで妥協してしまったこと、自分自身の理解、社会への理解、将来への展望が全く足りていなかったこと。想定よりも過酷な労働環境、それを想定することから目を背けていた自分もいたこと——全部が一気に押し寄せてきました。
今の職場で何がしたいのかわからない。このままの環境ではジリ貧ではないか。そう感じざるを得ませんでした。

「本当につらい…人生で一番つらい…」

「無理せず辞めたら?」——そして転職活動へ

見かねた両親が私にかけた言葉は、「無理せず辞めたら?」でした。両親の期待に応えられなかった自分、何者にもなれなかった自分が申し訳なくて、ただ情けなかった。初任給で親に食事をおごっている同級生もいましたが、全くそんな心の余裕はありませんでした。
言葉通り、私はそこから転職活動を始めます。大学を卒業し、入社してわずか2か月目のことでした。


ここまでが、私が新卒2ヶ月で転職活動を始めるに至った経緯です。
このあと私がどう転職活動を進めていったのか——
続きはこちら → 書類すら通らなかった23歳が知った起死回生の一手|新卒の早期退職・就活後悔談|実績ゼロの第二新卒|シリーズ第4話(全7話)

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