路線バスで巡る出雲の旅(日御碕神社編)~還暦おんなひとり旅②~
還暦おんなひとり旅、2回目は「出雲の神社巡り」です。
訪れたのは6月後半。
台風の進路にあたりそうな微妙な天候で、天気予報の降水確率とにらめっこしながら、予定を変更しつつの旅となりました。
今回は路線バスを使って、日御碕神社と出雲大社をめぐった記録をお届けします。(長くなったので、まずは日御碕神社編です)
【JR出雲市駅前から日御碕神社へ】
島根1泊2日の旅。1日目は足立美術館を訪れ、その後はバスと電車を乗り継いでJR出雲市駅前のホテルに宿泊しました。

1日目の様子はこちらの記事です。
翌日の降水確率は60~70%。
さて、どこに行こうか……。
ホテルの部屋で、ことりっぷのKindle版やネットを開きながら“ひとり企画会議”です。
当初は「夕日の聖地」と呼ばれる日御碕神社に1日目の夕方に行く予定でした。だけど、あいにくの空模様で断念。
それでも気になり、経路を調べてみると……
JR出雲市駅前から7:30発の日御碕神社行きのバスがあるとわかりました。
「これで行こう!」と即決。

翌朝、バス停に行くとすでに学生さんやスーツ姿の人など10数人が並んでいました。
バスが出発後、まもなく皆さんは市役所や病院前で次々と降りていきます。
私はこれからの旅にワクワクしていましたが、この風景は地元の人の日常なんだなと思うと、不思議な気持ちになりました。
バスに乗るときは止んでいた雨が、その後ザーッと降ったり、晴れ間がのぞいたり…。
台風の影響でしょうか、空はころころと表情を変えます。
30分ほど走ると、案内看板や駐車場のマークが増えてきました。
出雲大社はまもなくのようです。
バスの特等席は左側
出雲大社バスターミナルに着くと、リュック姿の人たちが次々と降りていきます。
私も思わずつられそうになりましたが、いやいや、それはあとでのお楽しみ。
建物だけでも拝もうとバスの中から外を見てみましたが、お土産物屋さんと大きな木が茂っているばかり。規模の大きさを実感します。
バスは坂を下り突き当たりを右折。
左側の車窓に海が広がります。
「おお!日本海だ!」
信号で止まると、運転手さんがアナウンス。
「ここからは左の席に座った方が景色がいいですよ。よろしければ移動してくださいね」
車内にいた5人ほどの乗客はみんな左側に移動しました。
バスは山道を登っていきます。
くねくねと蛇行した細い道で、左カーブの路肩はもう崖っぷち。
窓から下の海をのぞくと、薄いエメラルドグリーンに澄んでいて美しい。
でも、波打ち際には多数の漂着物と、朽ち果てた廃屋も見えます。
ほどなく「災害復旧工事中」の看板が現れ、道路は片側通行になりました。
調べてみると、1年前に道路が陥没して集落が孤立するほどの大雨があったとのこと。
完全復旧まではまだ時間がかかりそうです。
民家が増えてきて「日御碕神社」「日御碕灯台」の看板が見えてきました。
高さ日本一の灯台はまた今度
バスに乗って1時間。まもなく「日御碕神社」に到着です。
実はここからバスで3分ほどの終点は日御碕灯台。
日本一の高さを誇る展望台があります。
晴れてきたので、行きたいとは思ったのですが……。
帰りのバスの発車時刻が 9:07 の次は 12:31 。
9時のバスに乗るしかありません。
制限時間は30分。
灯台はあきらめました。
画像はこちらのホームページで。
朝の光に映える「日御碕神社」
さて、いよいよ日御碕神社です。青空が広がってきました!

御由緒
日御碕神社は、島根半島の最西端、出雲市大社町日御碕に位置し、上の宮「神の宮(かみのみや)」と下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」の2社からなります。
神の宮は素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、神社の由緒によると、安寧天皇13年、隠ヶ丘(旧跡がある現社殿後方の丘)に鎮座していたものを現地へ遷座されました。また、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る日沉宮が現社地に遷座されたのは天暦2年(948)の頃で、それまでは現社地から約200m西側にある経島(ふみしま)に鎮座していたといいます。

[ご祭神] 天照大御神








ウミネコのミャーミャーという声に誘われて海岸へ


ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています
「この海岸線をたどっていけば、日御碕灯台なんだよなあ」
まだ、灯台をあきらめず、少し高いところまで歩いて行きましたが、そろそろタイムリミット。
後ろ髪を引かれながら、先ほど降りたバス停へ小走りで向かいました。
滞在はわずか30分ほどでしたが、青空に映える朱色の社殿を見上げながら、心も晴れやかになる参拝ができました。
さて、来た道を引き返して、いよいよ出雲大社へ。
後編でご紹介します。
