自称頭のリミッターが外れている者がIQテストやGテストをやってみた話

以前、自分の過去を振り返りながら知力についていろいろ考えた記事を書いた。そこでは、頭の回転の速さのリミッター外れている会社の同期に出会い、自分もリミッターが外れている側だと気付かされたという話をした。

それを書いてからというものの、リミッターが外れると具体的にどういう結果が出るのかが少し気になっていた。そこで、Mensa NorwayのIQテスト厚生労働省が出しているGテストをやってみたので、一応記事にしておこうと思う。

※2026/04/29追記: Full Scale IQ Test (FSIQ)も追加で受けてみた。


結果

Mensa NorwayのIQテスト

Mensa NorwayのIQ Test。
このテストではIQ 145まで測れるらしく、そのうちのIQ 142だった。

Gテスト

Gテストの回答結果
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト)
Gテストの回答結果から算出される各能力の値。
おそらくGATBと同様に、平均値100、標準偏差20。
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト)

無論だが、これらのテストは全て一発勝負であり、取り直しは一切行っていない。

FSIQ

FSIQを計算してくれるサイト。
Verbal IQが90(英語の語彙がなさ過ぎ)。Memory IQが147、Spatial IQが146になっている。

考察

IQテスト: JAPAN MENSAはおそらく余裕で受かるレベルっぽい

IQの正確な測定には専門の医療機関でテストを受ける必要があるようなので、正確な値が得られたわけではないが、ネットに転がっているJAPAN MENSAに合格した人の記事よりも概ね高い値が出ているので、JAPAN MENSAの合格のボーダーライン以上のIQを持っている可能性は高そうだ。

ただ、142(上位0.3%)程度か…という感想も正直ある。1000人のうち3人ということは、日本の中で上位17万人くらい。偏差値で言うと78。これまでの30年以上の人生で私より明確に頭の回転が速い人に1人しか出会っていないことを考えると、思ったより低いと思わざるを得ない。

まあIQを145まで測れる簡易的なテストで142であり、天井に近いため、測定の精度が低くなっている可能性も考えられる。そしてそれ以前に、IQは人間の能力のうちのほんの1つの側面しか測定できないものなので、真に受けるようなものでもないだろう。

Gテスト: そもそもGテストとは?

Gテストとは、厚生労働省が提供している職業適性テストのことである。GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)の簡易版で、Mensa NorwayのIQテストのような1種類の問題による測定ではなく、6種類の能力を測定できる。

スコアは100が平均値で、標準偏差はGATBと同じなら20。標準偏差が15のIQと同じように考えると、Gテストの120はIQで言う115で偏差値60(上位16%)。Gテストの140はIQでいう130で偏差値70(上位2.3%)である。

Gテスト: やっぱりIQで言う145くらいの能力はあるっぽい

それを踏まえてGテストのスコアを見てみる。

  • S: 空間や奥行きを正しく判断する力

    • 110.475

  • V: 場面に応じて適切な言葉で表現する力

    • 120.595

  • N: 文章を理解して数的な処理を行う力

    • 159.696

  • Q: 文字や数字を比較して違いを正しく見抜く力

    • 160.374

  • P: 図形を見比べて違いを正しく見抜く力

    • 161.546

  • K: 眼と手・指を共応させて正しくコントロールする力

    • 187.017

偏差値に換算すると、Sが55、Vが60、N, Q, Pが80(上位0.13%)、Kが93.5(上位0.0007%くらい)。個人的に空間把握が弱いのが意外だったが、おそらく問題の解き方自体が下手だったのだと思う。

GテストはIQとは何の関係もないはずだが、能力テストとして有用なツールではあるだろう。4項目でIQで言うところの145以上であり、そのうちの1項目では165。100万人のうち数人レベルのスコアも出せている。Mensa Norwayの結果とも矛盾せず、納得感はなんとなくある。

テストをやる前からなんとなくわかってはいたが、納得感がなんとなく得られるだけの暇つぶしになってしまった。しかし、納得できた分、これ以降はこんなつまらないことを考える必要はなくなったので、脳のメモリを節約できる点は評価できるだろう。

FSIQ: ワーキングメモリと空間把握でも145以上

これも他のテストとはまた別の種類の測定。英語は分からんので90しかなかったが、ワーキングメモリは147、空間把握で146だった。

Gテストの空間把握関連のテストは悪かったが、こちらでは146。ここまでのテスト結果から考えると、少なくとも言語理解以外で145(+3σ)付近を安定して取れており、苦手なテスト項目が少ない印象がある。

