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hikarumugita
映画『ロストケア』の感想
重くてツラい映画でした。
松山ケンイチ演じる介護士が42人の高齢者を殺した事件の真相を長澤まさみ演じる検事が突き止めていくストーリーです。
介護士は自分の行為は殺人ではなく本人やその家族を「救った」のだと主張します。
死によって介護の苦しみから救われたのだと。
あってはならないことですが、フィクション、架空の事件とは言い切れない怖さを感じました。
介護と子育ては似ていると言いますが、決定的な違いがあります。
子育ては終わりがあるし、ゴールを目標にできます。
でも介護の終わりは…
望めないし、語れない。
死を望むことになってしまうから。
この状況はつらいです。
介護の現場を知っている身としてはやるせない思いで胸がいっぱいになりました。
個人の力ではどうにもならない時、社会で支える仕組みがあって欲しいと思います。
でも増える高齢者に対して介護従事者の増加は望めないでしょう。
一体これからどんな世の中になっていくのか。
決して他人事ではない問題です。
モヤモヤする内容でしたが、問題提起として考えさせられる映画でした。
それにしても松山ケンイチさんの演技の振り幅は広いなぁ。
長澤まさみさんもだけど。