その他: 今更気づいた、自分の対人的知能の高さ

この記事の最初に上げた「知力を上げる方法」という記事で書いてなかったが、IQだのギフテッドだのを調べていくうちに、ギフテッドの特徴の1つである対人的知能の高さが私にもあることに気づいたので、その考察もしておこう。

私が誰かと話したりすると、ちょっとした相手の表情の変化や言葉の使い方、声のトーンなどから、相手の感情を嫌でも感じ取ってしまうことが昔から多かった。仕事でビデオをオフにしたままTeamsで会議したりするが、顔が見えなくても感情が割と分かってしまったりする。これが何から由来する能力なのか今まで分かっていなかったのだが、どうやらこれみたいだ。自分は発達障害だと疑っていたことも実はあるが、それはどうやら違っていて、どちらかというと以下のサイトで言う英才型らしい。

自分が恵まれているみたいなニュアンスを感じられて嫌なので、ギフテッドを自称するつもりは全くないし、こういう人間だからこその挫折も結構味わってきているので、実際に恵まれているわけでもないと思う。

それに、これは実際に経験してきたから分かるが、IQみたいなスコアが高いからと言って、人生がうまくいくわけではない。

授業を1回聞けば大体覚えてしまい、あとは感覚でなんか知らんが問題が解けてしまうみたいな状態が続くと、その感覚だけを頼りに問題を解くことしかできなくなり、ちゃんと論理的に考えないと解けない問題が一生解けなくなったりするし、自分で勉強する方法すらわからなくなったりする。このような悪循環を自力で打開するのは困難であり、それを共感できる人が周りにいないので他人を頼ることもできない。挫折をしつつも3浪目の転機で大学に入学できた私はまだ幸運な方だったと思う。

それ以外にも、うつで体調を大きく崩したことも何度もある。ギフテッドの特徴の1つである過集中によってうつになり、これによって体調面で長期に渡ってかなり苦労した。

ギフテッドにも種類があるらしい

以下の記事によると、ギフテッドにも種類があるらしい。

この階層に書かれた特徴などを踏まえると、私は少なくともHighly Gifted以上で、おそらくExceptionally Giftedかその少し下くらいだと思われる(IQ 155 - 170あたり)。そう考えると、これまでの経験と辻褄が合う。私が出会った私よりも明らかに頭の回転が速い人(会社の同期)は、Exceptionally Giftedの中でも上位の存在な感じがする。仮にその会社の同期のIQが175だとすると、上位0.00003%程度。1000万人に3人レベルと考えると、このような人間に今まで1人しか遭遇していないことと矛盾せず、割と納得がいく。

明らかに一般論とは違うような倫理的なテーマをその会社の同期に何気なく話したら、今までそういう考えを持っている人に出会ったことがなさそうな感じで驚きつつ共感してくれたことがあったのだが、まさかそれが伏線になるとは思ってもいなかった。各階層のギフテッドの特徴と矛盾しないどころか合致しているので、このページに書かれている情報はちゃんとした研究に基づくものであることが推察できる。

おわりに

ただの暇つぶしだと途中まで思っていたが、私は想定よりはるかにぶっ飛んでいるかもしれないことが分かった

この記事を書きながら色々調べたりしていたが、正直まだ私の中で、今回の結果や考察についてうまくかみ砕くことができていない。特にギフテッドに階層の概念があるという事実を知って、そこから自分のおおよその立ち位置が明確になってしまい、その立ち位置が想像よりもかなり上にいることが分かってしまった。今まで自分の中でやってきた自己分析や、考え方の基盤の構築をやり直す必要すら出てきているように思う。
(この異常な自己完結性や哲学的・倫理的テーマへの関心の高さもExceptionally Giftedの特徴のようで、今自分の頭の中で行われている思考自体が自分の特異性を証明してしまっている気がして結構気持ち悪い)

まあ…ちょっと考えます。「知力を上げる方法」の記事で行った「素の頭の回転の速さは知力と関係ない」という考察も、もしかしたらちょっと違うのかもしれない。今回の件で面白い発見があった一方、何とも言えない不安を感じている自分もいる。確かに言われてみれば、これまで私に似た人間を見たことがなかった。でもこれを事実として受け止めていいのか、それとももっと疑った方が良いのか。これまでの情報を得て腑に落ちすぎるあまり、疑う気にもなれない自分がいるが、なんとなくそれを認めたくない自分もいる。

既にこの記事を過集中で書きながら夜更かししてしまっているが、さらに寝れない夜になりそうだ。


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